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ライバルに差をつけて、志望校合格を手にするには、勉強法が鍵になります。
まずは、受験勉強を始める前に知っておいて欲しいことをこちらから確認してみてください。
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浪人は、伸びないって本当??いいえ、そんなことはありません。
浪人には浪人の勉強の方法があります。やるべきことをやれば、ちゃんと成績を伸ばして合格を手にすることができます。

「何年分やればよいの?」
「解いてもどうせいい点数出なそう……」
しかし、多くの受験生が過去問の使い方を間違えているのを知っていますか?
もし、「高3の冬から過去問演習を始めよう!」と思っているなら要注意!
そのままいくと回り道だらけの受験勉強をしてしまう可能性も……
そこで、今回は、大学受験の過去問の効果的な使い方をご紹介します!
関連記事:そうだ、過去問分析しよう!~受験勉強を何から始めればいいのか迷っている人へ~
目次
過去問は大学受験で一番大切といっても過言ではない
受験勉強で過去問は、もっとも重要といっても過言ではありません。
なぜなら、過去問をしっかり使いこなせば、どのような勉強をすれば最短で合格点を取れるのかがわかるようになるためです 。
難関大学に合格している人はみんな過去問の使い方が上手です。
過去問を活用することで、合格までに自分は何が足りないのかをしっかり理解できます。
何をすれば点数が伸びるのかわかっている状態で勉強を始められるため、成長スピードが圧倒的に速くなります。
今回は、最短で合格点に到達するためには過去問をどう活用すればいいのかを解説していきます!
まず始めに、過去問の使い方には2種類があることを説明します。
関連記事:【早稲田の英語】過去問演習が合否を分ける!現役早大生が徹底解説

大学受験の過去問の使い方は2種類ある
過去問の使い方には
- 体験
- 分析
の2種類があります。
まずは受験勉強を始めたときに、受験の最終ゴールを知る意味での「体験」です。
そしてある程度基礎が固まったあとに、最短距離で志望校により近づくための「分析」があります。
要するに、過去問は自分の今の実力によって使い方が変わります。
自分にあった過去問を使い方をしていくことで、勉強の質が格段によくなっていきます 。
ということで、ここからは、「今自分がどのようなレベルなのか?」をベースに過去問をどう使っていけばよいのかを解説していきます!
関連記事:【大学受験】偏差値70を超える勉強法教えます|偏差値70超え経験者が語る
志望校レベルの対策ができるレベルではない時期の過去問の使い方
まずはまだ基礎も完成していない状態での過去問の使い方を解説します。
「え?そもそも基礎ができてない状態のときに過去問解いても意味あるの?」
もしこう思っていたなら要注意!!!
必要のない勉強を始めてしまう前に、続きを読んで最短距離で志望校に合格しましょう!
関連記事:【反面教師】先輩が後悔した大学受験の間違った勉強法ランキング
①0点でもいいから、勇気を出して過去問を解く
「ある程度点数が取れるようになってから過去問を解こう」と考えたことはありませんか?
たしかに基礎ができてない状態だと、全く点数も取れませんし過去問が無駄になるように感じますよね。
しかし、これは大きな間違いです。
過去問は、志望校を決めたその日にまず一度解くことが大切です 。
なぜなら早い段階で自分のゴールを明確にしていないと、勉強の計画が無駄だらけになってしまうからです。
例えば、ゴールの位置も知らされずにマラソンを走らされたらどうでしょうか?
「どこまで走ればいいのか?」「走る道はここであってるのか?」「どのくらいのペースで走ればいいのか?」まったくわかりませんよね。
過去問を解かずに受験勉強を始めるのは、まさにゴールを知らずにマラソンを走るのと同じです。
過去問を解いて自分の勉強のゴールを明確にすることで、「どのくらいのペースで勉強しないと間に合わないのか」や「どのような勉強をする必要があるのか」を明確にできます。
とはいっても、もちろん最初は過去問を解くのが怖いと思います。
「全く点数を取れなかったらどうしよう……」「ここから点数が本当に伸びるかな……」と考えてしまうでしょう。
しかし、どちらにせよ過去問は遅かれ早かれ解かなくてはいけないものです。
あとで解いて「間違った勉強をしていた……」と気付いても取り返しがつきません。
加えて、最初のうちはまったく点数が取れなくても問題ありません。
たとえ東大に満点で合格する人でも、最初は1割も解けないものです。
しっかり対策すれば絶対に点数は伸びていくため安心してください。
それよりもあとで早く解けばよかったと後悔する前に、早めに過去問を解いてライバルたちから一歩リードしましょう!
ちなみに取り組む過去問は、志望している大学の3~5年前のものを解くようにしましょう!
去年の過去問は、入試が近づいてからやった方が効果があります。
それとあまりに前のものだと問題傾向が変わってしまっているため、参考にしにくいのが弱点です。
学部もできれば志望しているところがベストですが、学部ごとで問題にあまり差がない場合はどの学部でも問題ありません!
