【英語】おすすめの英文解釈勉強法4ステップ|英文解釈は和訳と違う?

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荒川センセイ
こんにちは、センセイプレイスの荒川です!
「英文解釈って何?」

「受験勉強の上で何で英文解釈が大事って言われてるの?」

そんなことを思っている人は沢山いると思います。

では、そもそも皆さんは英語の勉強をする上での「英文解釈」と「和訳」の違いをはっきり理解していますか?

そこの違いをはっきり理解しないままに勉強を進めてしまっている受験生は意外と多いのではないでしょうか。

しかし、そのままの状態で勉強を進めても、いつまでたっても英語はできるようになりません。

そこで今回は、英文解釈の勉強で悩んでいる、そんな皆さんに

  • 英文解釈の重要性
  • おすすめの英文解釈の勉強法4ステップ

を中心に解説していきたいと思います!

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目次



英文解釈と和訳は、まったく違う


まず「英文解釈」と「和訳」は何が違うのか。

簡単にいうと「和訳」は英文をただ前から日本語に訳していくこと、

それに対して「英文解釈」は、英文の構造を全て理解したうえで、英文のイメージを掴んで解釈すること です。

でも、実際の受験問題にはSVOを振って英文構造を書かせる、という出題がないので、
受験生の皆さんが「何でやらないといけないの?」と思ってしまうのも無理はありません。

では、なぜ英文解釈は受験勉強の上で重要視されているのでしょうか?

次のパートで詳しく解説していきます。

関連記事:【2021最新版】英文法のおすすめ参考書・問題集13選|偏差値80超えが厳選



英文解釈のゴールは「英語を英語のまま読める」ようになること


英文解釈重要視される主な理由。

それは、英文解釈の能力は英語長文の速読の技術に直結しているからです。

丁寧に英文構造をとっていく作業は時間がかかるし、無意味に思えてしまうかもしれません。

しかし、英語長文は努力なしで一朝一夕に早く読めるようになるものではありません。

地道にSVOを振っていき、日本語訳をして、さらにそれを英語のまま読めるようになるまでイメージ化トレーニングを徹底する。

このプロセスを経るかどうかで、後々の英語力に大きなが出てきます。

構文が取れない人は、センターレベルの簡単な長文なら問題なく読めるかもしれませんが、早慶レベルの、複雑な構文がバンバン出てくる長文になってくると手も足も出なくなってしまいます。

まずは時間がかかっても、1つ1つの文構造を完璧に把握し、訳せるようになりましょう。

そうすることでだんだん英語長文自分の武器にすることができます。

ただ、英文の積み重ねである英語長文をスラスラ読めるようなるためには、いちいち和訳をしているヒマはありません。

そのため、英文解釈においては、必ずしも日本語に訳すことが大事ではない 、ということは覚えておいてください。

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英文解釈の勉強法4ステップ


ではここから、英文解釈を極めるには、ひいては「受験英語を極める 」には、具体的に何をしていけばいいのか、を4ステップに分けて解説していきます!

なお、ここから先の解説はあくまでも「英単語・英熟語・英文法の基礎が固まっている人向け」ということが前提になります。

この3つの基礎ができていないのにいきなり英文解釈の勉強をするのは、とても非効率的です。

このうちのどれか1つでも自信がない人は、まずその不安を取り除いてから英文解釈の勉強に移ってください。

①基礎的な参考書を1冊決めて、解説・和訳を見ながら英文構造を全て理解する

英単語・英熟語・英文法の基礎がある程度固まってきたら、まずは基礎的な参考書・教材を1つ決め、それに取り掛かりましょう。

ほとんどの英文解釈の参考書や教材には、とても丁寧な英文構造の解説と和訳が付いています。

それを100%活用するつもりで、じっくり見ながら1つ1つの英文構造を理解していきましょう!

