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どうも!センセイプレイスの八木です!
今回は、現代文の勉強法についてです。
現代文は受験科目の中でも、どう勉強すればいいのかわからない科目No. 1だと思います。
他の科目とは大きく違っているんです。
一応語学?という共通点があるからか英語と同じような勉強法で点が上がると考える人もいますが、英語とは別物。
さらに同じ国語でありながら古文・漢文とも勉強法は全然違います。
なぜなら英語や古文・漢文は暗記によって勉強の地盤を固めていきますが、現代文には単語暗記などはほとんどありません。
他の科目に比べて「こうすれば点が上がる!」みたいなノウハウは非常に少ないですし、そう言った数少ないノウハウもあまり役立つものではなかったりします。
今回はそんな現代文について、どんな問題が出てきても対応できる実力を身につけていくために、どんな心持ちでどんな勉強をしていけばいいのかということを書いていきます!ぜひ参考にしてみてください。
目次
現代文はセンスは嘘、勉強次第で高得点!
受験生の口からよく耳にするのが「現代文ってセンスなんでしょ?」という言葉。
はっきり言ってこれは全くの間違い!
方法を間違えずにしっかりと勉強していけば他の科目同様、点数は伸びていきます。ただ勉強の仕方が違うだけ。
確かに最初から現代文が得意だという人もいるし、大して勉強してないのに高得点をとる人もいます。
しかしそんな人を目指すのは受験勉強の目的ではないですし、センスがなければ現代文を攻略できないということはもちろんありません。
地道な努力で高得点を掴み取りましょう!

普段の読書とは根本的に違う
もう一つある誤解が「本を読めば成績が上がる」というもの。
僕も両親に「お兄ちゃんは本を読まないから国語が苦手なんだよ。君はもっと本を読んだ方がいい」とよく言われました。
本を読むことが悪いと言っている訳ではありません。むしろ読書はいいことです。
しかし読書と現代文を解くことは全く違います。
例えば小説を読むとき、あなたは客観的に作者の考えや気持ちを追いながら読んだりするでしょうか?
多分登場人物に感情移入して自分が物語の中にいるかのような気持ちで、作中の様々な世界を追体験するのではないでしょうか。
その方が読書って面白いですしね。
しかし現代文ではどっぷりと自分の気持ちだけに浸かって、自分本位で文章を読んでしまうと正解にたどり着くことはできません。
読書は読むことを通して自分なりの感想や経験を得ることができたらいいのですが、現代文を解くためには決められている答えにたどり着く必要があるんです。
じゃあどうやってたどり着くのかというのが次の項です。

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現代文の二つの大原則
現代文の大原則の一つ目は「答えは一つ」設定されているということです。
数学などでは最後にたどり着くのは基本的に一つの答えだとみなさん考えていると思うんですが、なぜか現代文になると様々な解釈があり、答えはいくつもあると考えられていることが多々あります。
これは先ほども書いた読書がベースになっているからかもしれません。読書をしてどう感じるかは人それぞれですし、答えなんてないと思います。
しかし、こと受験においては別の話。
なぜかというと、受験はあくまで試験だからです。
試験をやる上で出題者側は出題して終わりではなく、もちろん採点もしなきゃいけません。
その際、答えが一つ決められていなかったらどうなるでしょうか。
それぞれの採点官の主観で決めることになり、公平性がなくなってしまって試験として成り立たなくなってしまいます。
なので採点基準として、一つ答えが決められているわけです。
そして二つ目。
「文中に必ず根拠がある」ということです。
続けて採点基準の話をします。
答えが一つに決まることによって、公平性は守られたものの、答えを決めた出題者が根拠もなく考え出した答えだったら、これまた試験が成り立ちません。
なので答えの根拠は文中にあり、文章をしっかり理解できていれば答えが導き出されるようになっているんです。
答えは一つだということ、その答えの根拠は文中にあるということ。
これら二つの大原則は現代文を勉強する上で絶対に忘れないでください。
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現代文はすぐには伸びない!じっくりと取り組もう
最初から書いてきましたが、暗記をすればすぐに伸びるなんてことはないです。
あくまで長期スパンで考える必要がありますし、早め早めに取り組まなければなりません。
すぐに伸びないから「現代文は苦手だ!」と投げ捨てないようにしてください!
現代文の論理的に思考する力は必ず他の科目にも役立ちます。
正しい努力を地道に積み重ねて行きましょう。
早稲田に逆転合格するための現代文勉強法
ここからは早稲田に逆転合格するための現代文の勉強法を紹介していきたいと思います。
もちろん「これが正しい!」という勉強法ではありません。
受験は自分に一番あった勉強法を見つけたもん勝ちです!
