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今回は受験生向けに、漢文の参考書リストを紹介したいと思います。
皆さんは漢文の勉強をどれくらいしていますか?
なかには英語や社会、現代文の勉強に精一杯で漢文を勉強するヒマはない人も多いのではないでしょうか?
実際、漢文の勉強に充てる時間ってなかなかないですよね……
僕も受験生の頃、古文は割と時間をかけて丁寧に勉強していましたが、漢文はサッパリ勉強していませんでした。
そのため、漢文はこれまで手を付けていない分野であることが多く、意外と点数を伸ばせる可能性が高い科目であることが多いです。
とはいえ、まだまだ英語や社会が不安だから漢文を勉強する余裕はない人はそちらを優先するべきだと思います。
そのため、この記事は以下の受験生をターゲットにします。
- 他の科目の勉強はほとんど完成してるから、漢文を勉強する余裕がある人
- 1点でも多く点数を稼ぎたい人
「志望校に受かるために1点も落としたくない!」人に向けています。
関連記事:早稲田の漢文を極めるための参考書と勉強法|一点も落としたくない!
目次
漢文にはどれくらいの時間をかけるべき?

漢文の勉強にはどれくらいの時間をかけるべきでしょうか?
ぶっちゃけていいますが、漢文の勉強に丁寧に時間をかけるのは得策ではないと思います。
漢文は英語や社会と比べて配点が低いため、相対的に重要度が低いです。
センター試験では英語の配点が200、社会の各科目が100に対して漢文は50点しかありません。
学部によって変わりますが、早稲田入試でも漢文の配点は英語の3分の1程度なため、どちらをより重点的に勉強するべきかは一目瞭然でしょう。
決して漢文を勉強しなくていいといいたいのではありません。
特に共通テストでは確実に出題されるため、まったく勉強しなければ周りの受験生に差を付けられます。
人によっては苦手な科目を漢文でカバーできますし、他の科目がある程度仕上がってて勉強する余裕があれば1点でも多く点数を取りにiくべきでしょう。
要するに、自分の現在の立ち位置に応じて勉強する強弱を付けるべきです。
英語や社会の点数を伸ばせる可能性が大きいならばそちらを優先するべきでしょう。
逆に国語で最大限稼ぎたいと人はバンバン勉強するのもアリです。
関連記事:ゼロからでも大丈夫!早稲田逆転合格のための漢文勉強法

⓪おすすめの漢文参考書:マンガで苦手意識を克服しよう
入門レベルとしてマンガをご紹介します。
入試科目に漢文を使うけど、どうしても苦手意識が抜けない受験生は一読をおすすめします。
関連記事:早稲田の国語は難しい?早大国語の難しさと突破するための勉強法を徹底解説!!
『大学受験らくらくブック 漢文』
こんな人におすすめ!
- 漢文アレルギーの受験生
- 漢文を勉強するキッカケが欲しい受験生
メリット
- 漫画を読みながら漢文の基礎事項をひととおり概観できる
- これからの勉強にスムーズに移行できる作りになっており、背景知識も身に付けられる
デメリット
- ちょっと情報量が多いかも
これから勉強する内容の把握や苦手意識の払拭などマンガを使うメリットがたくさんあります。
漢文に拒絶反応を起こして学校の授業が睡眠時間になってる人は、一度手に取ってみてください。
ちょっと情報量が多いため一読ですべてを理解するのは難しいと思いますが、イラスト付きでマンガ独自の表現がされているため頭に入りやすく定着もしやすいでしょう。
これからの勉強を本格化させる下準備としてぜひ使ってみてください!

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①おすすめの漢文参考書:句形・単語をおぼえよう
漢文では、句形という基礎知識の学習が必須です。
句形とは、英語でいう英文法にあたるものであり、それを通じて文に意味を持たせます。
そのため、漢文学習を始める際は、まず句形学習から始めましょう。
『漢文早覚え速答法 パワーアップ版』
こんな人におすすめ!
