【打倒早慶】偏差値70の壁を超えるための英語勉強法

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浪人を決めた人に知って欲しいたった一つのこと
荒川センセイ
こんにちは、センセイプレイスの荒川です!
「英語の偏差値が、なかなか70に到達しない、、、」

「MARCHの英語過去問はできるようになったけど、早慶の英語の過去問には歯が立たない」

「どうやって勉強したら、早慶の英語過去問で合格点が取れるようになるんだろう?」

こんなことを考えて不安になっている受験生は多いかと思います。

実際わたしも受験生の時、MARCHの英語の過去問で合格点が取れるようになってから、早慶の英語の過去問で合格点が取れるようになるまでには、かなり時間がかかりました。

過去問を見てみるとわかると思いますが、MARCHと早慶の英語の難易度には、かなり開きがあります

ですので、MARCHの過去問で合格点が取れるようになっても、早慶の英語には全く歯が立たない、なんてことも往々にしてあります。

わたし自身、受験勉強を始めた頃は、早慶の英語の壁を超えられずに苦しんでいました

具体的にいうと、はじめて早稲田の国際教養学部の過去問を解いたとき、制限時間内に、大問を半分しか終わらせることができませんでした。

しかし、早慶対策の英語勉強に注力したことで、最終的には早稲田大学の国際教養学部に現役合格することができました!

今回の記事では、MARCHの過去問では合格点を取れるようになったけれど、早慶の過去問には太刀打ちできない、、、 そんな受験生に向けて、

  • 早慶の壁を超えるために必要な英語力
  • 早慶の壁を超えるための英語勉強法
  • 早慶の壁を超えるための英語参考書プラン

について、わたしの経験を交えて解説していきます!

また、MARCHの英語過去問で合格点が取れる自信がない、、、という方は、まずはこちらの記事を参考にしてください!

早稲田に逆転合格するための英語勉強法|大学受験の最重要科目!


目次


早慶の壁を超えるために必要な英語力

早慶を超えるために必要な英語力
結論から言うと、早慶の壁を超えるために最も必要な能力は、「日本語と同じように、当たり前に英文を読める力」 です。

つまり、英語のネイティブスピーカーが実生活で読んでいるのと全く同レベルの英語長文を、試験本番で読まなくてはいけないのです。

わかりやすくいうと、「現代文の評論文を英語で読め」 と言われてるようのと同じくらいハイレベルなことを要求されています。

過去に早慶で出題されてきた英語長文は、ウォール・ストリート・ジャーナル、NYタイムズ、エコノミストなどの新聞、ネイチャーなどの雑誌、あるいは専門書などが主な出典となっています。

MARCHの英語長文では、貧困・経済格差・環境問題など、具体的で想像しやすいテーマが扱われることも多いです。

早慶の場合はそれと対照的で、日本語でもわかりづらいテーマが扱われていることが多いです。

たとえば、わたしが受験した年の早稲田の国際教養学部の英語長文のテーマは、”Gerrymander”、選挙で、自分の党を有利にするための、勝手な選挙区の改定がテーマでした。

こんなの、日本語で読んでも理解できなさそうですよね(笑)

こんな難解な文章が、早慶では毎年出題される上、受験問題は内容一致問題がメインなので、文章全体としての結論、各段落の主張などを正確に理解できている必要があります。

しかも、それに加えて、シビアな時間の使い方まで求められます。

たとえば、早稲田の文化構想学部の場合、毎年の出題数は約40問ほどで、試験時間は90分。

単純計算でも、1問につき、2分ちょっと しかかけられないです。

そして実際は、本文・設問文を読んだりする時間も当然必要なので、1問につき2分なんて悠長なことは言っていられません。

このように、早慶ならどの学部でも、基本的には時間との戦いになります。

ですので、英語を英語のまま理解し、素早く問題を解いていくという力が必要不可欠です。

「英語を英語のまま理解する」というのはどういう状態を指すのか。

それは、英語をいちいち訳したりせず、日本語を読むのと同じ感覚で英文を理解できる、という状態 です。

当たり前ですが、皆さんも普段の生活で、日本語で書かれた新聞や雑誌の記事を読むときいちいち返り読みなんてしないと思います。

さらに、「これが主語で、これが動詞で、これが格助詞で」みたいなことも一切考えないはずです。

ただ頭から読んでいって、当たり前のように文章の意味を理解する。

そして、「その当たり前に日本語を読む感覚で、英文を読める」という力が、早慶の長文問題を解くのに欠かせない のです。

早慶の壁を超えるために最も必要な英語の力は、「日本語と同じように、当たり前に英文を読める力」です。

次のパートで、「日本語と同じように、当たり前に英文を読める力」を着実に身につけられる勉強法について解説していきます!

関連記事:【2022最新版】大学受験におすすめの英語参考書リスト|偏差値80超え経験者が厳選!



