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「どの参考書が共通テストに向いているんだろう……」
「結局今までとは何が違うの?」
このようなことを感じて不安になっている受験生も多いのではないでしょうか。
共通テストは始まってまだ間もないため、過去問も少なくすごく不安ですよね。
そこで今回の記事では、
- そもそも共通テストの古文って何なのか
- 共通テストの古文を攻略するための参考書・問題集
を解説・紹介していきます!
関連記事:【大学受験】共通テスト古文の必勝対策法!|現役早稲田生が徹底解説!
目次
【そもそも】共通テストの古文って?

参考書・問題集を紹介する前に、まずは「そもそも共通テストの古文ってセンター古文とは何が違うのか」を簡潔に解説していきます!
何が変わったか、結論からいうと、
- 複数の文章が出題される
- 表現や和歌の修辞法が重視される
この2点です。
①に関していうと、共通テストの試行調査では、「源氏物語」を書き写した3つの文章を、読み比べて解答する形式で出題されました。
大問1つに1長文が出題されていたセンター試験とは異なり、複数の文章を理解しながら、読解を進めていく必要があります。
②に関していうと、共通テストの試行調査では、文中の表現技法が、どのような役割を果たしているのかを問う問題が出されました。
読解・文法問題が中心だったセンター試験とは異なり、文章の全体像・情景を理解したうえで答える必要があります。
①・②どちらも、共通テストが重視する「思考力・判断力・表現力」という3つの力を問うている問題です。
従来の読解問題だけでなく、これら共通テスト特有の問題も得点していくためには、どのような参考書を使って対策をおこなえばいいのか。
ここからは、共通テスト対策におすすめの参考書・問題集を基礎編・演習編・実践編にわけて、まずは基礎編から紹介していきます!
文系の人だけでなく、理系の受験生にもおすすめの参考書・問題集なため、ぜひ理系の方もご覧ください!
関連記事:【大学受験】共通テスト現代文の必勝対策法!|現役慶応生が徹底解説!

【基礎編】共通テスト古文おすすめ参考書4選

古文単語
『読んで見て覚える重要古文単語315』
こんな人におすすめ!
- 単語の意味が羅列されているだけの単語帳に、嫌気がさしている受験生
- 古文がとにかく苦手で、取り組みやすい参考書を探している受験生
メリット
- 単語の意味だけではなく、ビジュアルも豊富なため、楽しく古文単語をおぼえられる
- 単語が使われている例文の解説が豊富なため、単語と古文の力を同時につけられる
デメリット
- 単語の解説が簡潔なため、語源や背景から単語をおぼえるのが好きな人には向かない
『読んで見て覚える重要古文単語315』は、その名のとおり「見て覚える」ことを重視している単語帳です。
ビジュアルが豊富に掲載されていて、単語の意味を思い出しやすい単語帳です 。
単語の意味と、単語のところに書かれている絵のイメージをしっかりと結びつけられれば、単語の意味をおぼえられるのはもちろんのこと、ビジュアルから単語の意味を思い出せるようになるため、忘れにくくもなります。
ただ、単語の生まれた背景や語源の解説が少ないため、理由がないとおぼえられない受験生には向かない可能性が高いです。
関連記事:【古文】読んで見て覚える古文単語315の特徴と使い方|入試必須!
文法
『古文教室 古典文法編』
こんな人におすすめ!
- 古文の文法を基礎から学んでいきたい受験生
- 文法書というより講義本のほうが好きな受験生
メリット
- 古文文法に苦手意識がある人でも、イチから学べる
- 講義口調なため、とっつきやすい
デメリット
- 書いてある場所にいろいろバラつきがある
代々木ゼミナールの人気古文講師・望月光先生が執筆されている古文文法の参考書です。
この参考書の特徴は、古文文法の基礎の基礎から学べるため、学校の授業などで全然理解できていなかった人でも、容易に学べる点です。
ただ、講義本なため、文法事項のまとめが最後の数ページにしかまとめられていないため、レイアウトが嫌になる人もいるかもしれません。
関連記事:【古文】望月光の古文教室(古典文法編)の特徴と使い方|超絶基礎がため!
古文知識
『マドンナ古文常識217 パワーアップ版』
こんな人におすすめ!
- 古文がまったくわからない受験生
- 楽しくないと勉強する気が起こらない受験生
メリット
- ユーモアのある先生が執筆しているため、楽しく古文常識を学べる
- すらすら読めるのに、受験レベルの古文常識を身につけられる
デメリット
- 1つ1つの知識がバラバラに掲載されているため、知識をつなげるのに苦労する可能性あり
古文常識の参考書でおすすめなのが、『マドンナ古文常識』です。
ユーモアのある予備校講師が執筆している参考書なため、すらすらと読めます。
古文が嫌いな人が、お堅い古文常識の参考書で勉強してしまうと、古文嫌いに拍車がかかってしまうため、『マドンナ古文常識』のようなやわらかめの参考書をおすすめします。
この参考書を使う際に注意したいのが、「最初からおぼえようとしすぎない」 ことです。
古文常識を学ぶのは、古文を楽しむためのはじめの一歩であるといっても過言ではないため、すらすらとまず一読してみてください。
そのうえで、ある程度に古文常識が理解できて来たと思ったら、次におぼえる段階に入りましょう。
『マドンナ古文常識』を学び終えたら、古文常識が本当にあったのか確かめようとして、古文への興味が増してくることでしょう。(笑)
関連記事:【古文】マドンナ古文常識217の特徴と使い方を伝授する|超効果的!
『SPEED攻略10日間 国語 和歌』
こんな人におすすめ!
- 修辞句をまとめて短時間でいっきに学びたい受験生
メリット
- さまざまな修辞句が、シンプルにまとまっていて学びやすい
デメリット
- あくまで暗記用なため、知識の深さに欠けてしまう
この参考書の特徴は、枕詞・序詞・掛詞・縁語などの修辞句をまとめて10日間で勉強できることです。
和歌の修辞句などは、文章に出て来たらその都度、暗記するような勉強をしている人が多いと思います。
しかし、この参考書では、修辞句の要点がわかりやすく整理され、暗記しやすくなっています。
ただ、あくまで和歌の修辞句を暗記する用の参考書なため、和歌そのものの知識を身につけようと思うと、多くの読解問題に取り組んだり、資料集などで情報をインプットする必要があるでしょう。