- 漢文にあまり時間をかけられない受験生
- セ共通テストだけに漢文が必要な受験生
メリット
- 共通テストレベルの対策に最適
- 本当に必要な要点がまとめられてある
- 実際の文章にふれられるためあっという間に漢文に慣れる
デメリット
- 知識としては漢文を定着できない
- 一から丁寧に説明されてあるわけではなく初学者には不向きかも
時間はかけられないけど、漢文の点数を伸ばしたい受験生の望みを叶えるスグレモノが『漢文早覚え速答法』です。
本当に必要なポイントだけを確実に押さえてあるため、共通テストレベルの知識はカバーできます。
この知識を問題演習に生かせば得点力で差を付けられるでしょう。
形式としては、漢文を読み進めながら10個の句形と約100個の漢字を定着させます。
実際の漢文に触れられて苦手な人もすぐに慣れるためどんどん先に進められます。
早ければ2-3日で仕上げることも可能なはず。
基礎事項をマスターしたあとに別冊の「センター漢文攻略マニュアル」を使えば、点数を上げるコツを習得できます。
『早覚え速答法』はとにかくシンプルに作られててセンター試験に必要な内容だけが厳選されています。
一・二点やレ点の説明や漢字の詳しい解説は省略されているため未修者には不向きかもしれません。
その場合は一度マンガに目をとおすか、句形集をオトモにしてじっくり取り組むこちをおすすめします。
また漢文のすべては網羅されておらず、知識として身に付けるのにも向いていません。
早稲田や東大などを含む国公立二次を目指す人は別途の対策が必要でしょう。
用途で向き不向きがはっきりしがちな参考書なため、自分の必要に応じて取り組むのがよいでしょう。
関連記事:【漢文】漢文早覚え速答法の特徴と使い方|センター満点を狙おう!
『漢文ヤマのヤマ パワーアップ版』
こんな人におすすめ!
- 漢文の理解力に重点をおく受験生
- 基礎知識の再点検をしたい受験生
メリット
- 解説が丁寧にされてあり、知識として定着する
- コンパクトに整理されてて見やすい
- 入門書としても利用可能
デメリット
- 全体的に情報量が多い
- 直前期に一気に取り組むにはリスキー
『漢文ヤマのヤマ』も共通テスト漢文対策に時間をかけられない人向けです。
著者自身が2週間根詰めれば、習得できると書いていますから短期間で一気に仕上げられます。
共通テストに頻出の重要句形や必修漢字を選び抜いている点では『早覚え速答法』に似ていますが、『ヤマのヤマ』は理解により重点を置いてあり解説がとにかくです丁寧。
句形では背景知識から書き下し文、現代語訳まできっちり載っています。
インプットしたあとすぐに問題演習ができる作りになっていて知識を素早く定着できるのが特長です。
『早覚え速答法』では省略されていた基礎ベースから漢文学の知識まで網羅的に説明されてあります。
漢文の共通テストレベルには間違いなく到達できるでしょう。
その分情報量は多いため、直前期に一から始めるのはリスキーかもしれません。
ある程度は時間がある人に向いています。
時間はかけられないけどしっかり漢文の理解力を身に付けたい人、本番前の総チェックをしたい人、一から漢文を勉強し始める人には『ヤマのヤマ』がおすすめです。
一方で、とにかく本番までに時間がなく、得点を伸ばすテクニックを身に付けたい人は『早覚え速答法』に取り組むほうがよいでしょう。
関連記事:【漢文】ヤマのヤマの特徴と使い方|句形を網羅しよう!
『漢文教室』
こんな人におすすめ!
