【2021最新版】おすすめの日本史参考書・問題集リスト|文化史対策もできる!

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【2021最新版】おすすめの日本史参考書リスト
たかはしセンセイ
こんにちは、センセイプレイスのたかはしです!
「日本史の参考書が多すぎて、何を使ったらいいかわからない……」

「実際に合格した人たちが、どのような日本史の参考書を使っていたか知りたい……」

と悩んではいないでしょうか。

日本史は暗記量が多い科目のため、いろいろな参考書が出版されています。

そのため、自分が何をやるべきかがわからない人も多いことでしょう。

かつての自分もそうでした。

そこで今回は、数多くある日本史参考書のなかから、おすすめの参考書を厳選しました。

少しでも参考にしていただけたら、うれしいです!

関連記事:【大学受験】日本史を独学で攻略する方法|早稲田生が徹底解説!


目次


暗記科目とだまされるな!暗記だけでは乗り切れない!

日本史 参考書

皆さんは「日本史はただの暗記科目」と思っていませんか?

暗記はたしかに大事な要素です。

しかし、暗記ばかりに気を取られすぎて、ただ人物の名前や出来事の名前だけを覚えていくのは、ドラマの公式ホームページやパンフレットを見て「あぁ、こういう人たちが出てこんなお話なんだな」とただ情報を眺めるようなものです。

ドラマと同じように、歴史のなかには必ずストーリーが隠れています。

そのストーリーを追いながら勉強することで、初めて暗記の価値が生まれてきます。

そのため、、暗記よりも先に日本史そのものを理解するところから始めていきましょう!

関連記事:【大学受験】日本史がおぼえられない受験生が読むべき1冊を教える



日本史参考書を選ぶ3つのコツ

日本史参考書を選ぶ3つのコツ

やみくもにたくさんの参考書を調べる前に自分に必要な参考書の条件を考えてみましょう。

3つの参考書選びのコツを解説していきます!

  1. 自分のレベルに合っているか
  2. 自分の志望校対策に必要か
  3. 参考書をやりきる時間があるか

関連記事:慶應に逆転合格するための日本史参考書リスト|ライバルに差をつける

自分のレベルに合っているか

まず、自分のレベルに合っているかどうかはかなり重要です!

すでに授業でほとんどの内容を習っているなら、初学者向けの参考書は易しすぎます。

一方、私大レベルの参考書を選んでしまうと、求められる内容がマニアックなところにまで及ぶことが多いため、共通テストに必要のない内容まで載っていて非効率的です。

他にも日本史が苦手だと感じているのに上級レベルのものを選んでしまうと、内容が頭に入りません。

このように、どれだけ質のよい参考書でも自分のレベルに合った参考書でないと効果が期待できません!

何をすればよいかわからずにとりあえず評判のよい参考書を選ぶのは避けましょう。

関連記事:徹底検証!偏差値40から早稲田逆転合格への参考書リスト:日本史編

自分の志望校対策に必要か

次に、自分の志望校対策に必要な参考書かどうかを考えましょう!

まずは共通テストで点を取れるようになることが大事ですが、志望校の二次試験も見据えておきましょう。

二次試験は大学によってかなり出題内容が異なるためそれに合わせた参考書を選ぶとよいです!

例えば、二次試験で文化史が出題されないところであれば、文化史に重点的に時間をかけて対策しても仕方ありません。

他にも記述問題が対策できるものや、そもそも二次試験で日本史を使わない人は共通テストに特化したものを選ぶなど、志望校対策に合わせて工夫しましょう!

関連記事:慶應に逆転合格するための日本史参考書リスト|ライバルに差をつける

参考書をやりきる時間があるか

最後に、参考書のボリュームと自分の時間を考えて選びましょう。

たとえ自分のレベルに合っていて志望校対策に必要でも、その参考書をやりきる時間がないと意味がありません。

すべてが網羅された分厚い参考書は、ついつい完璧な気がして手に取りたくなってしまうこともありますよね。

しかし試験までの日程を考え、残された時間と相談して参考書を選ぶことも必要になってきます。

目安としては、本番までにその参考書を完璧にして、そのうえで復習として確認する余裕があるレベルのボリュームがよいですよ!

