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「初めての試験だからしっかり対策しておきたいけど、やり方が分からない」
「高2だしあんまり勉強してないんだけどまだ大丈夫かな?」
今回は皆さんのこのような悩みを解決していきます!
昨年で、30年も続いてきたセンター試験が終わり、共通テストが開始されました。
過去問が1年分しかないこともあり、すでに十分に対策できている人は少ないのではないでしょうか?
また、高校2年生や、この時期まで部活を続けてきた人は受験勉強そのものがあまりできていないと思います。
それでも、志望校の合格を勝ち取るには、いつから共通テスト対策をスタートさせればいいのでしょうか?
そこで今回は、
- 共通テスト対策はいつから始めるのがいいか
- 共通テスト対策をする前までにやるべきこと
- 共通テスト対策で受験生が具体的にやるべきこと
を紹介していきます!
目次
【結論】共通テスト対策は11月から始めよう
まず最初に結論から言うと、共通テスト対策は11月から始めれば大丈夫です!
試行調査・過去問をやるためには約2カ月は対策する必要があります。
なぜなら、自分の現状の実力を正確に把握し、志望校に必要な点数から逆算して、自分の苦手分野をなくし、確実に共通テストで点数をとるための対策をする必要があるからです。
共通テストは、センター試験と同じく1月の第3週に実施されることになっています。
そのため、試験日程から逆算して11月が、共通テスト対策を始めるのにはちょうどいいタイミングです!
ただし、11月から対策を始めたら、そこからはゆっくりしている時間は残念ながらありません。
苦手科目の苦手をつぶし、限られた時間で共通テストで点を取れるようにならなければならないからです。
さらに、理科基礎などの共通テストでしか使わない科目は、2次対策と違って比重が小さい分、集中して短期間で仕上げる必要があります。
もしかしたら、ここまで読んで、
「それだけやるのに、11月からで間に合うのかな…」
と不安に思った人もいるかもしれません。
そこでここからは、受験生が11月までにやっておくべきこと、そして11月から具体的にどう共通テストの対策をするかをこれから紹介していきます!
関連記事:【2022最新版】大学受験におすすめの英語参考書リスト|偏差値80超え経験者が厳選!

共通テスト対策の前の基礎固めは今すぐ始めよう
では、11月までにやっておくべきこととはなんでしょうか?
それはずばり、基礎固め です。
たとえば、共通テストの問題を解く前に、英単語や数学の公式は完璧にしておかなければなりません。
高3だから、受験が近いからといって、基礎固めをせずに入試直前からいきなり共通テストの対策をしてもすぐに点が取れるわけではありません。
また、各大学で個別に実施される2次試験の対策ばかりやりすぎて、共通テストで点を落としてしまっては元も子もありません。
なので、2次試験で使わない科目も含めて基礎固めは、11月前までに完璧にするくらいの気持ちで、今すぐ始める必要があります。
そして、高1・2生も、基礎固めは今すぐ始めましょう。
なぜなら、基礎固めが早くできればできるほど、受験勉強は有利になるからです。
高3になったら、共通テストだけでなく、自分の志望校で出題される2次試験の対策に大きく時間を割かなければなりません。
そのため、共通テスト対策は11月からやると考えても、それを解くための基礎レベルの勉強は早いうちから時間をかけておくことをおすすめします。
共通テストの問題は解けなくても、英単語や文法、授業の復習など、今のうちからできる勉強はあると思います。
試行調査・共通テストの対策をするまでに、解くのに必要な力をつけておきましょう!
関連記事:高1・高2からの大学受験合格戦略|本気で志望校合格をめざすあなたへ

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共通テスト対策に取り組む前にやっておきたい3ステップ
では、共通テストの対策をするまでに、必要なことを3ステップに分けて紹介していきたいと思います!
特に、まだ共通テストを対策するまでに時間のある高校2年生の人は、これを読んで、少しずつ周りと差をつけていきましょう。
- まず試行調査・過去問を1年分解く
- 志望校で必要な共通テストの科目、配点を調べる
- 必要な科目の基礎レベルの勉強に取り組む
①まず試行調査・過去問を1年分解く
まずは、試行調査か昨年の過去問を1回解いてみましょう!
試行調査とは共通テスト導入に先駆けて2017年、2018年にそれぞれ実施された プレテストのことです。
なぜ、最初に問題を解くのかと言うと、1月までにこれが解けるようにならないといけないという意識を持つことができるからです。
共通テスト対策はいつからやるのか分からないと思いつつも、問題を解いたことがある人は少ないのではないでしょうか?
