

残念ながら志望校に一歩届かず、浪人を決意した受験生の方もいると思います。
その中でも予備校に通わず自分で勉強する”宅浪”を選択する方もいるでしょう。
1年間は長いようであっという間です。
同じ宅浪生でも成績をめきめきと伸ばし志望校に合格する人もいれば、いまいち成績が伸びず残念な結果になってしまう人もいます。
その差は、1年間、ひいては1日の時間の使い方です。
つまり「どんな計画で1年を過ごしていくか」「それを実行するにはどんな1日を過ごせばいいのか」が鍵になります。
しかし、
「実際に成功した宅浪生のスケジュールはどんな感じなんだろう?」
「志望校、難関校に合格するための宅浪の生活スケジュールや立て方を知りたい」
と悩む受験生の方も多いのではないでしょうか。
今回は成功する宅浪生のスケジュールの実例と立て方を紹介します。
それではいきましょう!
目次
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宅浪のメリット/デメリット
まずは宅浪をする上でのメリット、デメリットを整理していきましょう。
宅浪のメリット
時間、場所全てが自由
高校、予備校もないため、勉強する時間、場所全てを自分で決めることができます。
自分の集中できる時間や場所は人によって異なると思うので、こだわりが強い人にとっては快適に勉強できるはずです。
自分のペースで勉強できる
予備校に通うと多くの講座をとらされたり、宿題が多くて自分の勉強に集中できないこともあります。
また、予備校だと授業についていけなくなると置いてけぼりに・・・なんてこともありえます。
しかし、宅浪の場合はそんな問題とは一切無縁です。
使う参考書を全部自分で決めることができ、参考書のペースも自分で決めることができます。
対人ストレスがない
宅浪中には他の受験生や先生と関わることがありません。
なので他の受験生の状況をみて焦る、先生からプレッシャーをかけられたりがないので、自分のことに集中できます。
宅浪のデメリット
ダラけの制限がない
勉強時間、場所が自由な反面、だらけようと思えばいくらでもだらけてしまいます。
予備校では課題が出されたり、同じように頑張る仲間もいますが、宅浪の場合はそれらが全くありません。
宅浪をする上では自分がやると決めたことをしっかりやりきるだけの意志の強さがなければ成長しない1年間になってしまいます。
人と話さなくなる
宅浪は上記のように、人と関わることがほぼありません。
アルバイトなどをしない限り、話すのは家族ぐらいでしょう。
受験での辛さを共有できず1人で溜め込んでしまうと、思考がマイナスな方向に偏ってしまいます。
家族としっかり話す・同じように宅浪をしている友人と繋がって情報交換をする、などをおすすめします。
記述問題に対しての添削がない
特に、論述や英作文などの記述問題に言えることですが、自分の解答が適切かどうかが客観的に判断できません。
選択式や、単語を書くだけの問題ならば解き直しなども自分でやる分に問題ありませんが、記述となると話は別です。
自分の志望大学、学部に記述問題などが出題される場合には添削をしてくれる友人を探す、添削サービスを受講するなどの対策をとるのがおすすめです。
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充実したスケジュールを立てるために意識すべきこと

