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浪人は、伸びないって本当??いいえ、そんなことはありません。
浪人には浪人の勉強の方法があります。やるべきことをやれば、ちゃんと成績を伸ばして合格を手にすることができます。

「青チャートを使うべき人は?」
「青チャートの効果的な勉強法が知りたい」
数学の勉強を進めていくにあたって、上記のような悩みや、どの参考書を選べばよいのかわからないという悩みを持つ人は多いのではないでしょうか?
そこで今回の記事では、『青チャート』を紹介します。
数学の参考書選びに悩んでいる人の参考になればうれしいです!
関連記事:【数学】文系数学の良問プラチカ数学ⅠAⅡBの特徴と使い方|さらなるステップアップへ
目次
『青チャート』の特徴
まずはじめに『青チャート』の特徴を書いていきます。
『青チャート』の構成

『青チャート』のスペック
『青チャート』では、解説が詳しいことが一番の特徴です。
あとで詳しく書きますが、例題を完璧にするだけでも、共通テストで8~9割はとれるほどの実力が身につくでしょう!
関連記事:【2021最新版】おすすめの数学参考書リスト|理系向け・偏差値70超えが解説
『青チャート』のレベル
では、『青チャート』のレベルは一体どれくらいなのでしょうか?
『青チャート』は、
- 基本例題
- 演習例題
- 重要例題
- 練習問題
これに加えて、章末にエクササイズと総合演習があります!
基本例題でもかなり難しいのが特徴です。
例題はさらに5つのレベルに分かれています。
レベル5を解けるようになっていれば、共通テストで9割を狙える実力が身についているでしょう!
具体的な志望校で分類すると、
- MARCH志望なら例題を完璧に
- 早慶・国立志望なら練習問題までを完璧に
- 東大・京大・医学部志望ならエクササイズまで完璧に
できるとよいでしょう!
関連記事:【数学】おすすめの文系数学参考書リスト|偏差値70超え経験者が徹底解説!

『青チャート』をやる理由を意識しながら取り組もう
参考書は、取り組む人のレベルや取り組む時期によって、やる目的もやり方も変わってきます。
例えば、『青チャート』でいえば、
- 『青チャート』ではじめて数学の演習に取り組む人
- すでに完璧にした数学の参考書があり、『青チャート』を復習用として使う人
がいます。
そして、すべての受験生がやる目的・やり方も違います。
だから、
- 自分が「なぜ」青チャートをやるのか
- 「どのようなやり方」で青チャートを使っていくべきか
自分でしっかりと考えたうえで、取り組んでいきましょう!
インターネットに書いてある勉強法を何も考えず、そっくりそのまま真似したところで、成績は伸びませんよ!
関連記事:【数学】おすすめの数学勉強法|偏差値70超え経験者が徹底解説!

