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「早稲田の法学部のレベルってどのくらい?」
「早稲田の法学部には得点調整はあるの?」
「具体的にどんな対策をしたらいいのかな……」
こんな悩み・疑問を抱えている受験生は多いのではないでしょうか。
特に法学部は、早稲田の中でも歴史も人気もある名門学部の1つですし、何をしたら合格に近づけるのかわからず、不安になってしまいますよね。
今回はそんな皆さんに、早稲田の法学部の現役生に聞いた、早稲田法学部に特化した受験対策を紹介していきます!
目次
早稲田の法学部合格のための基礎知識を得よう

まずは受験合格には欠かせない、早稲田の法学部の基礎知識を紹介していきます。
出願期間・受験日程などは、ここでは紹介しないので、早稲田大学法学部のホームページで確認しておきましょう。
偏差値
他の私立大学と比べると、慶應義塾大学の法学部と並んで、法学部系統では日本の私大で1番偏差値が高いです。
早稲田内の他学部と比べると、国際教養学部・文学部・文化構想学部と同じくらいの偏差値です。
倍率
近年の私大の定員厳格化に伴って、早稲田も合格者数を減らしてきているため、倍率は上がってきています。
2018年度:6.1倍
2019年度:6.4倍
今年度以降も、早稲田の法学部の倍率は6倍以上を維持すると考えられます。
受験科目
早稲田の法学部の受験科目は、
国語:国語総合・現代文B・古典B (50点)
地歴・公民・数学(うち1科目):世界史B・日本史・政治経済・数学 (40点)
となっています。
合格最低点
2018年度:91.745点/150点
2019年度:92.745点/150点
早稲田大学法学部の合格最低点は年々上がっていることがわかります。
3教科で65%以上取れていれば十分、合格圏内といえます。
得点調整に気をつけよう!
ここで、早稲田の受験を攻略するためには欠かせない「得点調整」というシステムについて紹介します。
「得点調整」とは、簡単にいうと、成績を標準化するシステムのことです。
主に、地歴・公民・数学など、選択科目の試験問題で生じる難易度のバラつきを解消するために行われます。
例えば、世界史の受験者平均が25点・日本史の受験者平均が20点だとします。
この場合、世界史の問題の方が簡単で、日本史は難しかった、ということになります。
そのままの点数で合計得点を計算すると、世界史選択の人ばかりが有利になってしまい、日本史選択の人は損をしてしまいますよね。
その選択科目の差による不公平をなくすための計算法が「得点調整」です。
この例でいうと、問題の難易度が標準で、平均点が比較的高い、世界史の受験者は、自分が平均点程度(25点)しか取れていない場合、合計得点を出す際に、点数を引かれてしまいます。
一方、問題が難しく、平均点が低い、日本史の受験者は、自分が平均点程度(20点)しか取れていなくても、合計得点を出す際に加点してもらえるのです。
早稲田大学による正式な計算方法は公開されていないので、ここでお伝えすることはできませんが、ネットで「早稲田 得点調整」と調べると、
信憑性は微妙ですが、計算方法が出てくるので、気になる人は調べてみてください!

早稲田の法学部合格に必要な心構え

ここからは、私立最難関校の1つである早稲田大学の法学部合格のための心構えを紹介していきます。
先ほども述べた通り、早稲田の法学部は慶應の法学部と並んで、私大の法学部の中ではトップと言えるでしょう。
東大・京大志望で早稲田を滑り止めとして受験する人も多いので、ライバルのレベルがとても高いです。
浪人生が合格者の30%ほどを占めていて、早稲田の文系学部の中では、社会科学部・教育学部の次に多くなっています。
また、倍率も年々上がってきているので、生半可な心構えでは合格は不可能です。
早稲田の法学部を志望する受験生は、高い倍率の試験を、ハイレベルなライバルと争わなくてはいけないということを心に留めておいてください。

