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「早稲田大学の入試の特徴って何?」
「そもそも早稲田大学に合格するにはどんな対策をしたら良いんだろう…」
こんなことを感じて不安になっている受験生は多いのではないでしょうか?
慶應義塾大学と並んで、絶大なブランド力を誇る早稲田大学。
そんな早稲田の学生はとても楽しそうで、キラキラして見えますよね。
実際わたしも高校生の時、早稲田に強い憧れは抱いていました。
しかし、当時は学年で下から数える方が早いくらい成績が悪く、「わたしなんかが早稲田を受けても良いのかな」とずっと思っていました。
だからこそ、そんなみなさんの気持ちはとてもよくわかります。
そこで今回は、現役早稲田生のわたしが
- 早稲田の受験の特徴
- 学部ごとの難易度・傾向と対策
- 早稲田に合格するために今まずするべきこと
を徹底解説していきます!
かなりの文量になっていますが、最後までお付き合いください!
目次
早稲田入試5つの特徴
まずは、早稲田を受験する上で心得ておくべき入試の5つの特徴を紹介していきます!
- 英語の配点が高く、問題量が多い
- 国語の難易度が異常に高い
- ”難問”よりも”奇問”が多い
- 学部によって傾向が全く違う
- 得点調整がある
①英語の配点が高く、問題量が多い
早稲田の入試は英語の配点が高く、試験時間に対して問題量がとても多いです。
これは大学受験に置いてほとんど当てはまることですが、早稲田大学も例外ではなく、ほとんどの学部で英語の配点が1番高くなっています。
また、試験時間に対する問題量が多いだけではなく、難易度もとても高いです。
試験時間内に正確に解き切るには、
- 豊富な語彙力・熟語力
- 速読力
- 正確なパラグラフリーディング力
- 瞬時に文の構造を掴める文法力
- 内容把握力
など、かなりハイレベルなことが求められます。
早稲田の中では比較的簡単と言われる商学部の英語も、90分のセンター試験を60分で解いて満点を取れるくらい英語が得意な人でも解き終わらない、なんてこともあるようです。
そのくらい時間が足りないということはまず認識しておきましょう。
それに加えて、政治経済学部・法学部・国際教養学部などでは、英作文も出題されます。
いくつかの学部を併願する人は、学部ごとに英作文の対策もしなくてはいけないので、少しオーバーワークになってしまうかもしれません。
しかし、英語が重視されている早稲田において、英作文は避けては通れません。
また、英語で高得点を取れれば、他で点数を落としても受かる可能性は大きいです!
ですので、英作文まできっちり対策するのは大変だと思いますが、絶対に何度も演習して、添削をしてもらうようにしましょう。
逆に、他の教科ができても英語が全然できなかったら、合格の可能性は極めて低いと言えます。
もし英語に苦手意識を感じているなら、一刻でも早く勉強を始めましょう。
そういう方は、まずはこちらの記事を参考にしてください!
どんな参考書を使えば早稲田対策ができるのか知りたい方は、こちらを参考にしてみてください!②現代文の難易度が異常に高い
早稲田はどの学部も現代文の難易度が異常に高いです。
「国語の早稲田」と呼ばれるほど国語、特に現代文が難しいです。
その難しさは、毎年、大手予備校が出す早稲田の解答速報でも答えが割れることで有名なほどです。
他の私大の過去問である程度点数が取れたとしても、早稲田の過去問には全く歯が立たないということもあり得ます。
そこで、早稲田の現代文を攻略するために覚えておいて欲しいことがあります。
それは、フィーリングでは絶対に解けない ということです。
詳しくはこちらの記事を参照してください!
また、早稲田の現代文の入試問題は「早稲田の教授が伝えたいこと」がトピックであることが多いようです。
自分の志望学部以外の現代文の過去問も、何年分も解いて研究することで、頻出のテーマや、早稲田の教授が好む語彙がわかってきます。
過去問演習を積んで、早稲田の現代文を自分のものにしましょう!
早稲田の現代文を攻略するための参考書が知りたい!という方はこちら
③難問よりも「奇問」が多い
早稲田の入試問題は、難問が出題されることもありますが、「奇問」もかなり多いです。
ここでいう「難問」とは、難しくてもしっかり勉強している人なら解ける問題を指します。
一方「奇問」とは、こんな問題誰が解けるんだ!というようなマニアックな問題のことです。
特に、世界史や日本史などの社会科目で出題されます。
例えば、2020年度人間科学部の世界史の問題では、
a オバマはケニア人の父とアメリカ人の白人の母の子供としてハワイで生まれ,インドネシアでも子供時代を過ごした。
b オバマはアメリカ合衆国内に存在する人々の間の経済格差や,それに伴う医療格差の是正を目指し, 医療保険制度の改革に取り組んだ。
c オバマは大統領となってほどなく,プラハで核兵器廃絶を目指す姿勢を明らかにする演説を行い, そのことも評価されてノーベル平和賞を受賞した。
d オバマはイスラームとの対話を重視する立場と,財政負担軽減のため,前政権から続いていたアフガニスタンへの派兵を取りやめ,撤兵した。
という、前アメリカ合衆国大統領のバラク・オバマさんについてのこんな詳しい問題が出たそうです。(ちなみに正解はdです)
こんなの世界史の範囲じゃない!なんて文句を言いたくなってしまいますよね(笑)
このような変な問題が一定数あるのが早稲田です。
わからなかったら潔く諦めて、自分が正解できる問題に時間をかけて着実に点数を取っていきましょう!
奇問が多い早稲田の世界史・日本史対策はこちら!
④学部によって出題方式が全く違う
学部ごとに出題方式が全く違うのも早稲田の入試の特徴です。
学部ごとに全問マークだったり、記述問題ばかりだったりと、かなりバラつきがあります。
例えば、法学部の問題は英語・国語・社会、の全科目で記述問題ばかりです。
一方で、社会科学部は数学以外は全問マークのためほとんど運試しみたいなものだ、ということで宝くじの「ロト6」と呼ばれることもあります(笑)
このように、出題方式が学部によってかなり変わるので、早稲田内でたくさん併願する人は対策が大変になってしまいます。
とりあえず片っ端から受験するのではなく、どうしてもいきたい学部、もしくは自分と過去問の相性がいい学部に絞ることを考えた方がいいと思います。
⑤得点調整がある
早稲田の受験を攻略するためには欠かせない「得点調整」というシステムについて紹介します。
「得点調整」とは、簡単にいうと、成績を標準化するシステムのことです。
主に、地歴・公民・数学など、選択科目の試験問題で生じる難易度のバラつきを解消するために行われます。
例えば、世界史の受験者平均が25点・日本史の受験者平均が20点だとします。
この場合、世界史の問題の方が簡単で、日本史は難しかった、ということになります。
そのままの点数で合計得点を計算すると、世界史選択の人ばかりが有利になってしまい、日本史選択の人は損をしてしまいますよね。
その選択科目の差による不公平をなくすための計算法が「得点調整」です。
この例でいうと、問題の難易度が標準で平均点が比較的高い、世界史の受験者は、自分が平均点程度(25点)しか取れていない場合、合計得点を出す際に、点数を引かれてしまいます。
一方、問題が難しくて平均点が低い、日本史の受験者は、自分が平均点程度(20点)しか取れていなくても、合計得点を出す際に加点してもらえるのです。
早稲田大学による正式な計算方法は公開されていないので、ここでお伝えすることはできませんが、ネットで「早稲田 得点調整」と調べると、
信憑性は微妙ですが計算方法が出てくるので、気になる人は調べてみてください!

早稲田大学の学部別の傾向・対策
ここからは、学部別に教科ごとの入試問題の傾向と対策を徹底解説していきます!
下のリンクから気になる学部の説明へジャンプできます。
また、「早稲田に合格するための参考書って何を使えばいいの?」という人は、こちらの記事を参考にしてください!
それぞれの学部について詳しく知りたい方はこちらで紹介しています!