自分に合った参考書選びのコツを抑えたうえで、次におすすめの参考書・問題集を紹介していきます!

関連記事:【大学受験】おすすめの日本史勉強法|ゼロから短期間で成績アップも可能!?



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おすすめの日本史参考書リスト:マンガ編

まずは、おすすめの日本史参考書リスト:マンガ編です。

日本史がまったくもってわからない人には、マンガでの学習をおすすめします。

当然、難関大合格をマンガだけで勝ち取るのはほぼ不可能ですが、マンガで大枠をいれてから参考書で細かいところを詰めていくと、本来つまらなかったものも少しわかるようになっていくため、おもしろくなっていきます。

そのため、

・日本史がまったくわからない人
・昔から社会が苦手で、日本史に対して少しマイナスイメージがある人
は、マンガからはじめるのも1つの手であることを紹介しておきます。

関連記事:【日本史】日本史の定期試験の勉強法を徹底解説!|丸暗記では意味がない!?

大学受験らくらくブック 日本史

こんな人におすすめ!

  • 日本史の勉強法から知りたいと考えている人
  • 本当にざっくりと全体観を知りたい人

メリット

  • 元は日本史の勉強法が書いてある本そのため、苦手な人は勉強の指針を作れる
  • マンガで日本史の勉強法・ざっくりとした全体観をつかめる

デメリット

  • 本当にざっくりとしか通史に触れていない

東進の人気講師・金谷先生が執筆した『日本史の勉強法をはじめからていねいに』です。

この参考書の特徴は、日本史の勉強法がわからない人向けに、東進の人気講師である金谷先生がノートの取り方などから徹底的に勉強法を解説し、また通史にも触れながらそれを解説している点です。

またマンガであるため、硬くならずに読み進めていけます。

しかし、元が勉強法の本であるため、通史にはざっくりしか触れていません。

そのため、教科書や通史の講義本のサブ教材と考えておくのが無難です。

関連記事:【日本史】金谷の日本史「なぜ」と「流れ」が分かる本の特徴と使い方【中世・近世史編】

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おすすめの日本史参考書リスト:通史編

学校で一定の日本史学習を進めた人や、マンガで大枠を理解した人は、つぎに通史のインプットを進めていきましょう。

通史学習とは、歴史の流れおよび人名・事件名を学習していくことをさします。

マンガではざっくりとした学習がメインいなりますが、ここからはいよいよ実際の試験で点数をとるための学習となってきます。

関連記事:【日本史】おすすめの日本史勉強法|偏差値70超え経験者が徹底解説!

教科書よりやさしい日本史

こんな人におすすめ!

  • 1冊コンパクトに日本史の内容がまとまっている本が欲しい人
  • 講義本のようなものより、ざっくり解説しているものが好きな受験生

メリット

  • 1冊にコンパクトに日本史の知識がまとめられている
  • テーマが細かくわかれており、図や写真なども豊富

デメリット

  • 講義本のように解説が詳しいわけではない

河合塾の人気講師・石川先生が執筆した『教科書よりやさしい日本史』です。

この参考書の特徴は、小さな1冊の参考書に日本史の最低限の知識がまとめられている点があげられます。

また、テーマが細かくわかれていることや図や写真が豊富に掲載されている点も魅力の1つです。

いわゆる講義本のように丁寧に書かれているより、口調ベースに知識がまとめられている感じなため、詳しい解説が欲しい人にはあまりおすすめできません。

関連記事:山川詳説日本史ノートの使い方を徹底解説|日本史の総復習にピッタリ!

石川晶康の日本史教室

こんな人におすすめ!

