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この記事では、2020年の早稲田大学受験生を対象に、受験日程と早稲田のどの学部を、どのくらい受けたら良いのかという「併願」について説明します!
早稲田の日程や併願校の決め方から、絶対にやってはいけない他大学との試験日程の”かぶり”も見つけられるように書いたので、ぜひ参考にしてください!
目次
そもそも「併願」とは?
国公立大学を受験する時なら、前期・中期・後期日程にそれぞれ一つずつの大学にしか出願できませんが、私立大学は複数の大学や学部を受験することが出来ます。
当たり前ですが、これが「併願」です。
早稲田大学を受験する人は特に、この「併願」が重要になってきます。
なぜなら、早稲田大学は全国でも屈指の難易度を誇る大学であり、1学部だけ受験して合格を狙うというのが非常に難しいからです。
実際3学部以上受ける人がとても多いです。
また、地方の受験者は「受験旅行」の日程を組まないといけません。
MARCH・日東駒専などの私大と早稲田の各学部の日程を組み合わせて受験スケジュールをたてる必要があります。
また、試験日程が2月中旬から下旬と私大としては比較的遅いため、東大や一橋など東京の国公立大学も一緒に受験しようと考えている受験生は東京に滞在し続ける事になるでしょう。
決めるのはかなり大変ですが、とにかく、実際の早稲田の受験スケジュール(2/12から2/22まで)を日程別に見ていきましょう!
2/12|文化構想学部

まず最初は、文構の略称で知られる文化構想学部の試験日です。
この前からすでに他の私大の受験はスタートしており、これらの大学と併願する受験生も多いためか、倍率はいきなり11.1倍となっています。
またこの日には、慶應の理工学部、中央大学の法学部(法学科)、法政大学の経済・社会学部、立教大学の経営学部などの試験が行われます。
文構が第一志望の受験生は、このあと説明する2/13の国際教養学部や2/15の法学部などが良い併願先になりそうです!
一見、相性の良さそうな文学部は2/17と少し離れているため地方から受験にやってくる人にとっては滞在費がかさむというデメリットがあります…
また、文構の合格発表は2/20のため、それ以降に受験を控えている人は、文構の合否がメンタルにどのような影響を与えるかということにも注意した方が良さそうです。
2/13|国際教養学部

文構の次は、国教こと国際教養学部の試験日です。
入学後、一年間の留学が義務付けられているという点から見ても、かなり国際色の強い学部ですがその特殊性を反映してか、倍率は4.4倍と先ほどの文構に比べると落ちます。
この日には、慶應の経済学部、中央の法(政治)・商学部、日大の経済学部、立教の経済学部などの試験が行われます。
さっきの文構にも言えることですが、日程が2月前半なので、早稲田よりもMARCH等の大学を本命としている人はこれらの学部を優先的に選択した方がいいかもしれません!
2/14|スポーツ科学部

バレンタインデーはスポーツ科学部の試験日です。
その名の通り、他の文系学部とはやや異なる分野を学ぶ学部ですが、倍率は7.4倍と特別低くはないですね。
この日には、慶應の商学部、立教大学の社会学部や、法政大学の理工学部の試験が行われます。
スポーツ科学部は、2/16の理工学部を受験する人は意識しておいた方が良さそうです。
ちなみに、スポーツ科学部は早稲田大学所沢キャンパスに設置されていますが、試験自体は、早稲田キャンパスまたは戸山キャンパスで実施されます。
2/15|法学部

この日は法学部の試験日です。将来、法曹の道を志す人にとっては外せない学部ですね!
早稲田の中でも難易度の高いと言われている法学部ですが、倍率は4.7倍と、やや落ち着いています。
「入学後の勉強が大変」という噂がネットを通じで広まっているせいでしょうか?(笑)
日程的にのちに控える、文学部や政治経済学部との相性がいいですね!
この日には、慶應の文学部、中央の経済・理工学部、日大の工学部などの試験が行われます。
次に述べる理工学部を受験する人にとってはいい併願先になりそうです。
2/16|理工学部

この日は、理工学部の試験日です。
理工学部は分野ごとに基幹理工・創造理工・先進理工学部の3学部に分かれており、その中からさらに細かく学科わけがなされていますが、実際にはその中の一つを選んで受験することになります!
倍率は学科ごとに出るのですが、約2~6倍となっています!
理系の学部なので、早稲田の中では、人間科学部や教育学部の理系学科など併願先は限られてしまいますね…
また、この日には、慶應の法学部、中央の総合政策学部、法政の国際文化学部の試験があります!
早稲田の国教や慶應のSFCを受験する人は要チェックな併願先です。
2/17|文学部

早稲田入試も後半戦!この日は文学部の試験が行われます。
倍率もこれまでと異なり9.1倍と激戦区です!
伝統ある文学部自体が人気なのに加え、MARCHの入試が終了し、そこからの受験生が入ってくるのが原因でしょう。
文学部が第一志望の受験生は、センター利用等で滑り止めを確保し余裕を持って文学部の試験に臨みたいですね。
また、創造理工学部の建築学科のみこの日に試験が行われるので志願者は注意が必要です。
2/18|人間科学部

