早稲田に逆転合格するための現代文参考書リスト|現代文でライバルと差をつける19冊!

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現代文参考書リスト
たかはしセンセイ
こんにちは、センセイプレイスのたかはしです!
「現代文の参考書を買おうと考えているんだけど、どれを選んだらいいのかわからない」

「そもそも、現代文って参考書で成績伸ばすことできるの?」

「早稲田の現代文で合格点を取るために、必要な参考書がわからない」

と悩んでいる受験生は多いのではないでしょうか。

ぼく自身も現代文の参考書を選ぶ際、どれを選んだらいいかわかりませんでしたし、参考書で成績を伸ばすことができるのか不安でした。

勉強せずに模試に飛び込んで、高2最後の模試での偏差値は29でした。。。(笑)

しかし、現代文に必要な力を分析し、参考書で学習していったところ、成績を伸ばすことができ、最終的には早稲田4学部に現役で合格することができました 。

そこで当記事では、早稲田の現代文対策に必要なものがわからないという受験生のために、早稲田に逆転合格するための現代文参考書を厳選して紹介します。

現代文の参考書を購入するときに、参考にしていただけると嬉しいです。

現代文の勉強法で悩んでいる人は、こちらの記事を参考にしてみてください!

関連記事:早稲田逆転合格のための現代文勉強法|現代文はセンスじゃない!


目次


現代文に必要な力は読解力だけじゃない!語彙(漢字・キーワード)・解答力を身につけることも意識しよう

現代文参考書リスト
現代文は勉強法がわかりづらい科目ですよね。

勉強しても成績が上がるかどうか不安ですし、勉強しなくても偏差値60-70が簡単に取れてしまう人もいる。

では、現代文ができる人・できない人の違いはどこにあるのでしょうか。

その違いは、「現代文に必要な力を全て持っているか」にあります。

現代文は、読解さえできればできると思われがちです。

そういったところから、ほとんどの受験生が読み方の勉強ばかりして、中途半端なところで立ち止まってしまう。

しかし、現代文に必要な力は読解力だけではありません 。

ほかにも、語彙・解答力など、さまざまな力が要求されます。

語彙は大まかに、漢字キーワードの二つに分類できます。

漢字については、大学受験レベルとして出版されているもので対策していく必要があります。

キーワードは、「演繹」「帰納」「メタファー」「アウフヘーベン」など、日常会話ではほとんど登場しない特殊な語彙がメインとなるので、専門的な対策が必要となります。

解答力とは、現代文を読解して、その情報から問題を解く能力を指します。

「文章が読めている」というのは現代文の問題を解く上で、必要最低限の力。

選択肢をきちんと根拠をもって消去できるか・記述問題で文章表現に気を付けながら記述できるかどうか、など問題演習を通してしか身につけることのできない、得点を取る力も要求されます。

ですので、読解力だけを磨くのではなく、読解力・語彙(漢字・キーワード)・解答力をバランスよく学習していくことを忘れないようにしましょう 。



ここにある参考書をすべてやるのは不可能!自分の目的に合った参考書を適切に使い分けよう!

現代文参考書リスト
つぎに、この記事を読んでもらう上での注意点について、書いていきます。

まずはじめに言いたいのが、この記事に書いてある参考書をすべてこなすことは不可能であるし、そもそもしなくていいということです 。

ここに書いてある参考書はもちろんのこと、他のサイトさんや書店に並んでいる参考書はあくまで一例でしかありません。

自分が早稲田合格に向けて、力をつける・足りないものを埋めるために使うのが参考書です 。

なので、早稲田と現在の自分との距離を測り、自分には今なにをやる必要があるのかを考えたうえで、適切に参考書選びをしましょう。

当記事がその助けになればうれしいのですが、あくまで参考でしかないので、「この記事に載っていない参考書には取り組んではいけないんだ」という風に考えるのだけは、絶対にしないようにしてください 。

早稲田と自分の距離を測り、当記事などを参考にしつつ、最終的には自分で必要な参考書を判断してください。



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①早稲田に逆転合格するために、現代文の漢字を身につけよう

現代文の漢字問題は配点が少ないとはいえ、ライバルは基本的に点を落とさない分野なので、差をつけられないようにしっかり学習しておきましょう。

入試漢字マスター1800+

こんな人にオススメ!

