【大学受験】英語が苦手な人にオススメの英語参考書3選!

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安東センセイ
こんにちは、センセイプレイスの安東です!
「英語がとにかく苦手で、何とかしたい」

「英語の参考書が多すぎて、どれを使えばいいか分からない」

今回は皆さんのこのような悩みに応えていきたいと思います。

大学受験において、英語は最重要科目です。

文理を問わず、入試では避けられないし、何よりも配点が高いのがその理由です。

ですが、英語の成績が伸びないあまり、英語にアレルギー反応を起こしてしまう受験生が毎年います。

1点2点の差が合否を分ける大学受験において、英語が苦手であることは、圧倒的な弱みになってしまいます。

そこで今回は、英語アレルギーになる3つの原因と、それ解決してくれる名医のような参考書を3冊紹介します。

おすすめの使い方・仕上げのレベル感についても、詳しく解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください!

関連記事:【2022最新版】大学受験におすすめの英語参考書リスト|偏差値80超え経験者が厳選!


目次


英語アレルギーの原因3つ

英語アレルギーの原因3つ
ではまず、英語アレルギーを発症してしまう3つの原因を紹介していきます。

  1. 英単語・熟語の暗記がただただ苦痛
  2. 英文を読むことが苦痛で仕方ない
  3. 英語長文で、筆者の主張が上手く理解できない

英単語・熟語の暗記がただただ苦痛

1つ目の原因は、「英単語・熟語の暗記がただただ苦痛」というものです。

英単語・熟語を覚えなければ、そもそも英文を読めるようにはなりません。

それは分かってるけど、覚えるのが苦痛だし、なかなか手が伸びない、という人は多いと思います。

だから、いつまで経っても、英語の成績が伸びる気配はなく、その状況から抜け出せなくなります。

これは、英語初学者が特に陥りやすい症状なのですが、そもそも、なぜこのような症状に陥ってしまうのでしょうか?

その理由は、“言語学”という言語を科学的に研究する学問の中で、明確にされています。

記号=犬、dog

概念=頭の中に浮かぶ犬の映像、鳴き声

言葉というのは、「記号と概念」という2つの要素によって成り立っています。

たとえば、「犬、dog」という文字が記号。そして、そこから連想される犬の姿や鳴き声が概念です。

この2つが組み合わさることで、初めて単語や熟語を正しくインプットできます。

そして、英単語・熟語の暗記が得意、楽しめてるという人は、例外なく、言葉の概念を思い描くことが上手です。

たとえば、breakという単語は、「中断、休憩、分解、裂け目、絶交」など、実にたくさんの意味を持ってます。

覚えるのが得意な人は、このbreakという単語に、「連続していたものが途切れて、複数に分かれること」といった概念をパッと与えて、自分のモノにしています。

一方、単語・熟語を覚えるのが苦手な人は、言葉を単なる文字列として、記号的に認識しがちです。

明確な概念を言葉に与えることができていないと、上手くインプットすることができません。

そのため英単語・熟語の暗記にアレルギーを発症してしまうのです。

そんな人の中でも、特に熟語に対する苦手意識を持っている、というケースはかなり多いです。

熟語は、「take after~」「bring about~」など、大半が前置詞・副詞を伴う二語以上で成り立ってます。

前置詞・副詞は、抽象的かつ複数の意味を持つので、特に概念をイメージしにくく、それが暗記をより困難にしています。

関連記事:【2021最新版】英文法のおすすめ参考書・問題集13選|偏差値80超えが厳選

英文を読むことが苦痛で仕方ない

2つ目は、「英文を読むことが苦痛で仕方ない」というものです。

英文解釈の参考書や読解問題に着手したり、以前より多くの英文に触れ始めた、という段階でこのアレルギーを発症し、英語学習を進められなくなる人が毎年結構な数います。

ではなぜ、英文を読むことに拒否反応が起きるのでしょうか?

その理由は、「英文を楽しむことに、不真面目になっているから」です。

中学時代に受けた英語の授業・試験を例に出すと、日本の英語教育というのは、入口の段階から文法偏重です。

たとえば、現在形の英文を現在進行形に書き換えさせたり、too~to構文を用いた英文を和訳させる。

まるでパズルを解くような感じで、正確な文法知識ばかりを常に求めてきます。

こうした文法偏重の教育を受けていれば、「英文とは、文法と意味を完璧に理解して読まなきゃいけないもの」という強迫観念が擦り込まれてしまいます。

その強迫観念から抜け出せていないと、機械的に文法パズルを解くように、無味乾燥と英文を読んでしまいます。

そして、完璧に理解できない、訳せない英文に直面するたび、ウンザリして、自己嫌悪に陥り、読む気を失い、アレルギーを発症する、というわけです。

関連記事:【2022最新版】大学受験におすすめの英語参考書リスト|偏差値80超え経験者が厳選!

