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どうも!センセイプレイスの八木です!
この記事では僕が所属している文学部について紹介します。
文学部のイメージとして「漱石とか太宰とかばっか読んでんでしょ?電車とかでも小説持ち歩いてたまにニヤニヤしてるんでしょ?」 みたいに思っている人もいるかもしれません。(いないかもしれません)
しかし文学部はそのようないわゆる文学を学ぶだけの学部ではありません。
じゃあなにを学ぶのか、他にも様々なデータや実際に僕が感じることも交えて紹介していきたいと思います。
ぜひ学部選びの参考にしてみてください!
全学部について知りたい人はこちらから
目次
早稲田の文学部のデータ

まずは公式のデータを参考に文学部の内容をみていきましょう。
学ぶ内容
まずは文学部で学べる内容についてです!
最初にもいったとおり文学部全員が日本文学を学ぶ訳ではありません。
一応公式の教育理念を参考にすると「言語・文学・表現の本質を解明し、人間・社会を歴史的に究明する。」 ことを目指すらしいんですが、これじゃあなんのことか良くわかりません。
要するに文学だけの枠にはとどまらないということです。
実際に僕の場合も、天皇制の成り立ちを学んだ後、宮沢賢治の童話についての発表をし、次の時間には書道をしていたりします。
その学べる内容の多様性を支えているのがブリッジ科目という制度で、同じキャンパス内の文化構想学部の授業も受けられるというものです。
文化構想学部の授業はさらに多分野なので(オカルト芸術論とか人形とホラーとかいう授業も)、興味があったら受けられるというのはメリットでしかありません。もちろんちゃんと卒業するための単位として認められます。
ちなみに文化構想学部の紹介記事もありますのでぜひご覧ください。
それじゃあ専門的なことはどこで学ぶのかというと、二年生からはコースに分かれて演習が始まります。
これは他の学部でいう学科のようなもので、そのコースはなんと18種類もあります。
その18のコースは
- 日本語日本文学コース
- 社会学コース
- 心理学コース
- 教育学コース
- 英文学コース
- フランス語フランス文学コース
- 中国語中国文学コース
- ドイツ語ドイツ文学コース
- ロシア語ロシア文学コース
- 演劇映像コース
- 美術史コース
- 日本史コース
- アジア史コース
- 西洋史コース
- 考古学コース
- 中東・イスラーム研究コース
- 哲学コース
- 東洋哲学コース
です。それぞれについてはあとで説明します。
選択肢は非常に多くもちろんそれぞれやっていることは全く違います。
自分の専攻分野はこのコースでやっていくんですが、週10コマほどある授業のうちの3コマほどしか演習はなく、あとは自分で選んで履修するものであるため、しっかり履修科目を考えないと何を学んでいるのかよくわからなくなります。
文学部は単位を取るのが他の学部よりも簡単だと言われており、遊び呆けている学生もいるためあそ文学部と揶揄されることもあります。
その一方で自分の研究分野にとても熱心でかじりつくように文献を漁っているような学生もいます。
どちらの学生を目指すのもいいですがどうせ通うのなら「自分は大学でコレを学んだ」と自信を持って言えるものが欲しいですよね。
そのためにも自分の学びたいものの軸を決めて、それに関連する授業を選び抜くことが大事です。 (僕はできてるのか!?)
そしてここからはそんな文学部生の実態について見ていきたいと思います。
男女比
やっぱり気になる男女比から!
2017年度の文学部の男女比は
- 男性:44.4%
- 女性:55.6%
となっています。
コレは国際教養学部、文化構想学部に次ぐ3番目の女子の多さです。(そもそも過半数超えてるのはこの3つだけ)
同じく女子率の高い文化構想学部と二つの学部が所属している戸山キャンパス(通称:文キャン)はかなり華やかで、戸山女子大学と言われることもあります。
僕は入ってから女子が多いことを知ったので歓喜しました。
女子は確かに多いので男子校の人間にはなかなか辛いかもしれませんが、同じような男の仲間がたくさんいるので安心してください。

