【共通テスト数学対策】共通テスト数学の必勝勉強法!|傾向や特徴をおさえて9割超えを目指そう!

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【大学受験】共通テスト数学の必勝対策法!|現役早稲田生が徹底解説!
川口センセイ
こんにちは、センセイプレイスの川口です!
「共通テストとセンター試験で数学の対策って変わるのかな?」

「共通テスト数学の傾向を知りたい……!」

「共通テストの数学対策に最適な参考書は?」

今回は上記のような悩みを解決していきます!

これまで30年も続いてきたセンター試験が終わり、これから共通テストを受けることになる人はとても不安ですよね。

センター試験は過去問が何年分もあるため、過去問演習をとおして傾向を知り、対策ができました。

しかし、共通テストは前例・過去問がなく、どのように対策をしたらいいかわからない人がほとんどだと思います。

そこで今回は、共通テスト数学はどのような傾向で、どのように対策をすればいいのか徹底解説します!

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目次


共通テスト数学の傾向

共通テスト数学の傾向
初めに、共通テスト数学の傾向をみていきましょう!

  1. 思考力・判断力・表現力が問われる
  2. 問題文と設問の形式が異なる可能性がある
  3. 問題と解答の量が増加する

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①思考力・判断力・表現力が問われる

一つ目の傾向として、今後の共通テストでは思考力・判断力・表現力を重視して問われます。

このことは、大学入学共通テスト問題作成方針にも明記されています。

共通テストの数学で問われる「思考力」とは、公式を問題に応じてどのように使うか考える力や、文章から論理的に推論する力です。

共通テストの数学で問われる「判断力」とは、式や表、グラフから正しい情報を見極めて使う力です。

共通テストの数学で問われる「表現力」とは、自分自身で式や計算過程、答えを導くまでのプロセスを伝える力です。

2021年実施の共通テストでは記述式問題は出題されませんが、表現力を問うために、今後、記述式問題の出題がある予定です。

共通テストと比較して、かつてのセンター試験では、単に知識や計算力があれば解ける問題が多かったです。

しかし、今後の共通テストでは、問題文の情報を元に思考し、判断する力が求められるでしょう。

具体的な対策としては、各予備校が出している共通テスト形式の問題を入念にやり込むとよいでしょう。

なぜなら、今まで同様の形式の問題は存在しなかったからです。

試行調査を元に作られた予想問題を解いて、思考力・判断力・表現力を身につけていきましょう!

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②センター試験と比べて問題文と設問の形式が異なる可能性がある

二つ目の傾向として、センター試験と比べて問題文と設問の形式が異なる可能性があります。

過去のセンター試験では、単に公式が正しく使用できるかや、計算力があるかなど を問われるような、 比較的シンプルな問題が中心に扱われていました。

しかし共通テストでは、問題文自体が対話形式で、計算を通して必要情報を穴埋めをする問題など、今まで見たことのないタイプの問題が出ることがあります。

また、試行調査や対策問題などによると、道路渋滞や理科の実験など、実生活をテーマにした問題が出題されることも想定されています。

そのため、目新しい問題に対しての免疫力をつけておく必要があります。

具体的な対策としては、学校の定期テストに取り組んだり、複数の数学の問題を解くなど、さまざまな問題演習をしていきましょう。

初見の問題でも、与えられた条件や問題文からヒントを見つけ出して解き進める力がつくでしょう!

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③問題と解答の量が増加する

三つ目の傾向として、センター試験と比べて問題と解答の量が増加します。

センター試験の数学は60分であったのに対して、共通テストの数学は70分です。

実際、試行調査や対策問題集などからみても、分量が増えると想定されています。

問題と解答の量が増加するため、問題文を早く正確に読み解くだけでなく、素早く計算していく力も必要です。

具体的な対策として、日頃の演習から時間を意識しましょう。

時間を意識することで、自ずと処理速度や計算力が磨かれていきます。

もし解けた問題であっても、模範解答と見比べながら、時間を短縮できるところはないか貪欲に探していくことも大切です!

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共通テスト数学で高得点を取るための3つのコツ

共通テスト数学で高得点を取るための3つのコツ

共通テスト数学は、数学ⅠAが70分、数学ⅡBが60分と、制限時間が短いです。

早く正確に解くことが高得点を取るためには大切です。

続いては、共通テスト数学で高得点を取るための3つのコツをご紹介します!

  • わからない問題に時間をかけすぎない
  • 選択する問題を決めておく
  • 先に穴埋め部分を見る

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わからない問題に時間をかけすぎない

1つ目は、わからない問題に時間をかけすぎないことです。

共通テスト数学は、悩まずに問題を解き進めても時間に余裕がないほど、制限時間が厳しいです。

そこで、わからない問題には時間をかけすぎず、解ける問題に時間をかけましょう。

わからない問題に時間をかけすぎて他のわかる問題を解ききれなかったらもったいないです。

そのため、解ける問題に時間をかけてしっかり点数を取れるようにしましょう。

関連記事:【数学】基礎問題精講の特徴と使い方|センターレベルを網羅しよう!

選択する問題を決めておく

2つ目は、選択する問題を決めておくことです。

共通テストの数学ⅠAでは確率・整数・図形の性質が、数学ⅡBでは数列・ベクトル・確率分布が選択問題となっています。

どの問題を選択するかを試験で迷っていては時間をロスしてしまいます。

自分の得意分野に応じて、どの問題を選択するかを決めておけば、時間のロスなく問題を解けます。

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先に穴埋め部分を見る

3つ目は、先に穴埋め部分を見ることです。

共通テスト数学は、穴埋め形式で答えを記入していきます。

そのため、先に穴埋め部分を見ておけば、どのような解き方をすればよいのかを理解でき、誘導に沿って問題を解き進められます。

穴埋めの誘導に乗ることで、答えまで解き方を脱線せず、問題を解けます。

そのため、先に穴埋め部分を見てから問題を解き進めましょう!