  • 日本史が苦手で、通史をざっくりと学びたい受験生
  • 1冊完結でざっくり学びたい受験生

メリット

  • 1冊簡潔でざっくりと日本史の基礎を学べる
  • 話し言葉で書かれていて、また図表などもわかりやすい

デメリット

  • ざっくりと日本史の基礎を学べるだけなため、コレ1冊で受験を乗り切るのは厳しい

河合塾の人気講師・石川先生が執筆した『石川晶康の日本史教室』です。

この参考書の特徴は、1冊完結でざっくりと日本史の基礎を学べる点です。

また、話し言葉で書かれていることや、吹き出し・図表など暗記しやすい工夫もたくさん施されているため、日本史が苦手・嫌いな人にはぴったりな教材です。

ただ、かなり基礎的な内容なため、これだけで受験を乗り切るのはちょっと厳しいです。

関連記事:【日本史】実力をつける日本史100題の特徴と使い方|早慶にビビらない!

きめる!センター日本史

こんな人におすすめ!

  • まず1冊完璧にして、日本史に自信をつけたい受験生
  • 複数冊のものをやるよりも、1冊完璧にしていきたい受験生

メリット

  • 共通テストレベルの知識はかなり網羅されているため、1冊でも安心
  • 字が大きく、カラーも豊富なため読み進めやすい

デメリット

  • 難関大レベルは別途インプットの参考書が必要

河合塾の人気講師・石黒先生が執筆した参考書『きめる!センター日本史』です。

この参考書の特徴は、センターレベルの日本史知識を網羅していてすこし分厚いですが、読みやすい字の大きさやカラー版になっていたりと、学ぶことに対して意欲的になれるつくりになっていることです。

また、もちろん解説もわかりやすいため、分厚さの割にガンガン読み進めていけます。

関連記事:【共通テスト日本史対策】2ヶ月で共通テスト日本史で満点を取るための勉強法|おすすめ参考書もご紹介!

みんなのセンター教科書 日本史B

こんな人におすすめ!

  • まず1冊完璧にして、日本史に自信をつけたい受験生
  • 複数冊のものよりも、1冊完璧にしてきたい受験生

メリット

  • 共通テストレベルの知識だけでなく難関大の知識も含まれているため1冊でかなり安心
  • 図柄も豊富なため読み進めやすい

デメリット

  • 難関大レベルは別途対策が少し必要

河合塾の人気講師・石川先生が執筆した『みんなのセンター教科書 日本史B』です。

タイトルにもあるとおり、センター試験対策に向けられてつくられているため、基礎からセンター満点を狙えるレベルの知識が掲載されていて、かなりわかりやすくなっています。

図柄や絵なども豊富なため、1冊の厚さがありますがかなり読みやすくなっています。

『日本史B講義の実況中継』の筆者と同じなため、難関大レベルの知識はそれで補強するとよいでしょう。

関連記事:【日本史】「石川晶康 日本史B講義の実況中継(2)」の特徴と使い方|歴史強化!

金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本

こんな人におすすめ!

  • 日本史があまり得意でないため、じっくり解説されているものが欲しい受験生
  • 授業形式の参考書を好む受験生

メリット

  • 初学者にも優しいほど、かなり丁寧な解説がほどこされている
  • 表解板書と呼ばれる実際の黒板のような形で、学習事項がまとめられている

デメリット

  • 本当に基礎中の基礎のため、これだけで通史を完璧にするにはきつい

東進の人気講師・金谷先生が執筆した『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本』です。

この参考書の特徴は、
・初学者でもわかりやすい日本史講義の解説
・まるで黒板に書かれているような学習事項のまとめ「表解板書」

があげられます。

ぼく自身も受験生の頃、この参考書を使っていましたが、「あ、ここってそういうことだったのか!」と難しい内容でも、金谷先生のかなりわかりやすい解説がされているため、読んでいてほとんどつまづくことはありませんでした。

また、学習事項が表解板書と呼ばれる実際に東進の授業中に金谷先生が黒板に書かれている内容がまとめられているため、復習もかなりしやすいです。

しかし、本当に基礎中の基礎のため、これだけで難関大レベルの通史を完璧にするには少し厳しいものがあるため注意が必要です。

関連記事:【日本史】金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本の特徴と使い方【原始・古代史編】

日本史B講義の実況中継

こんな人におすすめ!

