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「やっぱり世界史のために予備校にいった方がいいのかな」
「そもそも独学で世界史の受験勉強して大丈夫なの?」
このような悩みを抱えている受験生は多いのではないでしょうか。
ぼくが高校生のころは、世界史選択だったので学校で授業は受けていました。しかし、進むのが遅く、授業を受けているだけでは受験には到底間に合わない状態でした。
そんな状況だったのですが、世界史のためだけに予備校に行くのは両親に申し訳ないなとも思っていました。そこで最終的に、独学で受験の世界史を乗り越えようと決意しました。
世界史は暗記科目であるものの、これを学べばすぐに点数が伸びて行くというようなものではありません。歴史全体を学んで初めて点数につながるものなので、成果が出るまで時間がかかります。
成果が出るまでは自分のやり方は正しいのかとよく不安になっていたことも多かったです。
ですので、世界史の勉強を独学でし始めたものの、成績が伸びなくて悩んでいるという受験生の皆さんの気持ちがよくわかります。
らだ、そんな私も苦労を乗り越えた末に独学で世界史の偏差値70を越え、慶應と早稲田に合格することができました!
この経験から、世界史は独学で勉強することは可能だと自負しています。また、振り返ってみると「世界史は独学がオススメだ」と断言できると感じます。
そこで今回の記事では、独学で世界史を勉強して早慶W合格をしたぼくだからこそお伝えできる
- 世界史は独学がオススメな理由
- 世界史の独学方法
- 世界史の独学にオススメの参考書
- 以上3つをご紹介していきます!
目次
【結論】大学受験の世界史は独学がむしろおすすめです

先ほども述べましたが、結論としては、大学受験の世界史は独学がむしろおすすめです!
世界史という科目は、暗記量が得点に直結するといっても過言ではありません。
そのため、授業で周りに合わせて受けるよりも、自分の取り組みやすい勉強法で自分のペースで進める方が、効率的に成績を伸ばすことができます。
数学や理科など理解することが多い科目は、いかにわかりやすい講義をしてくれる先生の元で勉強するかが大切になってきます。理解できなければ攻略できない教科のため、1人で悩む時間がもったいないからです。
一方で、暗記科目はいかに勉強時間を投下して効率よく暗記できるかが鍵になります。なぜなら、暗記というものは時間をかければ誰にだって可能だからです。また、人によってどこを覚えていておぼえていないかが千差万別なため、自分のおぼえていないものだけにピンポイントで時間を投資した方がよいという側面もあります。
そのため、暗記科目はいかに独学で勉強時間を確保し、講義を受けることなく暗記に全ての時間を投資できるかが大切なのです。
学校や予備校の世界史の授業は基本的に講義型なので、結構余計な話も多いですし、授業を聞くだけの受け身の学習になってしまいます。
実際、学校で世界史の授業を受けている皆さんの中にも、「授業を聞いているだけではつまらなくて寝よう」という人も多いと思います。
講義のような受け身の学習に時間を費やすのであれば、自分にあった勉強法や参考書で、能動的に自分で知識を増やす学習をした方がよっぽど効率がいいです!
暗記は一人でもできますし、むしろ一人で時間をかけた方が講義よりもよっぽど定着させることができます。
そのため、結論として世界史は独学でも攻略可能であり、むしろ独学がおすすめなのです。
とはいえ、いざ始めようと思っても、独学って何をどうすればいいのかわからないですよね。
そこで、ここからは、効率の良い世界史の独学方法を、5ステップに分けて具体的に解説していきます!

おすすめの世界史の独学5ステップ

それでは、世界史の独学5ステップをご紹介していきます!
- 講義本などでざっくり流れを理解する
- 時代ごとに丁寧にインプット学習していく
- ②と同時並行で、一問一答・問題集でアウトプット
- テーマ史を学習する
- 過去問演習を積む
①講義本などでざっくり流れを理解する
まず初めに、講義本などを使ってざっくり流れを理解しましょう!