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【演習編】共通テスト古文おすすめ問題集2選

読解問題
『富井の古文読解をはじめからていねいに』
こんな人におすすめ!
- 古文単語・文法の知識がある程度ついたけど、読解の方法がわからない受験生
- 解説がわかりやすくて、でも詳しすぎない参考書を好む受験生
メリット
- 古文読解の最低限の知識を身につけられる
- わかりやすいのに細かすぎない解説量なため、古文が苦手・得意な受験生どちらでも使える
デメリット
- 解説メインの読解参考書なため、知識的には少し物足りない
先ほど古典文法の参考書で紹介した、『富井の古典文法をはじめからていねいに』の古文読解バージョンです。
解説がわかりやすいけど、詳しすぎないレベル感のちょうどいい参考書です。
この参考書の特徴は、読解問題を解説するのはもちろんですが、読解問題に必要な知識を、段階に分けて解説しているパートがあるところです。
普通に古典文法を学んでいたら知りえない文章読解の知識(例、「」内の尊敬語の扱い)などを、解説をとおして学べます。
読解の参考書にしては、解説が中心になっているため、読解問題をガンガン解いていきたい受験生にはあまり向かないです。
関連記事:【古文】富井の古文読解をはじめからていねいにの特徴と使い方|読解攻略!
古文上達 基礎編 読解と演習45
こんな人におすすめ!
- とにかく古文の演習の数をこなしたい受験生
メリット
- 少しずつ難易度が上がるため、レベルに合わせた演習ができる
- 問題数がかなり多い
デメリット
- 文法の問題が少ない
『古文上達 読解と演習45』は、読解力を鍛えるために必要な要素がつまった参考書です。
最初は短めの文章を読んで問題を解くことをとおして読解の基礎を学べます。
後半では入試レベルの文章・問題を通して、入試本番に対応できる力をつけられます。
そんな読解練習に最適な『古文上達 読解と演習45』ですが、読解に特化している分、文法問題が少ないです。
そのため、文法問題の演習をおこないたい受験生は、『古文上達 読解と演習45』にプラスして、文法問題集に取り組むのをおすすめします!
関連記事:【古文】古文上達基礎編の特徴と使い方|古文常識から文法・読解まで!
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【実践編】共通テスト古文おすすめ予想問題集2選

実践問題
共通テスト問題研究 国語
こんな人におすすめ!
- より実践に近い問題演習をしたい受験生
メリット
- 数少ない共通テスト予想問題の演習ができる
- 問題数が多く、ボリュームがある
デメリット
- 解説が少なめ
「大学受験の過去問といえば」の赤本の、共通テストバージョンです。
実際の試行調査・センター試験の過去問・予想問題集が掲載されているため、ボリューム満点の1冊です。
そのため、実践演習にはもってこいの参考書でしょう。
ただ、どの赤本にも共通なこととして、解説が少なめなことが挙げられます。
この参考書の解説では理解しきれない場合は、学校や塾の先生など信頼の置ける先生に教えてもらうなどするとよいでしょう!
2021共通テスト総合問題集 国語 (河合塾シリーズ)
こんな人におすすめ!
- より実践に近い問題演習をしたい受験生
メリット
- 数少ない共通テスト予想問題の演習ができる
デメリット
- 共通テストの予想問題の数は多くない
河合塾が出している予想問題集です。
全統マーク模試・共通テスト試行調査・共通テスト予想問題などが掲載されています。
この参考書では、数少ない共通テスト予想問題の演習ができます。
しかし、共通テスト形式の問題は3題と多くないため、1回の問題演習を大切におこなう必要があります。
そのため、とりあえず解いてみるのではなく、他の問題集・参考書で勉強してから、力試しとして受けるくらいのつもりで取り組むといいでしょう!