- ある程度読んだらとりあえず問題で確認してみたい受験生
- 情報量が多いと安心できる受験生
メリット
- 情報量・問題量ともに解説系の本のなかではピカイチ
- コンパクトに整理されてて見やすい
- 入門書としても利用可能
デメリット
- 全体的に情報量が多い
- 学校の授業である程度やっている人にはくどいかも
『漢文 ヤマのヤマ』の著者と同じく、三羽邦美先生が執筆した『漢文教室』です。
この参考書の特徴は、圧倒的量を誇る句形と問題数です。
句形ごとに解説が載っており、それを十分におぼえているかどうか確認できるよう、章ごとに鬼のような量の問題が載っています。
句形の解説を読み込んで、章ごとの問題が完璧に解けるようになったら、かなりの句形知識をものにできます。
そして、後ろ半分は「実践編」になっていて、実際の漢文の文章読解が解説されているものを通じて、句形が文章のなかでどのように活かされていくかを理解していくことができます。
『漢文ゴロゴ』
こんな人におすすめ!
- サイズ感がコンパクトなものが好きな受験生
- 語呂合わせでおぼえるのが好きな受験生
メリット
- 解説→例文の構成で、実際の文をとおして学習を進めていける
- 読む順番に沿って必要なものを解説してるため、読み進めていくだけで理解を深められる
- 入門書としても利用可能
デメリット
- 参考書のサイズが小さいからか、すこし1ページあたりの情報量が多い
- 情報が整理されているのが巻末のみで、前半部分は読みすすめるだけに作られている
『漢文ゴロゴ』は、古文単語帳として有名なゴロゴシリーズの漢文verです。
この参考書の特徴は、ゴロで句形をおぼえていくことができることです。
「あれ、この句形なんだっけ……」となった際に、語呂合わせでおぼえていることで、より思い出しやすくなります。
また、構成がものすごくしっかりしていて、序文→句形説明→ゴロ→例文→練習問題のように、理解度に合わせて読み進めていけます。
ただ、上記のような構成になっているため、句形だけがまとまっているのは巻末に載っています。
『でるもん 漢文句形・単語』中経出版
こんな人におすすめ!
- 難関大レベルの漢文はイマイチ読めない受験生
- 単語・句形の知識を増やしたい受験生
メリット
- 頻出から忘れやすいものまで幅広く載っている
- 単語や熟語まで詳しく解説されている
デメリット
- 表紙がかわいいから逆に誤解されるかも
共通テストレベルの文章はしっかり読めるけれど、難易度が上がるとわからなくなってしまう人は『でるもん 漢文単語・句形』をおすすめします。
表紙がやけにかわいいため初心者向けかなと思いがちですが、難関大対策にうってつけです!
共通テストレベルの参考書ではとにかく必須の句形のみ取り上げられています。
しかし『でるもん』は基礎の基礎から受験生が間違えやすい句形まで幅広く取り上げてあるのに加えて、丁寧な解説で「なぜ間違えやすい」のか理解が深まります。
句形のストックが増えれば、文章の意味をスラスラ取れるようになって得点も上がりますね。
また多くの参考書は単語・熟語をあまり重視していません。
問題の解説で軽く触れてあるか、コラムにちょこっと載ってるくらいで付属的に扱われることがほとんどです。
しかし、『でるもん』では漢文特有の単語・熟語の意味が取り上げられ、毎回問題と詳しい解説がついています。
重箱の隅をつついている印象を持つかもしれませんが、漢文は一つの漢字の意味を取り違えるだけでも読解に多く影響するため 、やっておいて損はありません。
今の単語・句形量ではハイレベルな文章を読めない、もしくは解けない状況にいる受験生 はぜひ試してみてください。
- 高2・勉強時間0、偏差値40台からの早稲田逆転合格体験記【逆転合格のリアルを知ろう!】
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②おすすめの漢文参考書:句形がおぼえられているか、アウトプットを通じて確認しよう
これまで覚えてきた単語や句形を頭に定着させたり、今持っている知識を整理するために、問題集で自分のできる・できないを確認していきましょう。
単に暗記する作業を繰り返すのではなく、実際に問題を解いて手を動かせばさらに理解が深まります。
関連記事:共通テスト漢文のおすすめ参考書8選!|傾向とあわせて解説
『基礎からのジャンプアップノート 漢文句法・演習ドリル 改訂版』旺文社
こんな人におすすめ!