共通テストは、日本のほとんどの受験生が受けることになるため、センター試験に引き続き自分の今の学力を知る良問が出題されます。
そのため、実際に問題を解くことで、
「入試当日までにこの問題で◯割できてないといけない」
という最終的にたどり着くべきレベルを意識できます。
また、仮にまったく解けなくても、問題ありません。
なぜならできないなりに、問題の特徴、自分の苦手な分野を発見できるからです。
特に共通テストは、現代文で図が出てくる、数学に会話文が出てくるなど、これまでのセンター試験とは異なる、意外な問題の傾向が見られます。
そのため、最初に試行調査の問題を解いておくことで、共通テストに臨む下準備を整えておきましょう!
関連記事:そうだ、過去問分析しよう!~受験勉強を何から始めればいいのか迷っている人へ~
②志望校で必要な共通テストの科目、配点を調べる
問題を解くだけでなく、皆さんの志望校の入試情報についてもチェックが必要です!
なぜなら、共通テストと一言でいっても、必要な科目は人それぞれ異なるからです。
この記事を読んでいる人は基本的に共通テストが受験に必要な人だと思います。
しかし、共通テストのなかで、自分にとって必要な科目が5教科7科目の人もいれば、3教科人もいます。
その科目の基準が志望校です。
また、2次試験でも使う科目は、共通テスト対策だけでなく2次試験の対策もしなければなりませんので勉強の仕方は変わります。
さらに言えば、2次試験と共通テストの点数の割合によっても、共通テスト対策は異なってきます。
たとえば、
- 東大志望だから足切りを意識する
- 文系3科目しか必要ないから数学を捨てる
- 地方国公立だから2次試験より5科目の共通テストにひたすら時間をかける
といったようなイメージです。
なので、志望校で必要な共通テストの科目、配点を調べることで、自分が取り組むべき科目を共通テストの対策前に洗い出しておきましょう!
また、志望校がまだ決まっていない人は、以下の記事を参考にしてみてください!
関連記事:やりたい事が見つからない!志望校の選び方を現役早大生が教えます!
③必要な科目の基礎レベルの勉強に取り組む
自分にとって必要な科目が分かったら、その科目の基礎固めをおこないましょう!
志望校合格のために英語が必要と分かっても、いきなり英語の共通テストが解けるわけではありません。
共通テストの問題を見て、学校では解かない量の英語長文や文法問題に驚いた人もいるかもしれません。
ですが、今すぐ共通テストで合格点を取れなくても問題ありません。
入試当日までに、合格点を取れる準備をしておけばいいのです。
英単語や文法など、基礎的な勉強は今日からでも、授業、課題、参考書などを通して取り組めると思います。
そのため、がむしゃらに過去問を解くのではなく、
- 高3にあがるまでに英単語帳を1冊仕上げる
- 夏休みに入る前に英語長文を1日1題、音読しながら解く
のように、日々の勉強を、共通テストというゴールに向かって進めていきましょう!
また、ほとんどの人にとって、この時点では共通テストのみの科目よりも2次試験で使う科目のほうが重要でしょう。
共通テストと2次試験の両方を意識しつつも、2次試験で使う科目に優先的に時間を使うのがおすすめです!
関連記事:【英語】英文法を短期間で終わらせる勉強法4ステップ|英語の基礎を固める!
関連記事:【古文】古文単語の覚え方|古文の基礎を固めるための4ステップ
- 高2・勉強時間0、偏差値40台からの早稲田逆転合格体験記【逆転合格のリアルを知ろう!】
- 高1・高2からの難関大合格戦略【難関大に合格するために!】
- 受験勉強をこれから始める人が読む記事【受験勉強のはじめの一歩】
- 定期試験はできるのに、模試ができない理由【模試になると点が取れないというキミへ】
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共通テスト対策に必要な3ステップ
ここまで、共通テストの対策に取り組む前にやるべきことを紹介してきました。
では、基礎固めを終えたあと、11月以降の共通テストの対策はどのようにおこなえばいいのでしょうか?
ここからは、共通テストを対策するための3ステップを紹介します。
これから共通テスト対策に入る人たちは、要チェックです!
- まずは試行調査の問題を解く
- 志望校のボーダーと自分の点数を差を確認する
- 残り必要な点数をどうやって取ればいいのか、大問単位で考え、差を埋める勉強をする
①まずは試行調査の問題を1年分解く
まずは、試行調査の問題を1回解いて自分の実力を確かめましょう!
