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浪人は、伸びないって本当??いいえ、そんなことはありません。
浪人には浪人の勉強の方法があります。やるべきことをやれば、ちゃんと成績を伸ばして合格を手にすることができます。


「自分にはどういう参考書が合っているんだろう?」
「色んな日本史の問題集を比較したい」
今回はこういった疑問にお答えします!
日本史は覚える量が本当に多いですよね。
世界史と違って日本という一つの国に絞っている分、ものすごく細かいところまで覚えることがあって大変です。
とりあえず教科書を読んで一問一答をやってみたり、ノートまとめをしてみたりと、勉強も何をするのが正解なのかさっぱりだと思います。
参考書の種類も本当に多いですよね……
それらを手当たり次第適当にやっても、もちろん成績はなかなか伸びません。
私は受験生の頃に日本史選択だったのですが、浪人することを決めてから日本史の勉強を始めたので、覚える量の多さに戸惑った覚えがあります。
スタートが遅かったのもあり成績の伸びに悩みました。
しかし、正しい方法で適切な努力をしたことで、最終的には浪人スタートの4月からセンター試験の1月までの10ヵ月間で、センター試験9割を超えることができました。
日本史の勉強には、取り組む順番があります。
まず、おおまかな歴史の流れを理解したうえで、一問一答などを使い用語を押さえる、そのうえで問題演習に取り組む。
今回は、ある程度の用語を覚えて知識定着ができた人むけに、演習のためのおすすめ問題集を紹介します!
関連記事:徹底検証!偏差値40から早稲田逆転合格への参考書リスト:日本史編
目次
日本史の問題集に取り組む目的を考えよう!
日本史の問題集に取り組む目的を考えましょう!
取り組む理由や目的がなければ、ただなんとなく取り組むことになります。
なんとなく取り組むだけだと、問題集を最大限に活かすことができません。
その結果、成績がうまく伸びず、勉強のモチベーションを保つこともむずかしくなります。
例えば、自分の穴を見つけるため、苦手分野に数多く触れるために問題集を解いている人と、とりあえず買ったからには一周する人では、結果に大きな違いが出ます。
みんなが使っているし、なんとなく良さそうだからと問題集を選んでいませんか?
買った問題集を〇周する!と終わらせることに熱意を費やしていませんか?
何のために問題集に取り組むのかを明確にして取り組みましょう!
目的を持って取り組むと、問題集に取り組むべき理由が明確になります。
そうすれば、やる気を保ちながら参考書を活かした学習ができるでしょう!
ひとくちに日本史といっても、通史や年代や用語や文化史など、いくつかの分野に分かれます。
そのため日本史の参考書を選ぶ際には、自分が通史を理解したいのか、用語を暗記したいのか、文化史を強化したいのかなど、目的を明確にするとよいでしょう!
でも、そもそも日本史ってどうやって勉強すればいいのかわからない受験生もいますよね。
そういった受験生の皆さんには、日本史の勉強法を紹介している記事もあるためぜひご覧ください!
関連記事:【大学受験】おすすめの日本史勉強法|ゼロから短期間で成績アップも可能!?

日本史問題集を選ぶ3つのコツ
やみくもにたくさんの参考書を調べる前に自分に必要な参考書の条件を考えてみましょう。
3つの参考書選びのコツを解説していきます!
- 自分のレベルに合っているか
- 自分の志望校対策に必要か
- 参考書をやりきる時間があるか
自分のレベルに合っているか
まず、自分のレベルに合っているかどうかはかなり重要です!
すでに授業でほとんどの内容を習っているなら、初学者向けの参考書は易しすぎます。
一方、私大レベルの参考書を選んでしまうと、求められる内容がマニアックなところにまで及ぶことが多いため、共通テストに必要のない内容まで載っていて非効率的です。
他にも日本史が苦手だと感じているのに上級レベルのものを選んでしまうと、内容が頭に入りません。
このように、どれだけ質のよい参考書でも自分のレベルに合った参考書でないと効果が期待できません!