- 基礎知識をカンペキに固めたい受験生
- オリジナルのノートを作りたい受験生
メリット
- ひととおり仕上げれば漢文の基礎を網羅的に整理できる
- 句法解説→問題演習→復習のサイクルがシンプルで継続しやすい
デメリット
- 少し無機質なため飽きない努力が必要
ノートに書き込む系の参考書もいくつかありますが、なかでも『ジャンプアップノート』をおすすめします!
『ヤマのヤマ』と同じ著者が作っているため、相互で使えばより使いやすいと思います。
もちろん単体でこなすのもアリです!
この参考書は句法を解説したあとの問題演習(ドリル)が豊富に載っているため、やればやるほど知識が定着していきます。
書き下し文や現代語訳・解説も丁寧にされてるため、間違えた箇所はすぐに復習ができるのもメリットです。
共通テスト用の参考書とは違って範囲もしっかり網羅されているため、付け焼き刃ではない本物の句形・単語の知識が身につきます。
これまで頭のなかでごっちゃになってた知識もスッキリ整理されますね。
1つデメリットをあげるとすれば、似たような問題演習が句形の用法ごとにズラーっと続くため少し無機質で飽きっぽくなるかなと思います。
そこでキーになるのが「どれだけ書き込みをするか」ですね。
わからない内容や苦手なパターンは教科書・他の参考書・句法集で徹底的に調べてバンバン書き込みをしましょう!
能動的に学習するクセがとにかく大切です。
書き込みを増やすごとに+αで価値が付いた自分だけのオリジナルノートが作れます。
なんだかテンション上がりますよね。
もちろん、問題部分は何周もするために書き込みはしてはいけませんが、追加情報や整理するための書き込みはバンバンしていきましょう!
ここまでこれば、難関大レベルだろうと文章を読みこなせるはずです。
これからは得点力を上げるために問題演習の参考書をこなしていきましょう!
『漢文句形ドリルと演習 ステップアップノート10』 河合塾SERIES
こんな人におすすめ!
- 基礎知識をカンペキに固めたい受験生
- 漢文の文章をとおして、実戦形式で句形を学んでいきたい受験生
メリット
- ひととおり仕上げれば漢文の基礎を網羅的に整理できる
- 句形の基礎を学んだら、直後に句形を使った長文をとおして学べる
デメリット
- シンプルofシンプルなため、飽きない工夫が必要
『漢文句形ドリルと演習 ステップアップノート10』は、河合塾から出版されている漢文の参考書です。
この参考書の特徴は、漢文句形をドリル形式で学んだあと、すぐに長文を通じて句形のアウトプットができる点です。
すぐに長文形式でアウトプットができることで、実践でどのように句形が使われているかがわかってきます。
そのため、多少レベルが上がっても、句形と長文をセットで学びたい方には非常におすすめです。
『高校とってもやさしい 漢文』
こんな人におすすめ!
- 基礎知識をカンペキに固めたい受験生
- 解説がバッチリ書いてある参考書を好む受験生
メリット
- ひととおり仕上げれば漢文の基礎を網羅的に整理できる
- 解説をじっくり読んでから、問題演習に取り組める
デメリット
- 問題演習を通じて句形を学んでいきたい人にはちょっと合わない
『高校とってもやさしい 漢文』は、漢文を基礎の基礎から解説している参考書です。
この参考書の特徴は、1つ1つの句形の解説がかなり詳しく書いてあるため、漢文がまったくもって苦手な受験生におすすめです。
一番最初にめちゃくちゃに詳しい解説が書いてあり、何講かまとめてドリルがついているため、じっくり学んでじっくりアウトプットできます。
しかし、ドリルになるまでの解説が長いため、すぐに問題演習に取りかかってそのなかで学んでいきたい人にはあまりおすすめできません。
そのため、基礎からがっつり句形を学びたい方には非常におすすめです。
③おすすめの漢文参考書:共通テストレベルの問題にチャレンジしよう
つぎに、共通テストレベルの問題集をご紹介します。
関連記事:【大学受験】共通テスト漢文の必勝対策法!|現役早稲田生が徹底解説!