  • 日本史を結構がんばったため、総仕上げ的な参考書をやりたい受験生
  • 日本史が好きなため、多少難易度が高くてもとり組める受験生

メリット

  • 圧倒的情報量。早慶レベルでも戦える知識が身につく
  • 講義本で話し口調で書かれているため、読みやすい

デメリット

  • 難易度・情報量ともにかなり高いため、日本史嫌い・苦手には厳しい

河合塾の人気講師・石川先生が執筆した『日本史B講義の実況中継』です。

日本史の参考書といえばコレ!といわれるほど、かなり多くの受験生に支持されている参考書です。

この参考書の特徴は、とにかくわかりやすい解説と圧倒的情報量。

正直な話、かなり難易度が高い参考書ではあります。

しかし、参考書に載っている情報量はかなり多いため、早慶レベルの知識にも対応可能です。

かなりの難易度と情報量のため、日本史が苦手もしくは嫌いな人が1冊目として用いるのはかなりきついため、そこは注意が必要です。

関連記事:【日本史】「石川晶康 日本史B講義の実況中継(1)」の特徴と使い方|点数UP!

これならわかる!ナビゲーター日本史B

こんな人におすすめ!

  • 日本史の教科書は好きなものの、少しレベルの落としたものからとり組みたい受験生
  • シンプルな参考書を好む受験生

メリット

  • 山川が出版しているため、日本史の教科書を完璧にしたい人にはかなり役立つ
  • 解説・大切な単語に赤字以外にほとんど装飾がなく、かなりシンプル

デメリット

  • 図や絵などがほとんどないため、飽きる人には飽きる

日本史の教科書と同じ山川出版社から出されている『これならわかる!ナビゲーター日本史B』です。

この参考書の特徴は、まるで日本史の教科書のように、解説・大切な単語に赤字が振られているだけのシンプルな参考書である点です。

かなりシンプルであるため、人を選ぶ参考書です。

関連記事:【日本史】スピードマスター日本史問題集の特徴と使い方|30日完成!

おすすめの日本史参考書リスト:問題集編

続いて、おすすめの日本史参考書リスト:問題集編です。

日本史は暗記科目なため、実際におぼえているかどうかを確認しなければ、本番で点数をとれるほど暗記できているかどうかを判断できません。

しかも、同じ人名・事件名でも違う聞き方をされたら答えられない場合もあるため、1問でも多くの問題を完璧にしていく必要があります。

そのため、日本史の問題集は実際におぼえた知識を点数に結びつける重要な役割を担っているわけです。

はじめる日本史 要点&演習

こんな人におすすめ!

  • 日本史の基礎的なインプットを終えて、1冊目の問題集に取り組みた受験生
  • 学校である程度の日本史学習を終えているため、いきなり問題集から入る受験生

メリット

  • レベル感が基礎的なため1冊目の問題集として使いやすい
  • 要点がまとまっており、復習もしやすい

デメリット

  • たまに難しいものが含まれている

Z会から出版されている『はじめる日本史 要点&演習』です。

この参考書の特徴は、基礎的なレベルの問題集であり、ある程度インプットを終えた人であれば、自分の基礎的な穴を見つけられる点です。

また、要点が問題の前ページにまとめられているため、復習にも役立てることができます。

まれにですが、基礎的なレベルを超えている問題が含まれていることがあるため、そのときは落ち込まずにその場で覚えていくようにしましょう。

関連記事:【日本史】はじめる日本史 要点&演習の特徴と使い方|圧倒的な基礎を身につける!

実力をつける日本史100題

こんな人におすすめ!