  • 漢字の読み・書き取りで点数を落とすことが多い受験生
  • 漢字の勉強にしっかり時間をとって取り組む余裕のある受験生

メリット

  • つくりがシンプルなので取り組みやすい
  • 小学生レベルのものも混じっているので、本当に苦手な人でも取り組みやすい

デメリット

  • そもそもの量が多いので、漢字の勉強でいっぱいいっぱいになってしまう可能性

河合出版から出されている『入試漢字マスター1800+』です。

この参考書の特徴は、読み・書き取りがそれぞれレベル別に分けられていること・つくりがシンプルなこと・掲載量が豊富なことが挙げられます。

読み・書き取りがそれぞれレベル別に分けられているので、読みと書き取りのどちらか一方が苦手で、一方が得意だという人でも、取り組む分野をレベルで決められて使いやすいです 。

ただ、1800と数が多いので、漢字の勉強で手いっぱいになる可能性があります。

詳しい使い方はこちらの記事を参考にしてください!

関連記事:【現代文】漢字マスター1800+の特徴と使い方|これ1冊で入試漢字を打倒!

生きる漢字・語彙力

こんな人にオススメ!

  • 漢字の勉強が嫌いで、工夫がなされている参考書が欲しいと考えている受験生
  • 漢字が読める・書けるだけではなく、その中で語彙力もつけていきたいと考えている受験生

メリット

  • 例文が少しユニークなので、楽しく漢字を勉強することができる
  • 例文の中で語彙をインパクトをもって覚えることができる

デメリット

  • 例文の癖がすごいので、苦手な人は苦手かも?

駿台予備校の現代文講師・霜栄先生が執筆されている参考書である『生きる漢字・語彙力』です。

漢字を学ぶことができるのはもちろんのこと、例文がかなり頭に入りやすいものになっているので、タイトルの通り、その中で語彙力をつけていくことができるという特徴があります 。

ボリュームが2300語あるのも魅力的です。

ただ、例文のユニークさ・ボリュームの多さが裏目に出る場合もあるので、自分に必要なものかの見極めが必要です。

関連記事:【現代文】生きる漢字・語彙力の特徴と使い方|語彙のバイブル!

漢字ゴロゴ

こんな人にオススメ!

  • データに裏付けされた漢字の参考書が欲しいと考えている受験生
  • 古文のゴロゴシリーズが好きで、ゴロゴシリーズで揃えたいと考えている受験生

メリット

  • 膨大な試験データを分析して作られているので、頻出の漢字を効率よく学ぶことができる
  • 漢字学習に必要なステップを参考書のなかで踏んでいるので、勉強の順序に迷わずに取り組むことができる

デメリット

  • 必要なステップが決まっているので、応用的な使い方がしづらいかも

古文単語で有名な『ゴロゴ』シリーズの漢字ver。東進ハイスクールの国語講師・板野先生が執筆されている『漢字ゴロゴ』です。

この参考書の特徴は、的中率98%と表紙に書いてあるように、圧倒的な試験データに裏付けされた頻出の漢字を効率よく学ぶことができるという点 。

書き→読み→難易度高い→間違えやすい漢字など、学習するべき順番にレイアウトされているので、順番に関しても効率よく学ぶことができる。

ただ、必要なステップが決まっているので、応用的な使い方がしづらいかもしれません。

関連記事:【現代文】漢字ゴロゴの使い方と特徴|入試漢字を制圧!

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②早稲田に逆転合格するために、現代文のキーワードを身につけよう

現代文を解いていると、普段聞かないようなキーワードの意味を問われることが多くあります。

ですので、現代文によく出るキーワードの意味はしっかり学習しておさえていきましょう。

ことばはちからダ!現代文キーワード

こんな人にオススメ!

