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「やっぱり予備校とかいった方がいいのかな」
「そもそも独学で日本史って大丈夫なの?」
こんなことを感じて不安になっている受験生・高校生の皆さんはかなり多いのではないでしょうか。
実際わたしも日本史選択だったのですが、高2の1月に受けた模試では偏差値が40台しかありませんでした。
そんなひどい成績だったのですが、学校の授業は進みが遅くてあてにならないし、日本史は予備校にも通わなかったため、日本史を独学して大学受験に臨みました。
1人で日本史の勉強を続けながらも、このやり方で大丈夫なのかな…といつも不安だったので、皆さんの気持ちはとてもよくわかります。
そんなわたしでも、1年間の独学で日本史の偏差値を20以上あげて、早稲田大学に合格することができました!
後ほど詳しく説明をしていきますが、日本史は独学で勉強するのが圧倒的におすすめです。
そこで今回の記事では、わたしの体験をもとに、
- 日本史の独学がおすすめの理由
- 具体的な日本史の独学方法
- 日本史の独学におすすめの参考書
の3点を解説していきます!
それではいきましょう。
目次
【結論】大学受験の日本史は独学がむしろおすすめです
先ほども述べましたが、結論としては、大学受験の日本史は独学がむしろおすすめです!
この記事を読んでいる皆さんの多くは、日本史は独学で受験を乗り切れるのか、不安を感じていると思います。
そんな皆さんには、日本史は独学で乗り切れる、というよりも、独学がおすすめだ、ということを伝えたいです!
学校や予備校の日本史の授業は基本的に講義型なので、結構余計な話も多いですし、授業を聞くだけの受け身の学習になってしまいます。
実際、学校で日本史の授業を受けている皆さんの中にも、授業を聞いているだけではつまらなくて寝てしまう、という人も多いと思います。
受け身の学習に時間を費やすのであれば、自分にあった勉強法や参考書で、能動的に自分で知識を増やす学習をした方がよっぽど効率がいいです!
とはいえ、いざ始めようと思っても、独学って何をどうすればいいのかわからないですよね。
ここからは、効率の良い日本史の独学方法を、5ステップに分けて具体的に解説していきます!
関連記事:徹底検証!偏差値40から早稲田逆転合格への参考書リスト:日本史編

おすすめの日本史の独学5ステップ

- 講義本などでざっくり流れを理解する
- 時代ごとに丁寧に学習していく
- ②と同時並行で、一問一答・問題集でアウトプットしていく
- テーマ史を学習する
- 過去問演習を積む
①講義本などでざっくり流れを理解する
まず初めに、講義本などを使ってざっくり流れを理解しましょう!
この段階では、本当にざっくりで大丈夫です。
イメージとしては、時代の順番がわかるかなとか、何世紀は何時代だったんだとか、そのくらいざっくりです。
最初はざっくりで大丈夫なので、4日〜1週間くらいの短期間で流れを理解しましょう!
ここでいう「流れを理解する」とは、原始時代から現代までの通史を学ぶ、ということです。
そもそも通史とは、場所や地域などを限定せずに、原始時代から現代までの歴史を時代に沿って歴史を捉える方法です。
流れを理解する、つまり通史をやるおすすめの方法として、山川出版などの教科書を1周読み切るという方法を聞いたことがある人もいるかもしれません。
しかし、1周読み切るのにとても時間がかかるので、99%挫折してしまいます。
ちなみに、実際わたしも現役の時に読もうとしてみたのですが、10ページも読めずに諦めてしまいました(笑)
ですので、教科書よりももっと軽いものでよいです。具体的には、漫画・本・薄い参考書などがあげられます。
とにかく、、どんな形でも日本史に触れてみることが大事です!
わたしは、先輩におすすめされた「ざっくりわかる日本史の授業」という本を使ったのですが、分量もそこまで多くないし文章が面白くて読みやすいので、1週間程度で読み切ってしまいました!
特に日本史に興味が持てないという受験生にはおすすめです!
関連記事:【2021最新版】おすすめの日本史参考書・問題集リスト|文化史対策もできる!
②時代ごとに丁寧に学習していく
流れをざっくり理解したら、時代ごとに丁寧に学習していきましょう!