試行調査は2017年と2018年の2年分があるはずです。
共通テストは、これまで使ってきた参考書や授業の問題とは傾向が大きく異なります。
それをまずは把握しましょう。慣れるためにも試行調査を利用しない手はありません。
やったことのないものがあればそれを、どちらもやったことがあるなら、より昔に取り組んだものを解きましょう。
11月までの勉強で、基礎固めができたあとなら、ある程度手応えがあるかもしれません。
逆に、共通テスト独特の問題に苦戦する可能性もあります。
ですので、まずは試行問題(またはそれに代わるもの)を解いて、現在の自分の状態を確かめましょう。
関連記事:【共通テスト英語対策】英語リーディングにおすすめ参考書・問題集7選!
②志望校のボーダーと自分の点数の差を確認する
問題を解き終わったら、自分の点数が、それぞれの科目の点数が志望校のボーダーラインに届いているかどうかを確認しましょう!
ここで大事なのは、目標の点数に届いていないからといって落ち込まないことです。
この記事のなかでは何度もいっていますが、入試当日に合格点を取れれば大丈夫です。
なので入試当日までに、どの科目で、あと何点必要なのかを知るため、目標点と今の点数の差を把握しておきましょう。
点数を調べるときは、いつでも見ることができるように、紙に書き並べておくのがおすすめです。
得点が志望校に届いていれば、共通テスト対策は確認程度で2次対策に力を入れることができます。
逆に、志望校に届いていなければ、点数が足りていない科目に力を入れる必要があります。
このように共通テスト本番までの残り時間で、効率よく志望校に近づくためにも、志望校に必要な点数と自分の点数の差はチェックしておきましょう!
関連記事:【共通テスト】英文法は必要ない?|高得点を取るために必要な勉強と参考書を徹底解説
③残り必要な点数をどうやって取ればいいのか、大問単位で考え、差を埋める勉強をする
志望校合格のために必要な点数が分かれば、あとは苦手な部分、得点が足りない部分をつぶすだけです!
ここまできたら、、必要な点数を取るためにどうするかを明確にしましょう。
基礎固めや日々の授業、そして2次試験の対策を通して、自分が考えていた受験勉強は大体完了している人もいるかもしれません。
しかし、共通テストの問題で満点が取れていないのは、どこかで勉強しそびれた部分、もしくは勉強したけど忘れてしまっていた部分があるということです。
ジクソーパズルでたとえると、ほとんど組み立て終わっているけれども、所々ピースがはまっていないような状況です。
そんなときは、残っているピースを1つずつ、絵柄を見ながら、空いているところに埋めていきますよね?
共通テストも、同様に穴を埋めるように対策していけばいいのです。
志望校のボーダーラインまで、
- 英語があと20点足りないから、長文で15点、文法で5点獲得する
- 国語があと10点足りないので、半分しか獲得できていない漢文で追いつく
そして、
- 長文の15点のために長文問題集を1冊音読しながら仕上げる
- 文法は苦手な仮定法をネクステであと2周する
- 漢文でもう10点獲得するために、「早覚え即答法」を年内までに読み返す
このように、勉強する分野を参考書単位で取り組んでいきましょう!
取り組む参考書を紙に書き出して、仕上げたものを線で消していけば、ふさがなければいけない穴がどんどん埋まっていくのを実感できると思います。
また、参考書に取り組む際は、試験までの残り時間を意識するようにしましょう。
なぜなら、共通テストの1ヶ月後には、ほとんどの国公立大学・私立大学で個別試験が実施されるからです。
「残りの1ヶ月は生物基礎を5点あげるために使うよりも、2次試験でも使う英語を20点あげるために使おう」
というように、残りの期間を踏まえて勉強する内容を取捨選択する必要があることを意識しながら、参考書に取り組んでください!
共通テスト対策におすすめの参考書5選
ここから、共通テストの対策をこれから始める人向け、入門編の参考書を主に紹介していきます!
共通テストの中でも特に受験する人が多い、英語・国語・数学の各科目ごとに紹介していきます。
英語
こんな人におすすめ!