  • 1つのキーワードに対して詳しい解説が欲しいと考えている受験生
  • キーワードの意味でつまづくことが多いという受験生

メリット

  • 1つのキーワードに対する、解説・例文が豊富に掲載されている
  • 難易度の高いキーワードでも、例文・解説で詳しく学ぶことができる

デメリット

  • 掲載キーワードの数はそこまで多くない

河合出版から出されている『ことばはちからダ!現代文キーワード』です。

この参考書の特徴は、1つのキーワードに対する、解説・例文が豊富に掲載されている点です 。

難易度の高いキーワードでも、例文・解説で詳しく学ぶことができます。

掲載キーワードの数はそこまで多くないので、そこは注意してください。

関連記事:【現代文】ことばはちからダ! 現代文キーワード:最重要キーワード20入試現代文の特徴と使い方|基礎から固める!

現代文キーワード読解

こんな人にオススメ!

  • 現代文における最低限の語句は頭に入っているという受験生
  • 文章を読んでいく中で、キーワードの意味を覚えていきたいという受験生

メリット

  • 文章を読みながらキーワードを頭に入れることができるので、現代文の力を総合的にあげることができる
  • 文章を読みながら学習していくので、キーワードの使われ方が理解できる

デメリット

  • 文章を読みながら学習していく形式なので、そこそこの力は必要

Z会が出版している『現代文キーワード読解』です。

この参考書の特徴は、文章を読みながらキーワードを頭に入れることができるので、現代文の力を総合的にあげることができる点です 。

また、キーワードの使われ方も理解できます。

ただ、文章を読みながらキーワードを学習していく形式なので、そこそこの力は必要です。

関連記事:【現代文】現代文キーワード読解の特徴と使い方|語彙力UP!

頻出現代文重要語700

こんな人にオススメ!

  • 語彙力をとにかく上げたいと考えている受験生
  • 読解力・解答力はそこそこあるので、キーワード学習でさらに力をつけたいと考えている受験生

メリット

  • 掲載キーワードの数が圧倒的に多い
  • 構成がシンプルで学習しやすい

デメリット

  • 単語・意味のような形式なので、覚えた気になりやすい

『頻出現代文重要語700』です。

この参考書の特徴は、掲載キーワードの数が圧倒的に多いという点です 。

キーワード・意味・解説と構成もシンプルなので学習しやすいです。

ただ、単語・意味のような形式なので、覚えた気になりやすいという点があります。確認方法は各自で工夫してみてください。

関連記事:【現代文】頻出現代文重要語700の特徴と使い方|余裕の読解へ

③早稲田に逆転合格するために、現代文の読解力を身につけよう

次に、早稲田に逆転合格するために必要な、現代文の読解力を身につける参考書をご紹介します。

現代文が苦手な人におすすめ(偏差値目安:50以下)

現代文が苦手でどうしようもないという人は、読解法を基礎の基礎からインプットする必要があります。

ここでは、現代文がどうしても苦手だという人のために、読解法を基礎の基礎からインプットできる参考書をご紹介します。

田村のやさしく語る現代文

こんな人にオススメ!

  • 現代文がまったくわからないという受験生
  • 中学生のころから、国語が苦手で困っていたという受験生

メリット

  • 解説が会話口調なので、その場で授業を受けている感覚で読み進めることができる
  • 現代文とは?というレベルからわかりやすく解説している参考書なので、本当に苦手な人でも安心して取り組むことができる

デメリット

  • 講義部分と問題部分のレベル差が激しい

現代文が苦手だという人に鉄板としておすすめされている参考書、『田村のやさしく語る現代文』です。代々木ゼミナールから出版されています。

この参考書の特徴は、初学者にとにかく優しい参考書であるということ。

参考書自体もとても薄く、レベルも基礎レベルから中堅私大までカバーされているので、現代文の力を確実につけていきたいと考えている人に非常におすすめできる参考書であるといえます 。

ただ、この参考書は講義部分と問題部分に分かれているのですが、講義部分を読んだだけでは問題部分のレベル感に対応できないくらい、講義部分と問題部分のレベルに乖離があるので、そこを知ったうえで取り組まないと挫折する危険性があります。