何をすればよいかわからずにとりあえず評判のよい参考書を選ぶのは避けましょう。
関連記事:【日本史】金谷の日本史「なぜ」と「流れ」が分かる本の特徴と使い方【原始・古代史編】
自分の志望校対策に必要か
次に、自分の志望校対策に必要な参考書かどうかを考えましょう!
まずは共通テストで点を取れるようになることが大事ですが、志望校の二次試験も見据えておきましょう。
二次試験は大学によってかなり出題内容が異なるためそれに合わせた参考書を選ぶとよいです!
例えば、二次試験で文化史が出題されないところであれば、文化史に重点的に時間をかけて対策しても仕方ありません。
他にも記述問題が対策できるものや、そもそも二次試験で日本史を使わない人は共通テストに特化したものを選ぶなど、志望校対策に合わせて工夫しましょう!
関連記事:【共通テスト日本史対策】2ヶ月で共通テスト日本史で満点を取るための勉強法|おすすめ参考書もご紹介!
参考書をやりきる時間があるか
最後に、参考書のボリュームと自分の時間を考えて選びましょう。
たとえ自分のレベルに合っていて志望校対策に必要でも、その参考書をやりきる時間がないと意味がありません。
すべてが網羅された分厚い参考書は、ついつい完璧な気がして手に取りたくなってしまうこともありますよね。
しかし試験までの日程を考え、残された時間と相談して参考書を選ぶことも必要になってきます。
目安としては、本番までにその参考書を完璧にして、そのうえで復習として確認する余裕があるレベルのボリュームがよいですよ!
自分に合った参考書選びのコツを抑えたうえで、次におすすめの問題集を紹介していきます!
関連記事:【日本史】日本史の定期試験の勉強法を徹底解説!|丸暗記では意味がない!?

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レベル別おすすめの日本史問題集8選!

基礎編
『イチから鍛える日本史必修編』
こんな人におすすめ!
- みんなが使っている参考書を使いたくない受験生
- 授業が大体わかる人
メリット
- 入試問題が掲載されている
- 冒頭で本の使い方と勉強法を丁寧に解説している
デメリット
- 一部誤植があるとの口コミ
学研プラスから出版されている『イチから鍛える日本史必修編』です。
イチから鍛えるシリーズは、入門編・必修編・発展編の3つのレベルに分かれています。
この問題集の特徴は、実力派講師が入試の必須知識を厳選しているため良問が多いことです。
入試に必須レベルの問題を扱っているので、ある程度知識を定着させた人が最初に取り組むのに適しています。
『はじめる日本史』
こんな人におすすめ!
- 日本史を1から理解し直したい受験生
- 難関大を目指して早くから日本史を勉強している高1・高2生
メリット
- レイアウトが見やすい
- 基礎を身に付けるのに最適
デメリット
- 簡単な知識の確認用であるため、問題数は多くない
Z会から出ている『はじめる日本史』です。
はじめる日本史の特徴は、本当の基礎から学べて、かつ問題演習もできるところです。
要点ページでテーマに関する知識を身につけ、問題演習を通じてアウトプットできる問題集はそうありません。
ですので、基礎から身につけたいと考えている人には本当におすすめできる問題集です。
関連記事:【日本史】はじめる日本史 要点&演習の特徴と使い方|圧倒的な基礎を身につける!
標準編
『マーク式基礎問題集日本史B』
こんな人におすすめ!
- 共通テストレベルの実践問題を解いてみたい人
- インプットしたつもりでもいざマークテストをやると解けない人
メリット
- 問題がマーク式のため、より実践的な演習ができる
- 分野別にジャンルわけされている
デメリット
- 難関私大対策には物足りない
河合塾から出ている『マーク式基礎問題集日本史B』です。
この問題集は、河合塾全統マーク模試の5回分が収録された実践的な問題集です。
マーク式なので、ある程度の基礎知識を身につけて流れや語句を把握できた人が実践問題に取り組むのに最適。
日本史あるあるで、覚えているはずの単語がいざ問題演習に挑戦したら結びつかずに、解答を見て悔しい気持ちになることがありますよね。
しかし、この参考書は名前のとおり基礎がしっかりしていればスラスラと解くことができ、なおかつ問題はマーク式です。
分野別にジャンル分けされているため、苦手分野から解いてみるのもよいでしょう!