ここでは、用語の暗記と時代ごとの勉強について、具体的な学習例を交えながら説明していきます。
まずは用語の勉強方法についてです。
勉強を初めてすぐの段階ですので、まずは頻出の用語を押さえます。
1週間で何百年分進める、とか1日で参考書何ページ分進める、とか具体的に進める量を決めて、丁寧に学習していきましょう。
ほとんどの受験生が使っている山川の用語集を使った学習例を紹介します。
山川の用語集でいうと、用語の頻出度が①〜⑧の数字表されています。
なので、頻度が高いことを表す④〜⑧を確実に暗記していきましょう。
頻度の低い①〜③の単語に関しては、かなり頻度が低いですし、そこまで全部覚えるのは流石に無理があります。
そこは自分の志望校のレベルと照らし合わせながら適宜学習していきましょう。
次に、時代ごとの丁寧な勉強法についてです。
おすすめの方法は、実況中継シリーズなどの講義本を読みながら用語集を使って知識を増やし、それをまとめた、「これさえ見ればわかる」というノートを1冊作ることです。
まとめる、と言っても、1からノートを作っていては時間がかかってしまいますよね。
そこで、日本史の流れのみが書いてあり、重要単語などが空欄になっていて自分で書き込むことができる、「山川詳説日本史ノート」を使うことをおすすめします!
具体的な使い方は、こちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください!
この時代ごとの丁寧な学習で得た用語・知識は、何回も何回も書いて覚えるようにしましょう。
何回も日本史の用語を書いているうちに、流れも自然と頭に入ってきます。
このステップはとても時間がかかりますし、他の時代に入ったらその前の時代のことを忘れちゃう、なんてこともザラにあるのでかなり苦痛だと思います。
ですが、この工程をしっかりやるかどうかで、その後の日本史の学力に大きく差がつきます。
時間をかけてしっかり学習していきましょう。
関連記事:【共通テスト日本史対策】2ヶ月で共通テスト日本史で満点を取るための勉強法|おすすめ参考書もご紹介!
③②と同時並行で、一問一答・問題集でアウトプットしていく
②のインプットと同時並行で、一問一答や問題集を使ってアウトプットをしていきましょう!
知識をインプットしたら、すぐに問題を解いてアウトプットすることで、より記憶に定着させることができます。
例えば、②で室町時代が終わったなら、その知識がちゃんと自分のものになっているかを確認するためのテストとして室町時代の問題を解きましょう。
そこで間違えた問題や、まぐれで正解したような問題があれば、そこを重点的に復習してください。
また、一問一答や問題集を解いて初めて得た知識や用語なども、丁寧にインプットしていきましょう。
そういう初めて知ったことも、②で紹介したような、「これさえ見ればわかる」という自分だけのノートに書き込んで、知識を増やしていきましょう。
関連記事:【日本史】日本史の定期試験の勉強法を徹底解説!|丸暗記では意味がない!?
④テーマ史を学習する
通史が終わったら、テーマ史の勉強を始めましょう!
テーマ史とは、時代ごとで区切った通史ではなく、時代を超えて、1つのテーマに絞った出題をする問題のことです。
人気のテーマ史としては、文化史・女性史・外交史などが挙げられます。
大学受験では通史だけではなく、上記のようなテーマ史が大問として出てくることが多いです。
ですのでテーマ史の学習は、通史の学習と同じくらい、大学受験の日本史対策には大事になってきます。
テーマ史も通史の勉強と同じように、実況中継シリーズなどの講義本である程度知識を入れた後に、用語集で知識を増やし問題演習でさらに知識を増やす、というステップで取り組んでください。
特に文化史は、どの大学でも頻出のテーマ史なので、資料集も使って視覚的に学習するのがおすすめです。
ちなみに、通史ができていないとテーマ史もできるようにはなりません。
ですので、テーマ史を勉強しながら、並行して改めて通史ももう1・2周して、併せて知識を定着させていくのがおすすめです。
関連記事:慶應に逆転合格するための日本史参考書リスト|ライバルに差をつける
⑤過去問演習を積む
通史が終わってテーマ史にある程度取りくめたら、志望校の過去問を使って、ハイレベルな演習にもうつっていきましょう!
大学や学部ごとに出題形式も傾向も全然違うので、志望校・学部に特化した対策が必要です。
例えば、国際系学部だったら外交史、商・経済・経営学部とかだったら経済史・税制史、とか学部の特徴がわかりやすく出題傾向に現れることが多いです。
ですので、過去問を使って志望校に特化した対策をして、実際の入試問題に慣れていきましょう。
また、難関大の過去問演習になってくると、自分の知識じゃ全然足りないと実感すると思います。
そこで挫折して諦めるのではなく、過去問で新たな知識を吸収することが自分の学力の向上につながります。
過去問は解きっぱなしにするのではなく、解説を読んで、なんで間違えたのか、どこの知識が足りなかったのかを復習することの方が、解くことよりも大事になってきます。
過去問演習でも、常にインプットをする、という姿勢を忘れないようにしましょう!