関連記事:【現代文】田村の優しく語る現代文の特徴と使い方|読解の型を身に付ける

現代文がそこそこな人におすすめ(偏差値目安:50~60)

「現代文はそこそこフィーリングで解けてしまうけど、点数の波が激しい」
という人は、先ほど紹介したものよりも1つ上のレベルの読解法をインプットして、問題演習に取り組みながら、自分の足りないところを分析していくという勉強法をおすすめします。

そのために、活用できる参考書をいくつかご紹介します。

船口のゼロから読み解く最強の現代文

こんな人にオススメ!

  • 実践を交えて、現代文の読解力を上げていきたいという受験生
  • 読解法をある程度インプットしたのに、それを意識して演習ができていないという受験生

メリット

  • 読解法をその場で実践できる形式になっているので、問題を解いていく中で力をつけていくことができる
  • 図解がついているので、視覚的にも理解しやすい

デメリット

  • 少し参考書自体が厚いので、現代文に苦手意識がある人がいきなり飛び込むのは厳しいかも

代々木ゼミナールの現代文講師・船口明先生が執筆なさっている参考書である『船口のゼロから読み解く最強の現代文』です。

この参考書は、大きく2つに分かれています。

STEP1では、実際に問題を解くにあたって「正しい読解法」を学び、STEP2で「正しい読解法」を使い、問題を解いて徹底的にその型を身につけていける、という構成になっています 。

このように、基礎と実践、つまり「やり方を知って実際にそれを使うことができる」というのが本書の特徴です。

図解がついているので、視覚的にも理解しやすいという点も挙げられます。

ただ、少し参考書自体が厚いので、現代文に苦手意識がある人がいきなり飛び込むのは厳しいかもしれません。

関連記事:【現代文】船口のゼロから読み解く最強の現代文の特徴と使い方|MARCH制圧!

きめる!センター現代文

こんな人にオススメ!

  • 現代文はある程度できるが、点数の波が激しいので、読解法をインプットしておきたいと考えている受験生
  • 共通テストの現代文をあまり得意としていない受験生

メリット

  • 現代文の読解法を、問題を解きながら理解することができる
  • 旧センター試験の秘訣・例題という構成になっており、解法をその場で試すことができる

デメリット

  • 現代文が苦手な人がいきなり飛び込むと、厚さ・難易度的に挫折する可能性あり

さきほど紹介した、『船口のゼロから読み解く最強の現代文』の作者である代々木ゼミナールの現代文講師・船口明先生が執筆なさっている参考書です。

この参考書の特徴は、センターの秘訣→例題という構成になっており、インプットした読解法をその場で試すことができます 。

読解法というのは頭で理解していても、演習で意識するのがなかなか難しいものです。

しかし、この参考書なら、その場で演習をすることができるので、半ば強制的に演習で意識することになります。

そのため、読解法を意識することが習慣化できる可能性が高いです。

しかし、現代文が苦手な人がいきなり飛び込むと、厚さ・難易度的に挫折する可能性ありなので、そこは注意してください。

関連記事:【現代文】きめる!センター現代文の特徴と使い方|究極的点数を叩き出す!

現代文ゴロゴ解法公式集1 センター試験編

こんな人にオススメ!

  • 「こう読めばいい!」という型をとりあえず頭に入れておきたい受験生
  • 文章を図解して解くのが好きな受験生

メリット

  • 逆説には▲、順接には▼など、読解法がものすごくはっきりしているので、頭に入れやすい
  • 文章をパーツごとに印をつけて解いていくので、とっかかりやすい

デメリット

  • 現代文の本質よりも、記号をつけることが目的になる危険性

古文単語で有名な『ゴロゴ』シリーズの現代文verである、『現代文ゴロゴ解法公式集1 センター試験編』です。

この参考書の特徴は、とにかく読解方法がものすごくはっきりしていること 。

「Aではなく、Bパターン」
「逆接には▲、順接には▼」
など、つける記号から、読解パターンまで、現代文のさまざまなことがルール化されている参考書になっています。

ただ、この参考書は、とっかかりやすい分、現代文を読むためというより、その記号やパターンを見つけることが目的になってしまいかねないので、そこはよくよく注意して使いましょう。

