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「現代文の読解ってどうやって勉強していけばいいんだろう…何かおすすめの参考書はないかな?」
「早慶等の難関大に合格するために必要な参考書はどれだろう?」
こういった疑問にお答えします。
②参考書をやる前に「取り組む目的」を考えましょう
③おすすめの厳選読解力を身につけるための参考書リスト6選(読解の方法+問題演習)
④さいごに…一番大事なのは「自分の頭で考えること」です
現代文で大事な力の1つである、「読解力」。
いくら語彙やキーワードなどの難しい言葉の意味を知っていたとしても、文構造を正確に捉えたり流れを抑えることができなければ、現代文で点数を取ることは難しいです。
しかし、逆に言えばこれら読解の基礎、いわば「読み方」さえ身につけてしまえば、あとはその型に従って問題を解く練習を重ねていくことで確実に点数を伸ばしていくことができます。
この記事を書いている筆者も、文構造を捉えたり流れを抑えることができず、相当に現代文が苦手な人間の1人でした。
ですが、「先人たちの教え」が書いてあるこれらの型を身につけ問題演習を重ねていったことにより、結果的に点数が20以上上がったこともあります。
ということで今回は、その「読解力」を身につけるのに必須な参考書を厳選して紹介していきたいと思います!
では早速見ていきましょう!
目次
現代文に必要な力は読解力だけじゃない!語彙(漢字・キーワード)・解答力を身につけることも意識しよう
そもそも現代文とは、勉強法が分かりづらい科目です。
勉強しても成績が上がるかどうか不安ですし、できる人は勉強しなくても偏差値60〜70が取れてしまう場合もあります。
ですので、まずは現代文に必要な力をまず知りましょう。
現代文は、読解さえできればできると思われがちです。そういったところから、ほとんどの受験生が読み方の勉強ばかりして、中途半端なところで立ち止まってしまう。
しかし、現代文に必要な力は読解力に限ったことではありません。冒頭でも言いましたが、ほかにも語彙・解答力など、さまざまな力が要求されます。
そしてその語彙は大まかに、漢字とキーワードの二つに分類できます。
漢字については、大学受験レベルとして出版されているもので対策していく必要があります。
キーワードは、「演繹」「帰納」「メタファー」「アウフヘーベン」など、日常会話ではほとんど登場しない特殊な語彙がメインとなるので、専門的な対策が必要となります。
解答力とは、現代文を読解して、その情報から問題を解く能力を指します。いくら文章が読めているからといって、選択肢をきちんと根拠をもって消去できるか・記述問題で文章表現に気を付けながら記述できるかどうか、など問題演習を通してしか身につけることのできない、得点を取る力も要求されます。
ですので、読解力だけを磨くのではなく、読解力・語彙(漢字・キーワード)・解答力をバランスよく学習していくことを忘れないようにしましょう。

ここにある参考書をすべてやるのは不可能!自分の目的に合った参考書を適切に使い分けよう!
次に、この記事を読んでもらう上での注意点について、書いていきます。
まずはじめに言いたいのが、この記事に書いてある参考書をすべてこなすことは不可能であるし、そもそもしなくていいということです。
ここに書いてある参考書はもちろんのこと、他のサイトさんや書店に並んでいる参考書はあくまで一例でしかありません。
自分が志望校合格に向けて、力をつける・足りないものを埋めるために使うのが参考書です。
なので、志望校と現在の自分との距離を測り、自分には今なにをやる必要があるのかを考えたうえで、適切に参考書選びをしましょう。
当記事がその助けになればうれしいのですが、あくまで参考でしかないので、「この記事に載っていない参考書には取り組んではいけないんだ」という風に考えるのだけは、絶対にしないようにしてください。
志望校と自分の距離を測り、当記事などを参考にしつつ、最終的には自分で必要な参考書を判断してください。

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現代文が苦手な人におすすめ(偏差値目安:50以下)
現代文が苦手でどうしようもないという人は、読解法を基礎の基礎からインプットする必要があります。
ここでは、現代文がどうしても苦手だという人のために、読解法を基礎の基礎からインプットできる参考書をご紹介します。
田村のやさしく語る現代文
こんな人にオススメ!
