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「MARCHの世界史ってどう勉強すればいいんだろう?」
「効率的に勉強できる方法はあるのかな?」
このような悩みを抱えている受験生も多いのではないでしょうか。
MARCHの世界史で7割、つまり合格最低点レベルに到達するためにはどんな能力が必要で、その力をつけるためにはどうすればいいのか気になるところですよね。
夏が近づいてくると、「主要科目の基礎固めも終わったから、そろそろ暗記科目に手を付けよう!」と考える受験生が一気に増える傾向にあると思います!
ということで、今回の記事では、MARCH世界史で合格点レベルに到達するための勉強法について、それぞれ詳しく解説していきます!
目次
MARCH世界史で合格点レベルに到達するための能力

MARCH世界史で合格点 を取れるようになるには、 「教科書レベル+αの用語知識を、タテ・ヨコの歴史の流れに関連付けて暗記できている」 というレベルに到達していればOKです。
MARCHの世界史では、山川出版の教科書に載っている知識と、その延長線上にある、応用・発展的な知識までしか問われません。
たとえば早慶上智では、「エジプトの神聖文字が解読された年は?」など、重箱の隅を突くような超マニアックな知識が問われたりしますが、MARCHレベルではその心配はない、ということです。
ですので、インプット用の参考書を使って、「教科者レベル+αの用語知識」を暗記すればOKです!
ただし、実際のMARCHの問題は当然、用語の単純暗記だけでは解けません。
タテ・ヨコの歴史の流れに、人物名や出来事などをしっかり関連させて暗記する。 そして、 どんな角度から問われても、その知識を迅速かつ的確に取り出すことができる、というレベルまで仕上げておく必要があります。
だからこそ、 「教科書レベル+αの用語知識を、歴史のタテとヨコの流れに関連付けて暗記できている」 という状態になっていないと、MARCHの世界史では、合格点レベルに到達できません!

MARCH世界史で合格点レベルに到達するための最速勉強法

次は、MARCH世界史で合格点レベルに到達するための「最速勉強法」について解説していきます。
- STEP1 時代の流れを把握する
- STEP2 一問一答的な知識を、時代の流れと関連づけて記憶する
- STEP3 問題演習
- STEP4 過去問を解く
この4STEPがオ ススメする世界史学習の基本的な流れとなります。 既にお伝えしたように、最初に時代の流れを理解してから、そこに用語を関連づけて覚えるという手順です。
STEP1 時代の流れを把握する
まずは時代の流れを把握するようにしましょう。
「流れ」と「用語」を一気にどちらも学ぼうとすると、オーバーワークになってしまう危険性が高いです。
そのため、一個一個着実に丁寧に潰していきましょう。
はじめのうちは、歴史の「タテ」の流れの理解に専念し、それをマスターしてから、「ヨコ」の流れの理解に移るというやり方のほうが、より知識を整理しやすいので、心に留めておいてください。
STEP2 一問一答的な知識を、時代の流れと関連づけて記憶する
歴史の「タテ」の流れをつかむことができたら、一問一答的な知識を、時代の流れと関連づけて覚えていきましょう!
ここで最も大事なポイントとして、「世界史という科目は図書館である」 というイメージを持つことです。
世界史が「図書館」なら、ヨーロッパ・中東・中国といった各地域が「本棚」に該当します。
そして、その各「本棚」の中に、歴史の流れに沿った必要知識、即ち「本」を収めていくというのが、世界史学習の基本的なイメージです 。
より具体的にいうと、「中国」という本棚には、「殷・周・秦・漢・隋・唐」といった各王朝の「本」を、年代順に収めていくことになります。
さらに「唐」という本を開くと、その中には、唐王朝ではどんな皇帝がいたか、日本とはどんな交流をしていたか、といった風に、必要な知識がしっかりと載っているというレベルを目指しましょう!
本棚の本が正しく整理整頓されていれば、必要な知識をいつでもサッと取り出すことができます。つまり、どんな角度から知識を問われても、すぐに答えられるというわけです。
また、学習を進めていくにつれ、否が応でも本棚と本の数は増えていきます。
そのため、整理整頓された本棚をキープし続けるには、各年代の地図など、ヴィジュアルイメージの手助けが必須 となります。言葉だけで覚えようとすると、ほぼ確実につまずいてしまいます。
さらに、MARCHの試験本番では、地図を示して国名を答えさせる、といったパターンの出題もあります。
従って、地図や資料などのヴィジュアル知識は、点数に直結する超大事なポイントにもなっているので、この点もしっかり覚えておきましょう!
STEP3 問題演習
そして、時代の流れに用語を関連づけて覚える作業が終わったら、問題演習 に移ります。
問題演習では、様々な角度から知識を問われることを通じて、自分の築いた本棚が実用レベルになっているか、つまりは自由に知識を使いこなして問題が解けるようになっているかどうかを確かめましょう!
STEP4 過去問を解く
そして十分に演習を積んだら、いよいよ過去問に着手 します。
ここまできたら、あとは基本、過去問を解くのみです。
そして、その結果を元に、自分が苦手とする地域・時代などを洗い出し、徹底的に知識の抜け漏れをなくしましょう。
このようにに、過去問を解きながら苦手範囲を潰す作業を続けていけば、いずれ必ず、安定的に合格点を取れる実力が身につきます!