政治経済学部
早稲田大学政治経済学部について詳しく知りたい方は
を参考にしてみてください!政治経済学部の偏差値・倍率
倍率:6.7倍 (2019年度入試結果)
政治経済学部の英語・国語総合問題
政治経済学部では、2021年度の入試から、試験が変わります。
大学入学共通テストの4科目合計(100点満点に換算)と、日英両言語による長文を読み解いたうえで解答をする学部独自の英国総合問題(100点満点)の、合計200点満点です。
政治経済学部が公開したサンプル問題によると、国語は、7,000字程度の評論文や大学の講義の内容を読んで問題に答える形式です。
グラフを読み解く問題が出ることもあるようです。
英語は1,500wordsくらいの超長文問題を読んで問題を解きます。
こちらも国語と同じように、グラフを読み解く問題が出ることもあるようです。
それに加え、日本語の短い記述問題と、自由英作文の問題が出題されます。
試験時間120分のなかで、これらを全て解き切らないといけないので、時間配分を考えて解くのが重要になってきます。
ですので、かなり難易度は高いです。
また、今までの英語・国語の試験とは全く異なる出題方法のため、対策はかなり難しいです。
しかし本文自体の難易度は従来の入試問題とほとんど変わらないので、過去問演習をしっかり積み重ねておけば、大丈夫でしょう。
法学部
本サイトには、早稲田大学法学部の対策に特化した記事もあるので、詳しい情報が知りたい方はそちらも参考にしてみてください!
また、法学部の実態について知りたい!という方はこちらをご覧ください!法学部の偏差値・倍率
倍率:6.3倍 (2019年度入試結果)
法学部の英語
90分で大問が7題の構成です。
早稲田法学部の英語の特徴として、「英語長文の長さ」がまず挙げられます。
毎年、英語長文が2題ずつ出題されるのですが、本文が1,000wordsを超える「超長文」です。
問題の選択肢も長いため、時間的に1度しか読めません。
英語長文は比重がある分、配点も高いので、大問1・2の長文問題ができるかどうかが合否を分けるカギになってきます。
本文ををいちいち和訳していたらそれだけで試験時間が終わってしまうので、何度も超長文を解くことで「英語を英語のままで理解する」ことを目標に練習を積みましょう。
出題形式が国際教養学部の長文と酷似しているので、国教の過去問を使って練習するのがいいと思います。
英語長文の勉強法に関しては、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください!
大問3では文法問題が出題されますが、社会科学部の文法正誤問題などと比べると、割と簡単なので、過去問演習を通して慣れておきましょう。
大問4では、指定語句を使った英作文、大問5では自由英作文問題が出題されます。
変なミスをしないように、なるべくシンプルな文で書くことを心がけましょう。
多くの人が長文で時間を取られると思うので、最後の10分-15分くらいでさっと終わらせられるように、短い時間で英作文を完成させる練習をしておくといいでしょう。
英作文の勉強方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください!
法学部の国語
法学部は、入学後の試験でも筆記が多く課される、ということもあり、国語力がかなり試される問題となっています。
また、試験問題も、古文・漢文・現代文2題という、イレギュラーな出題順になっています。
現代文が難しすぎて、そこではあまり点差がつかないと予想されるため、古文・漢文で着実に点を取れるようにしておきましょう。
とはいえ時間的に、現・古・漢の全てで高得点を狙うのは大変で、あまり現実的ではありません。
自分の得意分野では満点をとる、くらいの気持ちで臨みましょう!
早稲田の国語対策はこちらの記事を参考にしてみてください!
法学部の世界史
他学部と比べると出題内容は教科書レベルで、そこまで難しくはありません。
時間が足りなくなる人が多いので、過去問をたくさん解いて時間配分に慣れましょう。
また、300語程度の、指定語句を使った論述問題が大きな特徴になっています。
特に、近世・近現代の政治史や外交史に関する出題が多いです。
知識の差が如実に現れてしまうので、表面的な理解では得点につながる解答は書けません。
普段の勉強から、暗記だけではなく「この出来事について論述できるかな」と自分で理解度を確認してみることをオススメします。
中国の前近代から16−19世紀の西ヨーロッパや北アメリカまで、幅広く出題されるので、偏らずに勉強しておきましょう。
法学部の日本史
他学部と比べると、圧倒的に基礎問題が多いのが特徴です。
珍しく古代史の出題も多く見られますが、基本的な問題が多いので、全体的にバランスよくやっていれば問題ありません。
また、昭和史まで出ることが多いので、最後まで気を抜かずに勉強しましょう。
また、自己採点で合っていても書き取り問題の漢字のミスで失点するということも十分ありうるので、何度も書いて正しい漢字で書けるようにしておきましょう。
法学部の日本史はそこまで難しくないので、早稲田の他学部と併願するなら、他の学部の過去問を解いた方が実力は試せると思います。
法学部の政治経済
法学部の政治経済はかなりレベルが高く、応用問題が多いので、教科書レベルの基本的な知識だけでは足りません。
教科書でしっかり基礎が固められているというのを前提に、用語集や資料集、年表も使って丁寧に学習していきましょう。
法学部らしく、憲法に絡めた基本的人権の問題が頻出です。
また毎年、時事問題も出題されるのですが、かなり新しいものが扱われることもあるので、新聞やニュースで日本の情勢の正しい情報を得るようにしてください。
また、100字程度の論述問題も出題されます。
自分で理解していないと論述は書けないので、単に教科書や参考書の「丸暗記」ではなく、自分の言葉で説明できるくらい「理解」するまで勉強してください!
早稲田対策の政治経済参考書リストはこちら!
早稲田に合格するための政治経済勉強法はこちらで詳しく解説しています!
文化構想学部
本サイトには、早稲田大学文化構想学部の対策に特化した記事もあるので、詳しい情報が知りたい方はそちらも参考にしてみてください!
文化構想学部について詳しく知りたい!という方は を参考にしてみてください!文化構想学部の偏差値・倍率
倍率:8.9 (2019年度入試結果)
文化構想学部の英語
文構では、長文が3題、会話文が1題出題され、内容一致問題、空所補充問題がメインとなります。
文構の場合、これらの問題では、選択肢が本文と同じ意味で単語だけが異なるものや、前の段落で書かれていたことを別の単語で表現されているものがほとんどです。
つまり、難解な単語をたくさん覚えるよりも、単語の言い換えができるかが求められます。
単語をたくさん覚えることももちろん大事ですが、単語帳で見出し語だけでなく、他の意味・類義語までを覚えることを目標に勉強しましょう!
文構では読解以外に英作文の問題も出題されます。
これは、問題文を読んで、その内容を10words程度で要約するというものです。
要約の書出があらかじめ用意されていることもあり、一般的な英作文とは少し異なるのですが、ここでも、本文の内容を自分で書き換える必要があります。
この対策のために、英語の基本的なフレーズを自力で書けるようになりましょう!
単語や文法など、英作文に必要な知識は読解問題の対策を通して身につくと思います。
必要なのはそれをアウトプットする練習です。
過去問などでアウトプットの練習をしたら、学校の先生などに添削してもらいましょう。
また文化構想学部には、英検やTOEFLなどの英語4技能テストで一定以上のスコアを提出すると英語の試験が免除になる、英語4技能テスト利用型一般入学試験というものもあります。
そちらの方が倍率は高くなっていますが、文化構想学部の英語対策をしなくてもいい、という点ではそちらで受験するのもいいのではないかと思います!