私の場合、学校で配られた英文解釈用のプリントと、塾でもらった英文解釈のプリントを主に使っていました。

それをスケジュール帳の後ろに書いて、暇な時にいつでもチェックできるようにしていました。

そして、そこに書いてある1パラグラフ程度の英文を、構文から自分で完璧に再現できるようになるまでやり直しました。

ここでいう「完璧」とは、極端に言うならば、歩いている時にふと「あの英文どんなのだっけ」と思い立った時にいつでも、構造から全て思い出して、頭の中で再現できるようになる、というレベルにすることです。

まずは自分が知っている英文で繰り返し訓練を積むことで、同じことが初見の英文でもスピーディにできるようになります。

自分が使っている教材が「完璧」になった! と思ってから、新しい英文解釈の教材に移ってみてください。

関連記事:【共通テスト】英文法は必要ない?|高得点を取るために必要な勉強と参考書を徹底解説

②全ての英文構造の理解終わったら、解説・和訳を見ずに読めるかチェックし、つまづいたところを確認する

教材の全ての英文構造の理解ができた!
と思ったら、解説・和訳なしでもその英文が読めるのかチェックしましょう!

この時に気をつけて欲しいのが、ただの「読める」状態、つまり日本語に直してその英文を理解できる、というレベルではなく、「英語のまま理解できる」状態にする、ということです。

英語のまま理解できるようになれば、おのずと英文を読むスピードも上がっていきます!

関連記事:【英語】英文法を短期間で終わらせる勉強法4ステップ|英語の基礎を固める!

③解説・和訳を見ずに読めたら、音読をして英文の処理速度をあげる

100%の理解=自分の頭の中での再現ができるようになったら、突っかかるところがなくなるくらいスラスラ読めるようになるくらいまで 何度も声に出して読んでいき、英文の処理能力を上げていきましょう。

とは言っても、同じ英文を何度も何度も読むことは、受験本番でいい点数を取れることに直結しません。

なぜなら受験本番で出る英文は、100%初見の文章 だからです。

だから、音読に時間をかけすぎるのはあまりオススメできません。

あくまでも音読は、勉強に疲れたときのリフレッシュ・英文を理解する作業の一環だと思って取り組んでください。

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④長文の勉強をする際も、英文解釈でやった勉強法を意識して1つずつ完璧にしていく

上にも書いたように、英語長文は「英文の積み重ね」です。

いくら1,000words超の長文だからといっても、分解していけば全て短い英文になるのです。

だから、英語長文にとりくむときも、あくまでも基本の読み方は英文解釈と同じ丁寧に読む、という意識を持ちつづけましょう!

その意識をするのとしないのでは、実際の受験問題を解いた時の正答率に大きく関わってきます。

特に、急いで読むことに集中しすぎて一文一文の構造理解が疎かになってしまうと、早慶レベルのいやらしい正誤問題には全くと言っていいほど歯が立ちません

繰り返しになりますが、長文は単なる短い英文の積み重ねです。

過去問を解くときなどは、「これは長文だから、、、」と、読み方を変えるのではなく、英文解釈のときと同じ読み方で、一文一文を完璧に理解するつもりで読んでいきましょう!

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さいごに


私の第一志望・早稲田大学国際教養学部は、90分の試験時間の中で、

  1. 1,000words超の長文
  2. 1,000words超の物語文
  3. 会話問題(選択)
  4. 英文の日本語和訳
  5. 100words程度の英作文
を全てこなさなくてはなりません。

しかも、国際教養学部の受験生の大半が、帰国子女だったり長期留学の経験者のため、どの大問も一切手抜きは許されません。

でも、私がそうだったように、日本生まれ日本育ちの、いわゆる
純ジャパ」で国際教養学部に合格している人がいるのも事実です。

そんな「純ジャパ」は、そんな英語がペラペラなライバル達にどこで差をつければいいのか。

それは、文章の内容を正しく確実にキャッチしていく力、「精読力」をつけることです。

よく言われることですが、日本の英語教育は英文法を重視しています。
それが日本人が英語を話せない原因だ、と批判されることもしばしばですが、

「大学受験英語」に関して言えば、英文法がわかって、英文の構造を完璧に理解している人ほど、本番で高得点が狙えるのです。

帰国子女など、英語がフィーリングで読めてしまう人がいるのは事実です。
私のような「純ジャパ」は、その面では絶対に追いつくことはできません

だからこそ、英文構造の100%の理解という、努力で補える部分を完璧にして戦わないといけないのです。

精読力を鍛える練習、つまり英文を丁寧に読む練習を積んでいれば、
英語を英語のまま読むことに慣れ、おのずと速読もできるようになってきます。

英文を一文一文完璧に理解するつもりで勉強していれば、「純ジャパ」でも十分英語を味方にして、受験を乗り越えることができます。

地道な作業に根を上げないで頑張ってください!

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