教科書のような堅いものではなく、参考書で売っているような話口調の講義本やマンガで学習しましょう。
この段階では、本当にざっくりで大丈夫です。
イメージとしては、時代の順番がわかるかなとか、何世紀は何時代だったんだとか、そのくらいざっくりです。
最初はざっくりで大丈夫なので、4日〜1週間くらいの短期間で流れを理解しましょう!
なぜざっくりで良いかというと、日本史は歴史を狭く深く、世界史は広く浅くと言われることがあるように、世界史は歴史の全体の流れをつかむことが大切だからです。
最初に流れを理解しておけば、あとは通史というストーリーに沿って必要な登場人物と地名などをおぼえるだけでよくなります。例えるならば、アンパンマンは何回も勝負をしかけてくる悪者を倒す物語であるという「流れ」を抑えてから、バイキンマンやジャムおじさんという人物を「暗記していく」イメージです。
ここでいう「流れを理解する」とは、原始時代から現代までの通史を学ぶ、ということです。
通史とは、場所や地域などを限定しない原始時代から現代までの歴史のことです。
ここで、通史をおさえるために教科書で学習しようと考えた人もいると思います。
しかし、1周読み切るのにとても時間がかかるゆえに、99%挫折してしまいますのでオススメしません。
高校生のころのぼくも、教科書で勉強することを試みましたが、数日で挫折してしまいました。
ですので、具体的には、漫画・本・薄い参考書などの様な軽いもので学習しましょう!
とにかく、どんな形でも世界史に触れてみることが大事です!
具体的な参考書名でいうと、『新マンガゼミナール世界史』や『大学受験らくらくブック世界史』などは、おもしろく読みやすいのでオススメです!
②地域・時代ごとに丁寧に学習していく
流れをざっくり理解したら、地域・時代ごとに丁寧に学習していきましょう!
具体的には、どの地域・時代をやるか決めて、1週間や何日などの期限を切って学習を進めていきましょう。
地域・時代ごとに丁寧に学習することで、1つ1つの地域・時代を着実につぶしていくことができます。
世界史というのは地域ごとの時代の積み重ねでしかないので、1つ1つ着実につぶしていければ成績は必ず伸びます。ですので、1つ1つの地域・時代を着実につぶしていきましょう。
ここでは、時代ごとの勉強方法について、具体的な学習例を交えながら説明していきます。
おすすめのやり方は、実況中継シリーズなどの講義本を読みながら、資料集や用語集を使って世界史の流れと知識をより深く理解する方法です。
勉強を初めてすぐの段階ですので、まずは講義本で基礎的な流れと頻出の用語を押さえます。
そして、講義本では物足りないところを資料集でおさえ、わからない用語にぶちあたったら用語集を参照するようにしましょう。
範囲を区切った上で、その範囲内ならば講義本の内容が8割理解できたというタイミングで次のステップに移ってください。
③②と同時並行で、一問一答・問題集でアウトプット
②が8割完了するくらいと同時並行で、一問一答や問題集を使ってアウトプットをしていきましょう!
知識をインプットしたら、すぐに問題を解いてアウトプットすることで、より記憶に定着させることができます。
例えば、②で中世ヨーロッパが終わったなら、その知識がちゃんと自分のものになっているかを確認するためのテストとして中世ヨーロッパの問題を解きましょう。
そこで間違えた問題や、まぐれで正解したような問題があれば、そこを重点的に復習してください。
また、一問一答や問題集を解いて初めて得た知識や用語なども、丁寧にインプットしていきましょう。
ぼくは一問一答に取り組む際は、一問一答を通史で学んだ内容のアウトプットとして使い、間違えたとこには、英単語帳のように付箋をつけて、1週間毎日復習するようにしていました。
覚えにくい用語なども1週間復習し続ければ、かなり定着するのでぜひお試しください!
④テーマ史を学習する
通史が終わったら、テーマ史の勉強を始めましょう!