適用される英語試験のスコアなど、詳しくは文化構想学部のホームページで確認しておきましょう。
文化構想学部の国語
文化構想学部の国語は、英語と同じ配点になっています。
英語が重視されている早稲田の入試の中ではかなり珍しいです。
例年現代文1題、古文1題、現古漢融合文1題の計3題で構成されています。
現代文は1題の中に、A・B2つの文章が掲載されており、2つの文章を読み比べながら問題を解いていくことになります。
そのため分量が多く、考えなしに読んでいると時間がなくなってしまいます。
長い文章をそのまま読むのではなく、段落の構成や筆者の主張を的確に読み取っていく必要があります。
また、A・Bのうち片方が、文語体(明治~昭和初期の著作)の文章の場合が多いです。
慣れていない文体で戸惑うと思いますが、過去問でしっかり対策しておきましょう。
文構の国語では、芸術論など、知識がないと読み切るのが難しいテーマの文章が出題されることがあります。
また、文学史に関する小問が出題されるなど、読解力だけでなく、知識も求められます。
ただ漠然と問題演習をしているだけでは、このような知識を身につけるのは難しいので、専用の参考書を使って、まとめて覚えてしまうのがオススメです。
加えて文化構想学部では、大問3を「甲・乙・丙」と分け、それぞれのパートで現代文・古文・漢文を掲載しています。
この形式は、早稲田の他の学部でもみられますが、現古融合問題と呼ばれるものです。
現古融合問題は現代文の中に古文が引用されている文のことです。
文構の場合は、これに加えて、漢文の混じった現古漢融合問題となっています。
現古融合問題だからといって、特別難しくなるわけではないので、現代文・古文・漢文それぞれの勉強をしていれば問題ありません。
文化構想学部の世界史
全部で8題で構成されています。
8題と聞くと身構えてしまいますが、1題あたりの問題数が少ないので、トータルで見ると日本史と同じくらいのボリュームになります。
世界史も、教科書レベルの問題が比較的多いです。
その分、みんなが正解するような問題をいかにミスなく解けるかが大事になってきます。
基本レベルの勉強には教科書と旧センター試験の過去問がオススメです。
出題分野としては、西洋史が多いですが、北欧やアフリカなどマイナーな地域も大問単位で出題される時があります。
こういった地域は、教科書などでは説明が足りない時があるので、資料集を使って、通史で丸ごと覚えてしまいましょう。
文化史が頻繁に出題されるのも文構の世界史の特徴です。
「絵画を見て、同じ様式で書かれたものを答えよ」という問題が出題されたこともあるので、資料集を使った丁寧な学習を行いましょう。
文化構想学部の日本史
全部で4題で構成されています。
教科書レベルの問題が比較的多いですが、中には聞いたこともないような用語が出る時もあります。
基本レベルの勉強には教科書と旧センター試験の過去問がオススメです。
満点の人を出さないようにするための問題もあるので、解けない問題をずっと考え続けるより、確実に解ける問題を集中して解いていきましょう。
全体の3割ほどが記述回答になっているため、漢字を間違えないように、苦手なものは、一度自分で書いてみることをオススメします。
また、文構では、美術史など、文学や歴史に関するテーマの問題がよく出題されます。
一方で外交史はあまり出題されなかったりと、出題にかなり偏りがみられます。
出題傾向を見極めて、テーマ史の対策をしっかり行いましょう!
文学部
文学部について詳しく知りたい!という方は
を参考にしてください!文学部の偏差値・倍率
倍率:8.4倍 (2019年度入試結果)
文学部の英語
文学部では、文化構想学部と同じく長文が3題、会話文が1題出題され、内容一致問題、空所補充問題がメインとなります。
他学部では英語長文の内容を問う問題が多いのに対して、文学部は空欄補充や文章補充の問題が多く出題されます。
基本的な単語・イディオムの意味を理解するのと同時に、文脈を読み取って文の流れに沿うものを当てはめられる力が求められます。
文構の場合、これらの問題では、選択肢が本文と同じ意味で単語だけが異なるものや、前の段落で書かれていたことを別の単語で表現されているものがほとんどです。
つまり、難解な単語をたくさん覚えるよりも、単語の言い換えができるかが求められます。
単語をたくさん覚えることももちろん大事ですが、単語帳で見出し語だけでなく、他の意味・類義語までを覚えることを目標に勉強しましょう!
文学部では読解以外に英作文の問題も出題されます。
これは、問題文を読んで、その内容を10words程度で要約するというものです。
要約の書出があらかじめ用意されていることもあり、一般的な英作文とは少し異なるのですが、ここでも、本文の内容を自分で書き換える必要があります。
この対策のために、英語の基本的なフレーズを自力で書けるようになりましょう!
単語や文法など、英作文に必要な知識は読解問題の対策を通して身につくと思います。
必要なのはそれをアウトプットする練習です。
過去問などでアウトプットの練習をしたら、学校の先生などに添削してもらいましょう。
また文学部には、英検やTOEFLなどの英語4技能テストで一定以上のスコアを提出すると英語の試験が免除になる、英語4技能テスト利用型一般入学試験というものもあります。
そちらの方が倍率は高くなっていますが、文学部の英語対策をしなくてもいい、という点ではそちらで受験するのもいいのではないかと思います!
適用される英語試験のスコアなど、詳しくは文学部のホームページで確認しておきましょう。
文学部の国語
文学部の国語は、早稲田の中でも特に難易度が高いです。
毎年、現代文2題・古文漢文が各1題の出題となっていて、文章量がとても多いです。
早稲田の現代文、特に難易度の高い文学部は、フィーリングでは絶対に解けません。
現代文はいつも勘で解いているという人は全く歯が立たない可能性があります。
それに当てはまる受験生は、まずはこちらの記事を参考に、現代文の勉強法を見直しましょう。
早稲田対策のできる現代文の参考書リストはこちら!
古文は、中古・中世からの出題がメインで、物語・説話・宮廷恋愛などの日記が頻出です。
これらのジャンルは会話文や手紙文が地の文に入っている可能性があるので、特徴を捉えながら読解していく練習が欠かせません。
出典作品が隠されている場合もありますが、本文のリード文や設問、注釈から時代やジャンルを推定しましょう。
早稲田に合格するための古文勉強法はこちらの記事で詳しく解説しています!
漢文は早稲田の中でもトップクラスの難易度です。
返り点をつける問題が頻出なので、そこの対策もおこたらないでください。
早稲田対策の漢文おすすめ勉強法・参考書リストはこちら!
文学部の世界史
マーク式の選択問題の他に単語の記述の問題、そして指定語句を使った短い論述問題があります。
文学部の世界史は、試験時間60分に対し大問数が9個もあるので、かなり時間との戦いになってくる試験です。
ですが、問題は多くが教科書レベルの基礎的な範囲から出題されます。
ですので、教科書と旧センター試験の過去問を使って勉強し、基本問題でのミスをなくすようにしましょう。
文学部は、早稲田の中では珍しく先史時代が出題されることで知られています。
また、美術史も頻出なので、資料集を使って、実際の絵画などをみながら丁寧に勉強しましょう。
文学部の日本史
文学部の日本史は試験時間60分で大問が6題の構成になっています。
基本的な出題が多く、難問はあまり出題されないので、教科書を使って基礎固めをし、絶対に無駄な失点をしないようにしましょう。
全時代から満遍なく出題されるので、苦手な時代や分野は早めに潰しておくことをおすすめします。
また、正誤問題が多く出題されるので、旧センター試験の過去問の正誤問題を使って練習をし、出題者がどこでミスを誘おうとしてくるのかを見極められるようにしましょう。
商学部
商学部の実態を知りたいという方はこちら!
商学部の偏差値・倍率
倍率: 11.4 (2019年度入試結果)
商学部の英語
商学部の英語は、90分の試験時間で大問が5題出題されます。
ほとんどがマーク式ですが、一部記述式の問題も出題されます。
難易度はそこまで高くないですが、時間が足りない!という人が多いそうです。
会話文問題に加え、500words程度の英文が4問出題されるので、全体の文量はかなり多く感じると思います。
長文のトピックも多岐に渡るので、色々なジャンルの英語長文を読んで慣れておきましょう。
また、単語の言い換え言い換え問題・空欄補充問題が多く出題されるので、語彙力がかなり大事になってきます。
まずは語彙力を上げたい!という人はこちらの記事をご覧ください!