  • 基礎的なインプット・アウトプットを終えて、過去問前にひとつ問題集に取り組む受験生
  • インプットの段階でかなり丁寧にやりこんで、高いレベルの問題集でも大丈夫な受験生

メリット

  • かなりハイレベルな問題集なため、完璧にするだけでも相当な力がつく
  • 解説も豊富で、問題もテーマ史までカバーしている

デメリット

  • 難易度が高いため、初学者には向かない

難関大志望に圧倒的に支持されている問題集である『実力をつける日本史100題』です。

この参考書の特徴は、圧倒的レベルの問題と良質な解説です。

問題と解説が別冊になっており、また問題よりも解説が2倍程度の厚さを誇っているくらい、解説が詳しい問題集になっています。

また、テーマ史までカバーしているため、入試レベルの問題形式にも十分対応でます。

(テーマ史とは、例えば総理大臣の歴史・天皇の歴史など、時代を超えて1つのテーマで出題されるものです。)

しかし、とにかく難易度が高いため、初学者は通史の学習や基礎的な問題集を終えてから取り組むようにしましょう。

関連記事:【日本史】実力をつける日本史100題の特徴と使い方|早慶にビビらない!

HISTORIA 日本史精選問題集

こんな人におすすめ!

  • がっつり演習量を確保したい受験生
  • すでにインプットにかなり時間をかけていて、問題集に時間をかけたい受験生

メリット

  • 問題量・解説量がかなり豊富なため、やりきれればかなり力がつく
  • 基礎から難関大レベルまで問題のカバーしている範囲が広い

デメリット

  • 問題量がかなり多いため、やりきるまでに根性がいる

日本史の問題集でもぶっちぎりの問題量・解説量をほこっている『HISTORIA 日本史精選問題集』です。

この参考書の特徴は、問題量・解説量がかなり豊富で、基礎レベル〜難関大レベルまでカバーしているため、1冊でかなり力をつけていけます。

分厚いため、やりきるまでにかなり根性がいる参考書です。

関連記事:【日本史】HISTORIA(ヒストリア)日本史精選問題集の特徴と使い方|難関私大の問題に挑戦!

日本史問題集 完全版

こんな人におすすめ!

  • 全時代満遍なく問題を解いていきたい受験生
  • 入試問題を通じて実戦力をつけていきたい受験生

メリット

  • 重要頻度が明示されていて、また入試問題をそのまま掲載されているため実戦力が身につく
  • 解説部分が赤シートで隠せるため復習もしやすい

デメリット

  • 実際の入試問題を掲載しているためまれに難問がある

東進の人気講師・金谷先生が執筆した『日本史問題集 完全版』です。

この参考書の特徴は、重要頻度が明示されていて、また入試問題をそのまま掲載されているので実戦力が身につくところです。

また、解説部分が赤シートで隠せるため復習もしやすいです。

実際の入試問題を掲載しているためまれに難問がありますが、気にしないようにしましょう。

関連記事:【2022最新版】レベル別おすすめの日本史問題集8選|現役国公立大学生が厳選!

日本史標準問題精講

こんな人におすすめ!

  • 基礎的なインプット・アウトプットを終えて、過去問前にひとつ問題集にとり組む受験生
  • インプットの段階でかなり丁寧にやりこんで、高いレベルの問題集でも大丈夫な受験生

メリット

  • 難関大学の過去問を抜粋してるため、ハイレベルな力が身につく
  • 解説がかなり豊富そのため、体系的に日本史を学んでいける

デメリット

  • ハイレベルゆえに、心折れる可能性

河合塾の人気講師・石川先生が執筆された『日本史標準問題精講』です。

この参考書の特徴は、難関大学の過去問を抜粋してるので、ハイレベルな力が身につく点です。

また、解説がかなり豊富なため、流れと単語を適切に結びつけることができ、体系的に日本史を学んでいけます。

ただ、ハイレベルゆえに、心折れる可能性があります。

日本史Bレベル別問題集

こんな人におすすめ!

