

今回は受験生向けに、漢文の参考書リストを紹介したいと思います。
皆さんは漢文の勉強をどれくらいしていますか?
中には英語や社会、現代文の勉強に精一杯で漢文を勉強するヒマはない人も多いのではないでしょうか?
実際、漢文の勉強に充てる時間ってなかなか無いですよね・・
僕も受験生の頃、古文は割と時間をかけて丁寧に勉強していたのですが、漢文はサッパリ勉強していませんでした。
なので、漢文はこれまで手を付けていない分野である事が多く、意外と点数を伸ばせる可能性が高い科目だったということが多いです。
とはいえ、「まだまだ英語や社会が不安だから漢文を勉強する余裕はないよ!」という人はそちらを優先するべきだと思います。
なので、この記事は以下の受験生をターゲットにします。
- 他の科目の勉強はほとんど完成してるから、漢文を勉強する余裕がある人
- 1点でも多く点数を稼ぎたい人
「志望校に受かるために1点も落としたくない!」という人に向けています。
目次
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漢文にはどれくらいの時間をかけるべき?

漢文の勉強にはどれくらいの時間をかけるべきでしょうか?
ぶっちゃけて言いますが、漢文の勉強に丁寧に時間をかけるのは得策ではないと思います。
漢文は英語や社会と比べて配点が低いため、相対的に重要度が低いです。
センター試験では英語の配点が200、社会の各科目が100に対して漢文は50点しかありません。
学部によって変わりますが、早稲田入試でも漢文の配点は英語の3分の1程度なので、どちらをより重点的に勉強するべきかは一目瞭然でしょう。
決して漢文を勉強しなくていいと言いたいのではありません。
特にセンター試験では確実に出題されるので、全く勉強しなければ周りの受験生に差を付けられます。
人によっては苦手な科目を漢文でカバーする事が出来ますし、他の科目がある程度仕上がってて勉強する余裕があれば1点でも多く点数を取りに行くべきでしょう。
要するに、自分の現在の立ち位置に応じて勉強する強弱を付けるべきです。
英語や社会の点数を伸ばせる可能性が大きいならばそちらを優先するべきでしょう。
逆に国語で最大限稼ぎたいと考えている人はバンバン勉強するのもアリです。
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ここにある参考書をすべてやるのは不可能!自分の目的に合った参考書を適切に使い分けよう!
つぎに、この記事を読んでもらう上での注意点について、書いていきます。
まずはじめに言いたいのが、この記事に書いてある参考書をすべてこなすことは不可能であるし、そもそもしなくていいということです。
ここに書いてある参考書はもちろんのこと、他のサイトさんや書店に並んでいる参考書はあくまで一例でしかありません。
自分が志望校合格に向けて、力をつける・足りないものを埋めるために使うのが参考書です。
なので、志望校と現在の自分との距離を測り、自分には今なにをやる必要があるのかを考えたうえで、適切に参考書選びをしましょう。
当記事がその助けになればうれしいのですが、あくまで参考でしかないので、「この記事に載っていない参考書には取り組んではいけないんだ」という風に考えるのだけは、絶対にしないようにしてください。
志望校と自分の距離を測り、当記事などを参考にしつつ、最終的には自分で必要な参考書を判断してください。
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⓪おすすめの漢文参考書:マンガで苦手意識を克服しよう
入門レベルとしてマンガをご紹介します。
入試科目に漢文を使うけど、どうしても苦手意識が抜けない受験生は一読をオススメします。
『大学受験らくらくブック 漢文』
こんな人にオススメ!
- 漢文アレルギーの受験生
- 漢文を勉強するキッカケが欲しい受験生
メリット
- 漫画を読みながら漢文の基礎事項を一通り概観できる
- これからの勉強にスムーズに移行できる作りになっているし、背景知識も身に付けられる
デメリット
- ちょっと情報量が多いかも
これから勉強する内容の把握や苦手意識の払拭などマンガを使うメリットたくさんあります。
漢文に拒絶反応を起こして学校の授業が睡眠時間になってる人は、一度手に取ってみてください。
ちょっと情報量が多いので一読で全てを理解する事は難しいと思いますが、イラスト付きでマンガ独自の表現がされているので頭に入りやすく定着もしやすいでしょう。
これからの勉強を本格化させる下準備としてぜひ!