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青チャートは例題だけでいい?難しい?そんなあなたに
青チャートは網羅性が高い参考書であるぶん、問題数が多いですよね……
また、基本例題でもかなり難しいので、やろうと思ってもまったく手が動かない人もいるかと思います。
例題と、青チャートが難しいときの対処法を解説していきます!
青チャートは例題だけでいい?
結論からいうと、どのような人でも例題だけでなく練習問題までやったほうがよいです。
ただし、例題を完璧にしてから先のレベルに進みましょう。
青チャートは問題量が多く、参考書内のレベル差も大きいため、最初から順番に問題を解いていくのは非効率です。
そのため、まずは基本例題だけ解いてみようと思っている人も多いのではないでしょうか?
基本例題だけを解いてマスターすると、共通テストでは50~60点くらいを取ることができます。
基本例題をマスターしてから演習・重要例題に取り組みましょう。
例題を完璧にすると共通テストで9割に届くと言われています。
また、例題では十分な量のパターンの解法を頭に入れることができます。
しかし、例題だけ解けるようになるのは暗記の作業が終わった状態です。
練習問題や演習を解くことで、例題の解法を実践的に使えるようになります!
例題だけで不十分とはいいませんが、一回解くだけで満足せず、きちんと他の問題でも覚えた解き方を応用できるかを確認したほうがよいでしょう!
関連記事:早稲田に逆転合格するための文系数学参考書リスト|政経学部で必須予定!
青チャートは使うな!?
青チャートはチャートシリーズのなかで一番人気です。
しかし、「有名参考書でとりあえず安心だから」「学校で配られたから……」「旧帝大目指すなら青チャくらいは解けないと」
そんな理由でなんとなく青チャートを使っていませんか?
先ほどいったように、青チャートは基本例題でもかなり難しいです。
まず、青チャート以前の基礎が固まっていないのに、この参考書を使うのは、
- 効率が悪い
- 時間がかかりすぎる
- 難しくて、わからない問題が多い
これらの点からよくないです。
共通テストの点がとれるようになるためには、白チャートや、元気が出る数学などがおすすめです。
難しくて解けないという場合には、無理に青チャートから使い始めようとせずに、自分に合ったレベルの参考書から使いましょう!
関連記事:【数学】チャート式問題集の種類と自分に合ったレベルの選び方
- 高2・勉強時間0、偏差値40台からの早稲田逆転合格体験記【逆転合格のリアルを知ろう!】
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『青チャート』の具体的な勉強法
それでは実際に『青チャート』の具体的な勉強法を解説していきます!
今回は、受験生のタイプに合わせて、2通りの使い方を紹介しています。
「自分はこっちかな」と思ったほうを読んでみてください!
<タイプ1>受験で数学を使うが、あまり得意ではないので基礎から始めようと考えている人
受験で数学を使うけど、あまり得意ではないので基礎から勉強したいと思っている人向けです。
僕も受験生の頃は数学が苦手だったのでこの勉強法で進めていきました!
①基本例題に取り組む
まずは、基本例題に取り組んでいきます。
解き方がわからない問題は、すぐ解答・解説を読みましょう。
数学が苦手な人にありがちですが、数学の基礎も習得していないのに、ずっと問題とにらめっこするのはやめましょう。
知らないものは知らないので、急に解答は浮かんできません。
公式の使い方を覚えること、問題の解法を理解することが大切です。
そのあと、何も見ずに解答を再現できるまで、『読み込み→解答』を繰り返します。
②1週間あけて、解答・解説を見ずに再現できるか確認する
次に、同じ問題を1週間後に再現できるか確かめてみましょう。
一度理解しても、実際に解けるとは限りません。
そのため、しっかりと定着させるために、1週間あけて「わかった」から「できた」に変化したか確認しましょう。
③2週間~1ヵ月あけて、解答解説を見ずに再現できるか確認する
最初に解いてから、1週間後復習して、また時間をあけて再現できるか確認しましょう。
短期記憶を中期記憶、そして長期記憶として定着させましょう。
長期記憶として定着することで、その問題は完璧にできるでしょう。
④基本例題で①~③が終わった順に、演習例題・重要例題も①~③の順番で取り組む
①〜③が終わった項目から順に、演習例題と重要例題も、同じようなサイクルで解いていきましょう!
このサイクルで、例題をやりきった頃には数学の基礎が定着しているはずです。
共通テストで8~9割を安定してとれるくらいの実力になっているでしょう!
関連記事:慶應に逆転合格するための文系数学参考書リスト|数学で差をつける
<タイプ2>ある程度、数学の基礎が終わっているから演習量確保のためにチャートを活用したい人
次に、ある程度の基礎はできていて、演習量を確保するために『青チャート』を活用した人の勉強法をご紹介します!
①基本例題を見て、頭のなかで解答を思い浮かべる
ある程度基礎ができている人は、基本例題を見て、頭のなかで解答を思い浮かべてみましょう!
基礎ができているにも関わらず、解答が思い浮かばない問題があるかもしれません。
そこがあなたの苦手なポイントである可能性が高いです。
単純に忘れていただけなのか、その分野が苦手なのか、しっかりと分析をして復習するようにしましょう!
②演習例題・重要例題に取り組む
基本例題が一通り解けるようになったら、演習例題や重要例題に取り組みましょう!
演習例題や重要例題は難易度が高く、すぐに解けない問題が出てくると思います。
解けない問題は解答・解説をよく読み込み、何も見ずに解答が再現できるようにしましょう。
③時間をおいて、解答・解説を見ずに解答を再現できるか確認する
②までで、すぐに解答を思い浮かべることができなかった基本例題や、解けなかった演習例題・重要例題がわかったと思います。
そこで、1週間、次に2週間〜1ヵ月あけて解答を再現できるか確認しましょう。
何回も再現していくことで、「わかった」から「できた」に変化し、その問題を完璧に理解できているでしょう。
関連記事:受験に恋愛は禁物?|彼氏と付き合いながら国公立に現役合格した私が語ります
青チャートはいつから使う?
青チャートは基礎が身についた状態なら、できるだけ早く使ったほうがいいです。
目安としては、単元の最初のほうの基礎レベル問題をパラパラと見てみて、全体で1/4くらいの問題はすでに解けそうだなと思えれば、青チャートをやるレベルに達しています。
基礎が身についていない状態で青チャートに取りかかると爆死するので注意してください。(笑)
私も高校時代に青チャートが配られて、よくわからなかった授業の復習に使おうとしたせいで、まったく理解ができずに数学が苦手科目となってしまいました。
また、「青チャートは3周しろ」なんて聞いたことがないですか?
ほとんどの人は青チャートを1周しただけで解法を覚えることはできません。
できるだけ1周を短期間で終わらせることを目標にしてスケジュールを立てましょう。
1周目はなるべく夏終わり頃までに終わらせておきたいと言われていますが、くれぐれも基礎が身についた状態になってから取り組みましょう!
関連記事:【数学】文系の数学 重要事項完全習得編の特徴と使い方|本気で基礎固め!
『青チャート』をおすすめする人
『青チャート』はこんな人におすすめです!
- 問題量をこなしたい人
- 有名参考書に安心感を覚える人
- 丁寧な解説が好きな人
問題量をこなしたい人
『青チャート』は、数1だけでも500問以上の問題が掲載されています!
とにかく問題量をこなしたい人にはもってこいの参考書でしょう。
そのため、ある程度数学の解法を理解していて、経験を増やしたい人にはおすすめします!
関連記事:【数学】標準問題精講1Aの特徴と使い方|数学を武器にしよう!
有名参考書に安心感を覚える人
参考書を選ぶ際に、その参考書の知名度で選ぶ人も多くいると思います。
『青チャート』は、多くの進学校で採用されている点で、安心できる参考書です。
そのため、有名参考書に安心感を覚える人にはおすすめします!
関連記事:【数学】標準問題精講2Bの特徴と使い方|数学が武器になる!
丁寧な解説が好きな人
基本例題や重要例題は、とにかく丁寧な解説がされています。
そのため、丁寧な解説が好きな人には『青チャート』をおすすめします!