  • 自分のレベルに合わせて日本史の演習を重ねていきたい受験生
  • 1つの時代をがっつり極めるより、レベル別にインプットを重ねてきた受験生

メリット

  • レベルが6段階とかなり細かくわかれているため、自分のレベルに合わせて演習ができる
  • 基礎的なインプット教材をこなしたあとにも、すぐ演習をつなげられる

デメリット

  • 6冊買うと、シンプルにお金がかかる

東進の人気講師・金谷先生が執筆した『日本史Bレベル別問題集』です。

この参考書の特徴は、レベルが6段階とかなり細かくわかれているため、自分のレベルに合わせて演習ができる点です。

日本史の問題集はどうしても難しいものが多くなってしまっていますが、この参考書は基礎的なインプット教材をこなしたあとにも、すぐ演習をつなげることができるのが大きな利点です。

全6冊あるため、全部そろえるとシンプルにお金がかかります。(笑)

攻略日本史 近・現代史 整理と入試実戦

こんな人におすすめ!

  • 学校で近現代がギリギリに終わる予定の現役合格を狙う受験生
  • 近現代が頻出の学部を受ける予定の受験生

メリット

  • 近現代をピンポイントに学習できるので、他の受験生に大きく差をつけられる
  • 学校でどうしてもギリギリになってしまう近現代の勉強をがっつり対策できる

デメリット

  • インプットをしっかりしていないと、太刀打ちできない問題レベル

Z会から出版されている『攻略日本史 近・現代史 整理と入試実戦』です。

この参考書の特徴は、近現代をピンポイントに学習できるため、他の受験生に大きく差をつけられる点です。

学校でどうしてもギリギリになってしまう近現代の勉強をがっつり対策できます。

ただ問題レベルは簡単ではないため、インプットをしっかりしていないと、太刀打ちできないでしょう。

おすすめの日本史参考書リスト:文化史編

つづいて、おすすめの日本史参考書リスト:文化史編です。

文化史は流れや理解よりも暗記オンリーになりやすい側面があるため、どうしても苦手な人が多い分野です。

しかし、裏を返せばしっかり学習して得点源にすれば、確実にライバルと差をつけられます。

文化史学習はおぼえるまでが本当にしんどいです。

しかし、1度おぼえて復習を続けていけば確実に点数につなげられる分野です。

しっかりと学習して、ライバルと大きく差をつけていきましょう!

金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本 文化史

こんな人におすすめ!

  • 日本史があまり得意ではないため、じっくり解説されているものが欲しい受験生
  • 授業形式の参考書を好む受験生

メリット

  • 初学者にも優しいほど、かなり丁寧な解説がほどこされている
  • 表解板書と呼ばれる実際の黒板のような形で、学習事項がまとめられている

デメリット

  • 本当に基礎中の基礎のため、これだけで文化史を完璧にするにはきつい

文化史だけに特化した数少ない講義系の参考書『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本 文化史』です。

この参考書の特徴は、初学者にも優しいほど、文化史に関してかなり丁寧な解説がほどこされている点です。

また、表解板書と呼ばれる実際の黒板のような形で、学習事項がまとめられているためk、無機質な暗記になりがちな文化史を体系的に学んでいけます。

本当に基礎中の基礎のため、これだけで文化史を完璧にするにはきついところはあります。

スピードマスター日本文化史問題集

こんな人におすすめ!

  • 文化史が本当におぼえられているかしっかりと確認したい受験生
  • 分厚い問題集を毛嫌いする受験生

メリット

  • 文化史の問題がかなり多く含まれているため、本当におぼえられているかが抜け漏れなく確認できる
  • 薄いので取り組む心理的ハードルはそこまで高くない

デメリット

  • 薄いけれども、かなり情報は多い

日本史の教科書と同じ出版社から出されている『スピードマスター日本文化史問題集』です。

この参考書の特徴は、文化史の問題がかなり多く含まれているため、本当におぼえられているかが抜け漏れなく確認できる点です。

また、最初にまとめられている部分があるため、復習してから問題or問題解いてから復習を自分のレベルに応じて選んで演習できます。

問題集自体はかなり薄いですが、情報量は多いので、ギャップにびっくりしないようにしましょう。

攻略日本史 テーマ・文化史 整理と入試実戦

こんな人におすすめ!