オンラインコーチ予備校・センセイプレイスが運営している受験攻略メディアです。
高3生はこちら→ 高3・偏差値40台からの早稲田逆転合格体験記
①おすすめの漢文参考書:句形・単語をおぼえよう
漢文では、句形という基礎知識の学習が必須です。
句形とは、英語でいう英文法にあたるものであり、それを通じて文に意味を持たせます。
ですので、漢文学習を始める際は、まず句形学習から始めましょう。
『漢文早覚え速答法 パワーアップ版』
こんな人にオススメ!
- 漢文にあまり時間を掛けられない受験生
- センター試験だけに漢文が必要な受験生
メリット
- センターレベルの対策に最適
- 本当に必要な要点がまとめられてある
- 実際の文章に触れられるのであっという間に漢文に慣れる
デメリット
- 知識としては漢文を定着できない
- 一から丁寧に説明されてあるわけではなく初学者には不向きかも
時間は掛けられないけど、漢文の点数を伸ばしたい受験生の望みを叶えるスグレモノが『漢文早覚え速答法』です。
本当に必要なポイントだけを確実に押さえてあるため、センターレベルの知識はカバーできます。
この知識を問題演習に生かせば得点力で差を付けられるでしょう。
形式としては、漢文を読み進めながら10個の句形と約100個の漢字を定着させます。
実際の漢文に触れられて苦手な人もすぐに慣れるのでどんどん先に進められます。
早ければ2−3日で仕上げることも可能なはず。
基礎事項をマスターした後に別冊の「センター漢文攻略マニュアル」を使えば、点数を上げるコツを習得できます。
『早覚え速答法』はとにかくシンプルに作られててセンター試験に必要な内容だけが厳選されています。
一・二点やレ点の説明や漢字の詳しい解説は省略されているので未修者には不向きかもしれません。
その場合は一度マンガに目を通すか、句形集をオトモにしてじっくり取り組む事をオススメします。
また漢文の全ては網羅されておらず、知識として身に付ける事にも向いていません。早稲田や国公立二次を目指す人は別途の対策が必要でしょう。
用途で向き不向きがはっきりしがちな参考書なので、自分の必要に応じて取り組むのが良いでしょう。
『漢文ヤマのヤマ パワーアップ版』
こんな人にオススメ!
- 漢文の理解力に重点をおく受験生
- 基礎知識の再点検を行いたい受験生
メリット
- 解説が丁寧にされてあり、知識として定着する
- コンパクトに整理されてて見やすい
- 入門書としても利用可能
デメリット
- 全体的に情報量が多い
- 直前期に一気に取り組むにはリスキー
『漢文ヤマのヤマ』もセンター漢文対策に時間をかけられない人向けです。著者自身が2週間根詰めれば、習得できると書いていますから短期間で一気に仕上げられます。
センター試験に頻出の重要句形や必修漢字を選び抜いている点では『早覚え速答法』に似ていますが、『ヤマのヤマ』は理解により重点を置いてあり解説がとにかく丁寧。
句形では背景知識から書き下し文、現代語訳まできっちり載っています。インプットした後すぐに問題演習ができる作りになってて知識を素早く定着できるのが特長です。
『早覚え速答法』では省略されていた基礎ベースから漢文学の知識まで網羅的に説明されてあります。
漢文のセンターレベルには間違いなく到達できるでしょう。
その分情報量は多いため、直前期に一から始めるのはリスキーかもしれません。ある程度は時間がある人に向いています。
時間は掛けられないけどしっかり漢文の理解力を身に付けたい人、本番前の総チェックを行いたい人、一から漢文を勉強し始める人には『ヤマのヤマ』がオススメです。
一方でとにかく本番までに時間がなく、得点を伸ばすテクニックを身に付けたい人は『早覚え速答法』に取り組む方が良いでしょう。
『漢文教室』
こんな人にオススメ!