現代文が得意な人におすすめ(偏差値目安:60以上)

「現代文はフィーリングで解けてしまうし、得点も安定しているけど、正しい読解法を学習しておきたい」
という人は、難易度の高い読解法をインプットできる参考書を活用するのがいいと思います。

そのために、活用できる参考書をいくつかご紹介します。

現代文読解の基礎講義

こんな人にオススメ!

  • 現代文はそこそこフィーリングで解けてしまうし、得点も安定しているけど、正しい読解法を学習しておきたい受験生
  • 現代文におけるハイレベルの読解法を学習したい受験生

メリット

  • 「しかしが来たらマーカー」など、本質を学ぶための方法論がちりばめられている
  • マーカーの一覧表があるように、方法論がはっきりしていて、学習しやすい

デメリット

  • マーカーをつけることが目的化してしまう危険性

駿台文庫から出版されている『現代文読解の基礎講義』という参考書です。

「基礎講義」という参考書名ですが、東大や阪大の問題も掲載されていることから、このレベルで紹介しています。

この参考書の特徴は、「しかしが来たらマーカーを引く」のように、方法論がとにかくはっきりしているので学習しやすいという点です 。

他の参考書であると、「逆接に注意」のような記述ですが、試験で実際にどう読んでいけばいいかという部分がルール化されているので、実際に解くときに方法論を運用しやすいです。

ただ、マーカーをつけることが目的化してしまう危険性があるので、読むためにマーカーを付けているということは忘れないでください。

関連記事:【現代文】現代文読解の基礎講義の特徴と使い方|早稲田討伐!

現代文ゴロゴ解法公式集2 国公立・私立大編

こんな人にオススメ!

  • 「こう読めばいい!」という型をとりあえず頭に入れておきたい受験生
  • 文章を図解して解くのが好きな受験生

メリット

  • 逆説には▲、順接には▼など、読解法がものすごくはっきりしているので、頭に入れやすい
  • 文章をパーツごとに印をつけて解いていくので、とっかかりやすい

デメリット

  • 現代文の本質よりも、記号をつけることが目的になる危険性

さきほど紹介した『現代文ゴロゴ解法公式集1 センター試験編』の国立・私大verである、『現代文ゴロゴ解法公式集2 国公立・私立大編』です。

この参考書の特徴は、とにかく読解方法がものすごくはっきりしていること。

「Aではなく、Bパターン」
「逆接には▲、順接には▼」
など、つける記号から、読解パターンまで、現代文のさまざまなことがルール化されている参考書になっています。

ただ、この参考書は、とっかかりやすい分、現代文を読むためというより、その記号やパターンを見つけることが目的になってしまいかねないので、そこはよくよく注意して使いましょう。

関連記事:【現代文】現代文ゴロゴ解法公式集2の特徴と使い方|悪魔的テクニックを身につけろ!

④早稲田に逆転合格するために、実際に問題を解いて、現代文の解答力を身につけよう

「現代文は日本語で書かれているんだから、できて当たり前」

こんな風に思っている受験生は非常に多いです。

しかし、現代文は日本語で書かれているからこそ、文章の難易度がそもそも難しく、難易度の高い文章の中で「日本語のルールを本当にわかっているのか」ということを問われます 。

ですので。「言われてみればわかる」日本語のルールを本当に自分が読解・解答のときに意識することができているか。

それを確認するためにも、実際に問題を解いて解答力を上げていきましょう。

現代文が苦手な人におすすめ(偏差値目安:50以下)

現代文が苦手でどうしようもないという人は、難易度の低い文章の中で、読解法を意識して問題を解いていく必要があります。

ここでは、現代文がどうしても苦手だという人のために、難易度の低い文章の中で、読解法を意識して問題を解くことのできる参考書をご紹介していきます。

入試現代文へのアクセス 基本編

こんな人にオススメ!