早稲田の文学部に通っていて実際に感じること

ここからは現役生として、文学部ってこうだなって思うところを書いていきます。
なんとなくアングラな雰囲気
割と変わった趣味を持っている人が多い印象です。
やはり本が好きだという人はそこそこ多いですし、文化系の趣味を持っている人も多いです。
絵画好きだったり、めっちゃコアな音楽好きだったり、白黒の映画とかめっちゃ見てたりとか「コレが好き」と言える人が多く見られて、趣味などを許容する文化がある気がします。
僕はカードゲームが好きなんですが、高校では「まだカードゲームやってんのかよ」っていう感じでバカにされていました。一方大学では地元の大会で優勝したみたいな話をすると「まじかよ!すげえじゃん!」みたいな反応がほとんどで驚いた記憶があります。
さらに夕方、授業が終わった後に文カフェ(戸山キャンパス1オシャレで外側は、夏は暑く冬は死ぬほど寒いみんなの憩いの場)にいくと、集まって遊○王などのカードゲームをしている集団や、白熱したポ○モンバトルを繰り広げている集団もいます。
つまりオタクにはかなり優しい環境です。
コレはまた別の話ですが、文キャンはぼっちにも優しいです。
文カフェにはスピードシートなるものがあり、「食べたらすぐ出る!」のがルールの一人席がたくさんあります。(僕はよく利用しています。友達はいますよ?)
「僕には、私にはキラキラキャンパスライフなんて送れないよ〜」なんて思ってる受験生にも安心@
ぼっちもウェイも楽しく学べるのが文キャンです。
面白い授業は確実に多い
自分が選んだ学部なので学びたい授業があるのは当たり前かもしれませんが、やはりどうしても面白くない授業だってあります。
全ての授業が一年生から取れる訳ではありませんし、自分が学びたい分野の授業を取りきってしまう場合もあります。
そんな時にも、文キャンは安心!
学問的に面白い授業ももちろんたくさんありますが、単純に受けていて面白い授業もたくさんあるからです。
例えば人形が登場するホラー映画を見ながら、なぜ人形というものが恐怖の対象になるのかを考察する授業 だったり、マジ卍などの現代語を考察する授業 など、聞いただけで気になるような授業もたくさんあります。
どれを取るか悩むことはあってももう興味があるものが全くないということにはならないと思います!
各コースをざっくり紹介
ここからは気になる各コースの勉強内容について書いていきます。
18コースもあるので本当にざっくりと紹介します。許してください。
これらのコースは2年から所属するもので、一年の終わりくらいに希望コースの届出を提出します。
中には定員を大きく超えて希望が集まるコースもあり、そういった場合は1年次の成績順によって振り分けられるため、サボっていた学生は希望とは違う学部に行かなければならない場合もあります。
受験が終わって遊び放題だからといって、授業をサボってばかりいると本当に選考で落とされます。(落とされた友達もそこそこ見ました)
自分が行きたいコースが人気コースならそれなりにいい成績を取っておきましょうね?
日本語日本文学コース
まずは看板コース?の日本語日本文学コース(通称:ニチブン)を紹介します。
僕の所属しているコースでもあるニチブンは内容的にはイメージ通りの文学部って感じで、現代文学や近代文学、古典や日本語学について学びます。
2年次には全ての分野を一通り学び、3・4年で一つの分野に絞って学んでいくといった感じです。
場合によっては興味のない分野の授業も受けなければなりませんが、受けてみるとどの分野も面白いものです。
そして、やはり日本文学が学びたくて文学部に入っている人も多いので人気コースで、年によっては何十人も落とされるコースになっています。
社会学コース
続いては社会学コースです。
こちらのコースでは人間社会に関わるかなりの広範囲の分野(社会システムや家族社会、集団論など)を学べます。
早稲田キャンパスにある社会科学部のようなイメージですがあちらは政治や法律などにも触れるため、より人間に近いところの社会について学ぶと考えるといいと思います。
こちらも人気コースであり、僕らの学年では定員の2倍近くの希望者がいました。
心理学コース
こちらも人気コースの心理学コース。
いわゆる楽しい心理テストのイメージとはもちろん違って、犯罪心理学や言語行動などの演習があり、その分野は20以上に分かれるようです。
教育学コース
続いては教育学コース。
教育学部が、基本的には教師や指導者の育成を目指しているのに対して、教育学コースは教育論を学問として学ぶことになります。
具体的には教育の歴史であったり、国際的な教育に関する内容などを学ぶコースです。
英文学コース
次は英文学コース。
その名の通り英文学について学ぶのですが、単純に文学だけではなく、英文によって書かれたモダニズムなどといった文化なども研究範囲です。
もちろん文献は英語で書かれているため、英語に苦手意識がある人は苦労しています。
英文学コースへの進級を考えている人は一年のうちからしっかり英語も勉強しておきましょう。
フランス語フランス文学・中国語中国文学・ドイツ語ドイツ文学・ロシア語ロシア文学
一気に4つのコースを紹介します。