商学部の国語
商学部の国語は、現代文1題、古文1題、漢文1題の合計3題を60分で解きます。
現代文は、早稲田の中では比較的簡単だ、などと言われていますが、他の私大と比べると段違いで難しいです。
また本文もかなり長いので、その中から要旨を汲み取って正解を導き出す練習を積んでおきましょう。
古文もあまり難問は出ず、基本的な問題が多いです。
助動詞や敬語の識別などの基本文法、単語、古典常識をしっかり固め、なるべく点を落とさないようにしましょう。
漢文も同様で、そこまで難しくないので、句形をしっかり暗記して演習をつみましょう。
商学部の世界史
商学部の世界史は、英語と国語が比較的簡単な分、難易度が高くなっています。
基本的には教科書レベルの出題ですが、普通こんなところ出題しないだろ!というくらい細かい設問が目立ちます。
資料集や地図、教科書の隅まで読み込んで、いかに他の受験生よりも知識を蓄えるか、ということを重視して勉強してください。
また、商学部では毎年100字程度の論述問題が課されます。
先生などの第三者に添削をしてもらって、1点でも多く取れるようにしましょう!
論述問題の対策にはこちらの参考書がおすすめです。
早稲田対策の世界史勉強法はこちらで詳しく解説しています!
早稲田に合格するための参考書リストはこちら!
商学部の日本史
商学部の日本史も世界史と同じく、英語と国語が比較的簡単な分、かなり難しいです。
史料問題が頻出なので、資料集を使った丁寧な学習を心がけましょう。
記述問題もあるので、漢字ミスなどで失点しないように何度も手で書いて練習してください。
また、30字程度の論述問題も出題されます。
30字は想像以上に短いので、普段の勉強から要約の練習をつみましょう!
早稲田対策の日本史勉強法はこちら!
早稲田に合格するための参考書リストはこちら!
商学部の数学
入学後に数学科目が多いということもあり、早稲田商学部の数学はかなり難易度が高いです。
90分で大問が3つ出題されるのですが、ひねられた問題が多いため時間が足りなくなる人が多いそうです。
数列・整数問題が頻出なので、その単元は特に難易度が高くなる傾向にあるようです。
過去問演習をつんで、対策しておきましょう。
早慶レベルの数学だと、ひねられた問題の多い青チャートがおすすめです。
青チャートの使い方はこちら!
商学部の政治経済
商学部は政治経済でも受験が可能です。
マーク式と記述問題、どちらも出題されます。
漢字などのケアレスミスをしないようにしましょう!
また、時事問題と絡めての出題が目立つので、しっかりニュースや新聞で正しい情報を得るようにしてください。
早稲田に合格するための政治経済の参考書が知りたい方はこちら!
教育学部
教育学部について詳しく知りたいという方はこちら!
教育学部の偏差値・倍率
倍率:7.1倍 (2019年度入試結果)
教育学部の英語
教育学部の英語は、90分で読解4題と会話問題が1題出題されます。
長文1つ1つの難易度はそこまで高くないのですが、4題全部合わせると2,000-3,000wordsになるため時間配分には気をつけましょう。
全問マーク式のため点差がつきづらいです。
ケアレスミスなどで失点しないようにしましょう!
また、試験問題は同じなのですが、受験する学科によって英語の比重が変わってくるので注意してください。
教育学部の英語問題は基本的なものが多いので、他の学部を受験する人にとっても取り組みやすい試験問題だと言えます。
本格的に過去問演習に入る前に、教育学部の英語で早稲田の英語対策を始めるのもおすすめです!
教育学部の国語
教育学部の国語は文系学科の必修科目です。
教育学部の現代文は、1つ1つの選択肢が長く早稲田の中でも難易度が高いです。
同様に選択肢が長い、法学部の過去問などでも演習をつんでおきましょう!
古文・漢文は標準的な問題が多いので、基礎を固めておくことが重要です。
難易度の高い現代文で失点しても大丈夫なように、古文・漢文ではミスをしないでおきたいです。
突発的に古漢融合問題が出題される可能性もあるので、対策をしておきましょう。
また現代文・古文・漢文の全てで文学史が出題される可能性があるので、網羅的に勉強しておきましょう!
教育学部の世界史
教育学部の世界史は、早稲田の中では標準的な難易度です。
点差がつきにくいので、教科書レベルの知識は全て覚えるくらいの勢いで勉強しましょう。
特徴としては、年代整序問題が多く出題されます。
旧センター試験の過去問などで演習をつみましょう!
記述問題もあるので、漢字のミスなどをしないように書いて練習しましょう。
教育学部の日本史
日本史も、世界史と同じく早稲田の中では標準的な難易度です。
教育学部の日本史は、史料問題が頻出です。
初見史料が出ても読解できるように、史料集を使った学習をおすすめします!
史料の内容を勘違いしたまま解いてしまうと、その大問全ての問題で間違える、ということにもなりかねないので、丁寧に史料を読み込む練習をつんでおきましょう。
史料問題の対策にはこちらがおすすめです!
教育学部の地理
早稲田の中で地理を選択できる学部は教育学部のみです。
難易度はあまり高くないので点数は取りやすいかと思いますが、得点調整で点数が大幅に変わることがあり得るので注意しましょう。
地理のおすすめ参考書リストはこちら!
教育学部の政治経済
教育学部の政治経済は、標準的な問題と難問のギャップが大きいです。
全くわからない難問が多いからといって諦めるのではなく、自分が確実に取れるところで点数を取っていきましょう!
また、時事問題に絡めた出題が多くあるので、新聞やニュースをチェックして正しい情報を得るように意識してください。
早稲田に合格するための政治経済の参考書が知りたい方はこちら!
教育学部の数学
教育学部の数学は、試験時間120分で4題が出題されます。
頻出分野は、微分積分・数列・確率・ベクトルですが、その他の範囲も満遍なく出題されるので、全体的に対策して苦手分野をなくしておきましょう。
出題形式としては証明問題が頻出です。
多くの受験生が点数を落とすポイントだからこそ、そこで点差がつけられるように、問題集や過去問演習で証明問題の演習をつむといいでしょう!
早稲田対策の数学勉強法はこちらの記事で詳しく解説しています!
教育学部の物理
60分で大問が2題出題されます。
分野は、力学・波動・電磁気からの出題が目立ちます。
何年も上記の分野からの出題が続いているので、これからもこの傾向は続くと思われます。
出題形式としては、計算の答えを解答する問題が多いですが、描図問題や論述問題が出題されたこともあるので要注意です。
標準的な問題というよりも応用問題が多いので、早稲田の理工学部の過去問なども使って演習をつむといいでしょう!
教育学部の化学
試験時間60分で大問5題が出題されます。
理論化学が頻出分野で、出題傾向としては計算問題が多く出ています。
論述問題も頻出な上、過去には描写問題も出されたことがあるので、表面的ではない、深い理解が求められていると言えます。
早稲田レベルの化学・化学基礎に取り組む前に、まず基本事項を抑えましょう。
基本事項を抑えるためには化学基礎一問一答がおすすめです!
教育学部の生物
試験時間60分で大問3題が出題されます。
実験の考察問題が頻出で、論述問題と描画問題は必ず出る、というように傾向がはっきりしているので対策はしやすいでしょう。
論述問題に関しては、基礎知識が固まっていることは前提で、過去問演習などで何度も論述を書くことで慣れると思います。
また、書いた論述は学校の先生などに添削してもらいましょう。
描画問題に関しては、教科書だけでなく資料集も活用しながら、代表的な図は描けるようにしておきたいです。
早稲田レベルの生物・生物基礎に取り組む前に、まず基本事項を抑えましょう。
基本事項を抑えるためには生物基礎一問一答がおすすめです!
教育学部の地学
試験時間60分で大問3題が出題されます。
早稲田で地学を選択して受験できるのは教育学部だけなので気をつけましょう。
分野としては地質と地史、岩石と鉱物の分野が頻出です。
地学は、情報がコンスタントに変わる科目なので、常に最新の知識を得るようにしましょう。
また、出題の形式は、過去問では選択・記述・論述・描図・計算など多岐にわたっています。
どんな形式でも対応できるように過去問演習をつみましょう!