②わからないなりに、今ある知識で分析をする
過去問を解き終わったらできる範囲で、「どうすれば点数をあげられるようになるか?」を分析していきましょう。
過去問は以前入試で出されている問題です。
つまり、過去問で取れる点数が上がれば、入試本番で取れる点数も上がってきいます 。
そのためどうすれば点数が上がるか考えられれば、無駄のない勉強計画を作ることができます。
よい勉強計画ができれば点数がグングン伸びていきます。
例えば英語の場合、単語ができなかったのか、それとも文法ができなかったのかを明確にしましょう!
そうすれば最短で点数を上げるための勉強をしていくことができます。
分析をする際は、必ずノートなどを使って丁寧に分析するのが大切です。
とはいっても、問題を写したりするのは時間がもったいないため、最低限必要な情報だけをノートに書くようにしましょう。
過去問の分析がうまくいけばいくほど、最短で点数が伸びる勉強計画=質の高い勉強計画ができ上がります 。
1つ悪い例をあげてみましょう。
私が受験生を指導しててよくありますが、入試で文法問題が出ないのにずっと文法問題を勉強している受験生が結構います。
受験勉強は、入試までの短い時間でいかに早く成果を出せるかが勝負です
例えば、早慶に受かるには、3000時間勉強しなければいけないといわれています。
これは丸1年間勉強しても、毎日8時間勉強しなければいけない計算です。
もちろん無駄のある勉強計画を立ててしまうと、もっと長い時間勉強する必要があります。
先ほどの例だともちろん文法の勉強も大切ですが、それよりも長文を読むための練習に時間を割いたほうが効率的ですよね。
あらためていいますが効率的な勉強計画とは、過去問で合格点を最速で取れる勉強計画のことです。
無駄の少ない効率的な勉強計画を立てるためにも、過去問を解いたあとの分析はできるだけ丁寧におこなっていきましょう!
③1-3ヵ月後にもう1度解いて、新たに分析をする
計画を立てて勉強し始めたあとも、1〜3ヵ月に1回は過去問を解くようにしましょう。
最初のうちはまったくわからなかった過去問も、数ヵ月勉強したあとだとわかる部分が増えているのを感じるはずです。
余談ですが、この「わからなかった部分がわかるようになる」感覚を早い段階で感じた受験生は成績を一気に伸ばしていきます。
なぜなら勉強が楽しくて楽しくて仕方なくなるからです。
もはや勉強が趣味になるためどんどん進んで勉強するようになっていきます。
(僕はこれで偏差値が40から1年で70になりました。)
話を戻しますが、わかる部分が増えてくるとモチベーションが上がるだけでなく、過去問の分析もより上手にできるようになっていきます。
過去問の分析をして「これをやれば1番点数が伸びる!」のようなものが見つかったらどんどん計画を変更していきましょう。
受験を進めるうえで絶対に覚えていてほしいことですが、計画は基本的にうまくいかないか、途中で変更されるものです 。
真面目に頑張っている受験生によくあるのが、計画をうまく実行できず「私なんて、ダメ人間だ……」と勘違いしてしまうものです。
断言しますが、キミはダメな人間なんかではありません。
どのような人間も計画はうまくいかないものです。
僕も計画どおりに勉強が進んだことはほとんどありません。
うまくいかないことを前提に、ちょっとずつでもいいので前に進むことを意識してみてください。
そうすれば少しずつ点数は上がっていって、志望校合格が本当に達成できるんじゃないかと思うタイミングが来るはずです!
参考書がある程度終わり、志望校対策ができるレベルに到達した時期の過去問の使い方
次はある程度参考書が終わって基礎がつき、志望校の対策ができるようになってきたときの過去問を使い方を紹介していきます!
ある程度のレベルまでになってからの勉強は、過去問の使い方がうまくないと全然点数が伸びていきません。
ここで点数が伸びず、勉強をやめてしまう人が大半といっても過言ではないでしょう。
一番受験生がつまづくポイントは、逆にチャンスでもあります!
過去問の使い方がうまく使い点数を伸ばせれば、他の受験から大きくリードできるからです 。
ぜひ過去問の使い方をマスターして、効率的に点数をあげてきましょう!
関連記事:寝る前にやるだけで圧倒的な差がつく勉強法|大学受験のプロが解説
①本番を想定して、本気で問題に取り組む
基礎が完成したら、いよいよ本番を想定して過去問に取り組みます!
今ままでの基礎が完成していない状態での過去問と違い、ここからは本気で合格点を狙いにいきましょう。
過去問に取り組む際に、注意しておかなければいけないのが制限時間です。
おそらく最初のうちは、制限時間内に解き終わるのが難しいと思います。
そういうときは、時間内に終わった部分に「印」をつけておきましょう。
印をつけることで、実際どのくらいの速さで解く必要があるのかわかるはずです。
そして一番大切なことですが、時間内に終わらなかったときも、必ず問題をすべて解き切るようにしましょう。
よく伸びない受験生にいるのが、制限時間内に終わらなかった部分は解かないで答えだけ見ちゃう人です。
これをやってしまうと点数はまったく伸びません。
1つ覚えて置いて欲しいことがあります。
それは、過去問とは自分を分析するための道具だということです 。
これも伸びない受験生に多いですが、過去問をやれば点数が上がると勘違いしてしまっている人がいます。
しかし過去問だけでは点数は伸びません。
重要なのは、過去問を解いたあとに分析し、次にどのような勉強をするかです。
過去問を解いたあとの分析をよりいいものにするために、自分の今の実力をすべて過去問にぶつけていきましょう!