  • 現代文がまったくわからないという受験生
  • 中学の現代文ですでにつまづいている受験生

メリット

  • 問題レベルが平易なので、インプットした読解法を意識して問題を解きやすい
  • 各段落の解説があるように、文章自体の解説も詳しい

デメリット

  • 段落同士のつながりなどの解説はない

河合塾で人気のある現代文講師が、総出で監修した問題集である『入試現代文へのアクセス 基本編』です。

この参考書の特徴は、現代文が苦手な人でも取り組みやすい難易度と、各段落の解説があり、文章の理解がしやすいという点です 。

ただ、段落同士のつながりなどの解説はないので、そこは自分で学習していく必要があります。

関連記事:【現代文】入試現代文へのアクセス 基本編の特徴と使い方|現代文学習の入門書!

現代文がそこそこな人におすすめ(偏差値目安:50~60)

「現代文はそこそこフィーリングで解けてしまうけど、点数の波が激しい」

という人は、問題演習に取り組みながら、自分の足りないところを分析していくという勉強法をおすすめします。

そのために、活用できる参考書をいくつかご紹介します。

入試現代文へのアクセス 発展編

こんな人にオススメ!

  • 現代文はそこそこフィーリングで解けてしまうけど、点数の波が激しいという受験生
  • 早稲田レベルに取り組むためには、もう少し力をつけないといけないという受験生

メリット

  • いわゆるフィーリングで解ける問題もあまり多くないので、読解法をしっかり意識しないと解けない点
  • 各段落の解説があるように、文章自体の解説も詳しい

デメリット

  • 段落同士のつながりなどの解説はない

河合塾で人気のある現代文講師が、総出で監修した問題集である『入試現代文へのアクセス 発展編』です。

この参考書の特徴は、フィーリングである程度解ける人が力をつけていくにはちょうどいい難易度である点 。

また、各段落の解説があり、文章の理解がしやすいという点です 。

ただ、段落同士のつながりなどの解説はないので、そこは自分で学習していく必要があります。

関連記事:【現代文】入試現代文へのアクセス発展編の特徴と使い方|MARCHの現代文を制圧!

現代文読解力の開発講座

こんな人にオススメ!

  • 現代文の波をなくして、高得点を取り続けたいという受験生
  • 要約をしてみたいが、方法論がよくわかっていない受験生

メリット

  • 問題数が少なく、解説が詳しいため、1つの文章を深く学習することができる
  • 要約がついているため、本物の読解力を養成することができる

デメリット

  • 演習量を確保するには、過去問などで補強する必要がある

駿台予備校の現代文講師・霜栄先生が執筆されている参考書である『現代文読解力の開発講座』です。

この参考書の特徴は、問題数が少なく解説が詳しいので、1つの文章を深くじっくり学習することができること 。

また、要約がついているので、要約をすることで、本物の読解力を身につけることができます 。

問題量が少ないので、演習量を確保したい場合は、他の問題集・過去問などで補う必要アリです。

関連記事:【現代文】現代文読解力の開発講座の特徴と使い方を徹底解説|圧倒的読解力を身に付ける

入試精選問題集現代文

こんな人にオススメ!

  • 記号問題は得意だが、記述問題は苦手だという受験生
  • 現代文の勉強を、記述問題を通してやっていきたいという受験生

メリット

  • 記述問題が豊富なので、本物の読解力・解答力を身につけることができる
  • 解答・解説が別冊になっていて、かなり詳しい/li>

デメリット

  • 文章自体の解説はすこし少なめ

河合出版から出されている『入試精選問題集現代文』です。

この参考書の特徴は、記述問題が豊富だというところです。

早稲田の現代文は記号問題がほとんどですが、記述問題が出る学部もありますし、記述問題を解くことができるようになると、本物の読解力・解答力を養成することができるので、おすすめです 。

文章自体の解説は少し少なめなので、そこは注意してください。

現代文が得意な人におすすめ(偏差値目安:60以上)

入試現代文へのアクセス 完成編

こんな人にオススメ!