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早稲田法学部の科目別対策

ここからは、早稲田の法学部に合格するための科目別の対策を解説していきます!
早稲田の法学部に現在通っている大学生に、各教科とても詳しく解説してもらったので、是非参考にしてみてください!
英語
配点:60点
3科目のなかで1番配点が高くなっています。
早稲田法学部の英語の特徴として、「英語長文の長さ」がまず挙げられます。
毎年、英語長文が2題ずつ出題されるのですが、本文が1,000wordsを超える「超長文」で、問題の選択肢も長いため、時間的に1度しか読めないです。
英語長文は比重がある分、配点も高いので、大問1・2の長文問題ができるかどうかが合否を分けるカギになってきます。
本文ををいちいち和訳していたらそれだけで試験時間が終わってしまうので、何度も超長文を解くことで「英語を英語のままで理解する」ことを目標に練習を積みましょう。
出題形式が国際教養学部の長文と酷似しているので、国教の過去問を使って練習するのがいいと思います。
英語長文の勉強法に関しては、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください!
大問3では文法問題が出題されますが、社会科学部の文法正誤問題などと比べると、割と簡単なので、過去問演習を通して慣れておきましょう。
大問4では、指定語句を使った英作文、大問5では自由英作文問題が出題されます。
変なミスをしないように、なるべくシンプルな文で書くことを心がけましょう。
多くの人が長文で時間を取られると思うので、最後の10分-15分くらいでさっと終わらせられるように、短い時間で英作文を完成させる練習をしておくといいでしょう。
英作文の勉強方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください!
国語
配点:50点
他学部と比べると、国語の試験時間が長いのが特徴です。
法学部は、入学した後にも、法律科目などの試験で筆記がとても多く課される学部です。
ですので、国語力がかなり試される試験内容となっています。
また、試験問題も、古文・漢文・現代文2題という、イレギュラーな出題順になっています。
現代文が難しすぎて、そこではあまり点差がつかないと予想されるため、古文・漢文で着実に点を取れるようにしておきましょう。
とはいえ時間的に、現・古・漢の全てで高得点を狙うのは大変で、あまり現実的ではないので、自分の得意分野では満点をとる、くらいの気持ちで臨みましょう!
古文
随筆から日記まで、幅広いジャンルから出題されています。特定のジャンルに偏らずに勉強することが得点のカギになります。
現代文と比べると、解きやすい設問が多いので、なるべく短時間で解き終われるようにしておくといいでしょう。
漢文
毎年、古文か漢文のどちらかが難化することが多いです。
とはいえ、漢文は早稲田の中では標準レベルの問題なので、漢文の基礎をしっかり抑え、失点を最低限に抑えましょう。
特に漢詩の出題が多いので、重点的に練習しておきましょう。
漢文も古文と同樣に、なるべく短時間で終わらせて、現代文に割く時間をなるべく多く残せるといいと思います。
現代文
毎年、法学部の現代文の問題はとても難しいため、大手予備校が出す解答速報も答えが割れることで有名です。
選択問題は、選択肢自体が長くて意味のわからないものが多いので、そこで時間を取られてしまう人が多いと思います。
一方で、記述問題はそこまで難しくなく、意外と書けることが多いです。
ですので、選択問題に時間を使ってしまうのであれば、わからないところは一旦飛ばして、記述問題を優先した方が、高得点を狙えるでしょう。
日本史
配点:40点
他学部と比べると、圧倒的に基礎問題が多いのが特徴です。
珍しく古代史の出題も多く見られますが、基本的な問題が多いので、全体的にバランスよくやっていれば問題ないです。また、昭和史まで出ることが多いので、最後まで気を抜かずに勉強しましょう。
また、日本史は平均が8割程度あるので、先ほど説明した「得点調整」でかなり下がってしまいます。
ですので、高得点をとっても安心はできないです。
自己採点で合っていても、書き取り問題の漢字のミスで失点するということも十分ありうるので、何度も書いて正しい漢字で書けるようにしておきましょう。
法学部の日本史はそこまで難しくないので、早稲田の他学部と併願するなら、他の学部の過去問を解いた方が実力は試せると思います。
世界史
配点:40点
他学部と比べると出題内容は教科書レベルで、そこまで難しくはないのですが、
時間が足りなくなる人が多いので、過去問をたくさん解いて時間配分に慣れましょう。
また、300語程度の、指定語句を使った論述問題が大きな特徴になっています。特に、近世・近現代の政治史や外交史に関する出題が多いです。
知識差が如実に現れてしまうので、表面的な理解では得点につながる解答は書けないでしょう。普段の勉強から、暗記だけではなく「この出来事について論述できるかな」と自分で理解度を確認してみるといいと思います。
中国の前近代から16−19世紀の西ヨーロッパや北アメリカまで、幅広く出題されるので、偏らずに勉強しておきましょう。
また、世界史も日本史同様、得点調整で、実際の得点よりも下がってしまうので、1点でも多く取ることを目標にしましょう!