『マーク式基礎問題集 漢文』
こんな人におすすめ!
- 共通テスト本番前に実力をつけたい受験生
- 問題の解き方を身に付けたい受験生
メリット
- 分量が少ないからサクサク仕上げられる
デメリット
- 解答・解説があっさりしている
『マーク式基礎問題集 漢文』は河合塾のセンター模試をもとに作られている漢文問題集です。
『マーク式基礎問題集 漢文』の特徴は、河合塾のセンター模試を基盤に作られているため、シンプルな問題演習に集中でき、テスト形式に慣れていくことができます。
センター形式の問題としては、かなり良質です。
しかし、シンプルな問題集であるため、基礎がまだ身についていない人にはおすすめできません。
そのため、句形の学習がある程度すすんでいて、問題演習を通して実践力をつけていきたい人におすすめです。
『極める漢文問題集 センター試験編』
こんな人におすすめ!
- センター本番前に実力をつけたい受験生
- 問題の解き方を身に付けたい受験生
メリット
- 「ビジュアル解説」と「音声解説」で得点力が身につく
- 分量が少ないからサクサク仕上げられる
デメリット
- やるかやらないかはその人の状況次第
『極める漢文』の解説では、解答の根拠や出題のポイントが解説に手書きで直接書き込まれており「こういう風に読めば・解けばよいのか」と視覚的に理解できます。
読解力と得点力を同時に上げられますね。
さらに『極める漢文』では著者による音声解説が聞けます。
「ビジュアル解説」の内容を流れに沿って音声で詳しく説明されてて視覚と聴覚の両方で理解を深められます。
臨場感もあって解説講義に出席しているみたいです。ここまで丁寧な問題集は他にないと思います。
ボリュームも少なく、さっと仕上げられるのも効率的に成績を上げたい受験生にピッタリ。
もう一歩上の得点を目指したい人向けにおすすめします。 そんな時間ないよ!って人は回り道せずに過去問演習に移りましょう。
『センター対策 漢文問題集』
こんな人におすすめ!
- 共通テスト形式をいきなり解く前にもう1個参考書を入れておきたい受験生
- 問題の解き方を身に付けたい受験生
メリット
- 出題形式ごとに作られているため、ピンポイントに力をつけることができる
- 分量が少ないからサクサク仕上げられる
デメリット
- 50点満点の形式ではなく、大問別に作られている
『センター対策 漢文問題集』は、東進が出版している漢文問題集です。
『センター対策 漢文問題集』の特徴は、センター漢文の出題形式ごとに問題が作られているところです。
つまり、漢文の出題形式別にピンポイントに力をつけられます。
しかし、50点満点の問題がついているわけではないため、そこは注意が必要です。
そのため、共通テスト漢文をがっつり対策する前に、問題形式別に対策したい人におすすめです。
『センター試験過去問研究 国語』の漢文部分
こんな人におすすめ!
- 共通テスト本番前に実力をつけたい受験生
- 問題の解き方を身に付けたい受験生
メリット
- 「ビジュアル解説」と「音声解説」で得点力が身につく
- 分量が少ないからサクサク仕上げられる
デメリット
- やるかやらないかはその人の状況次第
『センター試験過去問研究 国語』は、純粋なセンター試験の過去問です。
『センター試験過去問研究 国語』の特徴は、純粋なセンター試験の過去問であるため、漢文対策を直にできる点です。
しかし、過去問を使うことになるため、過去問は実力をつけてから……と思っている人にはおすすめできません。
そのため、過去問を解くくらいの基礎力がついていて、本番の漢文対策を直におこないたいと思っている人におすすめです。
④おすすめの漢文参考書:難関大レベルの問題にチャレンジしよう
つぎに、難関大レベルの問題集を紹介していきます。
関連記事:【漢文】漢文の定期試験の勉強法を徹底解説!|丸暗記はもうおしまい!