  • 現代文はそこそこ得意だが、難しい文章・問題になると点数が安定しないという受験生
  • 読解法をある程度勉強したので、ハイレベルな文章・問題をガシガシ取り組んでいきたいという受験生

メリット

  • いわゆるフィーリングで解ける問題がほぼないので、読解法をしっかり意識しないと解けない
  • 各段落の解説があるように、文章自体の解説も詳しい

デメリット

  • 段落同士のつながりなどの解説はない

河合塾で人気のある現代文講師が、総出で監修した問題集である『入試現代文へのアクセス 完成編』です。

この参考書の特徴は、早稲田に対応できるような抽象度の高い文章をハイレベルで、記述問題を通して学べる点 。

また、各段落の解説があり、文章の理解がしやすいという点です 。

さらに、巻末に200字要約がついているので、要約練習もすれば、かなり力をつけていくことができます。

ただ、段落同士のつながりなどの解説はないので、そこは自分で学習していく必要があります。

関連記事:【現代文】入試現代文へのアクセス完成編の特徴と使い方|早稲田の現代文を制圧する!

酒井の現代文ミラクルアイランド

こんな人にオススメ!

  • 早稲田レベルの問題を通じて、読解・解答のテクニックを学びたいという受験生
  • 抽象度の高い評論でつまづくことが多いという受験生

メリット

  • 評論文を「分ける」「つなぐ」という2つの考え方を元に読んでいくという風に、読解法がはっきり示されているので学習しやすい
  • 読解力の基礎を持った人が、さらに上の読解力を身につけるには最適

デメリット

  • 早稲田に対応するための、選択肢の切り方などは解説が少なめ

早稲田志望に愛されている『酒井の現代文ミラクルアイランド』です。

この参考書の特徴は、普通の参考書のように「しかしがついている1文」などを解説しているのではなく、1文1文のつながりで、文章全体がどのようになっているかの解説が詳しく書かれてあるという点です 。

読解法の基礎を学習したことのある人が、読解力を底上げするには最適な参考書になっています。

早稲田に対応するための、選択肢の切り方などは解説が少なめなので、そこは注意してください。

関連記事:【現代文】酒井の現代文ミラクルアイランド(評論篇)の特徴と使い方|打倒早稲田!

現代文と格闘する

こんな人にオススメ!

  • 現代文の確固たる力を身につけたいと考えている受験生
  • 基本的な読解力・解答力は身につけたのに、点数が伸び悩んでいるという受験生

メリット

  • 「語句」から「演習」まで、基礎から実践まで網羅されている
  • 第1部~第3部と体系立てて、現代文を学ぶことができる

デメリット

  • 難易度はかなり高いので、現代文で差をつけたいという人以外には、すこしオーバーワークになりかねない

河合出版から出されている『現代文と格闘する』です。

この参考書は、大きく分けて3つのパートに分かれています。

第一部では「語句のイメージ」、第二部では「文章の読み方」、第三部では「演習」と、基礎から実践まで網羅されているのが本書の特徴です。

演習の出題数自体は13題となっていて、読解法や解説もこと細かく説明されているため参考書自体は厚めです。

難易度はかなり高いので、現代文で差をつけたいという人以外には、少しオーバーワークになりかねません。

関連記事:【現代文】現代文と格闘するの特徴と使い方を徹底解説|確固たる実力を身につけろ!

ここに書いてある現代文の参考書はあくまで一例!君だけにあった現代文の参考書を探そう!

今回は、早稲田に逆転合格するための現代文参考書についてお話ししました。

しかし、ここに紹介した参考書はあくまで一例でしかありません。

当記事にない参考書で勉強したからといって、成績が伸びないなんてこともありませんし、逆にここに紹介されている参考書でも、自分に合っていないと思ったなら違う参考書で勉強するのも全然かまいません 。

1人1人にあった、それぞれの参考書が存在します。

当記事が、現代文の参考書選びをする際に、少しでも参考にしていただければうれしいです!