文学部の次は、人間科学部(通称人科)の試験です。
かつては早稲田の中でも簡単と言われていた人科ですが今やその倍率は9倍にまで上がっており、倍率的に受かりやすいとは言えない学部になってきました。
人科は文系・理系両方の受験方式が選択できるのが大きな特徴です。
実際に入学後も文系・理系を問わず幅広い科目を履修することができます。
こういった意味では、学際的な社会科学部や文理対応の教育学部との相性がいいと言えるでしょう。
また、この日には、慶應義塾大学環境情報学部の入試が行われます!
レベル的にも学問分野的にも悩ましいですね…
またスポーツ科学部の項でも説明したのですが、所沢キャンパスにある人科の試験も早稲田キャンパス・戸山キャンパスで行われます!
2/19|教育学部

この日は教育学部の試験が行われます。
7学科もの学科があり、学科・専修ごとで募集が行われているので、その学科に合わせて文系・理系の両方式で受験することができます。
倍率は約4-10倍とこちらもかなりの激戦区ですね。
教員志望の人は教育学部を受験するでしょうが、他の学部であっても教職課程を履修することは可能です。
併願でいうと、早稲田の文学部や後に控える社会科学部との相性が良さそうですね!
2/20|政治経済学部

看板学部として知られる政治経済学部、通称政経の試験日です。
政経は政治学科、経済学科、国際政治経済学科の3つに分かれており、それぞれで募集が行われています! 倍率は7~8倍と一筋縄ではいかない学部です。
この辺りから東大や一橋などの国立大受験者が目立って併願するようになってきます。早稲田受験も終盤ですが気は抜けないですね。
翌日の商学部は日程的に最も相性がいいと言えるでしょう!
2/21|商学部

看板学部政経の次は商学部の試験です。
政経に引き続き国立大受験者が多く、倍率は10.9倍となっています!
政経・社学との相性がいいですが、全て受験するとなると、三連続での試験となります。
体力に自信のない人はやめておいたほうが賢明でしょう…
2/22|社会科学部

長かった早稲田受験のラストを飾るのは、社学の略称で知られる社会科学部です。
社学では、入学後、様々な学問分野に自由に触れることができ、入学前にどんなことを勉強するのか決められない受験生にとても人気の学部です!
こういった事情と、前述の国立大受験組の存在が相まって、社学の倍率は、早稲田の中で最も高い11.9倍となっています。
なんでも学べる学部なので、文系学部を目指す人にとっては是非とも併願したい学部ですね!
日程的には政治経済学部と商学部との相性がいいと思います。

どのように併願すれば良いのか
ここまで早稲田の各学部の受験日程について書いてきましたが、それを踏まえた上でじゃあ「どの学部を受験するのか?」って話になりますよね。
とはいっても受験生の志望校や出身地、成績や体力などは一人一人異なります。そこでこの項では、受験事情をいくつかのパターンに分けて併願プランについて書いていきます!
①早稲田一本の受験生

「何が何でも早稲田!」っていう人は割と多いと思います。何を隠そう私もその一人でした。
早稲田専願の人なら学部にこだわらず複数の学部を受験する人も多いかと思います。
中には、文系10学部を全て受験するなんてツワモノも過去にはいました。
それ自体は悪くないと思うのですが、10学部も対策するのは大変だし、お金の面から言ってもやっぱりいくつかに絞っておきたいですね。
受験学部を選ぶ基準は人によって異なるとは思いますが、ここでは私が受験時代にやっていた受験学部の選び方を説明します。
(例:色々な勉強ができるらしい社会科学部を選択)
(例:社学の前にある文、人科、教育、政経、商がいいな、、、)
(例:地方からの受験だったら文学部まで受けるのは大変だな…、政経・商・社学の三連続はしんどいな…)
(例:社学、商、教育、人科に決定!)
このような流れで決めていきましょう!
受ける学部の数としては2~5学部を目安にするといいと思います。
②早慶第一志望、MARCH併願の人

基本的には①と変わらないのですが、意識したい点としては
- センター利用入試でMARCHをとると、スケジュールがぐっと楽になる
- 一般入試の場合は1月のうちに試験を受け始め、早慶の試験日と被らないようにする
この2点が大事になってくると思います!
③MARCH本命、早稲田は記念受験の人

「自分の成績だと早稲田は受かりそうにないけどあわよくば…」という人は、MARCHや日東駒専などの他の本命の合格を必ず優先させましょう。
記念受験とはいえ合格校を確保できるだけでモチベーションはめちゃくちゃ変わります。
それが早稲田の合格可能性を上げることに間接的につながってきます。
受験する学部は、本命の大学と試験日の近い学部や、問題傾向の似通った学部、または、英作文などの特別な勉強が必要ない教育や商がいいでしょう!
④国公立大学が第一志望の人

東大や一橋を第一志望とする人は、本命の対策に時間を割きたいはず!
なので、まずは、センター利用入試で早稲田を取ってしまうのが手っ取り早いでしょう。
難易度は高いですが、私大の過去問演習2時間をかけずに済むというメリットがあります!
一般入試の場合は、前期日程と近い、政経・商・社学との相性がいいでしょう。
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おわりに
いかがだったでしょうか?ここまで早稲田やその他私大の受験日程と併願について書いてきましたが、一番大事なのは「明確な理由を持って、自分の意思で受験する学部を決める」ということです!
ただ「偏差値が高いから」「親に受けろと言われたから」といった理由で受験先、進学先を決めてしまっては、後々「こんなはずじゃなかった」と後悔する可能性が高くなります。
きちんと自分の考えを持って受験に臨んでほしいと思います。この記事がその助けになれたら幸いです。