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MARCH世界史で合格点レベルに到達するための最速参考書プラン

最後にMARCH世界史で合格点レベルに到達するための「最速参考書プラン」を紹介します。
今回の参考書プランは、
- 入門
- 基礎
- MARCHレベル
という三段階に分かれてます。
世界史でMARCH合格点レベルに到達するには、膨大な知識量のインプットが必要 なので、それを一気にやり遂げるのは、非常に困難です。知識の整理自体も難しいし、それだけ挫折もし易くなります。
ですので今回は、「入門レベル」の学習で最低限の知識を身につけたあと、 「基礎レベル」の学習で、歴史のタテの流れを深く理解しながら、教科書レベルの用語知識を完璧に暗記しましょう。
そしてその次に、「MARCHレベル」の学習で、歴史のヨコの流れを深く理解しながら、発展・応用レベルの用語知識を完璧に暗記する という三段階のプロセスを踏んで、手堅く歴史の流れと用語暗記をしていくというプランを採用してます!
①MARCHレベルに最速到達できる世界史参考書プラン入門
神余秀樹の世界史教室
入門レベルでやるべき参考書は 旺文社より出版されている、『神余秀樹の世界史教室』だけです。
こちらの「世界史教室」ですが、「最短距離で、世界史全体の流れを把握すること」を 目的に編纂されています。
ですので 、この一冊を通読するだけで、「なるほど、この時代には、こんな国が覇権を握っていたのか!」といったメイントピックが分かり、世界史の全体像を簡単に理解できます。
要するに、この入門レベルの学習は、「STEP1:時代の流れを把握する」の土台を作っておくことが目的 になってます。
入門レベルでは、この「世界史教室」を通読するだけでOKなので、「じゃあ早速、次のステップに移りましょう!」と言いたいところですが、その前に一つだけ、重要事項の伝達です。
この段階で、「世界地図が全く頭に入っていない」という人は、現在の世界地図を見て、出来る限り、国名とその位置を一致させておきましょう。 最低でも、G20に数えられるような主要国は、名前と位置を完璧に覚えておくことが望ましいです。
というのも、次の基礎レベルでは、歴史の「タテ」の流れをがっつり勉強するので、「ペルシア帝国は、現在のイランを中心に成立していた」みたいな記述がしょっちゅう出てくるからです。
「イランってどこ? アフリカ? ヨーロッパ?」みたいなレベルだと、記憶のフックが作れず、理解や暗記のハードルが超上がって、全く勉強が捗らない 、という状況に陥ってしまいます。
ですので、 世界史の全体像を把握し、 G20に数えられるような主要国は地理的にも完璧に覚えている という状態になってから、次の基礎レベルに移ってください!
②MARCHレベルに最速到達できる世界史参考書プラン基礎
次に、基礎レベルの学習に移ります。
こちらのレベルでやるべき参考書は、SBクリエイティブより出版されている、『 一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』 と、シグマベストから出版されている『 時代と流れで覚える!世界史B用語』 の二冊です。
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書
既にお伝えした世界史学習の4STEPに沿って、前者で時代の流れを理解したのち、後者で一問一答的な知識をインプット していく、というのが大まかな学習の流れです。
というわけで、「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」から着手していきますが、こちらの参考書、何と、タイトル通りの超優れモノです。
「世界史B」って、山川の教科書通りに読み進めていくと、中東⇒ヨーロッパ⇒インド⇒中国と学んで、また中東に戻るといった風に、地域・年代が目まぐるしく変化するため、学習者が非常に混乱しやすいと問題視されてきました。
何度も地域と時代を行ったり来たりするうちに、思考回路はショート寸前、あえなく挫折してしまう人が続出、というわけです。
しかし、この「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」は、地域と時代を行ったり来たりせずに済むよう、各地域を個別に解説するという形式をとってます。
ヨーロッパの単元なら、一気通貫でヨーロッパの歴史の流れを解説している、という親切心あふれた参考書なんです。
要するに、歴史の「タテ」の流れを追うことに重きを置いた作りになっているので、非常に理解がラクで、何より初心者にも易しいです。
そして、この「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」ですが、あくまでも歴史の「タテ」の流れの把握が目的なので、通読するだけでOK です。
時代と流れで覚える! 世界史B用語
その次は、「STEP2:一問一答的な知識を、時代の流れと関連づけて記憶する」に移ります。
しかし、こちらの知識のインプット作業は「時代と流れで覚える!世界史B用語」のみで行います。