- 現代文がまったくわからないという受験生
- 中学生のころから、国語が苦手で困っていたという受験生
メリット
- 解説が会話口調なので、その場で授業を受けている感覚で読み進めることができる
- 現代文とは?というレベルからわかりやすく解説している参考書なので、本当に苦手な人でも安心して取り組むことができる
デメリット
- 講義部分と問題部分のレベル差が激しい
現代文が苦手だという人に鉄板としておすすめされている参考書、『田村のやさしく語る現代文』です。代々木ゼミナールから出版されています。
この参考書の特徴は、初学者にとにかく優しい参考書であるということ。
参考書自体もとても薄く、レベルも基礎レベルから中堅私大までカバーされているので、現代文の力を確実につけていきたいと考えている人に非常におすすめできる参考書であるといえます。
ただ、この参考書は講義部分と問題部分に分かれているのですが、講義部分を読んだだけでは問題部分のレベル感に対応できないくらい、講義部分と問題部分のレベルに乖離があるので、そこを知ったうえで取り組まないと挫折する危険性があります。
詳しい解説記事はこちら☟
現代文がそこそこな人におすすめ(偏差値目安:50~60)
「現代文はそこそこフィーリングで解けてしまうけど、点数の波が激しい」という人は、先ほど紹介したものよりも1つ上のレベルの読解法をインプットして、問題演習に取り組みながら、自分の足りないところを分析していくという勉強法をおすすめします。
そのために、活用できる参考書をいくつかご紹介します。
船口のゼロから読み解く最強の現代文
こんな人にオススメ!
- 実践を交えて、現代文の読解力を上げていきたいという受験生
- 読解法をある程度インプットしたのに、それを意識して演習ができていないという受験生
メリット
- 読解法をその場で実践できる形式になっているので、問題を解いていく中で力をつけていくことができる
- 図解がついているので、視覚的にも理解しやすい
デメリット
- 少し参考書自体が厚いので、現代文に苦手意識がある人がいきなり飛び込むのは厳しいかも
代々木ゼミナールの現代文講師・船口明先生が執筆なさっている参考書である『船口のゼロから読み解く最強の現代文』です。
この参考書は、大きく2つに分かれています。
STEP1では、実際に問題を解くにあたって「正しい読解法」を学び、STEP2で「正しい読解法」を使い、問題を解いて徹底的にその型を身につけていける、という構成になっています。
このように、基礎と実践、つまり「やり方を知って実際にそれを使うことができる」というのが本書の特徴です。
図解がついているので、視覚的にも理解しやすいという点も挙げられます。
ただ、少し参考書自体が厚いので、現代文に苦手意識がある人がいきなり飛び込むのは厳しいかもしれません。
詳しい解説記事はこちら☟
決める!センター現代文
こんな人にオススメ!
- 現代文はある程度できるが、点数の波が激しいので、読解法をインプットしておきたいと考えている受験生
- センター現代文をあまり得意としていない受験生
メリット
- 現代文の読解法を、問題を解きながら理解することができる
- センターの秘訣・例題という構成になっており、解法をその場で試すことができる
デメリット
- 現代文が苦手な人がいきなり飛び込むと、厚さ・難易度的に挫折する可能性あり
さきほど紹介した、『船口のゼロから読み解く最強の現代文』の作者である代々木ゼミナールの現代文講師・船口明先生が執筆なさっている参考書です。
この参考書の特徴は、センターの秘訣→例題という構成になっており、インプットした読解法をその場で試すことができます。
読解法というのは頭で理解していても、演習で意識するのがなかなか難しいものです。しかし、この参考書なら、その場で演習をすることができるので、半ば強制的に演習で意識することになります。
そのため、読解法を意識することが習慣化できる可能性が高いです。
しかし、現代文が苦手な人がいきなり飛び込むと、厚さ・難易度的に挫折する可能性ありなので、そこは注意してください。
詳しい解説記事はこちら☟
現代文ゴロゴ解法公式集1 センター試験編
こんな人にオススメ!
