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「漢文の勉強をしたことがなくて、もう間に合う気がしない」
「センター試験のときと同じ対策じゃダメなの?」
今回は上記のような悩みを解決していきます!
これまで30年も続いてきたセンター試験が終わり、新たに共通テストが実施されています。
30年間で、過去問やセンター試験の対策用の参考書が発売され、受験生はそのなかから自分にあった参考書を選ぶのが一般的でした。
しかし、共通テストは前例・過去問があまりなく、これまでとは異なる形式の問題が出題される可能性が高いです。
そのため、どのような参考書を選べばよいかわからない人がほとんどだと思います。
また、MARCHように個別試験では漢文を使わない大学を志望している人や、理系で共通テストでしか漢文を使わない人もいると思います。
今回の記事ではそのような皆さんに、
- 共通テストの漢文と従来のセンター試験の共通点・変更点
- 共通テストの漢文において取り組みたい勉強3ステップ
- 漢文の共通テスト対策におすすめの参考書8選
この3点を紹介していきます!
新しいテストで不安な人もいるかもしれませんが、この記事で書いてある参考書に取り組む事で、形式にとらわれず、安定して高得点を取れるようになるため、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
【そもそも】共通テストの漢文はセンター試験と何が違うの?
そもそも、共通テストの漢文はセンター試験と何が違うのでしょうか?
共通テストは、2017年、2018年に実施された共通テストの「試行調査」から、
- 1つの大問で複数の文章が扱われる
- 設問形式が異なる可能性がある
大まかにこの2つの傾向が予想されます。
これまで発売されてきた漢文の参考書や問題集は、従来のセンター試験の問題にあわせて作られてきました。
そのため、これまでとおりの対策では、共通テスト本番で目新しい文章や問題が出てきたときに、
「こんな問題、見た事ないよ!」
と、パニックになってしまうかもしれません。
新しく始まる共通テストできちんと得点するには、共通テストにあわせて作られた参考書や問題集を解く必要があります。
より詳細な、共通テスト漢文の傾向を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください!
関連記事:【大学受験】共通テスト漢文の必勝対策法!|現役早稲田生が徹底解説!

共通テストの漢文において取り組みたい勉強3ステップ
共通テストの漢文はセンター試験とは傾向が変化するため、共通テストのための対策が必要なことがわかりました。
では、共通テストの漢文を攻略するためにはどのような勉強が必要なのでしょうか。
必要な勉強を段階ごとにわけると、
- 句法・漢字
- 問題演習
- 予想問題
の3つになります。
関連記事:【大学受験】共通テストの必勝対策法!|センター試験との違いも合わせて徹底解説!
①句法・漢字
まず、皆さんに取り組んでもらいたいのが句法・漢字の対策です。
なぜなら、漢文のなかで出てくる漢字のなかには、現代文と同じ感覚では読めないものがあるからです。
これは、句法という、漢文を現代語に訳すためのルールがあることが大きな原因です。
また、現代とは読み方そのものが異なっている漢字もしばしば取り上げられます。
句法や漢字の勉強は、知識を問う問題を解くだけでなく、文章読解にも非常に重要です。
句法は、再読文字や否定形などが挙げられますが、英文法や古文文法ほど数は多くありません。
また、漢字も100語ほど覚えれば、試験に出てくる漢文は問題なく読めるようになると思います。
英語や古文ほど時間をかけなくても覚えられるため、まずは句法と漢字の知識をつけましょう!
②問題演習
句法と漢字を覚えたら、ドリルや読解問題集などで、漢文の問題を解いていきましょう。
なぜなら、問題を解くことで、覚えてきた知識が本番で得点に結びつくか確認できるからです。
また、本番では普通の文章以外に「漢詩」が出題される可能性があります。
漢詩は読み方のルールが少し異なるため、問題集を通して対策しておきたいところです。
これまで覚えてきた単語や句形を頭に定着させたり、今持っている知識を整理するために、問題集を解いて、できた問題、できなかった問題を確認していきましょう。
暗記ももちろん大切ですが、実際に問題を解いて手を動かせば、さらに理解が深まります。
③予想問題
仕上げとして、共通テスト対策の予想問題集に取り組みましょう。
先ほども触れましたが、共通テストの漢文の問題は新しい形式が想定されます。
そのため、共通テスト対策用の問題集で入念に対策をおこない、問題に慣れていきましょう。
共通テストはまだ過去問がそれほどありません。
そのため、これまで実施されてきた試行調査の問題や予想問題集を解いて、本番の雰囲気を掴みましょう。
関連記事:【共通テスト古文対策】満点を目指せるおすすめ参考書・問題集8選!|理系にもおすすめ!