- あるていど読んだらとりあえず問題で確認してみたいという受験生
- 情報量が多いと安心できると言う受験生
メリット
- 情報量・問題量ともに解説系の本のなかではピカイチ
- コンパクトに整理されてて見やすい
- 入門書としても利用可能
デメリット
- 全体的に情報量が多い
- 学校の授業である程度やっているという人にはくどいかも
『漢文 ヤマのヤマ』の著者と同じく、三羽邦美先生が執筆した『漢文教室』です。
この参考書の特徴は、圧倒的量を誇る句形と問題数です。
句形ごとに解説が載っており、それを十分におぼえているかどうか確認できるよう、章ごとに鬼のような量の問題が載っています。
句形の解説を読み込んで、章ごとの問題が完璧に解けるようになったら、かなりの句形知識をものにすることができます。
そして、後ろ半分は「実践編」になっていて、実際の漢文の文章読解が解説されているものを通じて、句形が文章の中でどのように活かされていくかを理解していくことができます。
『漢文ゴロゴ』
こんな人にオススメ!
- サイズ感がコンパクトなものが好きだという受験生
- 語呂合わせでおぼえるのが好きだという受験生
メリット
- 解説→例文という構成で、実際の文を通して学習を進めていくことができる
- 読む順番に沿って必要なものを解説してるので、読み進めていくだけで理解を深められる
- 入門書としても利用可能
デメリット
- 参考書のサイズが小さいからか、すこし1ページあたりの情報量が多い
- 情報が整理されているのが巻末のみで、前半部分は読みすすめるだけに作られている
『漢文ゴロゴ』は、古文単語帳として有名なゴロゴシリーズの漢文verです。
この参考書の特徴は、ゴロで句形をおぼえていくことができるというものです。
「あれ、この句形なんだっけ……」となった際に、語呂合わせでおぼえていることで、より思い出しやすくなります。
また、構成がものすごくしっかりしていて、序文→句形説明→ゴロ→例文→練習問題というふうに、理解度に合わせて読み進めていくことができます。
ただ、上記のような構成になっているので、句形だけがまとまっているのは巻末に載っています。
『でるもん 漢文句形・単語』中経出版
こんな人にオススメ!
- 難関大レベルの漢文はイマイチ読めない受験生
- 単語・句形の知識を増やしたい受験生
メリット
- 頻出から忘れやすいものまで幅広く載っている
- 単語や熟語まで詳しく解説されている
デメリット
- 表紙がかわいいから逆に誤解されるかも
センターレベルの文章はしっかり読めるけれど、難易度が上がると分からなくなってしまう・・という人は『でるもん 漢文単語・句形』をオススメします。
表紙がやけにかわいいので初心者向けかなと思いがちですが、難関大対策にうってつけです!
センターレベルの参考書ではとにかく必須の句形のみ取り上げられています。
しかし『でるもん』は基礎の基礎から受験生が間違えやすい句形まで幅広く取り上げてあるのに加えて、丁寧な解説で「なぜ間違えやすい」のか理解が深まります。
句形のストックが増えれば、文章の意味をスラスラ取れるようになって得点も上がりますね。
また多くの参考書は単語・熟語をあまり重視していません。問題の解説で軽く触れてあるか、コラムにちょこっと載ってるくらいで付属的に扱われることがほとんどです。
ですが『でるもん』では漢文特有の単語・熟語の意味が取り上げられ、毎回問題と詳しい解説がついています。
重箱の隅をつついている印象を持つかもしれませんが、漢文は一つの漢字の意味を取り違えるだけでも読解に多く影響するので、やっておいて損はありません。
今の単語・句形量ではハイレベルな文章を読めない、もしくは解けない状況にいる受験生はぜひ試してみてください。
②おすすめの漢文参考書:句形がおぼえられているか、アウトプットを通じて確認しよう
これまで覚えてきた単語や句形を頭に定着させたり、今持っている知識を整理するために、問題集で自分のできる・できないを確認していきましょう。
単に暗記する作業を繰り返すのではなく、実際に問題を解いて手を動かせばさらに理解が深まります。
『基礎からのジャンプアップノート 漢文句法・演習ドリル 改訂版』旺文社
こんな人にオススメ!
- 基礎知識をカンペキに固めたい受験生
- オリジナルのノートを作りたい受験生
メリット
- 一通り仕上げれば漢文の基礎を網羅的に整理できる
- 句法解説→問題演習→復習のサイクルがシンプルで継続しやすい
デメリット
- 少し無機質なため飽きない努力が必要
ノートに書き込む系の参考書もいくつかありますが、中でも『ジャンプアップノート』をオススメします!
『ヤマのヤマ』と同じ著者が作っているので、相互で使えばより使いやすいと思います。
もちろん単体でこなすのもアリです!