- 「こう読めばいい!」という型をとりあえず頭に入れておきたい受験生
- 文章を図解して解くのが好きな受験生
メリット
- 逆説には▲、順接には▼など、読解法がものすごくはっきりしているので、頭に入れやすい
- 文章をパーツごとに印をつけて解いていくので、とっかかりやすい
デメリット
- 現代文の本質よりも、記号をつけることが目的になる危険性
古文単語で有名な『ゴロゴ』シリーズの現代文verである、『現代文ゴロゴ解法公式集1 センター試験編』です。
この参考書の特徴は、とにかく読解方法がものすごくはっきりしていること。
「Aではなく、Bパターン」
「逆接には▲、順接には▼」
など、つける記号から、読解パターンまで、現代文のさまざまなことがルール化されている参考書になっています。
ただ、この参考書は、とっかかりやすい分、現代文を読むためというより、その記号やパターンを見つけることが目的になってしまいかねないので、そこはよくよく注意して使いましょう。
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現代文が得意な人におすすめ(偏差値目安:60以上)
「現代文はフィーリングで解けてしまうし、得点も安定しているけど、正しい読解法を学習しておきたい」
という人は、難易度の高い読解法をインプットできる参考書を活用するのがいいと思います。
そのために、活用できる参考書をいくつかご紹介します。
現代文読解の基礎講義
こんな人にオススメ!
- 現代文はそこそこフィーリングで解けてしまうし、得点も安定しているけど、正しい読解法を学習しておきたい受験生
- 現代文におけるハイレベルの読解法を学習したい受験生
メリット
- 「しかしが来たらマーカー」など、本質を学ぶための方法論がちりばめられている
- マーカーの一覧表があるように、方法論がはっきりしていて、学習しやすい
デメリット
- マーカーをつけることが目的化してしまう危険性
駿台文庫から出版されている『現代文読解の基礎講義』という参考書です。
「基礎講義」という参考書名ですが、東大や阪大の問題も掲載されていることから、このレベルで紹介しています。
この参考書の特徴は、「しかしが来たらマーカーを引く」のように、方法論がとにかくはっきりしているので学習しやすいという点です。
他の参考書であると、「逆接に注意」のような記述ですが、試験で実際にどう読んでいけばいいかという部分がルール化されているので、実際に解くときに方法論を運用しやすいです。
ただ、マーカーをつけることが目的化してしまう危険性があるので、読むためにマーカーを付けているということは忘れないでください。
現代文ゴロゴ解法公式集2 国公立・私立大編
こんな人にオススメ!
- 「こう読めばいい!」という型をとりあえず頭に入れておきたい受験生
- 文章を図解して解くのが好きな受験生
メリット
- 逆説には▲、順接には▼など、読解法がものすごくはっきりしているので、頭に入れやすい
- 文章をパーツごとに印をつけて解いていくので、とっかかりやすい
デメリット
- 現代文の本質よりも、記号をつけることが目的になる危険性
さきほど紹介した『現代文ゴロゴ解法公式集1 センター試験編』の国立・私大verである、『現代文ゴロゴ解法公式集2 国公立・私立大編』です。
この参考書の特徴は、とにかく読解方法がものすごくはっきりしていること。
「Aではなく、Bパターン」
「逆接には▲、順接には▼」
など、つける記号から、読解パターンまで、現代文のさまざまなことがルール化されている参考書になっています。
ただ、この参考書は、とっかかりやすい分、現代文を読むためというより、その記号やパターンを見つけることが目的になってしまいかねないので、そこはよくよく注意して使いましょう。
詳しい解説記事はこちら☟