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「基礎固めが大事ってよくいうけれど、なんで大事なの?」
「基礎固めって、何をすればよいの?」
今回は皆さんのこのような悩みに応えていきたいと思います。
大学受験の勉強を始めようと思ったはいいものの、どのような勉強をすればいいのかわからない人は多いのではないでしょうか?
基礎固めが大事、という言葉を学校や塾で耳にした人は多いと思います。
しかし、基礎固めって具体的に何をすればよいのでしょうか?
また、どうして入試問題よりも基礎固めが大事だといわれるのでしょうか?
今回は受験勉強の基礎固めのやり方を紹介していきたいと思います!
受験勉強を始めようか悩んでいる人、すでに始めたけど悩んでいる人の助けになると思うため、最後まで読んでいただけると幸いです!
関連記事:偏差値30・40台から早稲田に合格するための5つの戦略と勉強法
目次
【はじめに】基礎をおろそかにする人は大学受験に失敗します
基礎固めが受験に必要なのかと疑問に思っている人もいるかもしれません。
なんとなく大事そうだけど、基礎固めをしても成績が伸びた経験がなく、もっと受験に直結した勉強をしてみたい気持ちはわかります。
しかし、基礎をおろそかにしてしまうと、残念ながら大学受験は失敗してしまいます。
なぜなら、入試に出てくる問題を解くには、基礎レベルとされる知識を確実に身につけておかなければならないからです。
基礎固めをせずに受験勉強をしても、自分が見たことがある、解いたことがある問題にしか対応できず、成績は伸びなくなります。
難しいと思う問題も、実は学校で習うような基本的なことを組み合わせて解けるものが非常に多いです。
多くの受験生が受ける共通テストはもちろん、早稲田や慶應などの難関大学でも、実は基礎知識で解ける問題や、基礎知識を応用して解く問題がほとんどです。
本当?と思う人もいるかもしれませんが、書店で入試の過去問が載っている赤本を読んでみてください。
大学にもよるかもしれませんが、勉強を本格的に始めていなくても解けそうな問題があるはずです。
自分が解けそうだと思った問題は、本番ではほとんどの受験生が正解する問題です。
そういった問題は、間違えてしまうと、あっという間に合格から大きく遠のいてしまいます。
つまり、基礎固めは、難しい問題を解くための準備だけでなく、本番で確実に得点を積み重ねるために、非常に重要です。
また、基礎固めは早くできるに越したことはありませんが、遅くとも高3の夏までに基礎固めをしておきたいところです。
なぜなら、夏以降は、応用・発展問題や過去問対策に取り組む必要があり、いつまでも基礎をやっているわけにはいかないからです。
そのため、高校生のみなさんは基礎固めをあなどることなく、早め早めの基礎固めをしましょう!
関連記事:そうだ、過去問分析しよう!~受験勉強を何から始めればいいのか迷っている人へ~

5教科の「基礎」を固めるための勉強法を解説
ここまで、大学受験を成功させるためには、基礎固めが必要であることを書いてきました。
では、基礎固めとして、どのような勉強をすればよいのでしょうか?
ここからは基礎を固めるための勉強法を教科ごとに解説します!
関連記事:「勉強法や参考書を調べてるのに…」キミの成績が上がらない理由と解決方法
国語
国語で必要な基礎を、現代文・古文・漢文の3つにわけて解説します!
現代文
現代文でいう基礎は、文章から筆者の主張を正確に読み取る力をつけることです。
現代文はセンス、とよくいわれますが、現代文で点をとるためにはしっかり基礎の勉強をする必要があります。
ほとんどの入試問題は、テーマや難解さ、形式は異なっていますが、筆者がその文章で何を伝えたいのか主張を読み取ることを主軸においています。
そのため、伝えたい内容を理解するように訓練していけば、自分にはセンスがないと思っていた人でも現代文が解けるようになります。
訓練として、教科書やテキストを読むときに、段落ごとに文章の内容を自分で要約してみましょう。
教科書やテキストは授業のとき、先生が読み取るポイントを解説してくれるはずなため、そのとき自分の要約をチェックしてみてください。
どこを読み取れていなかったのか、読み違えていたのか考える経験を、様々な文章で積み重ねることで、入試の文章も落ち着いて読めるようになります。
また、用語や漢字がわからず、文章を読むのが止まってしまうときがあります。
そのため、普段からわからない用語があったら、聞く・調べるようにして、本番で悩まないようにするのも大切です。
関連記事:早稲田逆転合格のための現代文勉強法|現代文はセンスじゃない!
古文
古文の基礎は、古文単語と文法です。
古文は現代と意味が異なる言葉遣いが多く、平仮名、漢字で書かれていても、外国語のように感じられてしまいます。
そのため古文単語と文法の知識を覚えて、古文を正しく読めるようになる必要があります。
古文単語は『古文単語ゴロゴ』や『読んで見て覚える重要古文単語315』を使うことで、コツコツ暗記していきましょう。
文法は「望月光の古文教室」や「ステップアップノート30古典文法基礎ドリル」を使って読解に活かせるように、理解しながら覚えていきましょう。
また、古文の世界では現代と異なる習慣や考え方があり、知らずに読むと混乱してしまうことがあります。
そのため、授業や参考書などで紹介される古文常識は、その都度押さえておきましょう。
関連記事:早稲田大学に逆転合格するための古文勉強法|0点からでも大丈夫!