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共通テスト数学の必勝対策法5ステップ

共通テスト数学の必勝対策法5ステップ
続いて、共通テスト数学の対策法を具体的にご紹介していきます!

現在、高校2年生であればSTEP1~3を重点的におこない、高校3年生であればSTEP3~5を往復していけると良いでしょう!

  1. STEP1:公式や定義を読み込んで理解する
  2. STEP2:例題問題や基本問題を解いてみる
  3. STEP3:センター試験レベルの問題を演習す
  4. STEP4:共通テスト対策の問題集に取り組む
  5. STEP5:さまざまなタイプの問題に触れておく

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STEP1:公式や定義を読み込んで理解する

まず、数学で一番大切な公式や定義を読み込んで理解しましょう。

とはいえ、公式や定義を読み込んで理解しましょうといって、すぐにできるのであれば苦労はしませんよね(笑)

そのため、ここでは公式や定義をどう読み込んで、どう理解していくのかを深堀りしていきます。

まずは、読み込み方です。

数学を理解するときに、教科書を読んで理解するのは大切です。

ただ、一度で大まかな内容を理解できる人もいれば、何回も読まないと理解できない人もいます。

そこで大切なのが、自分が数学の公式や定義を理解するためには何が必要かを知ることです。

そのためには、以下の方法がおすすめです。

①自分が躓いたところを認識する
②気付いた日付を書いておく
③理解できるようになるための順序を仮説立てる(〇〇して、××すればできるようになりそう!など)
④仮説を検証し、できるようになったらできた日付を記す

こうすることで、自分が理解するのが早いのか遅いのか。

また、躓いたときから理解するまでの時間のなかで、どのような変化があったのかに意識を向けられます。

公式や定義を読んで理解するのはもちろん大切です。

そのためにも「自分にあった理解するための方法・時間」がどのようなものなのかを把握して、進めるようにしましょう!

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STEP2:例題問題や基本問題を解いてみる

次に、理解した公式や定義をつかって、問題を解いていきましょう。

このときに大切なのが、いま解けないからといって、焦らないことです。

解けないとわかったら、開き直ってすぐに答えをみて、理解することに徹しましょう。

いま解けなくても全く問題なく、むしろ解けないからこそ勉強する理由があります。

そのためまずは、どこまで自分ができていて、どこからが自分にできない部分なのかを理解するようにしましょう。

おそらくできない問題にぶち当たったときに多くの人が、

「もう意味わからん!無理!」

となっていることでしょう。

しかし、「意味がわからない」のは、多くの場合、その問題のすべてがわからないわけではありません。

自分がどこで詰まっているのかがわからないから、解決策を見出せないパターンが大半です。

例えば、「英文が読めない」のであれば、「単語や文法知識の不足」が考えられます。

数学も同じように、「問題を解ききる」ためには一定の順序があるため、「自分が理解できているところとそうでないところ」が必ずあります。

それをあぶり出すためにも、公式や定義を理解したあとに、一度問題を解いて理解度を試すことが大切です。

そのため、公式や定義を理解したあと、例題や基本問題を解いていきましょう。

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STEP3:センター試験の問題を演習する

例題や基本問題を解き終え、数学の基礎的な知識や学力がついてきたら、センター試験の問題を演習しましょう!

問題集で得た知識が、しっかりとセンター試験などの本番さながらの問題で使えるか確認します。

センター試験演習をする理由は、問題の難易度が安定していることと、似たような問題パターンで公式や定義の知識確認がしやすいからです。

もし、センター試験が解けない場合は、公式や定義の「理解が甘い」のか、「使い方がわからない」のか分析します。

そもそもの定義や公式が身についてない場合はもう1度、定義や公式の理解に徹しましょう。

この記事でいうと、STEP1に戻ります。

定義や公式がわかっているものの応用の仕方がわからない場合は、演習問題の復習を通じて身に付けていけばよいです。

わからなかったらすぐに解答・解説をみて、どこが足りないのかを分析して、身に付けていきましょう。

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STEP4:共通テスト対策の問題集に取り組む

次のステップは、共通テスト対策の問題集に取り組むことです。

センター演習を通して、7~8割の得点が取れるようになってきたら、数学の基礎はできている状態です。

次に、共通テスト対策の問題集に取り組み、身につけた基礎力を応用していきましょう!

センター試験の数学と比較して、共通テストの数学の問題は目新しいものが多いです。

共通テスト数学の傾向でも述べましたが、実生活をテーマにした問題が出題されることも想定されています。

共通テストをしっかりと対策するためには、試行調査の問題や共通テスト対策の問題集で、問題に慣れていきましょう!

おすすめの問題集は、教学社の『共通テスト問題研究 数学』です。

IA、IIBをまとめてこの一冊で対策してしまいましょう!

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STEP5:さまざまなタイプの問題に触れておく

上記で紹介した、STEP4までやりきることができれば、自信をもって共通テストにのぞんでいいと思います。

しかし、ここまでの対策はあくまでも試行調査からの予想の範囲内です。

もし、数学にじっくりと時間をかけられる場合は、急に変わった問題が出てきたときに対応できる力をつけておくとよいでしょう。

例えば、国公立二次試験、私大の過去問などを解いてみましょう。

さまざまなタイプの問題を解いておくことで、対応力をつけることができます。

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