偏差値40台からの早稲田逆転合格体験記 #3 ― 成長と決意編 ―

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早稲田逆転合格
<前回のあらすじ>
“受験の天王山”と呼ばれる夏。
志望校E判定を脱出しきれず、しかも、受験勉強が毎日のように計画倒れになっていた「S」の焦りは、遂にピークに到達。
「このままでは、早稲田に合格するなんて絶対不可能だ…」
深々と溜め息をつくしかなかった。

――だが、そこに一筋の光が差した!

勉強法カスタマイズのプロフェッショナル・馬場祐平との出会いである。

Sは馬場との二人三脚で、遂に反撃を開始した!!


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VS 過去問

「早稲田の過去問を解いて、現時点での自分の実力を確認しよう」
「自分の実力がわかったら、この先どうすれば合格点まで到達できるか、自分なりに考えてみて欲しい」

初回指導の際、馬場先生は僕にそう話した。
「確かに、目指すべきゴールを知らないままの勉強って、何のリアリティもないよな…」
僕はそんな風に考え、実際に解くことを決めた。
当然、“自分なんぞに出来るのか?”という不安はあった。
でも、それ以上に“過去問ってどんなものだろう?”というワクワク感のほうが強かったと記憶している。
――しかし、現実は厳しかった。

過去問は、魂が抜けそうになるくらい、理解不能だった。

正直、ここまで難しいとは予想外だった。
英語はそもそも知らない単語だらけで、全体的に宇宙語を読んでいる感覚。
国語についても、「お前は日本人か?」と思わずツッコミたくなるような、ひどすぎる結果だった。
現代文は、読めるだけで、書かれている内容がまるで理解できない。
そして、古文は英語と同じで宇宙語。
得意科目と自負していた政経さえ、フタを開けてみれば間違いだらけ。
模試でE判定は取り馴れていたが、それとは比べものにならないほどの絶望を感じた。

「半年後、これと同レベルの問題で合格点を取らないといけないのか…」

それを思うと、早稲田受験はあまりに無謀だという念に駆られた。
心が折れる、“ポキリ”という音が実際に耳に聞こえてくるようだった。
僕が正直に自分の絶望感を打ち明けると、馬場先生はこう言った。

「現実はそんなもんさ。ほとんどの受験生は、現実を見ないで夢を見ているだけだから、今気づけてよかったんじゃないかな。ここからが勝負だぜ」

その通りだった。
僕はずっと夢を見ていただけで、ネットで目にした「偏差値40台からでも早稲田に受かる!」という情報を、都合よく解釈していたにすぎなかった。
その道のりにつきまとう辛さ、苦しさ、壁の厚さ。
僕は、それらを直視しきれていなかったのだ。
「馬場先生の言う通りだ。現実を知ることができて、良かったじゃないか」
僕はそう思い直し、自分の実力を冷静に受け止めた上で、“受験本番までの半年間をどんな風に勉強していくか”という計画を必死に考えた。

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これなら早稲田に行ける!

そして二回目の指導。
僕は自分自身が考えた学習計画を、馬場先生の協力を得て、より高いレベルまで磨き上げた。
指導が終わるころ、僕は驚くことに「これなら早稲田に行ける!」という手応えを掴んでいた。
大まかに言えば、下記のようなプランだった。

9月は英語がメイン、10月は政経、11月は古文・漢文。
現代文は、9月からコンスタントにやっていく。
そして12月は、試験本番と仮想して、本格的に過去問に着手。
1月以降は、過去問を解いた結果をもとに、徹底的に苦手範囲を潰していく。

僕はこの経験を機に、勉強に対する認識を改めた。
大事なのは、過去問(ラスボス)を解き、その振り返りをしっかり行うこと。
「なぜ合格点が取れなかったのか?」
「どうやったら、制限時間内に問題を解けるようになるのか?」
そこで得られた材料を元に、自分の頭で、自分に最適な勉強の進め方を考える。
ネットに記された勉強法は、参考にするのはいいが、ただ鵜呑みにするのはNG。
僕は、この気づきを深く心に刻んだ。

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物事が上手くいかない場合、必ず理由がある

9月は順調に進んだ。英語の基礎固めは、予定通り1ヶ月で終わった。
そして10月は、パラグラフリーディングを学びつつ、政治経済に進んでいく計画だった。
しかし、いざやってみると、2週間で基礎固めを終えるつもりだった政治経済の勉強は捗らず、結局1ヶ月もかかってしまった。
計画通りに勉強が進まなかったことは、確かに痛手だったが、この経験は僕に二つの大きな学びをもたらしてくれた。