関連記事:【大学受験】日本史がおぼえられない受験生が読むべき1冊を教える

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日本史の独学におすすめの参考書7選
ここまで、日本史の独学の詳しいやり方と、何冊かおすすめの参考書を紹介してきました!
ここからは、今まで紹介したものの他に、独学の時におすすめの参考書を紹介していきます。
上で解説してきた、おすすめの独学の方法5ステップに即して紹介していくので、参考にしてみてください!
関連記事:【2022最新版】レベル別おすすめの日本史問題集8選|現役国公立大学生が厳選!
山川用語集
まず、日本史選択の受験生全員が持っておくべき、「山川用語集」です。
山川の教科書に即して、大学受験の日本史に出てくる全ての用語がここに載っている、といっても過言ではありません。
多くの大学の入試問題が、この山川の用語集を参考にして作られているそうなので、全受験生が持っておくべき1冊です。
実況中継シリーズ
日本史を独学でやるなら持っておきたいのが、この「実況中継シリーズ」です。
わたしも使っていたのですが、解説がしゃべり言葉なので読みやすいですし、混乱しそうな複雑な点もわかりやすく整理してくれています。
CDもついているので、それを聞きながら学習することも可能です!
ざっくり流れを理解した後の、ステップ②の時代ごとの学習の際に持っておくとかなり独学が捗ると思います!
山川詳説日本史ノート
先ほども軽く紹介しましたが、まとめノートを作るなら「山川詳説日本史ノート」がおすすめです。
基本的なフォーマットはできているので、そこに書き込むだけで、山川の教科書に即した自分だけのまとめノートを作ることができます。
また、A4サイズのノートで余白もたくさんあるので、問題集などで得た知識を書き込むスペースがたくさんあるのもおすすめポイントです!
東進一問一答
ステップ③の、アウトプットの段階に入ったら、一問一答も活用していくことをおすすめします!
一問一答も、たくさん種類があるのですが、東進が出している一問一答が特におすすめです!
わたしは最初、山川の一問一答を使っていたのですが、あまりにもデザインが淡白で全くやる気が出なかったです(笑)
シンプルすぎないので見やすく、使いやすいですし、何より実際の受験問題をもとにした掲載問題がとても充実しています。
移動時間などいつでも使えるので、独学には欠かせない1冊です!
東進日本史Bレベル別問題集
レベルごとに分かれている、「東進日本史Bレベル別問題集」は、問題演習の1冊目におすすめです!
問題集レベル1くらいであれば、あまり知識が定着していないな、という時点でも取り掛かれます。
手軽に取り組めるので、インプットした知識の確認にちょうどいい問題集です!
Z会実力をつける日本史100題
ステップ④の問題演習で、ある程度高得点が取れるようになってきたら、「Z会実力をつける日本史100題」に取り掛かりましょう!
かなりハイレベルな問題集ですが、この1冊が完璧にできるようになったら、早慶レベルの過去問は十分解けるようになります。
大問が100題も載っているので、かなりボリューミーな問題集です。
解説もわかりやすいですし、テーマ史の出題も充実しているので、難関大を受験する人には特におすすめです!
わたしはこの問題集を、受験本番までに4周したのですが、自分がどういうところが苦手なのかを把握し克服できました。
これをやり始めてから、模試でも日本史の偏差値がかなり上がり、早慶の過去問も解けるようになってきたので、本当におすすめです!
資料集
通史でももちろんですが、特にステップ④のテーマ史の勉強で活躍するのが資料集です!
資料集に関しては、どこの出版社が出しているものもとても詳しいので、学校で配られたものや、自分が使いやすいと思うものを使ってください!
正直、資料集なんか写真のってるだけだしいらないでしょ!と思っている人もいるかと思います。
わたしもそのタイプだったので、高3の秋頃まで資料集はほぼ使っていなかったです(笑)
ですが、資料集を使う事で視覚的に記憶が定着しますし、細かい解説部分にも意外と大事なことが書いてあったりするので、使うに越したことはないです!
特に難関大学の入試では、重箱の隅をつつくような信じられないくらい詳しい問題が出てくることも多いです。
そういう問題で正解して他の受験生と差をつけるためにも、資料集を活用していきましょう!