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「教員目指すのに、おすすめの大学が知りたい」
今回は皆さんのこのような疑問に応えていきたいと思います!
「不況だ!不景気だ!」なんて言われていたところに、未曾有のコロナ禍まで重なったことで、将来の就職に不安を感じている受験生はたくさんいるのではと思います。
昨年の10月1日時点で、大学生の就職内定率は69.8%でした。
内定率が7割を下回るのは5年ぶりです。
さらに、前年の同時期と比べると7ポイント低下しており、これはリーマンショック以来の下げ幅だと大きな話題になりました。
日本経済新聞から引用
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66310020X11C20A1MM8000/
そんな状況に不安を感じて、“就職に強い大学かどうか”を大学選びの大事な基準にしている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、実際の就職率・就職者数を根拠にしながら、
- 就職率ランキング
- 人気企業就職ランキング
- 公務員就職ランキング
こちら3部門のランキングを発表します
一般企業・人気企業の就職に強い大学だけでなく、教員を含む公務員就職に強い大学も紹介していきます。
一般企業の就職に強い大学、人気企業の就職に強い大学、公務員の就職に強い大学、そして教員採用に強い大学を知りたい人は、この記事をぜひ役立ててください!
目次
一般就職率ランキング
では早速、一般就職ランキングを発表します。
こちらのランキングは、大学ごとに規模が異なる点を考慮して、
- 卒業者数300未満
- 卒業者数300人以上1000人未満
- 卒業者数1000人以上2000人未満
- 卒業者数2000人以上
この4カテゴリに分けて発表します。
また就職率に関しては、元々就職予定のない大学院進学者を除いた、“実就職率”という以下の指標を用います。
※ランキングでは、小数点第2位を四捨五入した数値を採用
なお、用いるのは2020年3月卒業生のデータで、同率で順位が異なるのは、小数点第2位以下の差です!
卒業者数300人未満の大学の実就職率ランキング
というわけで、まずは卒業者数300人未満の大学からです。
実就職率ランキングはこちらになります。
大学通信ONLINEの調査をもとに作成
https://univ-online.com/article/career/5936/
TOP10の大学は全て、実就職率98%を超えています。
そして1位の東都大と上越教育大に至っては、驚きの100%です!
ちなみに東都大は、ヒューマンケアの学びに高い専門性を持つ大学で、看護師・保健師・助産師などの資格が取得できます。
東都大公式HPから引用
http://www.tohto.ac.jp/human_care/nursing/career/
そして上越教育大は、1年次から4年次まで教育実習が行えるなど、実践的な指導力の育成に力を入れている大学です。
そのため国立の教員養成大学の中では、教員就職率が上位3番目にランクインするなど、優れた実績を誇っています。
文部科学省から引用
https://www.mext.go.jp/content/20191223-mxt_kyoikujinzai02-000003355_2.pdf
改めて全体を見てみると、教育・医療・福祉など、社会的需要が高い分野の専門的スキル・資格が得られる大学がズラリと並んでいます。
また、少人数の大学だからこそ、一人ひとりの学生が手厚いサポートを受けやすく、成長しやすいという点も、高い就職率につながっているのと思われます。
こちらのランキングの中に、もし気になる大学があったら、ぜひ後で詳しく調べてみてください。
卒業者数300人以上1000人未満の大学の実就職率ランキング
では次に、卒業者数300人以上1000人未満の大学です。
実就職率ランキングはこちらになります。
大学通信ONLINEの調査をもとに作成
https://univ-online.com/article/career/5936/
TOP10でまず目につくのは、3つの薬科大がランクインしている点です。
薬剤師の仕事は、高齢化社会に欠かせないものだし、ただでさえ需要がありますが、明治・京都・東京、この3つの薬科大学は、手厚い就職支援を行っていることが、各大学の公式HPで確認できます。
一例を挙げると、明治薬科大は、学生の就職相談にいつでも個別対応しているほか、OB・OGまで就職活動をサポートしてくれるそうです。
そしてもう一つ注目したいのが、公立大学が3つもランクインしている点です。
公立大学は地方公共団体の長が管理するため、地元との結びつきは非常に強いです。
実際、たくさんの地元企業が参加する企業説明会が大学主催で行われたりと、地元就職では特に有利だと言われています。
ほかにも公立大学は、
- 授業料が国立大並みに安い
- 学内環境や研究施設が充実している
- 規模が小さく教員一人当たりの学生数が少ないため、丁寧なサポートを受けやすい
といった点が、一般的な強みとして認知されていますので、この点はぜひ覚えておいて下さい。
卒業者数1000人以上2000人未満の大学の実就職率ランキング
では続いて、卒業者数1000人以上2000人未満の大学です。
実就職率ランキングはこちらになります。
大学通信ONLINEの調査をもとに作成
https://univ-online.com/article/career/5936/
何と工科系大学が5つもランクインしています。
さらに福井大、電気通信大も工科系の教育において、非常に実績ある大学なので、この2つも合わせると、10大学中7つが工科系大学、もしくは工科系に強い大学で占められています。
なぜ工科系大学は就職率が高いのでしょうか?