国際教養学部
国際教養学部について詳しく知りたい方はこちら!
国際教養学部の偏差値・倍率
倍率: 6.8倍 (2019年度入試結果)
国際教養学部の英語
国際教養学部の入試では、その学部名からもわかるように、かなりハイレベルな英語力が求められます。
90分の試験で1,000words越えの長文を2題、会話文問題、英文の日本語要約、自由英作文を解ききらないといけないのです。
これは、英語が難しい早稲田の入試の中でもトップクラスの難易度です。
最初は90分以内にこの量を解き終わることも難しいと思います。
しかし、国際教養学部の英語長文は毎年必ず内容合致問題が出題されるため、対策がしやすいのが特徴です!
1,000words越えの長文の速読と精読の練習をした上で過去問演習を最低でも5年分行い、内容合致問題に慣れれば合格にグッと近づきます。
ですので、国教の英語対策の1番良い方法は過去問演習と言えるでしょう!
英語の過去問演習の重要性については、こちらの記事で詳しく解説しています!
英語長文の勉強法がわからない、という方はこちらの記事を参考にしてください!
自由英作文は、時事問題が出る年もあれば哲学的なことを問われる年もあります。
どちらでも対応できるように、自由英作文の対策はしっかり行ってください。
英作文の勉強法はこちら!
また国教の英語は、試験問題の満点が80点で、そこに英検やTOEICなどの英語外部試験のスコアによって加点される点数が決まり、0点・7点・14点・20点までの加点があります。
自分のスコアで何点加点されるのかは学部のホームページで確認しておきましょう。
国際教養学部の国語
国際教養学部の国語は、英語が難しい分、早稲田の中では1番簡単な部類に入ります。
全問マーク式問題で漢文も出題されないため、他の学部よりも対策はしやすいです。
とはいえ特に現代文は「国語の早稲田」の名に相応しく、他の大学の問題と比べると解きづらいと感じる人が多いと思います。
ですので、フィーリングや勘だけでは絶対に正解できないです。
本文の内容自体は簡単に感じる人もいるかもしれませんが、あくまでも早稲田の入試だ、ということを忘れずに論理的に回答を出すようにしましょう。
一方古文は本当に基礎的な問題しか問われないため、センター試験と同レベルだ、なんて言われることもあります。
そのため古文では全受験生が高得点を取れてしまうので、点差がつきづらいです。
つまり古文で少しでも失点するだけで大きく合否に響く可能性があります。
古文は満点をとるつもりで基礎をしっかり固めましょう!
国際教養学部の世界史
マーク式と記述式どちらも出題されますが、早稲田の中では難易度は低いです。
ですが、正誤問題が多いので年号までしっかり覚えておきたいです。
また学部の性質上、外交史・国際関係史が頻出です。
出題傾向がかなりはっきりしているので、テーマ史をしっかり抑えておけば対策は大丈夫でしょう!
また、英文史料を読み解く問題が頻出です。
最初見た時は怖気づくかと思いますが、設問自体はかなり簡単です。
英語を丁寧に読んで、その問題が何を問うているのかを落ち着いて見極めましょう!
国際教養学部の日本史
日本史も、マーク式と記述式どちらも出題されます。
漢字のミスで失点しないように書いて覚えるようにしましょう。
世界史と同様、早稲田の中では難易度が低く、外交史・政治史も頻出です。
原始時代はほとんど出題されません。
ただ、明治時代以降は年表を丸暗記した方が良いのではないか、というくらい細かい年代の問題も出題されます。
出来事のおきた月まで覚えるように勉強するのがオススメです。
日本史も、出題傾向がかなりはっきりしているので、テーマ史をしっかり抑えておけば対策は大丈夫でしょう!
また、英文史料を読み解く問題が頻出です。
最初見た時は怖気づくかと思いますが、設問自体はかなり簡単です。
英語を丁寧に読んで、その問題が何を問うているのかを落ち着いて見極めましょう!
国際教養学部の数学
国際教養学部の数学は、早稲田の文系数学の中で1番簡単と言い切れます。
空欄補充式の問題のみで、問題数も少ないのでミスはなるべく少なく抑えたいです。
ですが簡単な分、点差がつきづらく平均点も高くなるため得点調整で大幅に点数が下がる可能性があります。気をつけましょう!
特徴としては、確率・微積が頻出なので重点的に勉強しておけば安心です。
商学部の数学対策では青チャートを紹介しましたが、国際教養学部の数学は、それより一段階レベルが下の「黄チャート」を完璧にしておけば十分です!
文系数学のおすすめ参考書が知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてください!
社会科学部
本サイトには、早稲田大学社会科学部の対策に特化した記事もあるので、詳しい情報が知りたい方はそちらも参考にしてみてください!
社会科学部の実態が知りたいという方はこちら!
社会科学部の偏差値・倍率
倍率:12.9倍 (2019年度入試結果)
社会科学部の英語
例年文法問題1題、長文穴埋め1題、長文読解3題の計5題で構成されています。
文法問題は、文章の中から文法的に間違っている部分を見つける正誤問題になります。
全部で10問あるのですが、問題の中に間違いがない場合もあり、正解を見極めるのが難しいです。
確実に点を取るために、「正誤問題に特化した問題集」で対策を行いましょう。
皆さんがこれまで取り組んできたようなネクステージなどの文法問題集では、普通の文法問題は解けても、正誤問題に対応するのは難しいです。
間違いの選択肢はどのようにして作られるのか、どういう文法事項が間違いとして取り上げられるのか等、正誤問題の特徴を実際に問題を解くことで身に付ける必要があります。
また、長文はほとんどが500~700wordsと、早稲田の入試の中では特段分量があるわけではありませんが、制限時間内に解答するのは大変です。
専門的な英単語や、悩ましい選択肢などが多く、途中で読めなくなったり、答えが出せなくなってしまう時があります。
文法問題も長文も、あまり悩みすぎずに自分が取れるところで確実に正解していきましょう!
社会科学部の国語
社会科学部の国語は、他の学部と比べると、難易度はおさえられています。
分量もそれほど多くなく、内容も特別読みづらいものは出題されないため簡単に感じる人もいるかもしれません。
しかし、合格する人は国語で高得点を取る傾向にあるそうです。
なので、文章を丁寧に読み込む、ケアレスミスをしないなどの基本的な事を、普段の演習から心がけるようにしましょう!
特に漢字の問題は、簡単であるがゆえに落としてしまうと差が開いてしまいます!
また、現代文には1問だけとても難しい問題があるので、それにばかり時間を取られないように気をつけてください!
社会科学部では純粋な古文が出題されることはほぼありません。
他の学部でもみられますが、現古融合問題が毎年出題されています。
現古融合問題は現代文の中に古文が引用されている文のことです。
年によっては漢文の混じった現古漢融合問題になることもあります。
現古融合問題だからといって、特別難しくなるわけでは無いので、現代文・古文・漢文それぞれの勉強をしていれば問題ありません。
しかし、現古融合問題は早稲田ぐらいでしか出題されないので、初見だと時間がかかってしまうかもしれません。
文化構想学部の過去問なども活用して慣れておきましょう!