さらに本書のポイントとして、別冊に掲載されている解説が細部まで収録されているところが挙げられます。
正解の解答はもちろん、誤った解答の解説も載っているため、復習がしやすいです。
私は受験生のときに、このような実践問題を解いて間違えた問題があると、参考書に戻ってインプット、自分なりに軽くメモしたものを問題と一緒に間違いノートに貼るという使い方をしていました!
『スピードマスター日本史問題集』
こんな人におすすめ
- 定期テストなどはそこそこ取れていて、そのうえで日本史を復習し直したい人
- 薄めな問題集を探している人
メリット
- とにかく薄いので、流れを復習できる
デメリット
- 実は普通に難しい。問題ページでさらっと触れられている用語が難しい場合が多い
- 問題は文章の穴埋め形式で復習しにくい
かの有名な『スピードマスター』です。
古代から近代までを一気に復習できる、とにかく薄い参考書です。
スピードマスターのメリットは、「本の薄さ」と「一気に流れを復習できる」の2点です。
中身が30項目にコンパクトにまとまっていて、それをやれば共通テストレベルの流れと用語をサッと見通せます。
授業や定期テストなどで日本史をしっかりやったことがある人なら、スピマスをやれば短期間で記憶が復活すると思います。
ただ、このスピマスは、初学者が用語をインプットするのにはあまり向いていません。
実はふつうに難しいです。 まあまあハイレベルな語句が当たり前のようにとんできます。
また、まとめページはありますが、目立った工夫はなく地味です。
問題ページは教科書的なカタい文章なので、読みにくいのと流れがわかりにくい。
また、穴埋め式で赤シートも使えないので復習がしにくいです。
なので、初学者が「この本めっちゃ薄いしサラッと終わりそう!」と安易に手を伸ばすのは危険。
この参考書は、「授業や定期テストなどで日本史を一通り頑張った経験がある人」が復習として使うようにしましょう。
その役割ならかなり使える参考書です。
関連記事:【日本史】スピードマスター日本史問題集の特徴と使い方|30日完成!
『HISTORIA』
こんな人におすすめ!
- がっつり演習量を確保したい受験生
- 基礎から難関大レベルまで、1冊でやりきりたいと考えている人
- すでにインプットにかなり時間をかけていて、問題集に時間をかけたい受験生
メリット
- 問題量・解説量がかなり豊富なため、やりきれればかなり力がつく
- 基礎から難関大レベルまで問題のカバーしている範囲が広い
デメリット
- 問題量がかなり多いため、やりきるまでに根性がいる
日本史の問題集でもぶっちぎりの問題量・解説量をほこっている『HISTORIA 日本史精選問題集』です。
この参考書の特徴は、問題量・解説量がかなり豊富で、基礎レベル〜難関大レベルまでカバーしているため、1冊でかなり力をつけていけます。
問題量をこなしながら、解説を読み込んでゴリゴリ知識をつけていきたいと考えている、問題集大好きな受験生には病みつきになる問題集だと思います。
『HISTORIA日本史精選問題集』の他の問題集との違いを例で挙げるとするならば、問題の解説だけでなく、周辺知識に関してもPOINTやLECTUREという部分でまとめられている点があげられます。
普通の問題集の解説は1つ1つの問題に対してしかありませんが、『HISTORIA(ヒストリア)日本史精選問題集』なら、問題を解きながらも、問題に出ない知識も十分につけていくことが可能です。
分厚いため、やりきるまでにかなり根性がいる参考書です。
関連記事:【日本史】HISTORIA(ヒストリア)日本史精選問題集の特徴と使い方|難関私大の問題に挑戦!
発展編
『実力をつける日本史100題』
こんな人におすすめ!