  • 日本史は得意なはずなのに、なぜか過去問ではとれない受験生
  • 文化史のアウトプットをがっつりやりたい受験生

メリット

  • 実際の入試問題でよく出題される文化史・テーマ史を学習していける
  • 実際に入試に出るような問題が豊富に掲載されているため、得点力が身につく

デメリット

  • ある程度日本史の基礎がないと厳しい

Z会から出版されている『攻略日本史 テーマ・文化史 整理と入試実戦』です。

この参考書の特徴は、実際の入試問題でよく出題される文化史・テーマ史を学習していける点です。

実際に入試に出るような問題が豊富に掲載されているため、得点力が身につきます。

ただ、入試形式の問題レベルため、ある程度日本史の基礎がないと厳しいです。

おすすめの日本史参考書リスト:年号暗記編

続いて、おすすめの参考書リスト:年号暗記編です。

年号暗記は結構重要視されていますが、年号をおぼえているとよりも、流れをおぼえてその締めとして年号という数字をおぼえることが大事です。

どのような流れで出来事どうしがつながっているかわからないまま年号だけをおぼえてもまったく意味がありません。

そのため、あくまで年号暗記は目的にせず、流れを学習した最後の詰めとして年号暗記をしていきましょう。

元祖 日本史の年代暗記法

こんな人におすすめ!

  • 年号を効率よくおぼえていきたい人
  • ゴロで何かを覚えることが好きな人

メリット

  • ゴロで年号をおぼえられる
  • ゴロだけではなく、日本史の知識が豊富に掲載されている

デメリット

  • 日本史の知識も豊富に掲載されているため、ゴロだけに集中したい人には少し不向きかも

『元祖 日本史の年代暗記法』です。

この参考書の特徴は、ゴロで年号をおぼえられることに加えて、そもそもの日本史の前提知識も豊富に掲載されているため、1冊で年号と知識をがっつり学習できます。

しかし、通史をある程度終えて年号だけを覚えていきたい人には、少しくどいかもしれません。

高校100%丸暗記 日本史年代: マンガとゴロで

こんな人におすすめ!

  • 絵でおぼえる系の参考書が好きな人
  • ある程度通史を終えて、年号暗記だけに集中したい人

メリット

  • 絵と年号のゴロをセットでおぼえられる
  • 知識の掲載が最低限そのため、年号暗記に集中できる

デメリット

  • 通史をある程度終えてないと、年号暗記だけになってしまう

マンガとゴロで年号をおぼえていくことができる『高校100%丸暗記 日本史年代: マンガとゴロで』です。

この参考書の特徴は、左ページに絵・出来事・ゴロがシンプルに掲載されているため、サクサク年号をおぼえることに集中できます。

通史をある程度終えて、年号暗記に集中したい人におすすめです。

新 日本史 頻出年代暗記

こんな人におすすめ!

  • 絵より普通の参考書を好む受験生
  • 年号暗記に集中したい人

メリット

  • 年号のゴロに集中しておぼえられる
  • 知識の掲載が最低限そのため、年号暗記に集中できる

デメリット

  • 絵がない、前提知識が最低限そのため通史をある程度学習済みである必要がある

『新 日本史 頻出年代暗記』です。

この参考書の特徴は、知識の掲載が最低限そのため、年号暗記に集中できるところです。

絵がない、前提知識が最低限そのため通史をある程度学習済みである必要があります。

おすすめの日本史参考書リスト:史料対策編

難関大になればなるほど、史料問題は出てきます。

センター試験でも出題されます。

そのため、史料対策もばっちりして、通史だけで戦おうとしているライバルに大きく差をつけてしまいましょう。

日本史史料一問一答【完全版】

こんな人におすすめ!