安定したリズムを作る
まず、一番大事なことですが一定した生活リズムを作りましょう。
宅浪の場合は予備校もないため起きる時間・寝る時間をはじめ全てのことを自分の意思で決めなければなりません。
です。
そのため「朝起きれたから早くから勉強する」「昼間できなかったぶん夜遅くまでやろう」と焦ってやってしまうこともあるかもしれません、
しかし、そうした生活リズムを崩してしまうことはその次の日のことを考えるとおすすめしません
崩れたリズムを戻すのには時間もかかるし、精神的に疲れてしまいます。
寝る時間と起きる時間を自分の中で設定し、それにのっとった勉強時間をたてていきましょう。
完璧にはできないことを念頭に入れる
起床時間、寝る時間を決めてスケジュールをたてていってもそれ通り100%いくことは難しいです。
そんな時に「あぁ、スケジュール通り行かなかったからダメなんだ」と落ち込む必要はありません。
むしろ「これ通りいけばいいよなぁ」ぐらいの気持ちでいきましょう。
日々の振り返りをする
完璧にできないことはいいのですが、その分「なぜうまくいかなかったのか?」の分析をし、改善をしていきましょう。
例えば寝る前にスマホを長時間いじってしまい、就寝時間、起床時間が大幅にずれたとします。
「計画通り行かなくてもしょうがない!」と開き直ったままだと、ずっと生活リズムが崩れたまま、スマホをいじってしまう時間が続いていく。
そこで、「なぜスマホをいじってしまったのか?」「「どうすればスマホをいじらずに寝れるのか?」を自分なりに分析し、改善をしていきましょう。
そうして振り返りと改善を続けていくことで自分にとってベストな生活リズム、1日のスケジュールができてくるはずです。
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宅浪の1日の生活リズムとスケジュール
ここからは実際の浪人生のスケジュールについて書いていきます。
起床後:7〜8時
起きた直後はまだ頭が働かないので、その日1日の計画を立てる、前日のふりかえりをする、などをしていきましょう。
起きた直後に長文演習、読解問題を解いても頭が働かず集中できないと思います。
そんな時に解いても解けないどころか「俺全然ダメじゃん・・・」と自分を卑下してしまうかもしれません。
朝は頭を動かす準備の時間と捉えましょう。
軽い単語帳や一問一答などで確認をするなどもおすすめです。
午前中:9~12時
午前中は文法などの比較的かるいもの、得意な科目から取り組んでいくことがおすすめです。
朝から苦手な科目をとくと、気持ちがマイナスな状態で始まってしまう人も多いのではないでしょうか。
実際僕自身も午前中には得意な英語の文法からはじめて、勉強がのってきてから苦手な現代文に取り組むことで、テンションをコントロールしていました。
また、予備校に通っている人は午前中に宿題など、やらなければいけないものを片付けておくことで午後を自分の勉強に充てることができます。
午後:13〜22時
午前中に宿題や文法などを終わらせ頭が働いてきたら、午後は頭をしっかりつかって理解をする科目に取り組んで行きましょう。(社会科目や、現代文、英文解釈など)
苦手な科目もこの時間に取り組むことをおすすめします。
また、午後の時間は長いため、うまく休憩することが重要です。
特に食後の眠くなってしまった時に15分など時間を決めて仮眠を取ることで頭をスッキリさせることもできます。
軽く散歩をする、思い切ってランニングをするなどして気分をリフレッシュすることもおすすめです。
振替り:22~23時
寝る前には1日やったなかでの気づいたことや明日に向けての改善点を振り返ったり、間違えた問題の復習などをしましょう。
寝る前にも頭を働かせてしまうと脳が活動したまま眠りにつくのが遅くなってしまいます。
焦る気持ちもあるかかもしれませんが、寝る前は次の日に向けて脳を休ませてあげましょう。
寝る前:23〜24時
また、これは人にも夜と思いますが、夜に息抜きの時間を作るのもおすすめです。
撮ったアニメをみるもよし、好きな漫画・本を読むもよし。
筋トレやランニングなどの運動もいい犬気になります。
ただ、それも時間や量を決めないと「気づいたら深夜2時になっていた・・・」ということになってしまいます。
例えば漫画を読むことを息抜きにした場合、「好きな漫画を1巻分読む」など1日の息抜きの量の区切りをつけましょう。
そうすることで「明日は〜巻が読める!」という楽しみを作ることもできるのでおすすめです。
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高3生はこちら→ 高3・偏差値40台からの早稲田逆転合格体験記
宅浪中の年間スケジュールを立てる際に気をつけるべきこと

あくまで理想
1日のスケジュールと同じように、年間スケジュールもあくまで理想です。
その通りうまくいくことは難しいし、うまくいかなかった時に自分をせめても気持ちがマイナスに傾くだけでいいことはありません。
大事なことはうまくいかなかったことをしっかり受け入れ、改善していくことです。
志望校を設定しよう
浪人をするにあたって、自分が心から行きたいと思う大学を志望校に設定しましょう。
1年間はとても長く、時にはしんどいことももちろんあります。
そんな時にモチベーションとなるのが志望校の存在です。
また、目標が決まらないと「どんな問題が出るのか」「どんな対策が必要か」「どんな参考書を解いていけばいいのか」も決められません。
当ブログでも大学の比較記事などがあるのでぜひ参考にしてみてください。
状況に合わせて改善する
1日のスケジュールと同じく、年間のスケジュールも立てた通りにいくことはまずないでしょう。
勉強を進めれば自分の学力が上がり、参考書や、悩みも変化して行きます。
大事なのは計画を完遂させることではなく、学力を上げ志望校に合格することです。
なので当初の計画に縛られず、日々の学習状況を見ながら大枠のスケジュールを変化させて行きましょう。
今の自分のレベルを把握しよう
志望校を設定し、計画を立てるにも、自分の現在のレベルがわからないことには始まりません。
例えば、本当は中学レベル基礎もできていないのにいきなり過去問レベルの問題演習の取り組んでも太刀打ちできず、手応えもないでしょう。
まずは「今の自分が志望校とどのぐらい離れているのか(偏差値、点数など)」を客観的に把握することが重要です。
厳しい現実に向き合わなければならないかもしれませんが、スタート地点をしっかり認識することで自分の変化・成長にもしっかり気づけるはずです。
中期の目標を立てよう
志望校を決定し、自分のレベルを把握したら、中期の目標を設定しましょう。
スタート地点からいきなり最終ゴールの合格まで走るとなると「自分がどのぐらい成長したのか」を把握しづらく、モチベーションの維持も難しいです。
そこで「夏までにセンターで〜点、夏明けには過去問で〜点、12月で〜点」と具体的に数値を決めることで長い受験期を数ヶ月単位に分割でき、モチベーションを維持しながら緊張感も持てます。
ただ、模試の偏差値を目標にするときは、周りの受験生のレベルによって変わってくるので注意が必要です。
僕のオススメは採点がしっかりできるセンター試験を目標設定に使うことをおすすめします。
宅浪中の年間スケジュール