テーマ史とは、時代ごとで区切った通史ではなく、時代を超えて、1つのテーマに絞った出題をする問題のことです。
人気のテーマ史としては、文化史・思想史・宗教史などが挙げられます。
大学受験では通史だけではなく、上記のようなテーマ史が大問として出てくることが多いです。
ですのでテーマ史の学習は、入試の点数に直結します。
テーマ史も通史の勉強と同じように、実況中継シリーズなどの講義本である程度知識を入れた後に、用語集で知識を増やし問題演習でさらに知識を増やす、というステップで取り組んでください。
特に文化史は、どの大学でも頻出のテーマ史なので、資料集も使って視覚的に学習するのがおすすめです。
ちなみに、通史ができていないとテーマ史もできるようにはなりません。
なぜなら、テーマ史は通史で出てきたものを、土地制度や身分制度などのテーマで再区分しただけにすぎないからです。
ですので、テーマ史を勉強しながら、並行して改めて通史ももう1・2周して、併せて知識を定着させていくのがおすすめです。
⑤過去問演習を積む
通史が終わってテーマ史にある程度取りくめたら、志望校の過去問を使って、ハイレベルな演習にもうつっていきましょう!
大学や学部ごとに出題形式も傾向も全然違うので、志望校・学部に特化した対策が必要です。
例えば、国際系学部だったら外交史、商・経済・経営学部とかだったら経済史・税制史、とか学部の特徴がわかりやすく出題傾向に現れることが多いです。
ですので、過去問を使って志望校に特化した対策をして、実際の入試問題に慣れていきましょう。
また、難関大の過去問演習になってくると、自分の知識だと全然合格点から比べて足りないことを実感すると思います。
そこで挫折して諦めるのではなく、過去問で新たな知識を吸収することが自分の学力の向上につながります。
過去問は解きっぱなしではいけません。解説を読んで、なんで間違えたのか、どこの知識が足りなかったのかを復習することの方が、解くことよりも大事になってきます。
過去問演習でも、常にインプットをする、という姿勢を忘れないようにしましょう!

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世界史の独学におすすめの参考書8選

ここまで、世界史の独学の詳しいやり方を紹介してきました!
ここからは、独学の時におすすめの参考書を紹介していきます。
上で解説してきた、おすすめの独学の方法5ステップに即して紹介していくので、参考にしてみてください!
①『新マンガゼミナール世界史』
これから世界史を独学で取り組むという人にまず読んで欲しいのが、『新マンガゼミナール世界史』です!
世界史というと、暗記量がかなり多く、取っ付きにくそうですよね。
しかし、この『新マンガゼミナール世界史』では、世界史の大まかな流れがマンガで気楽に学ぶことができます。
ですので、「いきなり世界史の勉強にがっつりとりくむのはちょっと ……」 という人にはぜひオススメしたいです!
そうでない人でも、世界史を学ぶ最初の段階では、世界史の全体のイメージをつかむのに最適なのでぜひ読んでみてください!
②実況中継シリーズ
世界史を独学でやるなら持っておきたいのが、この『実況中継シリーズ』です。
解説が話し口調なので読みやすいですし、混乱しそうな複雑な点もわかりやすく整理してくれています。
CDもついているので、それを聞きながら学習することも可能です!
ざっくり流れを理解した後に、時代ごとのインプット用として持っておくとかなり独学が捗ると思います!
③山川詳説世界史
世界史受験者は必ず使ってほしいのが、山川の『詳説世界史』です。
先ほど教科書は挫折すると言いましたが、最終的に知識を補強するというイメージで所有しておいたほうがよいです。
なぜなら、大学受験の世界史は、山川の教科書に基づいて作成されていると言われており、この教科書を隅から隅まで理解していればどんな問題にも対応できるからです。
ただ、やはり文字ばかりなのでメインの参考書として使うのはつらい人もいるかと思います。
そう言う人は、実況中継や資料集などで通史を学んだ後の復習や、もう一度通史を見直そうと言うときに山川の教科書を使ってみることをおすすめします!