一つ目は、計画通りにいかなくても、最後までしっかりやり切れたということ。
昔の自分なら、計画通りに勉強が進まないと、途中で投げ出すのが当たり前だった。
上手くいかない理由を参考書のせいにして、ほかの参考書に浮気を繰り返す。
で、結局はどれもこれも中途半端になり、自分を責め、焦って、よりハードな計画を立てる。
かつては、そんな悪しきサイクルにすぐ陥ってしまっていた。

しかし、馬場先生との指導を通じ、物事を自分に引きつけて考える習慣がついたお陰で、僕の考え方は明確に変化していた。
「参考書に問題があるのではなく、それを進める自分のやり方に問題がある」
それがわかっていたからこそ、途中で投げ出さず、やり抜くことができたのだと思う。

そして二つ目は、物事が上手くいかない場合、必ず理由があると気づけたこと。
これは要するに、“いつ何時も、冷静な頭で正しい分析をすることが大事” という話だ。
計画通りに勉強が進まなかった場合、その原因は「自分にあるのか、計画にあるのか、両方にあるのか」という風に、一歩引いたところから考察できるかどうかが大事なのだが、かつての僕は勉強が上手くいかなくなると、すぐに自分を責めた。
これは、実に悪い癖である。実際問題、本当に自分に問題があったのかというと、そうでない場合も案外多いのだ。
たとえば、自分にやりきれないような無茶な計画を立てていた場合は、自分自身より計画のほうに問題があったと言える。

このように、センプレを始めて2ヶ月経ったころには、日々の学習において問題がどこに潜んでいるのか、常に思考しながら勉強の進め方を改善できるようになっていた。
かつては即座にネットに頼り、自分の頭で考えずに勉強していたのだから、これはとてつもなく大きな変化だったと思う。

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“自称進学校” の呪い

今回、ここまで語ったところだけを見れば、受験勉強はかなり順調に進んでいるように映ったかもしれない。
でも、実を言えば、僕は常に学校との関係性で苦しめられていた。
第一回目でも話したが、僕の高校は“自称進学校”
莫大な量の課題と面倒見のよさを売りにしていたが、これらの点は、僕にとって本当に厄介だった。

まず、授業は全体的に面白くないし、進むのが遅い。
そしてそれ以上に、「授業を真面目に受けていたのでは、早稲田合格は遠のいていく」という現実があった。
可能な限り授業中に内職して、自分なりの勉強を進めていかなければ、絶対に間に合わなくなる。
僕は耳栓まで用意して、内職に集中できる環境を整えた。

とは言っても、授業では問題を当てられたり、教室内巡視があったりするので、思うようには捗らない。
先生の目を気にしながらの内職は、効率が本当に悪かった。
実際に計算してみると、1日の中で内職に使える時間は平均2~3時間だけ。
でも、バレたら相当に面倒なことになるので、ほかにやりようがなかった。
そう割り切り、僕はバレないように内職を続けた。

「勉強量さえ増やせれば、確実に合格は近づく。でも、学校があるせいで、思うように勉強時間がとれない…」
僕は毎日、そんな風に頭を抱えていた。
毎日授業は6時間あり、ときには7時間の日さえある。おまけに、通学は往復で約1時間半。
さらには、帰宅後も学校の課題に苦しめられ、時間がどんどん奪われる。本当に苦痛でしかなかった。

僕のように授業を聞かず、自分で考えて行動する人間は、学校側からしたらかなり厄介な存在だったのだろう。
丁寧にも学年集会が開かれ、「学校の授業を聞かない人間は、受験に失敗する」と脅された。
さらに、僕の友達で内職をしていた者は、こんなことまで言われたという。
「授業を聞かない人間なんて、まず大学に受からない。その先の人生も上手くいかないだろう。きっと失敗する」
教師として、人間として、この発言はどうかと思った。
でも、先生たちも良かれと思って言っているように見えたので、僕はただひたすらに悶々とした。

ほかにも、悩みのタネは尽きなかった。
僕は私立大志望者のクラスに所属していたが、年が明ける前には、ほぼ半分が指定校推薦で進路を決めていた。
残りの半分は、受験生にもかかわらず、いつも遊び呆けていた。
ハッキリ言って、休み時間は動物園並のやかましさだった。
休み時間に勉強しようと思っても、全く集中できない。
さらに、僕は自分の気持ちを正直に言えない性格で、休み時間に友だちから話しかけられると、ついつい応じてしまっていた。

これらの悪条件は僕を悩ませはしたが、だからといって歩みを止めることはしなかった。
馬場先生の支えのお陰もあり、僕は内職を含め、毎日平均6時間以上は受験勉強を継続できていた。
そして、予定通り12月の1週目、仮想本番として過去問を解くところまでこぎ着けた。