この参考書は句法を解説した後の問題演習(ドリル)が豊富に載っているので、やればやるほど知識が定着していきます。
書き下し文や現代語訳・解説も丁寧にされてるので、間違えた箇所はすぐに復習ができるのもメリット。
センター用の参考書とは違って範囲もしっかり網羅されているので、付け焼き刃ではない本物の句形・単語の知識が身につきます。
これまで頭の中でごっちゃになってた知識もスッキリ整理されますね。
1つデメリットをあげるとすれば、似たような問題演習が句形の用法ごとにズラーっと続くので少し無機質で飽きっぽくなるかなと思います。
そこでキーになるのが「どれだけ書き込みをするか」ですね。
分からない内容や苦手なパターンは教科書・他の参考書・句法集で徹底的に調べてバンバン書き込みをしましょう!
能動的に学習するクセがとにかく大切です。
書き込みを増やすごとに+αで価値が付いた自分だけのオリジナルノートが作れます。なんだかテンション上がりますよね。
もちろん、問題部分は何周もするために書き込みはしてはいけませんが、追加情報や整理するための書き込みはバンバンしていきましょう!
ここまで来れば、難関大レベルだろうと文章を読みこなせるはずです。これからは得点力を上げるために問題演習の参考書をこなしていきましょう!
『漢文句形ドリルと演習 ステップアップノート10』 河合塾SERIES
こんな人にオススメ!
- 基礎知識をカンペキに固めたい受験生
- 漢文の文章を通して、実戦形式で句形を学んでいきたいと考えている受験生
メリット
- 一通り仕上げれば漢文の基礎を網羅的に整理できる
- 句形の基礎を学んだら、直後に句形を使った長文を通して学ぶことができる
デメリット
- シンプルofシンプルなので、飽きない工夫が必要
『漢文句形ドリルと演習 ステップアップノート10』は、河合塾から出版されている漢文の参考書です。
この参考書の特徴は、漢文句形をドリル形式で学んだあと、すぐに長文を通じて句形のアウトプットができるという点です。
すぐに長文形式でアウトプットができることで、実践でどのように句形が使われているかがわかってきます。
ですので、多少レベルが上がっても、句形と長文をセットで学びたいという方には非常におすすめです。
『高校とってもやさしい 漢文』
こんな人にオススメ!
- 基礎知識をカンペキに固めたい受験生
- 解説がバッチリ書いてある参考書を好む受験生
メリット
- 一通り仕上げれば漢文の基礎を網羅的に整理できる
- 解説をじっくり読んでから、問題演習に取り組むことができる
デメリット
- 問題演習を通じて句形を学んでいきたい人にはちょっと合わない
『高校とってもやさしい 漢文』は、漢文を基礎の基礎から解説している参考書です。
この参考書の特徴は、1つ1つの句形の解説がかなり詳しく書いてあるので、漢文が全くもって苦手という受験生におすすめです。
一番最初にめちゃくちゃに詳しい解説が書いてあり、何講かまとめてドリルがついているので、じっくり学んでじっくりアウトプットをすることができます。
ですが、ドリルになるまでの解説が長いので、すぐに問題演習に取り掛かってその中で学んでいきたいという人にはあまりお勧めできません。
ですので、基礎からがっつり句形を学びたいという方には非常におすすめです。
③おすすめの漢文参考書:センター試験レベルの問題にチャレンジしよう
つぎに、センター試験レベルの問題集をご紹介します。
『マーク式基礎問題集 漢文』
こんな人にオススメ!
- センター本番前に実力をつけたい受験生
- 問題の解き方を身に付けたい受験生
メリット
- センター形式に則っているため、センターに直結する力をつけることができる
- 分量が少ないからサクサク仕上げられる
デメリット
- 解答・解説があっさりしている
『マーク式基礎問題集 漢文』は河合塾のセンター模試を元に作られている漢文問題集です。
『マーク式基礎問題集 漢文』の特徴は、河合塾のセンター模試を基盤に作られているので、シンプルな問題演習に集中することができ、実際のテスト形式に慣れていくことができます。
センター形式の問題としては、かなり良質です。
しかし、シンプルな問題集であるため、基礎がまだ身についていない人にはおすすめできません。
ですので、句形の学習がある程度すすんでいて、問題演習を通して実践力をつけていきたいと考えている人におすすめです。
『極める漢文問題集 センター試験編』
こんな人にオススメ!