早慶の壁を超えるための英語勉強法

早慶を超えるための英語勉強法
では、「早慶レベルの英語長文を、日本語と同じように読める力」は、どうやったら身につけられるのか。

答えは簡単です。

長文読解力を構成する

  1. 単語・熟語力
  2. 短文読解力
  3. 中文読解力

という3つの要素全てを早慶レベルまで高める、ということがその答えです。

ここから、この3つの要素に分けて詳しく解説していきます。

そもそも英語長文の読み方がわからない、、、という人は、こちらの記事を先に読んでおいてください!

【英語】おすすめの英語長文勉強法5ステップ|英語を英語のまま読む?

早慶の壁を超えるための英語勉強法①単語・熟語力

まずは、単語・熟語力 についてです。

早慶の英語長文は、英検準一級レベルの単語 がしょっちゅう出てきます。

英検準一級は、大学中級程度とされているので、大学受験のレベルじゃない!なんて思うかもしれません。

ただ、既にお伝えした通り、そもそも文章の出典が、英語ネイティブが普通に読む新聞・雑誌・専門書が多いです。

事実、英検準一級レベルの単語と言っても、換気という意味の”ventilation”、侵入者という意味の”intruder”など、英語ネイティブにとっては、知っていて当然の単語ばかりです。

大学中級程度のレベルというのは、あくまでも日本人にとっての話でしかありません。

早慶レベルでは、英検準一級レベルの単語が出るのは仕方ない、と割り切るしかないです。

本気で早慶を目指すなら、英検準一級レベルの単語まで暗記することを、強くおすすめします。

常に時間との戦いになる試験本番では、”ventilation”の意味を知っていたか、いなかったかが、大きな勝負の分かれ目になることが往々にしてあります。

ある程度の単語力が身についているなら、あとは文脈から分からない単語の意味を推測するのが基本ではあります。

しかし、早慶レベルにおいては、その推測する時間を節約できるということ自体が大きなアドバンテージにつながり ます。

また、英検準一級レベルの単語を習得するのに、うってつけの単語帳が実際にあるので、それは最後の「参考書プラン」のパートで使い方と共に紹介します!

なお、熟語力に関しては、解体英熟語・速読英熟語などのように、1000語程度熟語が収録されている熟語帳を、一冊丸々覚え切っていれば、十分早慶レベルの長文に対応できます。

関連記事:【2022最新版】大学受験におすすめの英語参考書リスト|偏差値80超え経験者が厳選!

早慶の壁を超えるための英語勉強法②短文読解力

早慶の壁を超えるための英語勉強法、2つめは、短文読解力 です。

最初に、この短文読解力=長文読解力の根底をなす「一文一文を読む力」 だと認識しておいてください。

本題にうつります。

早慶の英語長文の特徴の1つとして、文中の一文一文がやたら長くて複雑、というものが挙げられます。

そして当然ですが、英語ネイティブ向けの文章でもあるので、高いレベルの文法知識も普通に扱われています。

だから、「たった一文なのに、意味も構造も理解できない…」という状況に陥ってしまうことが、たびたび起こり得るのです。

しかし当然、一文一文を読むのに躓いているようでは、早慶の壁を超えるなんて、夢のまた夢です。

ですので、早慶レベルの英語長文を攻略するには、この短文読解力も、早慶レベルまで鍛えておくことが欠かせません。

では、早慶レベルの短文読解力を身につけるにはどうすればいいのか。

これに関しては、本記事の最後の「英語参考書プラン」で、参考書に絡めて解説していきます。

関連記事:【2021最新版】英文法のおすすめ参考書・問題集13選|偏差値80超えが厳選

早慶の壁を超えるための英語勉強法③中文読解力

早慶の壁を超えるための英語勉強法、最後は中文読解力についてです。

既に短文読解力の説明をしたので、ある程度予想はつくかと思いますが、この中文読解力は、「2~3文の連なり、パラグラフ単位の文章を読んで、その意味と構造を正確に理解する力」 を指します。

本題にうつります。

早慶の英語長文というのは、とにかく高い「中文読解力」が求められます。

やはり、そもそもが英語ネイティブ向けの文章なので、とりわけ文構造が複雑化しやすい傾向にあります。

1個の構文だけならすぐに見抜けても、それが2つ3つ複合していると、途端に文構造を掴み切れなくなり、意味を取れなくなってしまう。

そんな受験生も多いと思います。

つまり、「構文を暗記している」という程度では、早慶には太刀打ちできないのです。

早慶の壁をこえるには「自由自在に構文知識を使いこなせる」というレベルまで中文読解力を高めておく必要がある 、ということです。

では、「自由自在に構文知識を使いこなせる」レベルまで、いかに中文読解力を引き上げるか。

こちらも、短文読解力と同様に、次のパートで参考書と絡めて解説していきます!

関連記事:【2022最新版】英語長文問題集・参考書6選!|大学受験生必見です



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早慶の壁を超えるための英語参考書プラン

早慶の壁を超えるための英語参考書プラン
ここからは、

  • 単語力
  • 短文読解力
  • 中文読解力

の3つを早慶レベルに高めるには、具体的にどんな参考書を、どんな使い方で勉強していくのがおすすめか、詳しく解説していきます!