しかし、思ったようには上手くいかなかった。合格点にはまるで届かない。
でも、初めて解いた夏時点と比べたら、確実に進歩を遂げていた。
あのときは、問題の意味がわからなさすぎて、時間が逆に余ってしまうくらいだったが、今回は違った。

なんと、時間が足りなくなったのだ。

要するに、しっかり考えたら解けるであろう問題が増えたのだ。
僕の学力は、地道ながら着実に成長していたのである。
自分の歩んできた道の正しさを確信できた僕は、「残りの三ヶ月も走りきるぞ!」と固く心に誓った。

担任教師「受験校が早稲田と同志社だけは厳しい」

12月の進路懇談でのこと。
僕は高校の担任教師から、「受験校が早稲田と同志社だけは厳しい。他の大学も受けなさい」と釘を刺された。
悔しかったが、教師の忠告は、当然と言えば当然のものだった。
僕は、最後に受けた11月の模試でさえ、志望校の合格はE判定のままだったのだ。

そんな厳しい状況にもかかわらず、僕がセンター利用入試以外で受けると決めた受験校は、3学部と同志社1学部だけ。
多くの大学・学部の対策に割ける時間はなかったし、「それなら、行きたい大学のためだけに勉強時間を確保したい」と考えたからだ。

浪人覚悟で、自分が本当に行きたい大学に行く――。

ハイリスクな挑戦に違いないことは、重々承知の上だった。
けれども、教師の “厳しい” という一言には、予想外に心をえぐられた。
いとも簡単にこれまでの頑張りを否定された気がして、僕はただ悔しかった。
このとき、ぐっと涙をこらえたのを鮮明に覚えている。

「自分一人で頑張ってきた夏までのこと。毎日、学校の環境に苦しみながらも必死で勉強を続けてきたこと。そして何より、馬場先生と一緒に本気で頑張ってきたこと」

そんな色々のことが、僕の脳裏を駆け巡った。
当然だが、担任は僕の頑張ってきた道のりを知らない。
僕のことをずっと傍で見てくれ、心の底から向き合ってくれたのは、遠く離れた横浜にいた馬場先生だった。
馬場先生は担任教師とは違い、僕を表面的に判断することはなかった。
日々学び続ける僕の姿勢を応援し、成長を心から願ってくれていた。
距離は遠いけれど、一番心が近かった。

担任は大学のリストを鼻先に突きつけ、ほかにも受験校を増やすように勧めてきた。
でも、僕は絶対に負けたくなかった。
頑固に「嫌です」の一点張りを貫き通し、絶対に諦めなかった。

結局、担任が先に折れ、僕は「早稲田」と「同志社」だけを受けることになった。

偏差値40台・自称進学校のぼくが早稲田に逆転合格できた秘訣は”勉強法をガラッと変えたこと”にありました

ネットで調べた勉強法を試してみたけど、成績が上がらない…

人気の参考書を、オススメの使い方で勉強したのに、知識が定着しない…

「同じ志望校の人の合格体験記を参考に勉強してみたけど、模試は“E”判定…

これは全て、ぼくが受験時代に陥っていた悩みです。

そして、こういった「他者を真似た勉強」上手くいかないのには、明確な理由があるということを知りました。

それは、受験生は皆、それぞれ志望校も違えば、学力も違うから。

加えて、性格・環境・ライフスタイル・考える力――全てが違うから。です。

ですので、そうした「違い」を無視して誰かの勉強法を真似しても、自分にぴったりハマることはなく、成果にはつながらないんです。

成果の出る本物の勉強とは、自身の学力などの現状を客観的に把握した上で、

“ 志望校合格 ”というゴールから逆算して学習計画を立て、

「どんな教材を、いつまでに、どんな方法で」勉強するのか、具体的なアクションに落とし込み、

実際に行動して得た結果を材料に、より良い学習計画に改善していく。

といういわば学習のサイクルを生み出すことです。

そして、それを自らの意志で継続的に回し、磨いていくことが成功の鍵です。

センセイプレイスでは、志望校合格から逆算した、戦略的な学習の進め方を指導。

「どの参考書がオススメか」ではなく、それを「いつ・どんな目的で・どう使うか」という『実践』の部分に最も注力。

専属のコーチがマンツーマンで、1人ひとりに合った勉強のやり方を指導します。

皆それぞれ状況が違うのだから、100人100通りのやり方があって当たり前。

ぼくはこれらのことに長い間気づかず、大事な勉強時間を無駄にしてしまいました。

参考書に、また闇雲に手をつける…その前に、いま立ち止まって『勉強のやり方』を180度変える体験をしてみてください!