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「やっぱり現代文のために予備校にいった方がいいのかな」 「そもそも独学で現代文の受験勉強して大丈夫なの?」
このような悩みを抱えている受験生は多いのではないでしょうか。
ぼくが高校生のころは、現代文は授業の勉強が中心でした。しかし、学校の現代文の授業は、あくまで定期テストのための内容なので、大学受験の現代文を解く力がまったくつかないような状態でした。
そんな状況だったのですが、現代文のためだけに予備校に行くのは両親に申し訳ないなとも思っていました。そこで最終的に、独学で受験の現代文を乗り越えようと決意しました。
現代文は、現代文のための読解力を身につけなかればならないため、これを学べばすぐに点数が伸びて行くというようなものではありません。その上、現代文の読解力を身につけるには時間がかかるため、現代文は他の科目に比べて成果が出るまでとくに時間がかかります。
成果が出るまでは自分のやり方は正しいのかとよく不安になっていたことも多かったです。
ですので、現代文の勉強を独学でし始めたものの、成績が伸びなくて悩んでいるという受験生の皆さんの気持ちがよくわかります。
そんな私も苦労を乗り越えた末に独学で現代文の偏差値70を越え、慶應と早稲田に合格することができました!
この経験から、現代文は独学で勉強することは可能だと考えています。
そこで今回の記事では、独学で現代文を勉強して早慶W合格をしたぼくだからこそお伝えできる
- 現代文を独学で乗り切れるかは〇〇で決まる
- 現代文の独学方法
- 現代文の独学にオススメの参考書
以上3つをご紹介していきます!
目次
現代文を独学で乗り切れるかは〇〇で決まる?

現代文を独学で乗り切れるかは、志望校によって決まります。
なぜかというと、大学ごとに問題形式や内容がまったく異なるからです。
では、志望校によってどのように変わって来るのかご紹介して行きます!
私立大学を目指している場合
私立大学の現代文は独学で対策が可能です。
そもそも独学とは、予備校や塾に行かずに参考書を使って自分で勉強するというものです。
現代文の参考書では、主に知識や読解方法などを学ぶことができます。
その知識や読解方法などを現代文の参考書を使って身につけることができれば、私立大学の現代文で得点できる力は十分に身につけられると言えます。
なぜかというと、私立大学の現代文は、知識や読解方法を身につけていれば解くことができる問題がほとんどだからです。
具体的には、漢字や語句の意味などの知識問題、文章の内容理解を選択式で問う読解問題などがほとんどです。
このような問題形式は、採点の判断基準がはっきりしているので、参考書を通じた学習に適しています。
そのため、知識や読解力を参考書で身につけることができれば、予備校や塾に行かずとも独学で対策ができると言うわけです。
ですので、私立大学の現代文は独学で対策が可能と言えるでしょう!
国公立大学を目指している場合
国公立大学の現代文は独学ですべて対策することをオススメしません。
先ほどもお伝えした通り、独学とは、予備校や塾に行かずに参考書を使って自分で勉強するというもので、現代文の参考書では、主に知識や読解方法などを学ぶことができます。
そのため、その知識や読解方法を現代文の参考書を用いて身につければ、単純に現代文の知識や読解力で解ける問題には対応することができます。
しかし、国公立は参考書で身につけられる知識や読解方法ですべて対策するのはむずかしいです。
なぜかというと、国公立の現代文は、知識や読解方法を身についていることに加えて、文章構成力や要約力なども問うて来るからです。
具体的には、100文字を超える記述問題や、問題文全体を理解し要約を求めてくる問題などとにかく論述問題が多いです。
このような論述問題は、採点の判断基準がむずかしいので、独学で取り組むと自分はどこができていなくてどうすれば良いのかがわかりにくいです。
ですので、国公立大学の現代文は問題や解答を客観的に評価できる人に見てもらうのがいいでしょう。
ただ、私立と国公立では入試問題が違うとはいえ、現代文の基礎になる知識や読解方法は変わりません。
そのため、現代文の知識・読解方法を学ぶ段階では、参考書を通じて独学で対策することは可能と言えるでしょう!