- センター本番前に実力をつけたい受験生
- 問題の解き方を身に付けたい受験生
メリット
- 「ビジュアル解説」と「音声解説」で得点力が身につく
- 分量が少ないからサクサク仕上げられる
デメリット
- やるかやらないかはその人の状況次第
『極める漢文』の解説では、解答の根拠や出題のポイントが解説に手書きで直接書き込まれており「こういう風に読めば・解けば良いのか」と視覚的に理解できます。
読解力と得点力を同時に上げられますね。
さらに『極める漢文』では著者による音声解説が聞けます。
「ビジュアル解説」の内容を流れに沿って音声で詳しく説明されてて視覚と聴覚の両方で理解を深められます。
臨場感もあって解説講義に出席しているみたいです。ここまで丁寧な問題集は他にないと思います。
ボリュームも少なく、さっと仕上げられるのも効率的に成績を上げたい受験生にピッタリ。
もう一歩上の得点を目指したい人向けにオススメします。そんな時間ないよ!って人は回り道せずに過去問演習に移りましょう。
『センター対策 漢文問題集』
こんな人にオススメ!
- センター試験形式をいきなり解く前にもう1個参考書を入れておきたいという受験生
- 問題の解き方を身に付けたい受験生
メリット
- 出題形式ごとに作られているので、ピンポイントに力をつけることができる
- 分量が少ないからサクサク仕上げられる
デメリット
- 50点満点の形式ではなく、大問別に作られている
『センター対策 漢文問題集』は、東進が出版しているセンター対策のための漢文問題集です。
『センター対策 漢文問題集』の特徴は、センター漢文の出題形式ごとに問題が作られているというところです。
つまり、センター漢文の出題形式別にピンポイントに力をつけていくことができます。
しかし、50点満点の問題がついているわけではないので、そこは注意が必要です。
ですので、センター漢文をがっつり対策する前に、問題形式別に対策したいと考えている人におすすめです。
『センター試験過去問研究 国語』の漢文部分
こんな人にオススメ!
- センター本番前に実力をつけたい受験生
- 問題の解き方を身に付けたい受験生
メリット
- 「ビジュアル解説」と「音声解説」で得点力が身につく
- 分量が少ないからサクサク仕上げられる
デメリット
- やるかやらないかはその人の状況次第
『センター試験過去問研究 国語』は、純粋なセンター試験の過去問です。
『センター試験過去問研究 国語』の特徴は、純粋なセンター試験の過去問であるため、センター漢文対策を直にできるという点です。
つまり、センター試験の過去問対策です。(笑)
しかし、過去問を使うということになるため、過去問は実力をつけてから……と思っている人にはおすすめできません。
ですので、過去問を解くくらいの基礎力がついていて、センター漢文対策を直に行いたいと思っている人におすすめです。
④おすすめの漢文参考書:難関大レベルの問題にチャレンジしよう
つぎに、難関大レベルの問題集を紹介していきます。
『漢文』河合出版
こんな人にオススメ
- 読解力や得点力など実力全体を上げたい受験生
- ハイレベルな漢文でも合格点以上を取りたい受験生
メリット
- 私大から国公立の論述まで問題形式がかなり豊富
- 問題のレベルが徐々に上がっていくから解いてて楽しい
- 詳しい解説で間違えた箇所を丁寧に復習できる
デメリット
- 問題が少し古い
基礎から応用レベルにステップアップするには、良質な参考書を用いた問題演習が欠かせません。
『漢文』はその点でとてもぴったりな参考書であること間違いなし。
私大から国公立まで豊富な形式の良問が30題ズラっと揃ってて多読ができるので、幅広いパターンにも対応できるガッチリした実力を養えます。
難易度は10題ずつ「易」「やや難」「難」と分かれており、少しずつ上がっていくタイプで無理なくレベルアップすることができます。
早稲田の合格を目指している人は、最終的に「難」の文章をしっかり理解できて問題も解けるように頑張りましょう。
もちろん解答解説はとても丁寧に書かれています。
問題演習をしていると基礎事項をほったらかしにしがちですが、この参考書は句法や漢字の確認をその都度してくれるのもありがたいポイント。
何回も繰り返し復習すれば難関大レベルにも間違いなく到達できます。
『漢文道場』
こんな人にオススメ
- 基礎のインプットを終えて、基礎を確認しながらも実践を重ねていきたい受験生