- 基礎的なインプット・アウトプットを終えて、過去問前に一個問題集に取り組もうと考えている受験生
- インプットの段階でかなり丁寧にやりこんで、高いレベルの問題集でも大丈夫だという受験生
メリット
- かなりハイレベルな問題集であるため、完璧にするだけでも相当な力がつく
- 解説も豊富で、問題もテーマ史までカバーしている
デメリット
- 難易度が高いため、初学者には向かない
早慶受験者の多くが使っている問題集です。
記述問題なども出題されているため日本史の力を総合的に上げることが可能です!
かなりハイレベルな問題集ですが、早慶レベルをめざすならこの問題集は完成させておきましょう。
問題数も多いですし、テーマ史までカバーされているので、これ1冊持っていれば他の問題集は買わなくていいかもしれません。
解説もめちゃくちゃ詳しいので、解いたらそのままにするのではなく、解説も熟読してください!
難しいですが、これを完璧にすれば合格まであと一歩です!
関連記事:【日本史】実力をつける日本史100題の特徴と使い方|早慶にビビらない!
『日本史標準問題精講』
こんな人におすすめ!
- 良質な問題演習をしたい受験生
- 最難関私大を目指す受験生
メリット
- MARCH、早慶、旧帝大の問題で構成されており、最難関大学対策にふさわしい
- 問題編と解答・解説編が別となっており使いやすい
デメリット
- 細かい知識が問われる難関大以外の志望者にはオーバーワーク
河合塾の人気講師、石田晶康先生の『日本史標準問題精講』です。
第五版まで出ている信頼のおける問題集で、最難関大学を志望している人向けのレベルになります。
この問題集は、なんといってもタイトルどおりの精講が特徴です!
精講とは、掲載された問題の類題が出題されたときに十分に対応できるための知識を解説したりまとめたりしたものを指します。
詳しい解説に加えて、これを読むことで、難問の類題に対応できる実力が身に付きます。
内容は、穴埋めや並び替えなどの一般形式から、図や史料を扱うものまで多岐に渡っているため、偏りなく力をつけることが可能です!
ボリュームとしては、国公立二次・難関大学入試で合否の分かれ目になるものが90題が収録されています。
本書をやりきれば、相当な実力がつくでしょう!
論述編
『考える日本史論述』
こんな人におすすめ!
- 日本史の国公立大二次試験対策・論述対策をしたい受験生
- 主に旧帝大レベル志望の人や、他の国公立大志望でも二次試験で高得点を狙いたい人
メリット
- 回答の型を示してくれているため、回答が作りやすくなる
- 問題集が薄いため、周回がしやすい
デメリット
- 思考力や文章力が試されるので細かい知識の演習には向かない
河合出版から出された日本史の論述問題集『“考える”日本史論述―「覚える」から「理解する」へ』です。
日本史の論述が課される大学受験をする人に最適な一冊です。
日本史論述の主要テーマをかなり網羅しており、一問一問の解説が非常に詳しく深いことが特徴です!
「記述なんて何を書けばいいかわからないよ」という人も、本書を使えばその状態を解消できるでしょう。
まず設問の要求は何か、文章をどのような構成にするか、など当たり前のようで他の論述参考書に書いていない論述の根本的なことが丁寧に書かれています。
「名著」「最も有意義」など評判もかなり良く、論述対策をするのなら本書を手に取れば間違いないでしょう!
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自分にあった参考書で自分にあった勉強をしよう!
今回は、センセイプレイスおすすめの日本史参考書リストをお話ししました。
しかし、ここに紹介した参考書はあくまで一例でしかありません。
当記事にない参考書で勉強したからといって、成績が伸びないなんてこともありませんし、逆にここに紹介されている参考書でも、自分に合っていないと思ったなら違う参考書で勉強するのも全然問題ありません。
1人1人にあった、それぞれの参考書・勉強法が存在します。
当記事が、日本史の参考書選びをする際に、少しでも参考にしていただければうれしいです!