それでも0から勉強法を組み立てるのはなかなか大変。
ぜひ参考にして、自分の勉強法を作り上げていってください。
【STEP0】漢字は絶対に落とさない
ここまで基本的に現代文では単純な暗記はないといってきましたが、ただ一つ点数に直結している暗記の部分が漢字です。
漢字なんてそんなに勉強しなくても大丈夫と侮ってはいけません。
他の問題が難しい以上、確実に満点を狙っていきたい漢字。
あまり差がつかないところではありますが、誰もが点数を獲ってくるところを確実に獲っていくことは合格への最初の一歩です。
逆にここで落としてしまうと最初のスタートラインに立てないことになってしまいます。
そしてもう一つ大きいのがモチベーションの問題。
国語の一種のセオリーとして漢文・古文の方から解いていくのが普通だと思うんですが、古典から現代文へと切り替えるスイッチとして漢字があると思うんです。
そのため漢字問題がわからなかったり自信がなかったりすると、その点数を落としてしまうだけでなく、後のメインの問題にも響いてきてしまいます。
「漢字で落としちゃってるんだから、後の問題で獲らないと…!」と焦ってしまっては、本来解けるはずの問題も解けなくなってしまいます。
自信を持って漢字問題が解けるようにしっかりと勉強しておきましょう。
かといって時間をかけすぎてもいけません。
勉強の隙間時間にわからない問題がないかどんどん確認していくようにしましょう。
【STEP1】現代文用の語彙力を身につけよう
続いて現代文のための語彙力です。
現代文、特に評論文を読んでいると普段はそんなに聞きなれないような言葉がよく出てきます。(イデオロギーとか、形而上とか、リアリズムとかetc)
その文章にしか出てこないような専門的な言葉には脚注がついていますし、作者が特別に使っている言葉は文中に説明があったりするので大丈夫ですが、普段見かけなくても現代文では一般的というような言葉には説明がありません。
これらをしっかり理解していないと解けない問題もたくさんあります。
しっかり対策しましょう。
現代文の語彙についてまとまった参考書は数冊あります。
気に入ったものを使ってみてください。
【STEP2】現代文のセオリーを学ぶ
様々な種類の文章が出題される現代文にもセオリーがあります。
例えば二項対立。
評論文の多くがAという意見とBという相反する意見について書かれた二項対立の文章です。
例えば自然と人工についてだったり、近代化と伝統文化についての文章だったり。
こういう文章で大事なのは、著者がどちら側の立場であるのかということを把握することや、問題文で聞かれている意見や理由はどちら側のものなのかといったこと。(僕の場合、これをわかりやすくするために赤青鉛筆でどの文章がどちら側の意見か線を引いて確認しながら問題を解いていました)
文章一つ一つは違うため完全なマニュアルというものはもちろんありませんが、こういうタイプの文章ではこういうアプローチをしてみては?という最初の足がかりになるものはあります。
それを勉強しておくに越したことはありません。
こちらも多数参考書がありますのでぜひ使ってみてください。
【STEP3】一文一文を理解する問題演習を
続いては問題演習です。
ある程度の量の問題演習は必要ですが闇雲にやっても仕方がありません。
最初に書きましたが現代文は英語や古文・漢文とは違います。
英語や古文・漢文ではそもそも文章が読めないということがあると思います。
知らない単語がたくさん出てきたり、理解できていない文法が出てきたりなど。
しかし現代文はその名の通り現代の日本語。
読めないということはまずないでしょう。
これが現代文のもどかしさでもあります。
読めないものを読めるようにしていくにはその原因(単語や文法)を分析して、知識を身につけていけばいい。
でも現代文はすでに表面的には読めているものをさらにうまく読んでいくことが必要です。
これが読めると理解できるの違い。
ただ読めただけでなんとなくで問題を解き、解答・解説をみて、「はいはい、そういうことね」となんとなく理解しているだけでは現代文の実力はついていきません。(僕も最初はそうでした
。ダメ、絶対。)
解答・解説を読むときに意識して欲しいのが、問題を解く時間と同じくらい時間をかけること。
30分で解くような問題なら解答・解説も30分間読み込む。
「長くない?」と思うかもしれませんが解答・解説にはそれだけ実力をあげるために必要な要素が詰まっています。
例えば解答では、どのような採点基準が用意されているのかということは非常に参考になります。
どういう言葉や文があったら何点の部分点が与えられるのかなど、しっかり確認しましょう。
そして解説では、自分の解答にたどり着くまでのプロセスと解説とを照らし合わせて、どの部分が間違っていてどの部分が合っていたのかを分析しましょう。
間違っていたからダメ、ではなく何が間違ったのかをしっかり確認して今後に活かす必要があります。
解説を読んだ上でもう一度文章を読み、どの文が解答のキーになっていたのかなどを確認・理解していく。
そして最終的には一文一文の内容をきちんと理解して自分のなかに落としこめるようにしましょう。
あとはこれの繰り返し。
問題演習で鍛えていくのは、現代文の慣れなどももちろんありますが、一番は根本の論理的思考力です。
どういうプロセスで解答にたどり着けばいいのか、ということを体に染みつかせていきましょう。
【STEP4】学部別の傾向と対策
そして最後に学部別の対策もしていきましょう。
早稲田の現代文といっても学部によっては出題傾向が違ったりします。
特に気をつけたいのが随筆です。
随筆も「文中に根拠がある」などの原則は変わりませんが、独特な文調などに慣れていないと解きづらいという場合もあります。
学部によっては出題される現代文の問題が2題ともに随筆という年もあります。(逆に評論しか出ない学部もあります)
自分の受験する学部をしっかりと分析し、慣れておきましょう。
また、古文・漢文との時間配分などもしっかりと考えておく必要があります。
古典が難しい学部もありますし、他の学部の試験時間が90分であるのに対して、古漢融合問題が出題されるため60分となっている学部もあります。
赤本などで分析し、過去問に取り組み本番通りの時間感覚を身につけておきましょう。
この勉強法はあくまで一例!自分にあった勉強法を探そう
繰り返しになりますが、ここまで紹介してきた勉強法はあくまで一例です。
現代文にも受験勉強にも、「これが正しい」という勉強法はありませんので、試行錯誤しながら自分の勉強法を見つけてみてください。
その際にこの記事・勉強法がお役に立てたら幸いです!
こちらのYoutube動画もぜひ参考にしてみてください。
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