社会科学部の世界史
全部で4題で構成されています。
かつては私大最難関の問題と言われ、平均点が3割台を記録することもあったのですが、それも昔の話。
現在では軟化しており、定期テストレベルの問題もみられるようになってきました。
その分、みんなが正解するような問題をいかにミスなく解けるかが大事になってきます。
社学の世界史は大半が正誤問題ですが、正解が基本事項でも、選択肢の中に極端に難しいものが入っている時がしばしばあります。
用語集などを使って、知識を蓄えるのも大切です。
しかし、重箱の隅の知識にこだわるのではなく、正解の選択肢を確実に出せるように、基本事項を抜け漏れのないよう覚えるのが、社学合格への近道と言えるでしょう。
基本レベルの勉強には教科書と旧センター試験の過去問がオススメです。
また、社学の世界史ではイギリスがEU離脱を発表した時に、EU関連の問題が一気に増えるなど、時事問題を重視する傾向があります。
参考書だけでなく、ニュースにも日頃から目を通しておくのがオススメです。
「このニュースに関連する分野が出そうだな」と、日常の出来事を試験に結び付けて考える癖をつけておきましょう。
社会科学部の日本史
全部で4題で構成されています。
教科書レベルの問題が比較的多いですが、中には聞いたこともないような用語が出る時もあります。
配点が1問1点となっているので、解けない問題をずっと考え続けるより、確実に解ける問題を集中して解いていきましょう。
各大問は時代ごとではなく、「交通の歴史」や「摂関家の成り立ち」といったテーマごとで出題されるため、どの時代も満遍なく勉強しておく必要があります。
特定の時代・分野の勉強が終わったら一旦時系列や事柄を自分で紙に書き出してみて、知識を吸収できているか確認するようにしてみましょう!
また、史料問題が出題される事が多いので、参考書に掲載されている史料は入試までには必ず1回は目を通しておきましょう。
社会科学部の政治経済
全部で4題で構成されています。
特別難しい問題は多くなく、基本レベルの積み重ねで、満点は無理でも、合格ラインの7割は十分狙うことができます。
特徴としてはアベノミクスに関する問題など、世界史と同じく時事問題を重視している点です。
過去の歴史ではなく、現在進行形の話題を取り上げることが多いため、世界史以上に、その話題について知っているかどうかで、問題の難易度が変わってきます。
そのため、講義系の参考書などで、基本的な知識を覚えたら、新聞やニュースで政治経済の復習をしてみましょう。
その日その日の話題で、これまで覚えてきた用語を復習できるだけでなく、時事問題が出ても落ち着いて対応することができます。
社会科学部の数学
計3題を解いていきます。
微積分、数列、ベクトル、図形と方程式がよく出題されています。
特徴としては、社学の中で唯一記述式であるため、答えだけではなく、途中の式も丁寧に書かなければならない点が挙げられます。
問題自体は決して難解なものではないので、まずは教科書の公式を問題に当てはめられるようにトレーニングを積んでいきましょう。
その上で、記述回答で減点されないように、解いた問題を、学校の先生などに添削してもらって解答力を身に付けるのがオススメです。
早稲田に合格するための文系数学の参考書リストはこちら!
人間科学部
人間科学部について詳しく知りたい方はこちら!
人間科学部の偏差値・倍率
倍率:6.7倍 (2019年度入試結果)
人間科学部の英語
人間科学部の英語はかなり特殊で、90分で大問が3題しか出題されません。
また傾向もはっきりしていて、出題されるのは、400words未満の英語短文の読解8問・空所補充問題・語法正誤問題のみです。
英語短文の読解問題はテーマが大変幅広く、文化論から医学論まで出題されます。
色々なテーマの専門用語をある程度勉強しておくことをおすすめします。
専門性の高い英単語を勉強するにはこちらの単語帳がおすすめです!
空欄補充の問題も語法の正誤問題も、割と難易度が高く、あまり得点できない可能性もあるので、大問1ではミスをしないという勢いで過去問演習をしましょう!
TOEICやTOEFLの出題形式と似ているので、そちらの過去問も使うと良いと思います。
前置詞の空欄補充の問題は、「補充の必要がない」という答えもあるので見極めが大変難しいです。
また、大問3の正誤問題も、「誤りがない」という答えもあるので難易度はかなり高いです。
丁寧な文法の学習を心がけましょう!
早慶レベルのおすすめ文法参考書はこちら!
人間科学部の国語
人間科学部の現代文はやや難しく、苦手意識を感じる人も多いと思いますが、古文・漢文の難易度は早稲田の中では標準的です。
現代文は、本文が難解な上に答えの選択肢も1つ1つが長くて、難しく感じると思います。
正直、早稲田対策にぴったりな現代文の問題集というのはないので、他学部の過去問も使いつつ、早稲田独特の問題に慣れていきましょう!
古文・漢文に関しては、基本的な文法事項や句法をしっかりと抑えておけば大丈夫です。
古文は古典常識を知らないと解けない問題もあるので、しっかり学習しておきましょう!
古典常識の勉強におすすめの参考書はこちら!
人間科学部の世界史
人間科学部の世界史は、時代もエリアも満遍なく出題されるので、偏った勉強をするのでなく、全体的に勉強することをおすすめします。
テーマ史としては、政治史から文化史まで幅広いので、こちらも全体的に触れておくのが良いでしょう。
基本的には教科書レベルの問題が多いです。
ですが、正誤問題はくせが強く、「全部正解」「全部誤り」といった答えもありうるので、消去法が使えません。
なので、用語集や資料集、地図なども並行して使った丁寧な学習をして、基本的な問題で失点して点差をつけられないようにしましょう。
また、最初に「奇問」として紹介したようなゴリゴリの現代史が出題されることもあります。
そこまで手が回らないかとは思いますが、余裕があったら手をつけておくと、他の受験生と差がつけられます!
人間科学部の日本史
人間科学部の日本史は、中世後期(室町)から近世(江戸)が頻出なので、重点的に勉強しましょう。
問題のレベルとしては、難問も見受けられますが、教科書レベルが多いです。
しかしかなり細かい設問が多いので、欄外までしっかり目を通して、知識を増やしていきましょう!
用語集、資料集、史料集などを使った丁寧な学習が必要になってきます。
テーマ史はかなりマイナーな分野が出題されることも多いです。
何が出ても対応できるよう、網羅的にテーマ史を抑えておきましょう。
人間科学部の数学
- 文系数学(A方式)
60分の試験時間で大問が5問です。
うち3題がB方式との共通問題、2題がA方式独自の問題となっています。
時間が足りなくなる人が多いそうなので、時間配分に気をつけましょう。
過去問演習の時から、1題あたりにどのくらいの時間を割くかということを意識しながら解くと良いと思います。
共通問題の頻出分野は微分積分、A方式独自問題の頻出分野は三角関数です。
重点的に勉強しておきましょう!
- 理系数学(B方式)
90分の試験時間で大問が5問です。
うち3題がA方式との共通問題、2題がB方式独自の問題となっています。
A方式よりも時間が長いとはいえ、難易度もその分高く、時間が足りなくなる人が多いそうなので、時間配分に気をつけましょう。
共通問題の頻出分野は微分積分、B方式独自問題の頻出分野も微分積分です。
過去問の傾向が明白なので、問題演習をつんで、微分積分を根本から理解できるようにしましょう!
人間科学部の物理
60分の試験時間で3題が出題されます。
毎年、力学と電磁気は必ず出題され、加えて、熱力学と波動も頻出です。
早稲田の他学部の物理と比べると、標準的な問題で、出題傾向も明確なので対策はしやすいですが、応用問題が出た時に差がつきやすいです。
そういった応用問題は、丸暗記ではなくしっかり理解しているかが問われる問題です。
応用問題まで丁寧に対策して、他の受験生と点差をつけられるようにしてください!
人間科学部の化学
60分の試験時間で5題が出題されます。
分野としては理論化学と有機が頻出で、出題形式としては計算問題の割合が多いです。
理論化学の範囲からは満遍なく出題されるので、苦手分野をなくしておきましょう!
試験時間に対して、計算問題などの時間のかかる問題が多いので、演習の際には制限時間を設けながらやるといいでしょう。
また、早稲田レベルの化学・化学基礎に取り組む前に、まず基本事項を抑えましょう。
基本事項を抑えるためには化学基礎一問一答がおすすめです!
人間科学部の生物
60分の試験時間で6題が出題されます。
人間科学部らしく、生物の分類や進化など、人間に関する分野の出題が目立ちます。
実験の考察問題など、早稲田独特の出題もあるので、過去問演習で慣れておきましょう!