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漢文の共通テスト対策におすすめの参考書8選
前の項目で、共通テストの漢文を攻略するために必要な3つのステップを紹介しました。
ここからは、ステップごとに合わせて、おすすめの参考書を紹介したいと思います。
注意して欲しいのは、ここで紹介した参考書をすべてこなす必要はないことです。
今の皆さんの成績と勉強の進み具合に合わせて参考書を選んでみてください。
関連記事:【共通テスト国語対策】9割を目指せる現代文おすすめ参考書・問題集8選!|理系にもおすすめ!
【句法・漢字】共通テスト漢文のおすすめ参考書2冊
句法や漢字を覚えるには、以下の2冊がおすすめです。
2冊とも、書かれている内容はほぼ同じなため、どちらか1冊取り組みましょう。
早覚え即答法
こんな人におすすめ!
- 漢文にあまり時間をかけられない受験生
- 共通テストだけに漢文が必要な受験生
メリット
- 共通テストレベルの対策に最適
- 本当に必要な要点がまとめられてある
- 実際の文章に触れられるためあっという間に漢文に慣れる
デメリット
- 知識としては漢文を定着できない
- 一から丁寧に説明されてあるわけではなく初学者には不向きかも
時間はかけられないけど、漢文の点数を伸ばしたい受験生の望みを叶えるスグレモノが『漢文早覚え速答法』です。
本当に必要なポイントだけを確実に押さえてあるため、センターレベルの知識はカバーできます。
この知識を問題演習に生かせば得点力で差を付けられるでしょう。
形式としては、漢文を読み進めながら10個の句形と約100個の漢字を定着させます。
実際の漢文に触れられて苦手な人もすぐに慣れるためどんどん先に進められます。
早ければ2−3日で仕上げることも可能なはず。
基礎事項をマスターしたあとに別冊の「センター漢文攻略マニュアル」を使えば、点数を上げるコツを習得できます。
『早覚え速答法』はとにかくシンプルに作られててセンター試験に必要な内容だけが厳選されています。
一・二点やレ点の説明や漢字の詳しい解説は省略されているため未修者には不向きかもしれません。
その場合は一度マンガに目をとおすか、句形集をオトモにしてじっくり取り組むことをおすすめします。
また漢文のすべては網羅されておらず、知識として身に付けるのにも向いていません。
早稲田や国公立二次を目指す人は別途の対策が必要でしょう。
用途で向き不向きがはっきりしがちな参考書なため、自分の必要に応じて取り組むのがよいでしょう。
関連記事:【漢文】漢文早覚え速答法の特徴と使い方|センター満点を狙おう!
漢文ヤマのヤマ
こんな人におすすめ!
- 漢文の理解力に重点をおく受験生
- 基礎知識の再点検をおこないたい受験生
メリット
- 解説が丁寧にされてあり、知識として定着する
- コンパクトに整理されてて見やすい
- 入門書としても利用可能
デメリット
- 全体的に情報量が多い
- 直前期に一気に取り組むにはリスキー
『漢文ヤマのヤマ』も共通テスト漢文対策に時間をかけられない人向けです。
著者自身が2週間根詰めれば、習得できると書いていますから短期間で一気に仕上げられます。
共通テストに頻出の重要句形や必修漢字を選び抜いている点では『早覚え速答法』に似ていますが、『ヤマのヤマ』は理解により重点を置いてあり解説がとにかく丁寧。
句形では背景知識から書き下し文、現代語訳まできっちり載っています。
インプットしたあとすぐに問題演習ができる作りになってて知識を素早く定着できるのが特長です。
『早覚え速答法』では省略されていた基礎ベースから漢文学の知識まで網羅的に説明されてあります。
漢文の共通テストレベルには間違いなく到達できるでしょう。
その分情報量は多いため、直前期に一から始めるのはリスキーかもしれません。
ある程度は時間がある人に向いています。
時間はかけられないけどしっかり漢文の理解力を身に付けたい人、本番前の総チェックをおこないたい人、一から漢文を勉強し始める人には『ヤマのヤマ』がおすすめです。
一方でとにかく本番までに時間がなく、得点を伸ばすテクニックを身に付けたい人は『早覚え速答法』に取り組むほうがよいでしょう。
関連記事:【漢文】ヤマのヤマの特徴と使い方|句形を網羅しよう!
【問題演習】共通テスト漢文のおすすめ問題集4冊
句法と漢字を覚えたあとの問題演習には、以下の4冊がおすすめです。
関連記事:【大学受験】共通テスト漢文の必勝対策法!|現役早稲田生が徹底解説!
高校とってもやさしい 漢文
こんな人におすすめ!