英語長文で、筆者の主張が上手く理解できない

3つ目は、「英語長文で、筆者の主張が上手く理解できない」というものです。

英文自体は読めているけど、結局のところ、筆者が何を伝えようとしているのかイマイチ掴めない。文章の全体像がぼやけている。

そのため、長文演習をしていても、結局何が言いたいのか分からず、内容一致問題で間違えてしまう。

その結果、停滞感が漂い、英語学習に嫌悪感が出てきてしまいます。

これは、英語中級者以上が発症しやすいアレルギーです。

関連記事:【2022最新版】英語長文問題集・参考書6選!|大学受験生必見です



英語アレルギーを解消する参考書3選

英語アレルギーを解消する参考書3選
ここからは、上で取り上げたアレルギーの原因に効き、英語アレルギーを解消してくれる参考書を3つ、取り上げます!

  1. DUOエレメンツ
  2. IBC対訳ライブラリー
  3. ロジカル・リーディング~三角ロジックで英語がすんなり読める~

ここで取り上げている参考書やその使い方は、あくまでも一例ですが、参考書で悩んでいる人はぜひ参考にしていただければと思います!

関連記事:【2022最新版】大学受験におすすめの英語参考書リスト|偏差値80超え経験者が厳選!

DUOエレメンツ

まず初めに紹介するのは、「DUOエレメンツ」です!

この参考書は、英単語・熟語をただの暗記ではなくイメージで覚えることができます。

この「DUOエレメンツ」には、掲載されている熟語の全てに、イメージイラストが掲載されています。

さらに、絶対に覚えておくべき、29の前置詞・副詞の基本イメージを簡単にマスターできるイラストまでついてます。

これで前置詞・副詞に対する苦手意識を一気に克服できる上、本質的な理解が深まるので、未知の熟語に出会った際にも、応用が効くようになります。

ここまで親切なら、どうしても英語を記号的に捉えてしまう、という人でも、熟語に対して明確な概念を持てるので、圧倒的にインプットが捗ります。

さらに、収録語数も990と豊富なので、この1冊だけで、早慶・MARCHレベルの熟語力に到達できます。

熟語に対して、少しでも苦手意識を持ってる受験生なら、誰でもおすすめしたい一冊です。

おすすめの使い方ですが、「DUOエレメンツ」は、見開き1ページにつき、7~8つの熟語が載っています。

熟語のイメージイラストを、一つ一つしっかり脳裏に焼き付けながら、繰り返し熟語を読み上げ、記憶に定着させてください。

またその際は、見開き1ページごとに制限時間を設けて、短期集中での暗記を目指すようにしましょう。

制限時間というゲーム的要素を取り入れることで、楽しく効率的に暗記できます。

逆に時間無制限でダラダラと暗記するのは、集中力が落ちる原因になるのでNGです。

見開き1ページにつき、2分あれば、ひとまず暗記し切れると思います。

ちなみに、各ページの暗記を2分で終えれば、最初の1周目を4時間程度で終わらせることができます。ひとつの目安にしてください。

そして、一通り暗記ができたら、

巻末に、収録熟語を用いた例文のリストが載っているので、こちらを活用して、完全に熟語知識を定着させましょう。

その際は、既に頭に焼き付けたイメージイラストを再現しつつ、各例文を音読してください。

この作業を繰り返していけば、熟語の意味もイメージも、確実にモノにでき、英単語・熟語アレルギーは間違いなく克服できます!

関連記事:【英語】DUO3.0の特徴と使い方|実用的に単語を暗記しよう!