仏語・中国語・独語・露語のそれぞれのコースで、そのコースで使用する言語の基礎を身につけていることを前提としているため、1年次で履修できる第二外国語(英語以外の外国語)でその言語を履修していないといけません。
それぞれのコースを考えている方は履修登録で気をつけましょう。
ある意味コースの希望者が絞られるために、進級希望はほぼ通ります。
演劇映像コース
演劇映像コースは2年の進級時から演劇系と映像系の二つに分かれます。
こちらも大変人気コースとなっており、定員の2倍近くの希望があります。
演劇・映像の演出や脚本、歴史などを学ぶコースであり、合同で受ける授業もあります。
他の学部に比べて入学前からこのコースに進むことを決めていた人が多い印象です。
美術史コース
続いて美術史コース。
公式のカリキュラムとしてはいわゆる”美術”だけでなくマンガや広告といった視覚芸術に興味がある学生も対象であるとされています。
実際にマンガなどを研究対象とした卒論を書いている学生もいるようです。
日本史コース
続いては日本史コース。
このコースでは
- 古代
- 中世
- 近世
- 近現代
の4世代ですが2・3年までは全時代の歴史を勉強することになります。
そして4年で自分の専門について卒論を書くという形です。
アジア史コース
次はアジア史コース
こちらは東アジア、主に朝鮮・中国史の研究を行うコースです。
他にのコースに比べてもより熱心な学生が多い印象で、プライベートで三国志を読みまくっている友達などもいます。
西洋史コース
続いて西洋史コース。
イギリス、アメリカ、ドイツ、フランス、イタリア、ロシアなど西洋全域を研究対象としていて、さらに文化構想の教授も教えることで多様な学びができるそうです。
世界史大好きボーイ&ガールはぜひ西洋史コースへ!
考古学コース
続いての考古学コースは他の学部とかなり違っています。
フィールドワークであったり、発掘品の取り扱い方法などの実習も多く、土器を洗う授業なども存在するそうです。
中東・イスラーム研究コース
続いては一番新しい中東・イスラーム研究コース。
2017年に新設されたコースであり、まだまだ始まったばかり。
海外からのゲストを招いて授業をすることもあるそうで、是非3期生・4期生になってみてはいかがでしょうか。
哲学コース
次は哲学コース。
各国の哲学に加えて、現代哲学などの演習分野もあります。
東洋哲学コース
最後は東洋哲学コースです。
中国・インド・日本などの宗教・思想について研究するコースです。
年度によるものの僕の学年での進級者は3人でした
逆に言えば様々な授業がほぼマンツーマンで受けられるということであり、本当に興味のある人からすればもってこいだと思います。
早稲田文学部出身の有名人
早稲田文学部出身の有名人を紹介したいと思います。
文学部であり、演劇映像コースもあることから、作家・俳優など多くの著名人を排出しています。
調べればいくらでも出てきますが、今回は個人的に有名だと思われる方を紹介します。
堺正人
何と言っても有名なのは俳優の堺正人さん。
「リーガル・ハイ」や「半沢直樹」などでの、シリアスもコメディも演じられるすごい俳優さんですよね。
文学部の前身である第一文学部の中退ではあるものの、早稲田の伝統ある演劇サークルである演劇研究会に所属していたことで知られています。
俵万智
現代で最も有名な歌人ではないかと思われる俵万智さんも早稲田の第一文学部の出身です。
学生時代はアナウンス研究会に所属していたそう。
7月6日はサラダ記念日です。なんでもない日を記念日にしてくれるあなたの大切な人に日々感謝していきましょう。
村上春樹
文学部内でもファンの多い村上春樹さんも第一文学部の卒業。
日本を代表する作家ですね。
ベタですが『1Q84』が好きです。
堀井雄二
知ってる人がいなくてもあげたかった堀井雄二さん。
このかた、ゲームクリエイターでありドラゴンクエストの産みの親として知られています。
ドラゴンクエストは早稲田文学部から生まれたと言っても過言ではありません。(過言)

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オンラインで実施するので、全国どこからでもOKです!
申し込みはLINEから!
早稲田文学部をオススメできる人

以下のような人には、早稲田の文学部をおすすめします!
- 自分の学びたい分野がはっきりしている人
- でも広範囲のことを学んでも苦でない人
- オタクっぽい雰囲気も嫌いではない人
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早稲田文学部をオススメできない人

以下のような人には、早稲田の文学部をあまりおすすめしません。
- 自学自習が得意ではない人
- これと言って好きなものがない人
まとめ
以上、早稲田文学部の紹介でした。
文学部で学べるものは将来役に立たないというようなことも言われます。
しかし好きなものをとことん学んだ経験はきっと役立つと思います。
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