問題のレベルは早稲田の中では標準ですので、少しのミスが合否を分けます。
教科書をメインに、基礎をしっかり固めておきましょう。
教科書に加えて、基本事項を抑えるためには生物基礎一問一答がおすすめです!
スポーツ科学部
スポーツ科学部の実態を知りたい方はこちら!
スポーツ科学部の偏差値・倍率
倍率:5.9倍 (2019年度入試結果)
スポーツ科学部の小論文
2021年度の入試から、従来課されていた英語・国語もしくは数学が、大学入学共通テストのスコア換算に変わります。
よってスポーツ科学部の独自試験は、601字以上1,000字以内の小論文のみになります。
いくら大学入学共通テストの結果が良くても、小論文が基準点に満たないと不合格になるので気をつけましょう。
詳しい変更点は スポーツ科学部のホームページで確認しておきましょう!
早稲田の中で唯一、小論文が課されるスポーツ科学部ですが、テーマがかなりトリッキーなものが多いです。
例えば、「従来のジャンケンの選択肢に新たな選択肢を加えたジャンケンを考えろ」「かくれんぼはなぜ大人になったらやらないのか」などです。
慶應対策で小論文を勉強している人もいると思いますが、それとは全く毛色が異なります。
対策として、学校の先生や予備校などの小論文の先生に、書いたら逐一添削してもらうと良いでしょう!
小論文のおすすめ参考書はこちら!
基幹理工学部
早稲田の理工は基幹・創造・先進の3学部で試験が共通です。
学部・学科によって、理科の受験科目が異なってくるので、理工学部のホームページで確認しておきましょう!
基幹理工学部の偏差値・倍率
倍率:4.2倍 (2019年度入試結果)
基幹理工学部の英語
90分の試験時間で大問5題を解きます。
理工学部らしく、科学論など日本語でも理解できないんじゃないかというくらいの難解な文章が多いです。
そのため、専門的な英単語も、みたら意味がわかる程度でいいので覚えておく必要があります。
文章量がとても多いので、速読力が必要なのに加え、難解な文章を正しく把握・理解する精読力が必要です。
英語長文の勉強法はこちらに記事を参考にしてください!
また、つづりのアルファベットを数字に置き換えた選択肢の中から、空欄にあてはまる単語を選ぶ、というクイズ番組のような問題も出題されます。
これに関しては、過去問で何回も解いて時間をかけずに正解できるように練習するしかないです!
理工学部の英語は、毎年の出題傾向がはっきりしているので、過去問演習をつんで慣れていきましょう。
基幹理工学部の数学
試験時間120分で、記述式の大問5つが出題されます。
微分積分・確率・三角関数・指数関数・対数関数が頻出分野で、証明問題は毎年出題されています。
ですが、昔よく出題されていた分野などが突発的に出題されることもあるので注意しましょう。
早稲田の理工学部は、慶應と並んで私大で1番の難易度です。
また、国公立志望の人もたくさん受験するので、ライバルのレベルが非常に高いです。
ですので、国公立志望の人と同レベルの対策が求められていると言っても過言ではありません。
参考書でいうと、青チャート、もしくはもう一段階上の赤チャートレベルになってくると思います。
チャート式の選び方はこちらを参考にしてください!
早稲田に合格するための数学勉強法はこちら!
基幹理工学部の物理
試験時間120分で6題が出題されます。
分野としては、電磁気・力学・波動などが頻出分野です。
試験時間に対しての問題数が多いため、解き切るのが難しいです。
解き切るためには、素早い計算力はもちろん、上手な時間配分も欠かせません。
日頃から、問題演習や過去問を解く際に時間制限をつけて、短い時間で正確に解くトレーニングをするといいと思います!
基幹理工学部の化学
試験時間120分で6題が出題されます。
早稲田理工の化学は、理論化学・有機・無機が頻出で、分野の傾向がかなり明白なので、対策はしやすいでしょう。
理論化学・有機・無機ともに、法則や化学式など基礎的な事項はしっかり暗記しておきましょう!
範囲がとても広い有機に関して、頻出の元素分析と分子式の決定は計算問題です。
これは解き方が決まっているため、数問解けばマスターできます。
有機の構造決定も頻出なのですが、知識の応用問題が多いので、問題集や過去問で演習をつみましょう。
ですが、他の分野も全体的に出題されるので勉強を怠らないでください。
また、出題形式としては、上記の各分野が混ざった問題や実験・観察の問題も頻出です。
ただの暗記だけではなく、しっかり自分の頭で考えて理解できているかが問われていると言えます。
計算問題は少ないですが、計算のプロセスまで解答しなくてはいけない場合もあるので注意です。
早稲田レベルの化学・化学基礎に取り組む前に、まず基本事項を抑えましょう。
基本事項を抑えるためには化学基礎一問一答がおすすめです!
基幹理工学部の生物
試験時間120分で3題が出題されます。
頻出分野は遺伝情報・細胞・生殖と発生で、出題傾向としては記述問題の割合が高いです。
また論述問題も何問か出題されるので、暗記だけではなく、どの分野においても、根本的な理解をゴールに学習してください。
早稲田レベルの生物・生物基礎に取り組む前に、まず基本事項を抑えましょう。
基本事項を抑えるためには生物基礎一問一答がおすすめです!
創造理工学部
早稲田の理工は基幹・創造・先進の3学部で試験が共通です。
学部・学科によって、理科の受験科目が異なってくるので、理工学部のホームページで確認しておきましょう!
創造理工学部の偏差値・倍率
倍率:4.4倍 (2019年度入試結果)
創造理工学部の英語
90分の試験時間で大問5題を解きます。
理工学部らしく、科学論など日本語でも理解できないんじゃないかというくらいの難解な文章が多いです。
そのため、専門的な英単語も、みたら意味がわかる。程度でいいので覚えておく必要があります。
文章量がとても多いので、速読力が必要なのに加え、難解な文章を正しく把握・理解する精読力が必要です。
英語長文の勉強法はこちらに記事を参考にしてください!
また、つづりのアルファベットを数字に置き換えた選択肢の中から、空欄にあてはまる単語を選ぶ、というクイズ番組のような問題も出題されます。
これに関しては、過去問で何回も解いて時間をかけずに正解できるように練習するしかないです!
理工学部の英語は、毎年の出題傾向がはっきりしているので、過去問演習をつんで慣れていきましょう。
創造理工学部の数学
試験時間120分で、記述式の大問5つが出題されます。
微分積分・確率・三角関数・指数関数・対数関数が頻出分野で、証明問題は毎年出題されています。
ですが、昔よく出題されていた分野などが突発的に出題されることもあるので注意しましょう。
早稲田の理工学部は、慶應と並んで私大で1番の難易度です。
また、国公立志望の人もたくさん受験するので、ライバルのレベルが非常に高いです。
ですので、国公立志望の人と同レベルの対策が求められていると言っても過言ではありません。
参考書でいうと、青チャート、もしくはもう一段階上の赤チャートレベルになってくると思います。
チャート式の選び方はこちらを参考にしてください!
早稲田に合格するための数学勉強法はこちら!
創造理工学部の物理
試験時間120分で6題が出題されます。
分野としては、電磁気・力学・波動などが頻出分野です。
試験時間に対しての問題数が多いため、解き切るのが難しいです。
解き切るためには、素早い計算力はもちろん、上手な時間配分も欠かせません。
日頃から、問題演習や過去問を解く際に時間制限をつけて、短い時間で正確に解くトレーニングをするといいと思います!
創造理工学部の化学
試験時間120分で6題が出題されます。
早稲田理工の化学は、理論化学・有機・無機が頻出で、分野の傾向がかなり明白なので、対策はしやすいでしょう。
理論化学・有機・無機ともに、法則や化学式など基礎的な事項はしっかり暗記しておきましょう!