IBC対訳ライブラリー

次に紹介するのは、IBCパブリッシングから出版されている、「IBC対訳ライブラリー」という洋書シリーズです。

こちらは、世界の名著や偉人伝が、コンパクトにまとめられた平易な英文で書かれてます。

そして原文の隣には、訳文が並んで示されているほか、語彙も表現も、易しいものばかり選ばれています。

このIBC対訳ライブラリーが特に優れている点は、ラインナップの豊富さです。

偉人伝なら、織田信長、スティーブ・ジョブス、錦織圭。そして名著なら、「星の王子様」、「芥川龍之介短編集」、ディズニー好きには嬉しい「アラジン」など、幅広く揃っています。

イラスト付きで、原文の下のほうに、専門的な単語、難しめの単語の意味も載ってるので、辞書を開く必要もありません。

原文でつまずいた箇所が出てきたら、隣の対訳をすぐ確認してもOKですし、ただひたすら、楽しんで英文を読む。読む楽しさを噛み締める。それさえ体験できたらOKです。

また、洋書は手を出しにくい、と感じた人の場合、最近は対訳付きの英語漫画なんかも発売されてますので、こちらを使ってアレルギーを克服するのもアリだと思います!

ロジカル・リーディング~三角ロジックで英語がすんなり読める~

3冊目は、大和書房から出版されている、「ロジカル・リーディング~三角ロジックで英語がすんなり読める~」です!

ちなみに、こちらの著者は、東進で人気講師だった横山雅彦氏です。

「三角ロジックって何?」と思う人もいると思います。

これは一言でいうと、英語で書かれた文章に共通している論理構成のことです。

これを理解すると、筆者の主張を明確に掴めるようになります。

そして、そのための具体的な方法論が、この「ロジカル・リーディング」一冊にまとめられています。

実は、英語ネイティブの人たちは、文章を書くときは常に、論証責任・事実・根拠という3要素を、当たり前のように盛り込み、自分の主張を展開しています。

小説を除いて、入試で出題されるような英文の場合は、全てこの三角ロジックで構成されてます。

論証責任というのは、聞き慣れない言葉だと思いますが、ここではひとまず「主張」だと理解してもらえればOKです。

三角ロジックを用いて、簡単な文章を作ってみると、こんな感じになります。

明日は晴れるだろう。気象庁が明日の降水確率は0%だと予測した。気象庁の予測の的中率は、過去20年で80%以上である。
今の文章を三角ロジックに当てはめるとこうなります。

  • 明日は晴れるだろう ⇒ 論証責任(主張)
  • 気象庁が明日の降水確率は0%だと予測 ⇒ 事実
  • 気象庁の予測の的中率は過去20年で80%以上 ⇒ 根拠

ネイティブの書く英文は、基本的に全て、現代文の評論文と同じ構造をとっているのです。

その証拠に、英語には、評論文という言葉は存在していません。

なぜなら、評論文の構造を取って文章を書くことが、当たり前だからです。

さらに言うと、英語ネイティブの人は、この三角ロジックを踏襲して、日常的なコミュニケーションも行います。

たとえば、会話相手が「明日は晴れるだろう」とだけ主張して、その後何も補足しないでいると、「So what?」「Why?」などと質問せずにはいられません。

つまり、相手の主張を裏付ける事実や根拠を、自分から進んで確認し、三角ロジックを完成させようとする。そんな心の習慣がある、と著者の横山氏は述べています。

こちらの「ロジカルリーディング」の分量ですが、全10章で構成されてます。

各章のテーマに扱われているのは、「クレームが段落の最初にくる場合」、「段落の最後にくる場合」、「複数段落の英文の捉え方」など、どれも具体的な事例です。

そして、各章のテーマを、トレーニング問題を解きながら、理解していくという形式です。

おすすめの使い方ですが、最初の一周目は、各章の解説を読みながら、トレーニング問題を解いていけばOKです。

トレーニング問題は、解説の合間に挟まれていて、その読み解き方についても、懇切丁寧に教えてくれてます。

ただし、問題を解く際は必ず、英文のどの箇所が論証責任なのか、事実なのか、根拠なのかを、まずは自分の頭で考えて結論を出すようにしてください。

そして、もしそれが間違っていたら、解説をじっくり読み込んで、間違えた原因を把握し、同じ間違いを繰り返さないようにしてください。

最終的には、各トレーニング問題の英文を読んで、「どこが論証責任か、どこが事実か、どこが根拠か」を、その理由も含めて、自分の言葉で解説できる。このレベルに至るまで、復習を繰り返してください。

ここまで仕上げれば、「三角ロジックに基づいて筆者の主張を見抜く力」のベースが完成します。

この「ロジカルリーディング」には、トレーニング問題こそついていますが、基本的には、三角ロジックの解説に最も力点が置かれています。

なので、本書で身につけた方法論を、志望大の過去問、長文演習といった実践の場で活用し、継続的に鍛え続ける必要があるということを覚えておいてください。

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