最初にお伝えした通り、今回の記事は、「英語の学力が既にMARCHレベルまで到達している受験生」向け となっています。

ですので、ここから提案する参考書プランも、そのレベルの受験生を想定しています。

では、MARCHレベルの受験生が早慶の壁を破るための参考書プラン をお伝えします。

  1. 「英検準1級 でる順パス単」の暗記
  2. 「関正生の英文法ポラリス 3 発展レベル」で短文読解力仕上げ
  3. 「ポレポレ英文読解プロセス50」で中文読解力仕上げ
  4. 早慶の過去問を解きながら解答力UP
とはいえ、万人にとって万能な参考書プランは存在しないので、今回提案するプランも、あくまでも1つのおすすめ・サンプルだという点はご了承ください。

STEP1:「英検準1級 でる順パス単」の暗記

今回の参考書プランで最初にやるべきは、「英検準一級レベルの英単語を覚え切る」ということ。

その目的を達成するには、当然ながら、英検専用の単語帳を使うのが最短ルートです。

ですので、旺文社から出版されている「英検準1級 でる順パス単」をおすすめします。

見開きページの左側に単語、右側に例文が掲載されていますので、その例文を「直読直解しながら、単語の意味が一秒未満で思い浮かぶ」というレベルを目標にして、全ての単語を覚え切ってください。

英検準一級レベルの単語で、複数の意味まで覚えようとするのはオーバーワークになってしまうと思うので、一語一義の暗記だけでも大丈夫です。

余裕があれば、多義語の意味も覚えましょう。

STEP2:「関正生の英文法ポラリス 3 発展レベル」で短文読解力仕上げ

STEP1で英検準一級のパス単を覚え切ったら、「関正生の英文法ポラリス 3 発展レベル」にうつりましょう。

この参考書をおすすめする理由としては、

  1. MARCH~早慶レベルの文法知識を一冊で網羅
  2. 問題を解きながら知識を身に着ける形式なので記憶の定着率がいい
  3. 人気講師・関先生ならではの解説の分かり易さと丁寧さ

の3点が挙げられます。

これ1冊で、一気に早慶レベルの文法知識まで習得できるので、非常にコスパが良い参考書です。

ポラリス3の使い方ですが、

  • 全ての問題に100%ミスなく答えられる
  • 全ての問題で扱われている文法知識について、自分の言葉で簡単に説明出来る

というレベルを目指して下さい。

そこまで到達したら、短文読解力は“ほぼ”完成となります。

最終的には、過去問などの演習を通じて、さらに短文読解力を磨き上げていくことは欠かせない です。

ですので、この段階では完成と言わず、“ほぼ”完成という表現に留めておきます。

STEP3:「ポレポレ英文読解プロセス50」で中文読解力仕上げ

そして次は、中文読解力の仕上げのため、「ポレポレ英文読解プロセス50」に移ります。

こちらをおすすめする理由としては、

  1. つまずき易い構造の英文が50題、厳選されて掲載されている
  2. 記号などを用いた、ヴィジュアル的に理解しやすく丁寧な解説が良い

という2点が挙げられます。

ここで、ポレポレを使うときの注意点を1つお伝えします。

「例文の構造を丸暗記すればいいんでしょ?だったら最初から解説読んじゃおう」といった使い方はやめましょう。

ポレポレには、今まで身に着けた構文知識で理解できる例文が、多数掲載されています。

「今の自分は、自由自在に構文知識を使いこなせるのか?」を試すためにも、まずは自分なりに格闘しましょう。

それでダメだったら、そこで初めて解説を読むようにしましょう。

そして最終的には、

  • 全ての例文を直読直解できる
  • 全ての例文の構造を、自分の言葉で簡単に説明できる

というレベルを目指して下さい。

そこまで到達したら、短文読解力と同様、中文読解力も“ほぼ”完成です。

STEP4:早慶の過去問を解きながら解答力UP

では最後、STEP4:早慶の過去問を使って、常に本番を想定した演習を積みましょう。

常に本番を想定した演習、とは、具体的には

  • 各大問の時間配分を予め決めて解く
  • 様々な解き方を試し、自分に最も適した解き方を見つける

という2点です。

この2点を徹底することをおすすめします。

たとえば、実際に早稲田に受かったセンセイプレイスの生徒の1人は、「一つのパラグラフを読んだあと一度立ち止まり、10秒以内にその内容を整理する」ということを徹底したら、内容一致問題で間違えることがほぼなくなったそうです。

これはあくまでも一例ですが、ぜひ自分にとってベストだと思える読み方・解き方を試し、本番での解答力UPにつなげていってください。

自分なりにベストな解き方を身につけられているかどうかは、合否に直結するポイントです。

各自、しっかり覚えておいてください。

そしてもちろん、過去問を解くごとに、単語・熟語・文法知識などの苦手範囲を洗い出すことができます。

その都度、今まで使ってきた参考書の復習を挟みながら、苦手範囲を徹底的に潰していってください。

この作業を繰り返して続けていけば、やがて知識の抜け漏れはなくなり、早慶の過去問で安定的に合格点を取れるようになります!

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