この「世界史B用語」ですが、左が地図や表などを用いた流れページ、右が穴埋め形式で用語を覚えるページという構成 になっています 。
左ページで、視覚的に歴史の流れを確認しつつ、右ページで知識をインプットできるという、非常に有難いつくりとなってます。また、重要語句は左右のページ共に、全て赤字印刷。赤シートで隠せるため復習もしやすいです。
ここからが大事なポイント。
「世界史B用語」使うにあたっての目標ですが、この段階では、「①赤字の重要語句を全て暗記する」「②赤字の重要語句について、全て簡単に説明できる」というレベルを目指して下さい。 黒い太字で印刷されている語句も、重要ではあるのですが、今の時点でこちらまで覚えようとするとオーバーワークになってしまうので、一旦無視でOKです。
また、左ページの地図上に赤字で国名が書かれていることも多々あるので、国名・位置関係共に、必ずヴィジュアル的に暗記しておくこと。
そして、もう一つ大事なポイント。この参考書を学習する際は必ず、「一単元ごとに区切って暗記すること」 を徹底 してください。一つの単元ごとに着実に用語暗記していかないと、知識が取っ散らかって、もはや整理できなくなってしまいます。
そして、「世界史B用語」全体の赤字の重要語句を暗記して、さらにその説明もできる、というレベルに仕上げたら、いよいよ「STEP3:問題演習」に突入です。
ここまでの学習の結果、歴史の「タテ」の流れと、教科書レベルの重要語句は全て身についてるはずなので、演習には「旧センター試験」の過去問を使うのが最適 です。旧センター試験は、教科書レベルの知識で解ける問題が大半、というつくりになってます。
そして 、センターの過去問を解きつつ、様々な角度から知識を問われることによって、「これまで身に着けた知識を自由に使いこなせているか?」を確認してください。
演習を行うと、苦手な地域・時代などが自ずと明確になるので、あとは今までやってきた参考書の復習を通じて、その弱点を潰し切ってください。
この作業が終わったら、待ちに待ったMARCHレベルの学習に突入です!
3MARCHレベルに最速到達できる世界史参考書プランMARCHレベル
これならわかる!ナビゲーター世界史B
MARCHレベルでやるべき参考書は、既に紹介済みの『時代と流れで覚える!世界史B用語』と、山川出版社の『 これならわかる!ナビゲーター世界史B』 の二種類です。
ちなみに「ナビゲーター」は全部で四冊ありますが、こちら全て必要となります。
このMARCHレベルの学習において、まずやるべきは、「ナビゲーター」全四冊の読破 です。
基礎レベルで使った「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」は、掲載されている知識が厳選・整理されていて、初学者にはうってつけの一冊でしたが、反面、掲載されている知識量がそもそも不足しているというデメリットがありました。
ですので、全四冊で1,000ページ超という大ボリュームで、知識の網羅性が圧倒的に高い「ナビゲーター」を通読しておけば、今後、歴史の流れでつまずくことは一切なくなる 、というわけです。
要するに、ワンランク上のレベルで、「時代の流れを把握する」のステップを踏むことが、ここでナビゲーター4冊を通読する意義です。
そして、大事な注意点が一つ。「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」は、歴史の「タテ」の流れの解説に特化した参考書だったので、「ナビゲーター」を読み進めていく際は、常に歴史の「ヨコ」の流れに焦点を当てておく ことです。タテの糸とヨコの糸が完璧に揃って初めて、世界史の流れ知識は、本当の意味で完成します。
また、「ナビゲーター」のお供には、学校から配られる資料集が最適 です。 常に関係するページを開いておいて、ヴィジュアル知識の補強に努めましょう。
特に「〇世紀の地図」など、ナビゲーターの内容と連動する地図が出てきた場合は、積極的に位置関係などを覚えておくことをオススメします。既にお伝えした通り、地図関連の知識は特に、得点力に直結しやすいポイントです。
「ナビゲーター」全四冊を読み終えたら、「時代と流れで覚える!世界史B用語」に再び移ります。そして、基礎レベルでは手を付けなかった、「黒い太字で印刷されている語句」を、「全て暗記・全て簡単に説明できる」というレベルまで仕上げましょう。
そして、ここまできたら、遂に「STEP4:過去問を解く」に突入です。自分が志望するMARCHの大学の過去問を選び、実際に解いてみましょう。
初めて解く際は、手も足も出ない、という人が大半かもしれませんが、ここで自信を失う必要はありません。MARCHレベルの難易度で、様々な角度から知識を問われることに慣れていないから、得点に結びついていないだけのことです。
ですので、めげずに過去問を解き続けて、解いた結果を元に、自分の苦手分野を洗い出すという作業を欠かさず行ってください。
そして、洗い出した苦手分野を、これまで使った参考書の復習を通じて潰していけば、いずれ必ず、安定的に合格点を取れるだけの実力が身に着きます!