まず第一に、専門的な技術を身につけられるからです。
実際、メーカーの研究・開発職なんかがそうですが、理系出身者限定の専門職は数多くあります。
そして第二に、実験や研究を通じて、“PDCAサイクル”を身につけられるからだと言われています。
PDCAサイクルというのは、「計画」→「実行」→「点検」→「改善」という一連のサイクルのことなんですが、これは実験などで成果を出すためには欠かせない手法で、さらには社会人も仕事を進める際に当たり前に使っています。
実際、ランキング1位の金沢工業大学が実践している「プロジェクトデザイン教育」は、「問題を発見し、知識やアイデアを組み合わせて解決策を創出し、具体化して実験・検証・評価する」というもので、PDCAサイクルをさらに洗練したものだという印象を受けました。
金沢工業大学は、就職者全体の約7割が、上場企業・大手企業・公務員・教員に就職しているという凄まじい実績を誇っています。
これはやはり、「プロジェクトデザイン教育」によって、企業側がぜひ来て欲しいと感じるような、優秀な人材の育成に成功しているからだと思います。
金沢工業大学公式HPから引用
https://www.kanazawa-it.ac.jp/
工科系大学の学生は、専門性の高い理系スキルと、社会人になっても活かせるPDCAサイクルを身につけられる。
そのため就職率が高い。この点はぜひ覚えておいてください。
卒業者数2000人以上の大学の実就職率ランキング
そしてラストは、卒業者数2000人以上の大学です!
実就職率ランキングはこちら。
大学通信ONLINEの調査をもとに作成
https://univ-online.com/article/career/5936/
ここまで規模が大きい大学になってくると、みんなも知っている名前が結構あるんじゃないかと思います。
工科系大学、地元就職に強い地方国立大が複数ランクインしていますが、その中でナンバーワンに輝いたのは、私学最難関の一つに数えられる東京理科大です。
東京理科大は理工系の総合大学で、今から140年前の1881年に創立された、“東京物理学校”が前身となっています。
ちなみに、夏目漱石の「坊ちゃん」の主人公である数学教師も、この東京物理学校出身という設定です。
また、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智(おおむらさとし)氏も、東京理科大の大学院を卒業しています。
日本有数の伝統を誇る東京理科大は、昨年実施された「進路指導教諭が評価する大学ランキング」において、「私立大学で最も研究力が高い大学」に選ばれるなど、国内外問わず、研究力について高く評価されています。就職率ナンバーワンというのも納得の結果です。
ということで、今までのランキング結果を振り返ってみると、文系では教育、理系では医療・福祉・薬学・工科系など、社会的需要が高い専門スキルや資格を得られる大学が就職に強い、ということが結論として言えると思います。

人気企業就職ランキング
ここからは人気企業就職ランキングに移ります。
「人気企業ってそもそもどこなんだ?」
と思った人もいるかもしれません。
※2022年3月卒業予定の大学3年生・大学院1年生7,675名が回答
※株式会社学情による調査(調査期間:2020年6月1日~12月6日)
https://webtan.impress.co.jp/n/2021/02/09/39061
こちらが来年の3月卒業予定の大学3年生、大学院1年生を対象にアンケート調査を行った最新の結果です。
特筆すべき点としては、
- コロナ禍で他の総合商社の業績を上回った伊藤忠商事がNo.1
- “巣ごもり消費”を牽引する食品メーカーが人気
- ステイホームで出版・ゲーム業界がランクアップ
- 航空・旅行業界は軒並み順位を下げる
などが挙げられており、コロナの影響を大きく受けた結果となりました。
というわけで、こちらのランキングに載っている人気企業の就職者は、どの大学の出身者が多いのか?