『漢文』河合出版
こんな人におすすめ
- 読解力や得点力など実力全体を上げたい受験生
- ハイレベルな漢文でも合格点以上を取りたい受験生
メリット
- 私大から国公立の論述まで問題形式がかなり豊富
- 問題のレベルが徐々に上がっていくから解いてて楽しい
- 詳しい解説で間違えた箇所を丁寧に復習できる
デメリット
- 問題が少し古い
基礎から応用レベルにステップアップするには、良質な参考書を用いた問題演習が欠かせません。
『漢文』はその点でとてもぴったりな参考書であること間違いなし。
私大から国公立まで豊富な形式の良問が30題ズラっと揃ってて多読ができるため、幅広いパターンにも対応できるガッチリした実力を養えます。
難易度は10題ずつ「易」「やや難」「難」と分かれており、少しずつ上がっていくタイプで無理なくレベルアップできます。
早稲田の合格を目指している人は、最終的に「難」の文章をしっかり理解できて問題も解けるように頑張りましょう。
もちろん解答解説はとても丁寧に書かれています。
問題演習をしていると基礎事項をほったらかしにしがちですが、この参考書は句法や漢字の確認をその都度してくれるのもありがたいポイント。
何回も繰り返し復習すれば難関大レベルにも間違いなく到達できます。
『漢文道場』
こんな人におすすめ
- 基礎のインプットを終えて、基礎を確認しながらも実践を重ねていきたい受験生
- 漢文の締めの1冊を探している受験生
メリット
- 基礎編→練成編→実戦編の3部構成になっており、着実に力をつけていける
- 問題のレベルが徐々に上がっていくから解いてて楽しい
デメリット
- レイアウトが少し見づらい部分あり
『漢文道場』は、Z会が出版している参考書です。
『漢文道場』の特徴は、基礎編・練成編・実戦編の3部構成で作られていて、基礎を復習してから実戦の学習ができる点です。
つまり、実戦に移りたいけどまだ不安な人でも、もう1度基礎を復習してから実戦に移っていけるため 、着実に点数をあげていけます。
しかし、すでに基礎に自信があって、手っ取り早く実戦に移りたい人にはおすすめできません。
そのため、基礎学習をある程度おえたものの、もう少し基礎を固めてから実戦に移っていきたい人におすすめの問題集です。
関連記事:【漢文】漢文道場の特徴と使い方|目指せ漢文マスター!
『難関大突破新漢文問題集』
こんな人におすすめ
- 読解力や得点力など実力全体を上げたい受験生
- ハイレベルな漢文でも合格点以上を取りたい受験生
メリット
- 解答・解説に採点基準と重要ポイントがまとめられている
- 頻出テーマを学んでから、実戦的な問題を学んでいける
デメリット
- 純粋な長文問題集なため、句形がまだの人には太刀打ちできない
『難関大突破新漢文問題集』は、駿台出版の漢文問題集です。
『難関大突破新漢文問題集』の特徴は、頻出テーマの長文から構成されている点です。
つまり、入試に直結する漢文テーマを学びながら、長文力を身に付けることができる点です。
しかし、句形の解説が多いわけではないので、基礎がまだの人にはおすすめできません。
そのため、基礎力にある程度自信があり、長文を通じて頻出テーマや漢文の読解力を身に付けたい人におすすめです。
ここに書いてある漢文の参考書はあくまで一例!君だけにあった漢文の参考書を探そう!
今回は、おすすめの漢文参考書・問題集をご紹介しました。
しかし、ここに紹介した参考書はあくまで一例でしかありません。
当記事にない参考書で勉強したからといって、成績が伸びないなんてこともありませんし、逆にここに紹介されている参考書でも、自分に合っていないと思ったなら違う参考書で勉強するのも全然かまいません。
1人1人にあった、それぞれの参考書が存在します。
当記事が、漢文の参考書選びをする際に、少しでも参考にしていただければうれしいです!