②合格点を取るまでに何が足りないのかを本気で分析し、次回の目標点数・やるべきことを具体的に決める
過去問を解き終わったら、どうすれば点数が伸びるのか分析していきましょう!
分析するときのポイントは、どうすればプラス1割取れるようになるかを考えることです。
例えば今回の点数が4割だったとしましょう。(点数がわからない場合は正答率で計算してみましょう!)
4割からいきなり「合格点を取るために何をしたらいいのか?」と考えるのは結構難しいのではないでしょうか?
おそらくやらなければいけないことがたくさん出てきて、結局何から始めればいいかわからない状態になってしまいます。
そこでおすすめなのが「どうやったら1割点数を上げることができるか?」を考えることです。
「あと1割」と考えることによって、次に取り組むべき参考書を絞ることができます。
その参考書をやれば点数が上がる実感もあるため、やる気がみなぎるのを感じるはずです!
参考書に取り組むときは、いつまでにその参考書を終わらせるのかを「日付」まで決めましょう 。
「夏までに」とよく受験生はいいますが、夏って何月何日まででしょうか?
はっきりとしていない目標は、確実にうまくいきません。
いつまでに終わらせるかを計画するときにも、おすすめのやり方があります。
それは1日何ページ進められるかを基準にするものです。
例えば300ページの参考書を1日で30ページ進めそうだと思ったとします。
この場合、10日後にこの参考書を終わらせられそうですよね。
こうやって現実的な数字からもとに計画を立てると、計画の成功率はかなり高くなります。
とはいっても上の方でも書いたように、計画は失敗する方が多いため改善するのを前提に考えるのが大切です。
弱点を克服するための参考書が終わったら、再び過去問を解いてみましょう!
そしてもう一度「プラス1割を上げるためには何をしたらいいのか?」を考えていくことによって、どんどん点数が上がっていきます。
③問題形式に合わせた具体的な解き方を確定させる
ある程度実力がついてきたら、過去問の解き方を工夫してみましょう!
解き方を工夫することで、制限時間内に自分の実力を100%出し切ることができるようになっていきます 。
「時間が無制限だったらもっといい点数を取れるのに……」と感じている人なら、解き方を工夫するだけでも大きく点数が伸びるかもしれません。
解き方を工夫する際には、以下のことを注意してみてください。
- どのような問題が出るのか?
- 制限時間はどのくらいか?
- 問題数はどのくらいか?
- 各大問にどのくらい時間をかけるか?
- わからない問題が出たら、どのくらいまで時間をかけるか?
問題を解く前にどうすれば実力を出し切れるか考えておくことで、冷静に問題を解き進められるようになります。
他にも各大問でどのくらい時間がかかっているかを測ることで、自分がどこにつまづいているかを認識できます。
徹底的に過去問を分析し、自分なりの解き方を作り上げていきましょう!

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過去問に取り組む際に絶対に注意したい3つのポイント
最後に、過去問に取り組む際に注意したいポイントを3つご紹介します!
- 必ず時間を計って過去問に取り組む
- 演習用に使う
- 最低5年分やる
それぞれ見ていきましょう!
関連記事:学歴フィルターって本当にあるの?|大学名を気にして受験勉強しているキミへ
①必ず時間を計って過去問に取り組む
過去問は必ず時間を計って取り組むようにしましょう。
過去問は、もっとも本番に近い形で問題演習ができるものです。
時間を計らずに取り組んでいると、本番を意識した問題の解き方や時間配分の練習の効果が薄れてしまいます。
もちろん、最初からすべて時間どおりに解ききれる必要はなく、時間内に解ききれなかった問題は、延長してしっかり取り組んで構いません。
このように、時間を計って過去問に取り組むことで、本番に近い演習をしましょう!
②演習用に使う
過去問は演習用に使いましょう!
初期段階で志望校を知るために過去問を使うのはありですが、基本的には過去問はこれまでにインプットした内容の力試しとして使っていきましょう。
インプットのために過去問を使っていては、せっかくの志望校の過去問がもったいないです。
そのうえ、いざインプットした知識をアウトプットしたいとなったときに、過去問の数がもうあまりないことになりかねません。
そのため、過去問は演習用に使うようにしましょう!
③最低5年分やる
過去問は最低5年分やりましょう!
過去問は、志望校が与えてくれている大切なデータです。
一回だけでは、傾向や特徴などをつかむのは難しいでしょう。
5年分くらい解いてみると、志望校の問題のくせや傾向や理解できるようになると思います。
また、本命の志望校以外も5年分はやっておかないといけないとはいいませんが、最低3年分くらいやっておくことをおすすめします!