おすすめの現代文独学4ステップ

ここからはオススメの現代文独学4ステップをご紹介します!
- 読解系講義本で現代文の読み方をおさえる
- 漢字や語彙の知識をつける
- 読解演習に取り組み、現代文の読み方を定着させる
- 過去問を使って志望校対策に取り組む
①読解系講義本で現代文の読み方をおさえる
読解系の講義本で、現代文の読み方をおさえましょう!
普段、みなさんが、スマホや本で文章を読むときの読み方と、現代文の読み方はまったく異なります。
普段は、上から下に流し読みしてもある程度内容はつかめますし問題ありません。
しかし、現代文では、文の構成や筆者の主張を意識して読む必要があります。
現代文の読み方をかんたんにできるようになれば苦労しませんが、最初から現代文の読み方ができるという受験生はほとんどいません。
しかしそれは、日常的に現代文の読み方をする場面がなく、慣れていない受験生にとってごく当たり前のことです。
いわゆる現代文のセンスがあるという人は、現代文の読み方が少しできていただけで、 今はできない人でも読み方を学べば十分に現代文で得点できるようになります。
そのため、まずは読解系の講義本で現代文の読み方をおさえていきましょう!
②漢字や語彙の知識をつける
次に、漢字や語彙の知識を身につけましょう!
大学受験の現代文では、漢字や語彙の知識を問う問題が出題されます。
そのため、漢字問題集や用語集などを用いて、知識の補充を行っておくことが必要です。
また、漢字・語彙問題で得点するためだけでなく、漢字や語彙の知識は現代文を読解する上で不可欠なものです。
なぜならば、現代文はふだん読む文章とは違って、知らない単語や難しい語彙が使われることがよくあるからです。
そこで、漢字や語彙の知識を身につけていれば、現代文をより理解しやすくなり、得点する力も上がります。
ですので、漢字や語彙の学習もおこたらずに、しっかり勉強していきましょう!
③読解演習に取り組み、現代文の読み方を定着させる
現代文の読み方や基礎知識をおさえたら、読解演習に取り組み、現代文の読み方を定着させましょう!
知識をインプットするだけでは、学んだつもりになるだけで、自分の知識として定着しません。
そのため、問題演習などを通じて、学んだ知識をアウトプットする必要があります。
実際に自分がインプットした読み方や知識が使えているか、確かめながら読むのがおすすめです。
また、現代文の読解演習に取り組むときは、必ず自分のレベルにあった問題に取り組むようにしましょう。
むずかしい問題を解けるようになりたいと思って、最初からむずかしい問題に取り組んでも、あまり効果はありません。
自分のレベルに合わない問題で演習してしまうと、時間だけたくさん使ったけれど、力はあまりつかなかったということになりかねません。
ですので、最初は自分に合ったレベルから、少しづつレベルをあげて、むずかしい問題にもチャレンジして行きましょう!
④過去問を使って志望校対策に取り組む
最後に、志望校対策に取り組みましょう!
読解演習に取り組み、現代文の読み方が身につけば、現代文の基礎はできていると言えるでしょう。
ですので、読解演習で身につけた基礎力を、志望校の過去問に取り組み、応用していきましょう!
大学受験の現代文の問題は、受験生からするとあまりなじみのないものが多いです。
そのため、志望校の過去問を多く解いて、慣れるということが大切になってきます。
どれだけ多くかというと人それぞれなので一概には言えませんが、ぼくの場合は1つの大学・学部の過去問は10年分は解くようにしていました。
10年分解くと、その大学の問題傾向はかなりつかめたので、本番でも焦らず落ち着いて問題を解くことができました。
ですので、志望校の過去問を使って入念な対策を行っていくと良いでしょう!