  • 問題演習を通じて史料対策をしていきたい受験生
  • 東進の日本史1問1答が好きな人

メリット

  • 頻出度合いが星でわかるので、効率よく学習できる
  • 過去30年分の大学入試データを徹底分析し、入試に必要な史料をデータに基づいて収録している

デメリット

  • 通史をやったあとでないと、丸暗記になってしまう

東進の『日本史史料一問一答【完全版】』です。

この参考書の特徴は、過去30年分の大学入試データを徹底分析し、入試に必要な史料をデータに基づいて収録している点です。

また、これがなんの史料であるかを判別するための方法論まで解説に含まれているため、実戦にも応用できるレベルにまで史料対策をできます。

関連記事:【日本史】日本史史料問題一問一答(東進)の特徴と使い方|高得点を狙え!

日本史史料問題集

こんな人におすすめ!

  • 史料対策を問題演習を通じてやっていきたい人
  • シンプルな参考書が好きな人

メリット

  • 見開きの問題・解答と解説を見ることができるため演習しやすい
  • 初見史料の対策方法まで載っているため、知っている史料以外の対策もできる

デメリット

  • カラー版ではないため、シンプルなものが嫌いな人には向かない

駿台出版の『日本史史料問題集』です。

作りがシンプルかつ参考書自体も薄いので、史料対策を問題演習を通じてやっていきたい人にはかなり取り組みやすいものになっています。

初見史料の対策方法まで載っているため、載っている史料以外の対策もできます。

カラー版ではないため、シンプルなものが嫌いな人には向かない側面があります。

おすすめの日本史参考書リスト:1問1答編

1問1答は日本史参考書の定番です。

そのため、自分の目的を考え、よく検討したうえで選びましょう。

日本史B一問一答【完全版】

こんな人におすすめ!

  • 王道の参考書が好きな受験生
  • 日本史を圧倒的な得意科目にしたい受験生

メリット

  • 2015年センター試験での出題率100%を誇る圧倒的知識量
  • 難易度別に星3〜星なしにわかれているため、自分の定着度合いに応じて学びやすい

デメリット

  • 星なしのレベルまでいくと、マニアックすぎて膨大な時間を費やす可能性があるため注意

東進の『日本史一問一答【完全版】』です。

この参考書の特徴は、過去30年分の大学入試データを徹底分析し、入試に必要なデータに基づいて収録している点です。

センター試験レベルの基礎的なものから、早慶の難問レベルのものまで網羅しているため、これ1冊を極めたら相当な日本史マスターになることができるでしょう。

しかし、かなりの分量があるため、優先順位の見極めはかなり注意です。

関連記事:【日本史】日本史B一問一答(東進)の特徴と使い方|爆速暗記で9割超え!

一問一答 日本史Bターゲット4000

こんな人におすすめ!

  • みんなが使っている参考書を使いたくない受験生
  • 目標別に対策していきたい受験生

メリット

  • 難易度別にページもわかれているため、基礎と難問を切り分けて対策できる
  • 多くの受験生が東進の日本史1問1答を使っているため、かぶりにくい

デメリット

  • 範囲別の対策が少しやりづらい

旺文社から出版されている『一問一答 日本史Bターゲット4000』です。

この参考書の特徴は、難易度別にページもわかれているため、基礎と難問を切りわけて対策ができる点です。

しかし、難易度別にページがわかれているので、一貫した範囲別の対策が少しやりづらいです。

ここにある参考書はあくまで一例!自分に合った参考書を探そう!

今回は、センセイプレイスおすすめの日本史参考書リストをお話ししました。

しかし、ここに紹介した参考書はあくまで一例でしかありません。

当記事にない参考書で勉強したからといって、成績が伸びないなんてこともありませんし、逆にここに紹介されている参考書でも、自分に合っていないと思ったなら違う参考書で勉強するのも全然問題ありません。

1人1人にあった、それぞれの参考書・勉強法が存在します。

当記事が、日本史の参考書選びをする際に、少しでも参考にしていただければうれしいです!

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