4~8月:基礎固め、復習
浪人が始まっていきなり「がっつり演習しよう」と思ってもモチベーションがもちません。
また、浪人生の多くは基礎がしっかりしていなかったため、演習や過去問を解いても身につかなかった、という人も多いです。
春先、夏前までは基礎をしっかり固めて行きましょう。
基礎の基礎からしっかり復習を積み重ねていくと「思っていたよりも基本的なことが抜け落ちていた」と気づくことが多いです。
どんな応用問題や、早稲田クラスも基礎がないとできるようになりません。
まずは基礎をしっかり積み上げて行きましょう。
9-10月:問題演習
基礎をしっかりインプットできてきたら、問題演習でアウトプットをして行きましょう。
インプットの時点でしっかり覚えていてもいざ演習としてアウトプットをしていくと抜けているところがでてくるはずです。
演習→解き直し→基礎の確認を1サイクルとして解いていきましょう。
10〜11月:過去問演習
10月からはいよいよ過去問演習です。
基礎をしっかりインプットし問題演習でアウトプットをしていても、やはり実際の過去問となると問題のレベルも上がり時間との戦いも出てきます。
いきなり高得点を狙うのではなく、まずは問題を知り、実際のレベル感に慣れて行きましょう。
また、過去問をといていくなかで自分の苦手な範囲がわかってくるとおもいます。
そんな時こそ今まで使ってきた参考書を振り返って、もう一度解き直していきましょう。過去問はただとくだけでは意味がありません。
解いた上で自分に何が足りないのかを分析しどうすればそれが補えるのか」「どうしたら次はとれるようになるのか」を考えて過去問を活用するイメージです。
「過去問をとく→分析・振り返りをする→参考書で復習をする」を1サイクルで過去問に取り組んでいくのがおすすめです。
12〜1月:センター対策
12月を目安にセンターの対策をして行きましょう。
基礎と演習を重ね、過去問演習に入っていれば難易度に苦戦することはおそらくないはずです。
しかし、センター試験は問題数に対して時間が少なく、設問自体も独特なものがあるのでしっかり解き慣れておきましょう。
何回か過去問をといてみて、点数が安定してとれるようであればセンター対策に比重をあまりおかず、本命の私立や二次試験の対策をすすめるのがおすすめ。
1〜2月:私大、2次試験対策
センター試験が終わればあとは私大、2次試験にむけて突っ走るのみです。
この時期には新たに参考書に取り組み始めるのではなく、今まで使ってきた参考書や過去問を復習としながら、過去問をといていくことがおすすめです。
新たに参考書を使うと、今までの解き方と違っていてブレてしまったり、「始めたからには参考書を終わらせないと」と焦る気持ちも出てきてしまいます。
なので、自分の慣れ親しんだものを使いながら自分の知識、解き方の確認をしていきましょう。
僕は一度といた過去問でも何周かして解くまでのプロセスに慣れることをしていました。
自分の中で解くプロセスを固めると初見の問題でも焦ることなく解けるようになるので、過去問を解き尽くしてやることがない人はぜひ試してみてください。
キモは「志望校から逆算」すること!
ここまで浪人生のスケジュールと、スケジュールの立て方について書いてきました。
長くなりましたが、簡単にまとめると
”志望校から逆算して計画を立て、それらに縛られず自分の状況をみて改善をしていこう”
ということでした。
この記事を読んで浪人生活を送る上での不安の解消、志望校合格に向けたスケジュールを立てる手助けになっていれば幸いです。
また、この記事で紹介したスケジュールもあくまで一例にすぎません。
あなたにはあなたの最適なスケジュールがあるはずです。
この記事を参考にしつつ、自分の状況に合わせながら1日、年間のスケジュールを考えて浪人生活を実りあるものにしてもらえたらと思います。
それでは!
ここまで読んでも、まだ少し不安なキミへ

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
ここまで読んでくれたキミは、きっと勉強のやる気が出てきたところかもしれません。
でももしかしたら、「正直、やる気は出たけど、ちゃんと伸びるかはわからない…」と思っているのではないでしょうか。
私も受験生の頃、いろんな勉強法を調べましたが、それで簡単に成績が伸びることはなく、不安な日々を過ごしていました。
しかし、受験生時代にある秘訣に気づいてから、みるみる成績をのばすことができました。
その結果、最終的には高校中退・偏差値30台から早稲田大学政治経済学部に合格することができました。
私は中学を素行不良で退学になり、高校も中退してしまいました。
そんな私でも、偏差値30台から早稲田大学に逆転合格することができたのには、秘訣があります。
そんな秘訣を基に、多くの大学受験生を救いたいという思いから、いまオンライン予備校を経営しています。
それが、センセイプレイスというオンライン予備校です!
センセイプレイスでは、独学コーチングというサービスを提供しています。
週1回のマンツーマン指導によって、万人にむけた勉強法ではなく、キミだけの勉強法ややるべきことを一緒に考えていきます。
その結果、予備校や独学など、ほかのどんな勉強よりも早く成績を伸ばしていくことが可能になります!
センセイプレイスでは、1人ひとりに合った独学コーチングを提供した結果として、
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偏差値43の高校から、明治大学に逆転合格!
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