- 基礎知識をカンペキに固めたい受験生
- 解説がバッチリ書いてある参考書を好む受験生
メリット
- 一とおり仕上げれば漢文の基礎を網羅的に整理できる
- 解説をじっくり読んでから、問題演習に取り組める
デメリット
- 問題演習を通じて句形を学びたい人にはちょっと合わない
『高校とってもやさしい 漢文』は、漢文を基礎の基礎から解説している参考書です。
この参考書の特徴は、1つ1つの句形の解説がかなり詳しく書いてあるため、漢文がまったくもって苦手な受験生におすすめです。
一番最初にめちゃくちゃに詳しい解説が書いてあり、何講かまとめてドリルがついているため、じっくり学んでじっくりアウトプットできます。
しかし、ドリルになるまでの解説が長いため、すぐに問題演習に取りかかってそのなかで学んでいきたい人にはあまりおすすめできません。
そのため、基礎からがっつり句形を学びたい方には非常におすすめです。
『マーク式基礎問題集 漢文』
こんな人におすすめ!
- 共通テスト本番前に実力をつけたい受験生
- 問題の解き方を身に付けたい受験生
メリット
- 分量が少ないからサクサク仕上げられる
デメリット
- 解答・解説があっさりしている
『マーク式基礎問題集 漢文』は河合塾のセンター模試をもとに作られている漢文問題集です。
『マーク式基礎問題集 漢文』の特徴は、河合塾のセンター模試を基盤に作られているため、シンプルな問題演習に集中でき、実際のテスト形式に慣れられます。
演習の問題集としては、かなり良質です。
しかし、シンプルな問題集であるため、基礎がまだ身についていない人にはおすすめできません。
そのため、句形の学習がある程度すすんでいて、問題演習を通して実践力をつけていきたい人におすすめです。
『極める漢文問題集 センター試験編』
こんな人におすすめ!
- センター本番前に実力をつけたい受験生
- 問題の解き方を身に付けたい受験生
メリット
- 「ビジュアル解説」と「音声解説」で得点力が身につく
- 分量が少ないからサクサク仕上げられる
デメリット
- やるかやらないかはその人の状況次第
『極める漢文』の解説では、解答の根拠や出題のポイントが解説に手書きで直接書き込まれており「こういう風に読めば・解けばよいのか」と視覚的に理解できます。
読解力と得点力を同時に上げられますね。
さらに『極める漢文』では著者による音声解説が聞けます。
「ビジュアル解説」の内容を流れに沿って音声で詳しく説明されてて視覚と聴覚の両方で理解を深められます。
臨場感もあって解説講義に出席しているみたいです。ここまで丁寧な問題集は他にないと思います。
ボリュームも少なく、さっと仕上げられるのも効率的に成績を上げたい受験生にピッタリ。
もう一歩上の得点を目指したい人向けにおすすめします。 そんな時間ないよ!って人は回り道せずに過去問演習に移りましょう。
【予想問題】共通テスト漢文のおすすめ問題集2冊
問題演習まで終わったら、あとは本番のシミュレーションをするだけです。
試行調査だけでなく、共通テストの出題を予測した問題を掲載した問題集を紹介します。
関連記事:【漢文】おすすめの漢文参考書リスト|偏差値70超え経験者が厳選!
共通テスト問題研究 国語 (2021年版共通テスト赤本シリーズ)
こんな人におすすめ!
- より実践に近い問題演習をしたい受験生
メリット
- 数少ない共通テスト予想問題の演習ができる
- 問題数が多く、ボリュームがある
デメリット
- 解説が少なめ
「大学受験の過去問といえば」の赤本の、共通テストバージョンです。
実際の試行調査・センター試験の過去問・予想問題集が掲載されているため、ボリューム満点の1冊です。
そのため、実践演習にはもってこいの参考書でしょう。
ただ、どの赤本にも共通なこととして、解説が少なめなことが挙げられます。
この参考書の解説では理解しきれない場合は、学校や塾の先生など信頼の置ける先生に教えてもらうなどするとよいでしょう!
2021共通テスト総合問題集 国語 (河合塾シリーズ)
こんな人におすすめ!
- より実践に近い問題演習をしたい受験生
メリット
- 数少ない共通テスト予想問題の演習ができる
デメリット
- 共通テストの予想問題の数は多くない
河合塾が出している予想問題集です。
全統マーク模試・共通テスト試行調査・共通テスト予想問題などが掲載されています。
この参考書では、数少ない共通テスト予想問題の演習ができます。
しかし、共通テスト形式の問題は3題と多くないため、1回の問題演習を大切におこなう必要があります。
そのため、とりあえず解いてみるのではなく、他の問題集・参考書で勉強してから、力試しとして受けるくらいのつもりで取り組むといいでしょう!