- 漢文の締めの1冊を探している受験生
メリット
- 基礎編→練成編→実戦編の3部構成になっており、着実に力をつけていくことができる
- 問題のレベルが徐々に上がっていくから解いてて楽しい
デメリット
- レイアウトが少し見づらい部分あり
『漢文道場』は、Z会が出版している参考書です。
『漢文道場』の特徴は、基礎編・練成編・実戦編の3部構成で作られていて、基礎を復習してから実戦の学習ができる点です。
つまり、実戦に移りたいけどまだ不安という人でも、もう1度基礎を復習してから実戦に移っていけるので、着実に点数をあげていくことができます。
しかし、すでに基礎に自信があって、手っ取り早く実戦に移りたいという人にはおすすめできません。
ですので、基礎学習をある程度おえたものの、もう少し基礎を固めてから実戦に移っていきたいという人におすすめの問題集です。
『難関大突破新漢文問題集』
こんな人にオススメ
- 読解力や得点力など実力全体を上げたい受験生
- ハイレベルな漢文でも合格点以上を取りたい受験生
メリット
- 解答・解説に採点基準と重要ポイントがまとめられている
- 頻出テーマを学んでから、実戦的な問題を学んでいくことができる
デメリット
- 純粋な長文問題集なので、句形がまだの人には太刀打ちできない
『難関大突破新漢文問題集』は、駿台出版の漢文問題集です。
『難関大突破新漢文問題集』の特徴は、頻出テーマの長文から構成されている点です。
つまり、入試に直結する漢文テーマを学びながら、長文力を身に付けることができる点です。
しかし、句形の解説が多いわけではないので、基礎がまだの人にはおすすめできません。
ですので、基礎力にある程度自信があり、長文を通じて頻出テーマや漢文の読解力を身に付けたいと考えている人におすすめです。
ここに書いてある漢文の参考書はあくまで一例!君だけにあった漢文の参考書を探そう!
今回は、おすすめの漢文参考書についてお話ししました。
しかし、ここに紹介した参考書はあくまで一例でしかありません。
当記事にない参考書で勉強したからといって、成績が伸びないなんてこともありませんし、逆にここに紹介されている参考書でも、自分に合っていないと思ったなら違う参考書で勉強するのも全然かまいません。
1人1人にあった、それぞれの参考書が存在します。
当記事が、漢文の参考書選びをする際に、少しでも参考にしていただければうれしいです!
ここまで読んでも、まだ少し不安なキミへ

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
ここまで読んでくれたキミは、きっと勉強のやる気が出てきたところかもしれません。
でももしかしたら、「正直、やる気は出たけど、ちゃんと伸びるかはわからない…」と思っているのではないでしょうか。
私も受験生の頃、いろんな勉強法を調べましたが、それで簡単に成績が伸びることはなく、不安な日々を過ごしていました。
しかし、受験生時代にある秘訣に気づいてから、みるみる成績をのばすことができました。
その結果、最終的には高校中退・偏差値30台から早稲田大学政治経済学部に合格することができました。
私は中学を素行不良で退学になり、高校も中退してしまいました。
そんな私でも、偏差値30台から早稲田大学に逆転合格することができたのには、秘訣があります。
そんな秘訣を基に、多くの大学受験生を救いたいという思いから、いまオンライン予備校を経営しています。
それが、センセイプレイスというオンライン予備校です!
センセイプレイスでは、独学コーチングというサービスを提供しています。
週1回のマンツーマン指導によって、万人にむけた勉強法ではなく、キミだけの勉強法ややるべきことを一緒に考えていきます。
その結果、予備校や独学など、ほかのどんな勉強よりも早く成績を伸ばしていくことが可能になります!
センセイプレイスでは、1人ひとりに合った独学コーチングを提供した結果として、
高3春、偏差値38。“全落ち”からの早稲田に逆転合格!
偏差値43の高校から、明治大学に逆転合格!
など、数々の生徒の逆転合格を見届けてきました。
※体験談が見たい方はこちらからも見れます。
センセイプレイスで逆転合格をした先輩の体験談を見る
「予備校に通ったけれど、授業のレベルが合ってない……」
「合格したい気持ちはあるけど、勉強したくてもできない……」
こんな悩みに少しでも「わかる〜〜!」となった方は、ぜひセンセイプレイスの詳細を見てみてください!