- 問題をひたすら解いて慣れていきたい受験生
- シンプルな問題集が好きな受験生
メリット
- 300・500・700・1000と長文の語数・レベル別に対策できる
- シリーズを通してやりきれば、共通テストレベルから早慶レベルを身につけられる
こちらの参考書は、300・500・700・1000と語数とレベル別にわかれています。300は共通テスト・日東駒専レベル、500はMARCHレベル、700・1000は早慶レベルとなっています。
この参考書の特徴は、問題の質がとても高いことです。
対策することで、入試本番の長文にも対応できる読解力を身につけられる問題がたくさん入っています。
ただ、解説があまり多くないため、解説ががっつりほしい人にはおすすめできません。
この問題集を使って共通テストの英語長文に慣れたら、予想問題集や過去問を使って演習を積んでいきましょう。
関連記事:【英語】やっておきたい英語長文300の特徴と使い方|長文読解の土台を作る!
関連記事:【大学受験】共通テスト英語の必勝対策法!|現役慶應生が徹底解説!
現代文
こんな人におすすめ!
- 問題の解き方を身に付けたい受験生
メリット
- 分量が少ないからサクサク仕上げられる
デメリット
- 解答・解説があっさりしている
『マーク式基礎問題集現代文』は河合塾のセンター模試をもとに作られている現代文問題集です。
『マーク式基礎問題集現代文』の特徴は、河合塾のセンター模試を基盤に作られているため、シンプルな問題演習に集中でき、実際のテスト形式に慣れていけることです。
問題演習の参考書としてはかなり良質です。
しかし、シンプルな問題集であるため、共通テストレベルの基礎固めがまだ終わっていない人にはおすすめできません。
関連記事:【現代文】マーク式基礎問題集現代文|センター試験を攻略!
関連記事:【共通テスト国語対策】共通テスト現代文の必勝勉強法!|傾向や特徴をおさえて9割超えを目指そう!
古文
こんな人におすすめ!
- 古文単語・文法の知識がある程度ついたけど、読解の方法がわからない受験生
- 解説がわかりやすくて、でも詳しすぎない参考書を好む受験生
メリット
- 古文読解の最低限の知識を身につけられる
- わかりやすいのに細かすぎない解説量なため、古文が苦手・得意な受験生どちらでも使える
デメリット
- 解説メインの読解参考書なため、知識的には少し物足りない
解説がわかりやすいけど、詳しすぎないレベル感のちょうどいい参考書です。
この参考書の特徴は、読解問題を解説するのはもちろんですが、読解問題に必要な知識を、段階に分けて解説しているパートがあるところです。
普通に古典文法を学んでいたら知りえない文章読解の知識(例、「」内の尊敬語の扱い)などを、解説を通して学ぶことができます。
難しすぎず、共通テストで求められるような最低限の知識を効率よく学ぶことができる、入門におすすめの参考書です。
関連記事:【古文】富井の古文読解をはじめからていねいにの特徴と使い方|読解攻略!
【共通テスト国語対策】共通テスト古文の必勝勉強法!|傾向や特徴をおさえて満点を目指そう!
漢文
こんな人におすすめ!
- 共通テスト本番前に実力をつけたい受験生
- 問題の解き方を身に付けたい受験生
メリット
- 分量が少ないからサクサク仕上げられる
デメリット
- 解答・解説があっさりしている
『マーク式基礎問題集 漢文』は河合塾のセンター模試をもとに作られている漢文問題集です。
『マーク式基礎問題集 漢文』の特徴は、河合塾のセンター模試を基盤に作られているため、シンプルな問題演習に集中でき、実際のテスト形式に慣れられます。
演習の問題集としては、かなり良質です。
しかし、シンプルな問題集であるため、共通テストの基礎固めがまだできていない人にはおすすめできません。
そのため、句形の学習がある程度すすんでいて、問題演習を通して実践力をつけていきたい人におすすめです。
関連記事:【共通テスト国語対策】共通テスト漢文の必勝勉強法!|傾向や特徴をおさえて満点を目指そう!
数学
「みんなのセンター教科書 数学」は、旧センター試験の数学の問題を解くために必要な公式や基本事項をゼロから学べる参考書です。
センター試験対策として作られた参考書ですが、共通テストの対策としても十分使うことができます。
こんな人におすすめ!
- 数学を1からじっくり勉強したい受験生
- 共通テストで安定した得点をとりたい受験生
メリット
- 基礎を固めるだけでなく、共通テストの数学に対応しやすくなる
- 解説がわかりやすいので、数学が苦手な人でもわかる
デメリット
- 参考書が分かれているので、数冊購入しなければならない
共通テストで数学を使う受験生のなかには、「得意じゃないけど使わなきゃいけない」なんて人もいるんじゃないかなと思います。
こちらの参考書は、共通テスト(旧センター試験)の対策に絞って必要なことを丁寧に解説している参考書です。
数学に苦手意識のある人でも取り組みやすい参考書です。