漢文
漢文は漢字の読み方、句法を覚えることが、基礎固めになります。
漢文は、どの試験でも難解な問題は少ないのが特徴です。
しかし、その分基礎的な知識を覚えていないと差がついてしまいます。
そのため、漢字の読み方、句法を暗記していきましょう。
「漢文早覚え速答法」や「漢文ヤマのヤマ」などの参考書で、問題を解きながら覚えるのがおすすめです。
漢字・句法は決して数は多くないため、時間をかけすぎず一気に覚えてしまいましょう。
関連記事:早稲田の漢文を極めるための参考書と勉強法|一点も落としたくない!
数学
数学では、教科書に載っている定理や公式を覚えて、時間内に使い、解けるかどうかが重要になってきます。
そのため、公式の使い方の理解、間違えずに計算する力が求められます。
公式は、ただ眺めて覚えるのではなく、「チャート式」などを使って、自分で実際に図や式を書いて問題を解いていきましょう。
なぜなら、実際に解くことで、自分が間違えた箇所が確認できるからです。
式の使い間違いや計算間違いは誰にでもありえることです。
しかし、普段の勉強で間違えておくと、自分がどこで間違えるのかがわかるようになります。
間違って、修正する経験を積み重ねることで、本番で間違うことなく、確実に問題を解くことができるようになります。
また、問題を解くときは、時間を測って解くようにしましょう。
時間を測って解くことで、スピードを意識して解くようになり、試験時間に関わらず、落ち着いて解けるようになります。
関連記事:早稲田に逆転合格するための数学勉強法|くりかえして理解しよう!
英語
英語の基礎は単語と文法です。
英語は文法、リスニングと様々な問題が出てきますが、一番配点が高いのは長文です。
長文は入試問題によって分量や難易度が大きく異なりますが、共通なのは一文一文の組み合わせです。
そのため、入試で出てくる文章を読む前に、一文を確実に読めるようになりましょう。
一文を読めるようになるためには、まずは英単語熟語が必要になってきます。
単語の意味がわからなければ、日本語に訳すことができません。
『システム英単語』や『速読英熟語』を使って、コツコツ暗記していきましょう。
また、日本語に訳すときには単語だけでなく、文法も必要になってきます。
なぜなら、日本語と英語は文の並びが大きく異なるため、単語がわかるだけでは、意味を理解できないからです。
主語・述語の関係や省略を見抜いて、SVOCを把握できるようにしなければいけません。
学校の授業や「ネクステージ」で覚えた文法を活用して、SVOCを読んだ文章につけていくようにしましょう。
そして、単語と文法が把握できた文は、音読するのがおすすめです。
音読をとおして、日本語に訳さずに理解できるようになり、長文になってもスムーズに読めるようになります。
関連記事:早稲田に逆転合格するための英語勉強法|大学受験の最重要科目!
社会
社会科目の勉強に必要なのは、時代ごと、テーマごとのイメージです。
社会科には暗記のイメージを持っている人も多いと思います。
たしかに覚えなければいけないこともたくさんありますが、教科書や問題集に載っていることをただ覚えていくのは大変です。
覚えることに時間がかかりすぎるだけでなく、時系列順に出ない入試本番で思い出すのもひと苦労です。
用語の暗記の前にまずは、時代ごと、テーマごとのイメージをつながりで覚えていくことが、社会科目の基礎固めになります。
例えば、日本史の場合、壇ノ浦の合戦だと、源義経により平家一門が滅亡し、兄である頼朝による鎌倉幕府の成立につながりますよね?
そして大正時代の米騒動はシベリア出兵を背景として、富山県の主婦の抗議運動から倒閣運動に発展、「平民宰相」といわれる原敬内閣の成立へとつながりますよね?
このような感じで歴史にはつながりがあり、そこにはその時代を生きた人々のドラマがあります。
こうした時代やテーマのイメージを覚えるには、歴史マンガがおすすめです。
イラストで、時代の流れやテーマの特徴を視覚的に理解できます。
関連記事:【日本史】おすすめの日本史勉強法|偏差値70超え経験者が徹底解説!
理科
理科は生物、化学、物理、地学の4つにわかれていますが、暗記と計算の比重が異なります。
生物、地学は暗記の要素が多いため、教科書や参考書を使ってひとつひとつ確実に覚えていきましょう。
暗記する項目が多く、あまり時間をかけられない文系受験生にとっては辛く感じるかもしれません。
しかし、教科書レベルの基礎知識で対応できる問題が多いのも事実です。
また、身体の器官や細胞の構造など、関連が強い用語が多いため、イラストなどを利用して、一気に覚えてしまいましょう。
物理や科学では、計算問題が解けるかどうかが重要になってきます。
物理の基礎は、数学と同じく公式になります。数学のように、公式を覚えながら、問題を解いていきましょう。
化学はmol計算、化学式ができるかどうかが重要になってきますが、アルファベットや数字の並びをただ覚えるのは難しいでしょう。
ただ暗記する、計算するのではなく、どうしてその結果になるのかを、原子モデルや実験の図解を通して理解したうえで、計算問題を解くのがおすすめです。