2020年の就職者数をもとに、ランキング形式で発表していきます。
まずは1位の伊藤忠商事、2位の味の素から見ていきましょう。
1位:慶応義塾大 18名
2位:早稲田大 13名
3位:上智大 9名
4位:京都大 7名
大阪大 7名
(以下略)
<味の素>
1位:早稲田大 9名
2位:慶応義塾大 8名
3位:大阪大 5名
4位:東京工業大 4名
5位:北海道大 2名
(以下略)
※2020年採用のデータ(大学通信調べ)
https://univ-online.com/
見ての通り、私立・国立の難関大出身者が上位を独占しています。
では次は、前年28位から4位まで急上昇した講談社、リケジョ人気の高い5位資生堂を見てみましょう。
1位:早稲田大 9名
2位:宇都宮大 1名
京都大 1名
上智大 1名
東京理科大 1名
(以下略)
<資生堂>
1位:慶応義塾大 8名
2位:大阪大 6名
3位:立教大 6名
4位:北海道大 5名
同志社大 5名
立命館大 5名
(以下略)
※2020年採用のデータ(大学通信調べ)
https://univ-online.com/
こちらに関しても、先ほどと同様、難関大出身者ばかりです。
と言っても、難関大に入ることイコール人気企業就職の近道かというと、話はそれほど単純ではありません。
就職においては学歴以上に、その人自身の人間力・スキルが求められるということ。人気企業の就職者に、難関大出身者が多いというのは、あくまでも結果論でしかありません。
高学歴だから人気企業に就職できた、というわけでは決してありません。
実際、難関大に通っていても、就職が上手くいかない人はいくらでもいます。
大学名は確かに自分の魅力に少しだけ下駄を履かせてくれます。
ただ結局大事なのは、難関大学の大学名以上の魅力をみなさん自身が身につけられるかどうかです。

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公務員就職ランキング
続いては、公務員就職ランキングです!
昨年、LINEリサーチが高校生を対象に「なりたい職業」を調査したところ、男子高校生の第1位、女子高生の第3位に輝いたのが、国家公務員・地方公務員でした。
LINEリサーチから引用
https://research-platform.line.me/archives/35925230.html
理由として、主に「安定した給料が手に入るから」、ほかには「日本をより良い国にする法整備に携わりたい」といった声が寄せられたそうです。
ちなみにランキングに載っている教員・警察官・消防官・自衛官も公務員です。
なので皆さんの中にも、公務員志望の人は少なくないんじゃないかと思います。
というわけで、どの大学が最も数多く公務員を輩出しているのか、早速ランキング形式で紹介していきます。
※2018年の卒業生を対象とした調査
東洋経済より引用
https://toyokeizai.net/articles/-/254990
こちらは東洋経済が調査した結果になります。
1位は日本大学で、公務員就職者数が975人とずば抜けて多いです。
日大は日本で一番学生数が多い大学ですが、もちろんそれだけが1位に輝いた理由ではありません。
日大では、公務員を目指す全ての在学生に対し、特別セミナー・模擬試験・講座・合宿などを行い、総合的に支援する取り組みを行っているので、それが1位という結果につながったのではと思います。
ほかに特筆すべき点は、2位の北海道教育大、3位の広島大、6位の愛知教育大、9位の文教大など、教育大や教員養成に強い大学が複数ランクインしていること。
先ほどお伝えした通り、教員も地方公務員なので、このような結果となりました。
ここで強調しておきたいのは、一口に公務員就職に強い大学と言っても、各大学ごとに、国家公務員、警察官、消防官、教員、どの職種に強いのかは異なってくるということです。
というわけで、今度は公務員の職種ごとに、どの大学の出身者が多いのか、ランキング形式で発表していきます。まずは花形の国家公務員がこちら。
リセマムより引用
https://resemom.jp/article/2020/08/21/57742.html
こちらは国家公務員総合職、つまりはキャリア官僚の2020年の採用結果です。
1位に輝いたのは、合計249名を輩出した東京大学です。
ほかにも旧帝大をはじめとした難関大がズラリと並んでいます。
国家公務員総合職の試験は、国内最難関と言われています。
難関大出身者が多いのは、やはり受験生時代に身につけた受験のノウハウが活きたから、というのも一因だと思います。
今のうちにしっかりと勉強法を身につけておけば、就職の際も就職したあとも役立ちます!