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【分野別】現代文の独学におすすめの参考書8選

現代文の独学にオススメの参考書8選をご紹介します!
語彙・漢字
入試漢字マスター1800+
こんな人にオススメ!
- 漢字の読み・書き取りで点数を落とすことが多い受験生
- 漢字の勉強にしっかり時間をとって取り組む余裕のある受験生
メリット
- つくりがシンプルなので取り組みやすい
- 小学生レベルのものも混じっているので、本当に苦手な人でも取り組みやすい
デメリット
- そもそもの量が多いので、漢字の勉強でいっぱいいっぱいになってしまう可能性
河合出版から出されている『入試漢字マスター1800+』です。
この参考書の特徴は、読み・書き取りがそれぞれレベル別に分けられていること・つくりがシンプルなこと・掲載量が豊富なことが挙げられます。
読み・書き取りがそれぞれレベル別に分けられているので、読みと書き取りのどちらか一方が苦手で、一方が得意だという人でも、取り組む分野をレベルで決められて使いやすいです。
ただ、1800と数が多いので、漢字の勉強で手いっぱいになる可能性があります。
ことばはちからダ!現代文キーワード
こんな人にオススメ!
- 1つのキーワードに対して詳しい解説が欲しいと考えている受験生
- キーワードの意味でつまづくことが多いという受験生
メリット
- 1つのキーワードに対する、解説・例文が豊富に掲載されている
- 難易度の高いキーワードでも、例文・解説で詳しく学ぶことができる
デメリット
- 掲載キーワードの数はそこまで多くない
河合出版から出されている『ことばはちからダ!現代文キーワード』です。
この参考書の特徴は、1つのキーワードに対する、解説・例文が豊富に掲載されている点です。
難易度の高いキーワードでも、例文・解説で詳しく学ぶことができます。
掲載キーワードの数はそこまで多くないので、そこは注意してください。
講義本
田村のやさしく語る現代文
こんな人にオススメ!
- 現代文がまったくわからないという受験生
- 中学生のころから、国語が苦手で困っていたという受験生
メリット
- 解説が会話口調なので、その場で授業を受けている感覚で読み進めることができる
- 現代文とは?というレベルからわかりやすく解説している参考書なので、本当に苦手な人でも安心して取り組むことができる
デメリット
- 講義部分と問題部分のレベル差が激しい
現代文が苦手だという人に鉄板としておすすめされている参考書、『田村のやさしく語る現代文』です。代々木ゼミナールから出版されています。
この参考書の特徴は、初学者にとにかく優しい参考書であるということ。
参考書自体もとても薄く、レベルも基礎レベルから中堅私大までカバーされているので、現代文の力を確実につけていきたいと考えている人に非常におすすめできる参考書であるといえます。
ただ、この参考書は講義部分と問題部分に分かれているのですが、講義部分を読んだだけでは問題部分のレベル感に対応できないくらい、講義部分と問題部分のレベルに乖離があるので、そこを知ったうえで取り組まないと挫折する危険性があります。
船口のゼロから読み解く最強の現代文
こんな人にオススメ!
- 実践を交えて、現代文の読解力を上げていきたいという受験生
- 読解法をある程度インプットしたのに、それを意識して演習ができていないという受験生
メリット
- 読解法をその場で実践できる形式になっているので、問題を解いていく中で力をつけていくことができる
- 図解がついているので、視覚的にも理解しやすい
デメリット
- 少し参考書自体が厚いので、現代文に苦手意識がある人がいきなり飛び込むのは厳しいかも
代々木ゼミナールの現代文講師・船口明先生が執筆なさっている参考書である『船口のゼロから読み解く最強の現代文』です。
この参考書は、大きく2つに分かれています。
STEP1では、実際に問題を解くにあたって「正しい読解法」を学び、STEP2で「正しい読解法」を使い、問題を解いて徹底的にその型を身につけていける、という構成になっています。
このように、基礎と実践、つまり「やり方を知って実際にそれを使うことができる」というのが本書の特徴です。
図解がついているので、視覚的にも理解しやすいという点も挙げられます。
ただ、少し参考書自体が厚いので、現代文に苦手意識がある人がいきなり飛び込むのは厳しいかもしれません。
問題集
入試現代文へのアクセス基本編
こんな人にオススメ!
- 現代文がまったくわからないという受験生
- 中学の現代文ですでにつまづいている受験生
メリット
- 問題レベルが平易なので、インプットした読解法を意識して問題を解きやすい
- 各段落の解説があるように、文章自体の解説も詳しい
デメリット
- 段落同士のつながりなどの解説はない
河合塾で人気のある現代文講師が、総出で監修した問題集である『入試現代文へのアクセス 基本編』です。
この参考書の特徴は、現代文が苦手な人でも取り組みやすい難易度と、各段落の解説があり、文章の理解がしやすいという点です。
ただ、段落同士のつながりなどの解説はないので、そこは自分で学習していく必要があります。
入試精選問題集現代文
こんな人にオススメ!
- 記号問題は得意だが、記述問題は苦手だという受験生
- 現代文の勉強を、記述問題を通してやっていきたいという受験生
メリット
- 記述問題が豊富なので、本物の読解力・解答力を身につけることができる
- 解答・解説が別冊になっていて、かなり詳しい/li>
デメリット
- 文章自体の解説は少し少なめ
河合出版から出されている『入試精選問題集現代文』です。
この参考書の特徴は、記述問題が豊富だというところです。
私大の現代文は記号問題がほとんどですが、国立だと記述問題が出る大学もありますし、記述問題を解くことができるようになると、本物の読解力・解答力を養成することができるので、おすすめです。
文章自体の解説は少し少なめなので、そこは注意してください。
現代文と格闘する
こんな人にオススメ!
- 現代文の確固たる力を身につけたいと考えている受験生
- 基本的な読解力・解答力は身につけたのに、点数が伸び悩んでいるという受験生
メリット
- 「語句」から「演習」まで、基礎から実践まで網羅されている
- 第1部~第3部と体系立てて、現代文を学ぶことができる
デメリット
- 難易度はかなり高いので、現代文で差をつけたいという人以外には、すこしオーバーワークになりかねない
河合出版から出されている『現代文と格闘する』です。
この参考書は、大きく分けて3つのパートに分かれています。
第一部では「語句のイメージ」、第二部では「文章の読み方」、第三部では「演習」と、基礎から実践まで網羅されているのが本書の特徴です。
演習の出題数自体は13題となっていて、読解法や解説もこと細かく説明されているため参考書自体は厚めです。
難易度はかなり高いので、現代文で差をつけたいという人以外には、すこしオーバーワークになりかねません。