多くの高校が教科書として採用しているだけあり、歴史の流れと知識がきれいに整理されています。
一度見直したい地域や時代を、山川の教科書で見直してみると、頭の中で歴史の流れと知識をかなり整理することができます。
ですので、一度通史を振り返って整理したいという時にぜひオススメしたい一冊です!
④東進一問一答
ステップ③の、アウトプットの段階に入ったら、一問一答も活用していくことをおすすめします!
一問一答も、たくさん種類があるのですが、東進が出している一問一答が特におすすめです!
山川の一問一答は、かなりデザインが淡白です。しかし東進の一問一答は、シンプルすぎないので見やすく、使いやすいです。
そして、何より実際の大学受験をもとにした作成された圧倒的な問題数が東進の一問一答の売りといえるでしょう。
一問一答はコンパクトで移動時間などいつでも使えるので、独学には欠かせない1冊です!
⑤山川用語集
世界史選択の受験生全員が持っておくべき、「山川用語集」です。
山川の教科書に即して、「大学受験の世界史に出てくる全ての用語がここに載っている」、といっても過言ではありません。
多くの大学の入試問題が、山川の用語集を参考にして作られているそうなので、全受験生が持っておくべき1冊です。
そのため、山川用語集に載っている用語を完璧にすれば、どの大学でも世界史の合格点は取れるでしょう。
(もちろん、用語集の語句をすべて暗記するのは、絶対に無理ですが笑)
逆に言うと、山川用語集に載っていない用語が出題された場合は、ほとんどの受験生がわからない差がつかない問題と考えて良いです。
そのため、講義本や問題集で出会ったもので、用語集に載っているものは必ず覚えるなどの基準を作って学習できるように、用語集は必ず持っておきましょう。
⑥資料集
通史でももちろんですが、特にステップ④のテーマ史の勉強で活躍するのが資料集です!
資料集に関しては、学校で配られたものや、自分が使いやすいと思うものを使ってください!
正直、資料集なんか写真のってるだけだしいらないでしょ!と思っている人もいるかと思います。
ですが、資料集を使う事で視覚的に記憶が定着しますし、細かい解説部分にも意外と大事なことが書いてあったりするので、使うに越したことはないです!
特に世界史では、地図や建造物などの図を用いた問題が多く出題されます。
そういった問題を解く際に、資料を見たことがあるか無いかで正答率がまったく変わってきます。
資料を見ていない場合だと、文字の記憶から推測して回答することになりますが、資料を見ている場合だと、自分が見た図と同じものを選べば済む話です。
そういった地図や建造物などが問われる問題で正解して他の受験生と差をつけるためにも、資料集を活用していきましょう!
⑦世界史Bレベル別問題集
レベルごとに分かれている、「世界史B全レベル別問題集」は、問題演習の1冊目におすすめです!
基礎レベルくらいであれば、「あまり知識が定着していないな」、という時点でも取り掛かれます。
知識が定着していけば、少しずつ問題集のレベルをあげて取り組んで行くといいでしょう!
自分のレベルに合わせて手軽に取り組めるので、インプットした知識の確認にちょうどいい問題集です!
⑧Z会実力をつける世界史100題
ステップ④の問題演習で、ある程度高得点が取れるようになってきたら、「Z会実力をつける世界史100題」に取り掛かりましょう!
かなりハイレベルな問題集ですが、この1冊が完璧にできるようになったら、早慶レベルの過去問は十分解けるようになります。
大問が100題も載っているので、かなりボリューミーな問題集です。
解説もわかりやすいですし、テーマ史の出題も充実しているので、難関大を受験する人には特におすすめです!
ぼくはこの問題集を、慶應の過去問に取り組む前の力だめしとして、取り組んでいました。
問題数が多く、カバーしている範囲が多いので、自分の得意なところと弱いところがはっきり分かるようになりました。
これをやり始めてから、難関大にも通用する力が身につきはじめ、早慶の過去問も解けるようになってきたので、本当におすすめです!