範囲がとても広い有機に関して、頻出の元素分析と分子式の決定は計算問題です。
こちらは、解き方が決まっているため、数問解けばマスターできます。
有機の構造決定も頻出なのですが、知識の応用問題が多いので、問題集や過去問で演習をつみましょう。
ですが、他の分野も全体的に出題されるので勉強を怠らないでください。
また、出題形式としては、上記の各分野が混ざった問題や実験・観察の問題も頻出です。
ただの暗記だけではなく、しっかり自分の頭で考えて理解できているかが問われていると言えます。
計算問題は少ないですが、計算のプロセスまで解答しなくてはいけない場合もあるので注意です。
早稲田レベルの化学・化学基礎に取り組む前に、まず基本事項を抑えましょう。
基本事項を抑えるためには化学基礎一問一答がおすすめです!
創造理工学部の生物
試験時間120分で3題が出題されます。
頻出分野は遺伝情報・細胞・生殖と発生で、出題傾向としては記述問題の割合が高いです。
また論述問題も何問か出題されるので、暗記だけではなく、どの分野においても、根本的な理解をゴールに学習してください。
早稲田レベルの生物・生物基礎に取り組む前に、まず基本事項を抑えましょう。
基本事項を抑えるためには生物基礎一問一答がおすすめです!
先進理工学部
早稲田の理工は基幹・創造・先進の3学部で試験が共通です。
学部・学科によって、理科の受験科目が異なってくるので、理工学部のホームページで確認しておきましょう!
先進理工学部の偏差値・倍率
倍率:4.0倍 (2019年度入試結果)
先進理工学部の英語
90分の試験時間で大問5題を解きます。
理工学部らしく、科学論など日本語でも理解できないんじゃないかというくらいの難解な文章が多いです。
そのため、専門的な英単語も、みたら意味がわかる。程度でいいので覚えておく必要があります。
文章量がとても多いので、速読力が必要なのに加え、難解な文章を正しく把握・理解する精読力が必要です。
英語長文の勉強法はこちらに記事を参考にしてください!
また、つづりのアルファベットを数字に置き換えた選択肢の中から、空欄にあてはまる単語を選ぶ、というクイズ番組のような問題も出題されます。
これに関しては、過去問で何回も解いて時間をかけずに正解できるように練習するしかないです!
理工学部の英語は、毎年の出題傾向がはっきりしているので、過去問演習をつんで慣れていきましょう。
先進理工学部の数学
試験時間120分で、記述式の大問5つが出題されます。
微分積分・確率・三角関数・指数関数・対数関数が頻出分野で、証明問題は毎年出題されています。
ですが、昔よく出題されていた分野などが突発的に出題されることもあるので注意しましょう。
早稲田の理工学部は、慶應と並んで私大で1番の難易度です。
また、国公立志望の人もたくさん受験するので、ライバルのレベルが非常に高いです。
ですので、国公立志望の人と同レベルの対策が求められていると言っても過言ではありません。
参考書でいうと、青チャート、もしくはもう一段階上の赤チャートレベルになってくると思います。
チャート式の選び方はこちらを参考にしてください!
早稲田に合格するための数学勉強法はこちら!
先進理工学部の物理
試験時間120分で6題が出題されます。
分野としては、電磁気・力学・波動などが頻出分野です。
試験時間に対しての問題数が多いため、解き切るのが難しいです。
解き切るためには、素早い計算力はもちろん、上手な時間配分も欠かせません。
日頃から、問題演習や過去問を解く際に時間制限をつけて、短い時間で正確に解くトレーニングをするといいと思います!
先進理工学部の化学
試験時間120分で6題が出題されます。
早稲田理工の化学は、理論化学・有機・無機が頻出で、分野の傾向がかなり明白なので、対策はしやすいでしょう。
理論化学・有機・無機ともに、法則や化学式など基礎的な事項はしっかり暗記しておきましょう!
範囲がとても広い有機に関して、頻出の元素分析と分子式の決定は計算問題です。
ですので、解き方が決まっているため、数問解けばマスターできます。
有機の構造決定も頻出なのですが、知識の応用問題が多いので、問題集や過去問で演習をつみましょう。
ですが、他の分野も全体的に出題されるので勉強を怠らないでください。
また、出題形式としては、上記の各分野が混ざった問題や実験・観察の問題も頻出です。
ただの暗記だけではなく、しっかり自分の頭で考えて理解できているかが問われていると言えます。
計算問題は少ないですが、計算のプロセスまで解答しなくてはいけない場合もあるので注意です。
早稲田レベルの化学・化学基礎に取り組む前に、まず基本事項を抑えましょう。
基本事項を抑えるためには化学基礎一問一答がおすすめです!
先進理工学部の生物
試験時間120分で3題が出題されます。
頻出分野は遺伝情報・細胞・生殖と発生で、出題傾向としては記述問題の割合が高いです。
また論述問題も何問か出題されるので、暗記だけではなく、どの分野においても、根本的な理解をゴールに学習してください。
早稲田レベルの生物・生物基礎に取り組む前に、まず基本事項を抑えましょう。
基本事項を抑えるためには生物基礎一問一答がおすすめです!

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早稲田合格を目指すキミが今すぐにやるべき3つのこと
ここまで読んでくれた方、お疲れ様でした!
各学部の対策を読んで、
「こんなにすることがあるの…?」
なんて途方にくれている人もいると思います。
そこで最後に、早稲田に合格するために、まずやって欲しい3つのことを紹介します!
- 受験する学部の過去問を1年分解く
- 英語力を上げる
- 少しずつでも勉強時間を増やす
①受験する学部の過去問を1年分解く
自分の受験する早稲田の学部全ての過去問を、まずは1年分解いてみましょう!
自分の今の実力と志望学部の学力のギャップを測るため、また学部ごとの出題傾向の違いを知るためにも、この過程は大事になってきます。
何よりこの過程を経ることで、最終的な自分の受験学部を、
- どうしても受けたい学部だけ
- 自分と過去問の相性がいい学部だけ
というように絞ることができます。
過去問を解くことの重要性はこちらの記事で詳しく解説しているので、そちらも参考にしてみてください!
②英語力を上げる
早稲田合格に一歩近づくために、英語力を上げましょう!
最初にお伝えした通り、早稲田の入試では英語がかなり重視されています。
早稲田だけではなく、どこの大学でもほとんど英語の配点が高いため英語ができなかったら合格は絶望的と言っても過言ではありません。
- 豊富な語彙力・熟語力
- 速読力
- 正確なパラグラフリーディング力
- 瞬時に文の構造を掴める文法力
- 内容把握力
これらの力は、英語を得意科目にするためにはどれも欠かせません。
とはいえ、これらの力は一朝一夕につくものではありません。
ですので、まずは手軽に取り掛かれる「語彙力・熟語力のアップ」から行っていきましょう!
語彙力があればあるほど、長文問題も英作文問題もできるようになります。
スキマ時間に1つでも多くの単語を覚えるように意識しましょう!
早稲田対策におすすめの英単語帳リストはこちら!
英語は勉強すればするほど自分の成長が感じられる、1番努力の成果が見えやすい科目です。
だからこそ英語で成功体験ができれば、他の教科でも自分もやればできる!という自信につながります!
そう言った点からも、英語力を上げるのは重要と言えます。
早稲田の英語対策はこちらを参考にしてください!
③少しずつでも勉強時間を増やす
1日5-10分でいいので、勉強時間を増やすようにしましょう!
ネットで「早稲田 勉強時間」と調べると、早慶に合格するには3,000時間以上の勉強時間が必要、と出てきます。
これはもちろん人によって異なります。
3,000時間以上勉強した人が全員合格するわけでもないですし、全然勉強しないでも早稲田に受かる人がいるのも事実です。
「3,000時間」はあまり当てにならない数字ですが、早稲田に合格するには、他の大学を受験する人とは桁違いの勉強時間が必要になってきます。
ちょっとしたスキマ時間まで全て、起きている時間は全て勉強にあてる、というくらいの意気込みで勉強することでライバルと差をつけることができます。
早稲田に合格するための勉強時間については、こちらの記事で詳しく解説しています!