では次、男子高校生がなりたい職業10位に輝いた、警察官・消防官・自衛官の採用ランキングに移ります。
まずは警察官・消防官がこちら。
1位:国士舘大 151名
2位:日本大 129名
3位:帝京大 81名
4位:東海大 78名
5位:日本文化大 75名
<消防官>
1位:国士舘大 94名
2位:帝京平成大 57名
3位:日本体育大 51名
4位:帝京大 48名
5位:日本大 39名
※2019年採用のデータ(大学通信調べ)
https://univ-online.com/
1位はどちらも国士舘大学です。
TOP5にランクインした大学は全て、体育大やスポーツ系の学部が設けられている大学となっています。
警察官、消防官など、「この職種になりたい」と最初から決めている人は、国士舘のように、その職種になるための専門的なカリキュラムが設けられている大学に進むことが、大きな近道だと思います!
そして、自衛官の採用ランキングがこちら。
1位:国士舘大 29名
2位:東北学院大 16名
3位:京都産業大 15名
拓殖大 15名
5位:帝京大 14名
東海大 14名
※2019年採用のデータ(大学通信調べ)
https://univ-online.com/
警察官・消防官に続いて、国士舘がまたまた1位です。
ただし自衛官になりたい人の場合は、将来の幹部自衛官育成校である「防衛大学校」に行くのが最もオススメです。
防衛大では、入学金・授業料が免除され、毎月学生手当として約11万円が支給されるほか、一般の大学と同じように学位の取得もできます。
では次、女子高生のなりたい職業第2位、男子高校生では第3位に輝いた“教員”の採用に強い大学ランキングに移ります。
まずは小学校・中学校教員の採用数ランキングがこちら。
1位:北海道教育大 289名
2位:大阪教育大 266名
3位:東京学芸大 261名
4位:愛知教育大 256名
5位:文教大 254名
<中学校教員>
1位:北海道教育大 140名
2位:文教大 119名
3位:東京学芸大 97名
4位:愛知教育大 96名
5位:大阪教育大 95名
※2019年採用のデータ(大学通信調べ)
※臨時採用の教員含む
https://univ-online.com/
そして高校教員の採用数ランキングがこちら。
1位:広島大 124名
2位:早稲田大 103名
3位:大阪教育大 91名
4位:日本体育大 81名
5位:日本大 75名
※2019年採用のデータ(大学通信調べ)
※臨時採用の教員含む
https://univ-online.com/
ちなみにランキング上位に名を連ねた
- 北海道教育大
- 東京学芸大
- 愛知教育大
- 大阪教育大
- 広島大
この5大学は、戦前に“師範学校”と呼ばれた教員養成機関が前進となっていて、非常に歴史が長いです。
確かな伝統と実績によって、優秀な学生が集まってくるからこそ、たくさんの教員を輩出できているのだと思います。
志の高い仲間が周囲に多ければ、モチベーション維持も情報収集もしやすいので、これも大事な大学選びの視点だと感じます。
では、いよいよラスト、女子高生のなりたい職業第4位に輝いた、保育士・幼稚園教員の採用数ランキングがこちらになります。
1位:聖徳大 240名
2位:東京家政大 197名
3位:名古屋女子大 104名
4位:白梅学園大 103名
5位:桜花学園大 102名
<幼稚園教員>
1位:聖徳大 107名
2位:鎌倉女子大 94名
3位:東京家政大 75名
4位:十文字学園女子大 73名
5位:甲南女子大 48名
※2019年採用のデータ(大学通信調べ)
https://univ-online.com/
どちらも1位に輝いたのは千葉県の私立女子大・聖徳大学(せいとくだいがく)です。
聖徳大では、幼児教育系の就職はほぼ100%学校推薦で実現しており、企業への就職も約8割が学校求人となっています。
大学側が信頼できる就職口を紹介してくれるというのは、非常に安心だと思いますので、将来保育士・幼稚園教員として働きたい人には、本当にオススメな大学だと思います!
聖徳大学公式HPから引用
https://www.seitoku-u.ac.jp/