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今回は、そんな悩みにお答えするため、現代文に求められる“お約束”についての記事を書きました。
これさえ読めば、現代文に対する苦手意識はかなり薄れるんじゃないかと思います!
目次
現代文のお約束
現代文の基本的なルールは、たった一つしかありません。
それは、
“本文から解答の根拠を見つけ出すこと”
です。
百聞は一見にしかずなので、まずは下記の例文を読んだ上で、実際に問題を解いてみてください。
それでは、レッツ・チャレンジ!
子ども時代の話である。
動物園に行ったとき、僕は動物そのものよりも、動物のうんこを眺めるほうが好きだった。
その中でも、今もしょっちゅう思い出すのは、ゾウのうんこである。
あれは、ただひたすらにでかかった、という記憶がある。
実際のところ、その大きさはどの程度のものだったのだろうか。
ふと気になって調べてみると、いろいろなことがわかってきた。まず、ゾウは1日に100kgもうんこをする。
人間の場合、1日にするうんこの量は、せいぜい200gほど。
要するに、ゾウは人間の500倍のうんこをする、というわけだ。
ちなみに、僕の体重は60kgだから、なんと1.5倍以上の重さである。
“自分1.5人分のうんこ”。
想像してもらえばすぐにわかるが、これは実に大変な量だ。
ゾウのうんこは、なんとでかいのだろう。
【問題】
次の中から、本文の内容に最もふさわしいものを一つ選び、記号で答えなさい。
A ゾウが1日にするうんこの量は、人間の1.5倍である。
B ゾウのうんこの大きさを通じて、自然の偉大さを説いている。
C 人間のうんこは、ゾウに比べると非常に小さい。
D ゾウのうんこはとても大きい。
繰り返しになりますが、ポイントは“本文中に解答の根拠を求めること”です!
問題が解けたら、次項に進んでください。

読解問題の解き方

それでは、答え合わせに移りましょう!
まずAですが、これは明らかな間違いです。
「ゾウは人間の500倍のうんこをする」という記述が本文にあるため、すぐに誤りだと判断できます。1.5倍ではありません。
次にBですが、これについてはどうでしょう。
「自然の偉大さを説いている」とか言われると、何となくではありますが、そんな気もしてきませんか?
でも、この選択肢は間違いです。
なぜかというと、“自然の偉大さ”について、本文ではいっさい語られていないからです。
本文に書かれていない以上、根拠もへったくれもありません。
この“正解っぽいヤツ”は、常に選択肢の中に潜んでいるので注意です!
さて、残るは二つです。
Cについては、先述の通り「ゾウは人間の500倍のうんこをする」という記述があるため、内容としては間違いなく正しいでしょう。
また、Dについても、その記述が正しいのは明白です。
ゾウのうんこがいかに大きいかは、本文中で何度も実例を示されています。
では、一体どちらが正解なのでしょうか。
そのヒントは、問題文にある「本文の内容に最もふさわしいもの」という記述です。
そこで、改めて筆者の主張に着目してみましょう。
本文で繰り返し語られているのは、「ゾウのうんこがいかに大きいか」です。
よって、これこそがこの例文のメインテーマと言えましょう!
それに比べ、「人間のうんこの小ささ」はどうでしょうか。
人間のうんこはあくまでも、ゾウのうんこの大きさをわかりやすく表現するため、比較材料として取り上げられたにすぎません。
このように、比較を用いて筆者の主張を強調する表現手法を“対比”と呼びます。
“対比”は評論文においてしばしば用いられるテクニックなので、ぜひ覚えておきましょう!
要するに、人間のうんこは単なる引き立て役、というわけですね。
従って、正解はDです!

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まとめ
試験本番で、先の例文ほど簡単な文章が出題されることはあり得ませんが、
“本文から解答の根拠を見つけ出すこと”
が必要であるという事実は変わりません。
実際の大学受験における評論文では、たとえば、
「昨今、少年犯罪の凶悪化が叫ばれているが、その認識は誤りである」
といった風に、より高度な内容が筆者の主張になります。
そして、それに合わせて文章や設問が複雑化し、解答の根拠が見つけにくくなるのです。
でも、やるべきことはいつだって同じです!
“本文から解答の根拠を見つけ出すこと”
それをよくよく意識して、実際の問題にチャレンジしてみましょう。
コツさえつかめば、短期間での成績UPも夢ではありません!
また、実践にあたって問題集や参考書を使いたい場合は、以下の記事を活用してください。
それでは、素晴らしき受験ライフを!!